生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・
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大峰山系「稲村ヶ岳」は花の百名山【神戸発】 

低山の金剛山(日本二百名山)に対して、こちらはいわば本チャンの山であって
金剛登山からのステップアップをするには距離的にもちょうど良いところにある大峰山脈。
中でも稲村ヶ岳は、女人禁制の伝統を守っている山上ヶ岳に対し、
女人大峰と言われているだけでなく、亜高山植物に富んでおり、
「花の百名山」としても名高い。(WikiPediaより一部引用)

※本チャンの山とは、書籍「山は真剣勝負」にある本格的なアルプスのような山のこと。

大峰山系の登山を始めるのに最適でかつ入門的な観音峰。
そしてその次はというと何といってもこの稲村ヶ岳だろう。
そんな稲村ヶ岳のちょうど4年前の今ぐらいの時期の新聞記事である。
これを読むと、いかに稲村ヶ岳が花の百名山かということがよくわかる。

稲村ヶ岳を登るのには「母公堂」からという先入観があったが、
新聞記事では洞川温泉駐車場から登山をはじめているようなので
山と高原地図で確認してみると、ちゃんと洞川温泉から登山道が付いているではないか。
本文中に登場するルートは女性でもOKのレンゲ辻から登る、いわば谷ルートだ。
ここから登ると大峰のスケールの大きさに驚けて、本チャンの山に来たんだという実感が湧く。
ちなみにレンゲ辻は過去に二度、下山で利用したが登ったことはない。


<山は楽し 花に誘われ>(12) 稲村ヶ岳(奈良県天川村) 修験の雰囲気漂わせ
2006/09/20 神戸新聞朝刊 23ページより引用

=花に誘われ=
稲村ヶ岳(奈良県天川村) 修験の雰囲気漂わせ
 大峰山系、修験の山である。
早朝車で出発すれば、神戸から二時間余りで洞川(どろがわ)温泉駐車場に到着する。
 女人結界のある大峰大橋を渡ったところがスタート地点。
レンゲ辻に通じる林道を歩き、林道終点からは木製の階段を登る。
その後は緩やかな沢沿いの道。
大きさも高さも申し分ないトチノキが枝を広げている。
 道端にはミカエリソウのピンク。
造形の妙に感心するハガクレツリフネソウ。
花の形はまるでつり下げられた舟。
トラマルハナバチが潜り込んで距(きょ)の蜜(みつ)を吸っている。
花粉の媒介をせず、距を外から食いちぎって蜜だけいただく不届きなオオハナマルバチというのもいるそうだ。
 イタヤカエデはもう黄葉している。
ハウチワカエデもそろそろ紅(あか)くなって、秋の気配が次第に濃くなってくる。
大きなサワグルミはゆさゆさと沢へ葉を傾けている。
ブナが多くなるとレンゲ辻に到着。
左に取れば今も女人禁制の山上ヶ岳。
これから登る稲村ヶ岳も戦後女人禁制の解かれた山だ。
 稲村小屋へは右の尾根をたどる。
小屋は通常平日は閉められ、傍らの立派なトイレにも鍵がかかっている。
登山者がみんな携帯トイレを持参するようになるにはまだ暇がかかるだろう。
環境を守るためにも、開放されたトイレがほしいと思う。
 少々の急坂を経て稲村ヶ岳の山頂。
途中にはオオヤマレンゲ、シャクナゲ、それにドウダンツツジ、ゴヨウツツジなどの木々。
花で有名な山でもあるのだ。
足元にはイワカガミの葉がびっしり。
 山頂には三等三角点と立派な展望台がある。
北東に山上ヶ岳、東に大普賢岳、南に弥山や八経ガ岳。
見下ろせば神童子(じんどうじ)谷が鬱蒼(うっそう)と広がっている。
 山頂から引き返し、大日のキレットを越える。
登山道は痩(や)せ尾根の左側面に沿ってつけられている。
切れ込む深い谷。
岩稜には鉄鎖やはしごが設置され、なかなかスリルがある。
もっともわずか十五分程度だ。
 大日山山頂には大日如来がまつられている。
傍らの小枝に真言を書いた札が下がり、信仰の山にふさわしい雰囲気だ。
稲村小屋のある山上辻まで戻り、今度は五代松新道へと下る。
整備された安全な道で歩きやすい。
法力峠は観音峰への分岐点。
修験の山らしい地名ばかりで旅心をそそる。
水場を経て山歩きにも飽きてしまうころ登山口に出る。
 (兵庫県山岳連盟所属・堀池保子)

〈メモ〉
 コースタイム 大峰大橋―(2時間10分)―レンゲ辻―(50分)―稲村小屋―(45分)―稲村ヶ岳
―(20分)―大日山―(25分)―山上辻―(1時間)―法力峠―(45分)―稲村ヶ岳登山口
 アクセス 西名阪自動車道郡山IC―国道24号―国道169号―国道309号―洞川

【写真説明】舟のような形をしたハガクレツリフネソウ=奈良県天川村

※画像は引用しておりません。
Check [ 2010/09/30 21:51 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(5)

金剛山のランドマーク「金剛山頂」看板が消えたわけ。 

20100929-1.jpg

金剛山が破壊されているかのように見えるこの画像。
すでに、ブログ「金剛山愛」のまさ吉さんが報じられているとおり、
昨年の台風18号によって崩落してしまった国見城址広場の北側にあった
青崩道へと続く道の復旧工事が本日から始まったようです。

工事の障害になるからか、金剛山のランドマーク「金剛山頂」の看板が取り除かれてしまっている。
その様子をリアルで観られてらっしゃったブログ「ぱろやんの金剛登山」のぱろやんさんは
かなりの衝撃を受けられた模様。
ほぼ元に戻るとしても、ずっと昔からそこにあったものが無くなるのはショックなのはわかる気がします。

復旧中の道については、無いのがあたりまえとしてもうすっかり慣れてしまっていた。
しかし、青崩道から登ってきて、現在立ち入り禁止の山頂広場のすぐ近くまで来たのに
迂回されられるのもちょっとつらいという思いはたしかにあった。

この工事、始まったばかりであるが、いったいいつまでかかるのか気になるところ。
週末は写真撮影するスポットが無い状態になるのは確実。
しかし、今日の進捗だけでも大幅な進展があったようで、
意外と早く終るのではないかと予想しています。
少なくとも「もみじ祭り」のある10月11日(祝)には何からの結果が出ていることでしょう。

看板の無い状況を逆手に取るとすると、夜景撮影の絶好のチャンスかもしれません。

今日の工事の模様は以下より。

THERMOS(サーモス) 『山専ボトル』 (FEK-800) 

20100928-1.jpg

ついに800mlの領域へ。

ステンレスボトルは、モノによって保温力にあまりにも差があることについては以前に書いたことがある。
それ以来、ずっと保温力の高いタイガーのサハラスリム(MSH-B)(ポーチ付き)を愛用してきた。
特にジェットボイルを出動させるほどの長時間の山行きではない時には重宝した。
その保温力の高さは6時間後でもカップラーメンをアツアツで十分作れるほどのスペックを誇る。
しかし、残念なことにタイガーのサハラスリムには最大500mlの容量の商品しか存在しない。
カップラーメン+お茶(1杯)という使い方においては、ぎりぎりセーフ!という心許なさ。

ちなみに、定番のカップラーメンに必要なお湯の量はというと、

 日清カップヌードル=290ml
 日清どん兵衛きつねうどん=390ml
 日清焼そばUFO=590ml


※ちなみに水・お湯に限れば、1ml = 1cc = 1gです。
 他の液体だとこの質量とは限りません。

日清焼そばUFOに至っては足らないばかりか、捨てるお湯をわざわざ持っていくようなものだ。
これが800mlあればずいぶん応用の世界が広がるのに、と思っていたところ、
こんな製品があるのを知ってから半年たったつい先日、秋冬に向けて購入。

数あるステンレスボトルの中でもずば抜けて保温力が高いという山行き専用仕様のボトル。
どういう点が山専用なのかというと、

  ・長時間冷めにくい・・・熱湯を入れてから6時間後でもカップラーメンが十分作れる。
  ・操作しやすい・・・グルーブをはめたままでも操作しやすい滑り止め加工された蓋。
  ・プロテクター装備・・・倒したり落としたの衝撃を吸収するバンパーや底ガードで保護されている。

これらすべてが厳冬下の厳しい条件でも普通に使うことが出来るよう考慮された専用設計だ。
お湯を注ごうとして、あれ?と思うのは中蓋。
一般のステンレスボトルはほとんどボタン式になっていて、くちばしが開くような仕組みになっているが、
これだと凍結したりして操作ができなくなることもあれば構造的にも壊れやすい。
このあたりもクラシックで単純なスクリュー式になっている。

800mlモデルと500mlモデルがあり、色も女性向けと男性向けの2種類。

見た目ではこれくらいの重さだろうなぁと持ち上げてみるとその軽さに驚く。
本体のみの重量は800mlタイプだとたったの360gと非常に軽量。
(バンパー類を加えると400g笑)

保温効力については多少外気温に左右されるものの、
注いだ約100°の熱湯が、6時間後には約80℃24時間後でも約60℃という。

800mlの熱湯があれば、
 カップヌードル(300ml)+尾西食品のアルファ米赤飯がっつり2食タイプ200g(220ml)+お茶(280ml)
これくらいが実現出来てしまう。
これ以上望むなら、誰か一緒に登った人がジェットボイルくらい持ってきてくれているだろう、と他人任せにしよう。
そんなわけで、この冬、この山専ボトルがあればほとんどの山行きに間に合ってしまうという最強の一品。

山メシにカップラーメン系で済ますのは、ええ加減卒業しろよ、という声も聞こえてきそうだ。

ちなみに、よく熱いお茶などをボトルに直接入れてくる人があるが、
自分の場合、お茶等だとボトル内が汚れるし、帰ってから手入れも必要なのでお湯しか入れない。
お茶ならほぼ飲むことしかできないが、お湯なら何かと応用が利く。
水はぬるくても水分補給として飲むことはあっても、普段、熱いお湯を飲むことはあまりないはず。
しかし登山中において、お茶と思って飲むとこれがぜんぜん違和感がない。おいしく飲める。
無理してお茶などで味をつける必要が無いと思うのは自分だけ?
(昼食時にはもちろんティーバッグのお茶や珈琲を使う)

※サーモスのボトルなら大型スーパーや電気店などどこでも売ってそうに思えるが、
 これだけは登山グッズ専門の店にしか卸してないそうです。

大峰山系の百合ヶ岳であわや遭難も無事。 

これから秋の絶好の紅葉シーズンを迎える大峰山系。
自然林豊かだからこそ見れる絶景は、大台ヶ原の比ではない。
金剛山はあいにく植林メインなので紅葉はほとんど見られないが、
水越側の谷ルートへ行けば今でも自然林が残されている。

とことで、大峰山系の百合ヶ岳であわや遭難があったようです。
百合ヶ岳?なにそれどこ?という感じ。
大峰山系、知っているつもりが結構知らないことだらけ。
そこでヤマコー(昭文社の山と高原地図)で探してみた。
洞川から五番関に向かって、そこから山上ヶ岳に向かう途中から
登山道のラインは引かれていないが、尾根づたいに北東方向に大所山(百合ヶ岳)があった。
大所山なの?百合ヶ岳なの?はっきりせよ!と言いかけて。。金剛山も別名は葛木岳だった。

大所山(百合ヶ岳)って、そんなに迷うような所なのか、気になるところ。
このところGPSを(二上山でも)フル活用しているので、
電池が無くならない限りは道に迷うことはなさそうです。
あと一ヶ月先だったら凍えていたかもしれないトラブルですね。
そういえば非常時のビバーク用にとツェルトが話題になって買いかけたが、
災害エマージェンシー用の、あのカラダをくるむアルミホイルのでっかいのんみたいなので
十分間に合いそうです。(500円程度)
真っ暗闇の山の中での野宿を考えただけでコワイですね。
以下の記事、無事下山されてよかったです。


百合ヶ岳で一時不明 大阪の男性、無事下山=奈良
2010/09/26 大阪読売新聞 朝刊 31ページより引用

 25日午前7時30分頃、大阪府羽曳野市の会社員●● ●さん(42)の妻から
「夫が一人で登山に行ったまま帰ってこない」と110番があった。
●●さんは川上村の大峰山系・百合ヶ岳(1345・8メートル)に24日、
日帰りの予定で自宅を出ていた。
吉野署は遭難したとみて捜索していたが、25日午前11時50分頃、
●●さんは自力で下山し、捜索隊と合流した。
けがなどはなかった。
 発表によると、●●さんは同岳への登山は2回目で、
「下山中、道がわからなくなり、暗くなったので野宿した」と話しているという。


大阪の男性が山で一時不明に 川上村・百合ケ岳 /奈良県
2010/09/26 朝日新聞 朝刊 25ページより引用

 25日午前7時半ごろ、川上村下多古の百合ケ岳(標高1346メートル)に登山に出かけた
大阪府羽曳野市郡戸の製パン会社員●● ●さん(42)の妻(42)から「夫が帰らない」と
大阪府警を通じて県警に通報があった。吉野署員らが捜索を始めたが、
正午前に自力で下山した●●さんを見つけ、保護した。けがはないという。
 同署によると、●●さんは24日午前9時ごろ、日帰りの予定で自宅を1人で出発した。
道に迷ったため野宿し、25日朝に登山口から北へ約2・5キロ付近まで下山。
農作業をしていた住民に声をかけ、登山口まで車で送ってもらったという。
Check [ 2010/09/27 20:30 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(2)

二上山(雌岳・雄岳) + 金剛山 第217回 (2010.9.26) 

20100926-14.jpg
二上山にて ※2.木が一本だけ立つ視界180°の大パノラマ

20100926-24.jpg
金剛山にて ※わさび谷ルートの植林地帯が大伐採

<二上山>
 登り:ふたかみパーク當麻-大池-祐泉寺-馬の背-雌岳-馬の背-雄岳
 下山:雄岳-展望台-ふたかみパーク當麻

<金剛山>
 登り:わさび谷ルート
 下山:タカハタ谷ルート


久しぶりのW登山。
抜群の秋晴れの天気で、遠征したいところであったが
どうしても朝起きれなくて断念。
金剛山だけだともったいないので、どこか近場の山へと思いついたのが二上山。
そういえば二上山には前にいつ行ったか覚えていないほど昔の事だ。

午前8時50分、「ふたかみパーク當麻」をスタート。
ここに来たのは今年のチャレンジ登山以来で久しぶり。
しばらくはチャレンジ登山と同じルートを行く。
日差しを遮るものが無く、標高95m程度の外界では暑い。
大池を過ぎるといよいよどんどん登りだす。
祐泉寺のある分岐点を左に行くとチャレンジ登山のルートとなる岩屋峠の方向だ。
今日はそのまま直進して上り詰める。
二上山のことを知ってるようで知らないので、
金剛山公式ページ管理人のまっくんさんが作られた地図を印刷してきた。
地図によるとこのまま登り続けると雌岳と雄岳のちょうど真ん中に着くはず。
つまり胸の谷間、なんて書いたら非難必至だろうな。
正式な名前を「馬の背」と言う。
金剛山にも馬の背ルートというのある。
さて、その谷間の馬の背に付いたのが9時35分。
道の駅からわずか45分で着いてしまった。

まずは左手にある「雌岳」を目指す。
と、上方を眺めるとピークはすぐそこだ。
谷間の馬の背から雌岳までは、山というより丘を登る感じだ。
大阪側に少しながらも展望が広がる。
5分もかかるかかからないか程度で雌岳山頂へ。
日時計のある広場。
ここは大昔に来た記憶がある。
展望はというと、あまり望めない。
どちらかというと奈良側の(大峰山脈を望む)ほうが少し開けている程度。
ここまでで登っている登山者は5人くらいいて、途中追いぬいて、
雌岳山頂に着いたときには山頂に居たのは10人程度。
少し写真を撮ったり眺めを確認してからすぐまた馬の背まで下って、今度は「雄岳」を目指す。
雌岳ばかり印象が強くて、いったい雄岳はどうなっているのかずっと気になっていたのだ。
雄岳への道は雌岳へのそれと違って草木が茂っていて狭く少し暗い印象。
こちらもほどなく到着。
午前10時ちょうどのことだ。
ウワサには聞いていたが、私有地であるとか美化協力金とかの名目で、
アルバイトと思われる人から200円徴収された。
まぁどんなところか確認したかったので仕方がない。
それにしても雄岳は展望はおろか、ベンチすらない。

雄岳山頂10時の気温は22℃。
あとから道行く人に教えてもらった話では、
雄岳ほうから登って来ても、山頂をエスケープして馬の背に行く道があるらしい。

・雌岳=標高474.2m
・雄岳=標高517m

こんなに小さい山だとは思わなかった。
たったの300~400m登っただけであり、
ここまではこれといって目を楽しませてくれるものも無く、
言ってはイケナイが・・・ちと退屈だった。
ところがここからはかなり面白かったのだ。

このまま普通に登山道を来た道を戻るなり、雄岳側の登山道を下りると
二上山の面白さを知らないまま終わっていたことだろう。
まっくんさんの歩かれたGPSの軌跡を参考に、
雄岳から多少難解そうな分岐を経て、最終は道の駅近くの展望台に出る線が
最短ルートではないかと思えたので、このルートに挑戦することにした。
これが金剛山等には無い、かなりユニークなルートだったので楽しかった。
しかも、来るわ来るわ次から次へと登山者がこんな道を登ってくる。
その人数、トータルで50人くらいの登る人とすれ違った。
それもこの道を良く知る二上山を愛する人たちばかりのようで、
半分くらいの人と会話することとなった。

雄岳から少し道なりに下ったところに大津皇子墓というわりと大きな立派な所がある。
その少し下に、右方向へ入って行く狭い道がある。
そちらに行くとそのまま直進する方向と、右へ大きく巻く方向がある。
出会った人によると、直進するとかなり急だとか。
右へ巻く方向へ行く。
つまりこの道は雄岳山頂をエスケープするルートだそうだ。
最初はかなり狭く、こっちに来たのは失敗だったかなと思った。
馬の背に行く分岐まで来ると道は不自由無い幅になった。
下山方向へと進む。
道はしっかりとしていて歩きやすい。
しかも、生い茂った木々が覆いかぶさるようになっている様子は、
森の中のトンネルを行く感じで、しかもアップダウンもある。
こんなのは金剛山にはない。
さながらウォータースライダーのようだ。
途中、迷路のような分岐につぐ分岐をうまくクリアしていくのが楽しい。
要所要所に目を楽しませてくれるチェックポイントがいくつもあった。
ぜひ、地図を参考に今日歩いた道を試していただいて、
迷わずにすべてのチェックポイントを確認することができるかどうか楽しんでほしいと思う。

<チェックポイント>
 1.奈良側の台高山脈が見えるビューポイント
 2.木が一本だけ立つ視界180°のパノラマ台(これはスゴイ)※TOPの画像
 3.つっかえ棒で支えられた木の枝
 4.雄岳と雌岳が目の前にドーンとそびえるビューポイント
 5.驚く長さの階段が伸びる展望台。


つづいて金剛山へ。楽して大阪側から。
まつまさを13時15分にスタート。
しばらく登って無いルートはどこか?と自問自答した結果、
自然林の中を通る「わさび谷ルート」に決定。
まだこの季節は生い茂っていて、葉が枯れ落ちた時の明るい雰囲気が無いのは想像がついた。
取り付きは黒栂谷からではなく、カトラ谷をしばらく進んで左に上がれるポイントから。
いきなりの急登でぜーぜー、はーはー。
この痩せ尾根の部分はわりと好きだ。
その後、自然林の中に突入したり、植林を進んだりとせっせと登り、
最後の自然林を抜けて上り詰めると青崩道の山頂付近に合流する。
途中の植林地帯は大規模に伐採されていて雰囲気がすっかり変わった。
ラストスパート、山頂に向かって歩いていると前からあのetsuさんが下山してこられた。
8月28日以来、およそ一ヶ月ぶりだ。
少し立ち話をして別れた後、山頂へ。
転法輪寺に着いたところで4月25日以来、5ヶ月ぶりにダーさんと出会う。
最近どうしておられるのか気になっていたところだ。
ますますパワーアップされていて今日はダブル登山だったとか。
ダーさんとは転法輪寺で別れ、国見城址広場に移動。
ここでしばらく休憩していると、和泉中央のほうから来られている男性から声をかけていただいた。
実はこの方、先週にも松の木ルートとタカハタ谷ルートの分岐点で出会い、
後ろから道に迷いそうな家族が来るので安全なタカハタ谷のほうに行くよう
伝えてほしいとお願いした(動画にそのシーンがある)というかかわりのある方だった。
今日はお声がけありがとうございました。
またご縁がありましたら一緒に登ってください。
山頂15時の気温は18℃で、休憩していると寒い。
指先が冷たくなってきたし、下山することにした。
下山はタカハタ谷ルートから。
途中、犬を二匹連れた女性が居た。ザックも大きいのに、手持ちバッグが2つも3つも。
時々犬を抱いて下りてらっしゃる。
ツツジオ谷と黒栂への分岐のある橋のところで、またまたetsuさんと遭遇。
まつまさまで一緒に下山した。

その他の画像は以下より。
Check [ 2010/09/26 22:08 ] その他の山 | TB(0) |   コメント(11)

釜谷ルートの真実 

20100925-2.jpg

かま道ルート・・・山頂から見て、松の木ルートに入ってすぐの分岐をそのまま直進。
釜谷中ルート・・・松の木ルート中腹から別の尾根へ分岐し、途中、右の沢へ下りる。
釜谷ルート・・・・松の木ルート中腹から別の尾根へ分岐し、そのまま直進し、左の沢へ下りる。

「松の木ルート」から派生する釜谷系のルートは、
その尾根を最後まで行くと尾根の左側に現れる谷(釜谷)の最後部分に突き当たる。
これを「釜谷ルート」と便宜的に呼ぶとする。
その釜谷ルートの尾根から見て右側の沢にも下りれるしっかりした道が付いている。
ここを下りる「釜谷中ルート」と看板に書いてあるように読み取れた。
釜谷中ルートは、釜谷ルートとは対象的にずいぶんと沢の上のほうである。
この谷の名前は不明。
この沢を最後まで上り詰めれる人もいらっしゃるらしい。
かなりさびしく不安になりそうな沢だった。
沢の最後では「かま道ルート」と合流してすぐに下山完了となる。

一方、釜谷のほうは明るく広く歩きやすい感じ。
釜谷ルートを下山しても沢の中を歩くことがほとんど無い。
ところがこの沢の中をずっと山頂に向かって登って行けそうな雰囲気。
山抜けしているが、沢に沿った林道も付いているくらいなのだ。
次の課題はこの釜谷の沢を遡行してみること。

20100925-1.jpg

金剛山へ連続1000回登山、一日も欠かさず。 

先日、「大峯百日回峯行」について取り上げたところであるが、
金剛山では連続1000回を成し遂げた方がいらっしゃいます。
雨の日も、台風の日も、夏の暑い日も、凍てつく真冬の日も、雪降る日も、体調の悪い日も一日も休まず。
以前、8500回以上登ってらっしゃった宮園さんという方に「年中休む日は無いのですか?」と尋ねてみたら、
年に3,4日はどうしても休む事ができてしまうと言っておられた。
自分だけ元気であっても成し得ないはずで、
自分に関わる廻りのすべての人、親、兄弟、家族、友人、ペットに何事かあっただけで簡単にダメになる。
そういう意味ではとてもすごい事だと思う。

時報とともに開き、時報とともに閉まる。
極めて時間に正確な金剛山登拝回数捺印所。
残り時間49分程度であれば千早本道ではぎりぎりアウト。
そんな時には寺谷ルートしか無さそうです。
この方、早朝の山頂捺印所が開く直前に集まってらっしゃる方々の中にいらっしゃるようですね。

#地方版(奈良)だと「大阪と奈良の県境にある金剛山」という表現すら無くて、
 いかにも奈良の山みたいな表現になるものなんですね。


金剛山:天候や体調に負けず 葛城の加島さん、登山連続1000日 /奈良
2010/09/22 毎日新聞 地方版 23ページより引用

 ◇体続く限り頑張る
 07年12月から御所市の金剛山(標高1125メートル)に毎日登っている葛城市尺土、
無職、加島伊佐夫さん(65)が20日、連続1000日を達成した。
通算の登山回数で上回る人はいるが、天候や体調が悪い時も休まず連続して登り続けるのは異例という。
加島さんは「健康で体が続く限り頑張りたい。当面の目標は1500回」と、21日もいつも通り登山し、
新たな目標に挑み続ける。
 加島さんは58歳の時に胃がんを患い、胃の3分の2を摘出する手術を受けた。
「健康維持のために登ろう」と、02年3月2日から金剛山の登山を始めた。
06年に61歳で会社を退職し、07年12月26日からは毎日登るようになった。
 登るのは早朝で、ほぼ午前6時までに山頂に着く。
登山者は午前6時~午後7時に山頂の「金剛山登拝回数捺(なつ)印所」で日付を捺印してもらい、
登山回数を確認する。
 昨年10月の台風18号で倒木があったり、風邪を引くなど体調が悪い時も登り続け、通算では1540回に達した。
「凍結して登山途中に滑り落ちたり、背中が痛くなったり、地区の1泊旅行で夕方帰宅し、
49分以内に登らないとだめだったこともあった」と振り返る。
 登山仲間で、通算2377回登っている和歌山県かつらぎ町の中山千代子さん(69)は
「体調不良の時もあり、1000回続けるのは本当にすごいことだ」と祝福している。

■写真説明 登山連続1000日を達成した加島伊佐夫さん=御所市高天の金剛山で、山本和良撮影

※写真は引用していません。

『山は真剣勝負』 山田哲哉著 東京新聞出版局 

20100923-1.jpg

購入前に批評を見ていると、辛口ぎみということもあって正直、あまり期待はしていなかった。
そんなわけでamazonにて中古で購入。
実際読んでみると、かなり共感できる部分があった。
たとえば・・・

「物見遊山から「一歩上」をめざして」
の頁では、自分を絶えず一歩上に成長させたければ
哲学で言う「弁証法」的な発想を身につけてほしいという部分。
「世界のすべての事物、現象は密接に結びついて関連しあい、相互に作用している」
という考え方。
これは経験がある。
自分には何の関係も無いとその時に思っていたことが、あとでそれが役に立ったり
あの時に経験してなかったら今回のこれは成し得無かったなどどこかで関係していたという体験。
つまり、一つのことから十を知ったり感じ取ったり予想して備えたりするということ。

また、
「何もないツマラナイ山だった」とか「簡単すぎるルートで退屈だった」など
慣れた金剛山でもついつい思いがちな事。
そういう考え方は不幸だというのだ。
「ツマラナイ山」も「簡単なルート」も存在しない。
すべての山もルートもその時々の主張が必ずあるはずで、
そのメッセージに敏感であることが山を楽しめる人だという。
なるほど。

その他に、
「歩く力」無しにどんな技術も役に立たない
の頁では、現代人の、特に若い人の歩行能力の低下の話。
ちょっとした距離に行くのにもクルマで、というご時世。
現代人にとって「歩く」というのが日常の行為ではなく、
野球やテニスなどと同様の、わざわざ気合をいれて行わなければならないスポーツ
になってしまっていると思えるほど日常、歩くことを避ける傾向にあるという。
登山教室に来てクライミング技術や登山技術を学ぼうと言う人が
まず基本となる歩く体力すらロクに無いという。

さらに、単独行の話。
単独行の魅力の反面、仲間がいればちょっとしたアクシデントで済む話が、
簡単に「遭難」になってしまう事に対する備えなど。

と、ここまででまだまだ前段である。
自分のような近場の低山ばかり登っている登山者には関係なさそうな
本格的な山での登山技術等々の事も書かれているが、
なるほどなぁと参考になることは間違いない。
なかなか価値ある一冊だと思う。

その魅力ある目次は以下より。
 
Check [ 2010/09/23 18:10 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(5)

台高山系 明神平(標高1,323m)・薊岳(標高1,406m) (2010.9.21)  

20100921-2.jpg
ここが明神平だって?ほんとに?何も見えないし。 ※kosiziさんと

20100921-1.jpg
鳥瞰図

登り:大又林道終点(8:00)-明神平(10:50-11:00)-薊(あざみ)岳(12:30)
下山:薊(あざみ)岳(13:00)-ショートカット-駐車場(15:00)


昨年末頃に初めてkosizuさんと会った日に、明神平の樹氷がものすごく綺麗だ
という話を聞いてからずっと気になっていた。
また別の方からも「あの景色はこの世の美しさじゃない」とまで聞いた。
「明神平 樹氷」でググってごらんってことで確認してみたら、写真でみてもすごい樹氷。
これは一生に一度は行っておかないとと思いながらもひと冬が過ぎてしまい
忘れかけていたが、どこか頭の片隅でチャンスを伺っていた。
まず、どこからどうやって登ってどうすればいいのか、
ネットを調べればわかりそうなことを、誰か案内してくれる人は居ないか?という甘えでいた。
先日も中村さんから明神平の話が出て、これは今年後半は明神平に縁があるかもと思っていた矢先、
昨日、kosiziさんと金剛山と出会ったことで急遽、本日行くことになった。
今日はたまたま予定もないのに公休を取っていた。
とにかくまず地理的な事、アクセス、位置関係、距離感、雰囲気などを知ることさえ出来れば
次からは何とかなると思ったので、今日の天気予報は晴れのち曇で雨の可能性もあったが決行。
結果はトップの写真のとおり。これではいつか出直しだ。

登山口は東吉野村の大又バス停(終点)が最寄り。
車であればさらにそこから約4km先まで行けて、そこには大きな無料駐車場がある。
そこから林道終点まで10分ほど歩いて登ったところがスタート地点になる。
林道終点でも3台くらいは路駐できる。
金剛山までいつも車で40分、大峰山の洞川で一時間半かかるが、
東吉野村の大又の駐車場までは二時間かかった。
地図上で見た感じより移動が遠く感じた。

今日は平日で、しかも雨でも降りそうな曇り空で駐車場は他に一台もなかったが、
それでも道中、単独の若い方3人と出会った。
大又林道終点から明神平まで満足な案内板も無く、勝手知ったkosiziさんと一緒でなければ
出だしどこをどう進めば良いのか分からず苦労したに違いない。
今日は全面的にkosiziさんに道案内をお願いするということで、
予習はもちろん、所要時間も知らないし、何の予備知識も無しに来た。
だいいち、台高山脈の「山と高原地図」を持っていないのだ。

登山ルートであるが、何だかスケールがデカそうな景色でスタートしたが、
曇り空な上、葉が生い茂っていて暗いというkosiziさんの言うとおり、
暗くてしんみりさみしい感じの雰囲気だった。
これが晴れた日の紅葉のシーズンになると、打って変わって美しくなるという。
モミジの木もたくさんあり、なんとなく想像はできた。
登山道はこれといって大きな特徴もなければ危険もない。
たとえて言うなら、大峰山系の観音峰登山ルートのような感じか!?
金剛山で言うと・・・植林地帯ではないので無理があるが、タカハタ谷ルート?
いや、やっぱり無理がある。
ま、そんな感じだ。

午前8時ちょうどに駐車場を出発し、10時前に明神平に到着。
kozisiさんに見せてもらった山と高原地図のコースタイムでは90分となっていた。
およそ二時間の登山はほとんど休みなくせっせと歩いたが、
途中で会社からケータイに電話があり、10分ほど電話でプチ仕事。
それにしてもauは山に強いとあらためて思い知らされた。
登山中も、明神平に着いてからもビンビン3本立っていた。
基地局の送信出力は大きく、ケータイまで電波が届いても、
時にはこちらの電波が基地局まで届かず、アンテナが立っていてもうまく向きや角度を調整しないと
通話等ができないこともあるので過信は禁物だ。
大峰山系でもあちこちで通じる。行者還岳や鉄山でも電話やメールの送受ができた。
ドコモ・・・カチンコチンの圏外。

さて、悲願の明神平に着いてみたら・・・ガスっていてさっぱり何も見えない。
どんな地形なのかも伺いしれない。
登り切ったとこりにある「あずまや」からはかろうじてうっすらと
天王寺高校の山荘「あしび山荘」が見える程度の視界。
第一印象、悪~。
初めて来てこの天気だと、晴れの日の紅葉シーズンや、冬期の樹氷シーズンになった時に
行こう!という強い思いを持てるかどうか心配。

二時間近くかかって登ってきたので登りごたえは十分で、とにかく腹ペコなのでまずは昼食。
途中、寒くなってきてレインウェアを羽織る。
気温は19.5℃。風速2mの風が吹いていて体感温度は18℃。(こまか。。)
これ、真冬はマイナス10℃の世界だとか。。
お腹が落ち着いたところで明神平をうろうろ。
それでもやっぱり全容がつかめない。
写真で見た印象よりも実際は狭いように思った。
小さなスキー場っぽいなぁと思っていたら、kosiziさん曰く、昔はスキー場だったとか。
さて、下山するには午前11時とまだ時間的には早いのと余力もあったので、
何も見えない中ではあるが「薊岳(あざみだけ)」に行くことになった。
この「薊」を「あざみ」という読み方をすることが、何度聞いても忘れてしまい、
kosiziさんにおそらく十回以上尋ねた。
それもそのはず、明神平にある山荘が「あしび」というので、
「あしび岳」やら「あずみ岳」やらが先に浮かんできて「あざみ岳」なんて出てこない。
明日になったらきっと忘れていそうだ。
雨がパラついてきたのでザックカバーも装着する。
想定外の天気だ。

薊岳は、山と高原地図を見た限りは稜線を平行移動するようにただ歩くだけのように見えていたが、
実際はいきなり登ったかと思えばとことん下って、また上がったりとアップダウンを繰り返し、
一時間半くらいかかったように思う。(等高線をちゃんと読めば想像ついだだろう)
薊岳は特別に何も印象もなく、大峰山系によくある小さな看板がついているだけのピークだ。
記念写真を撮影し、しばし休憩ののち13時に薊岳を明神平に向けて出発。
薊岳までのアップダウンや、明神平を経由して登ってきた道を思うととても長く、
最短ルートで尾根を降りれば駐車場まで大幅にショートカットできるのになぁと思いつく。
kosiziさんと来た道を戻るのが無難だと意見が一致していたが、
GPSで確認した下山可能そうな尾根を実際にちょっとだけ下りてみると、
なんとかそのまま進めそうだったので、大きな賭けに出た。
最悪の場合は登り返しを覚悟して下っていくと、気がつけば等高線を半分以上も下りてきていて、
この先が行けなくなったとしてもぜったい登り返したくないなぁと思う。
ほぼ全面的にGPSを頼りに等高線が密になってなさそうなさそうな尾根を忠実に下りていくこと二時間。
偶然にもちょうど駐車場の前に障害もなく無事下山することができた。
左右に100mずれていただけで、ネットが張ってあって出れなかったり、崖だったりで
最後の最後が困難に至るところであった。
駐車場帰着が15時で、薊岳を13時に出発して二時間後のことだった。
もし、登ってきたルートを往復していれば、あと一時間くらいは余分にかかったのではと思う。
後半のGPSアドベンチャーに快く付き合ってくださったkosiziさんに感謝します。

金剛山の捺印に間に合う時間に戻ってきたので、kosiziさんにダブル登山を提案したが・・
さすがに却下されました。笑

その他の画像は以下より。
Check [ 2010/09/21 21:11 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(18)

金剛山 第216回 (2010.9.20) 

20100920-7.jpg
釜谷ルートにて ※左から、タガワさん、kosiziさん、キバラー、爽やかTakeshiさん

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分26秒)


登り:妙見谷ルート
下山:釜谷ルート(初)


登りは単独。
山頂にて、大御所kosiziさんや、爽やかTakeshiさんと遭遇。
下山は四名で。

まつまさ駐車場を8時40分スタート。
一旦車道まで下りて妙見谷へ向かう。
歩道のない車道をしばらく歩かなければならないのがイヤではある。
車、バイク、バスまでもが通過する。
通過状況に応じて反対車線側を歩いたり、右往左往しながらルートの入口へたどり着く。
ゲート手前の車道の橋を渡る前の対岸にも登っていけそうな階段や踏み跡があった。
妙見谷ルートは、横跳びの滝の50mくらい手前から行く沢ルートと、
とことん巻き倒す巻き道ルートがある。
今日は妙見谷ルートを最大限に安全に歩くためのルートを検証してみた。
そうなると沢ルートは極力通らない。
沢ルートが危険であるというわけではないが、
できればロープを持って登ったりせずに歩くだけで良い登り方ができるのかを確認したく。
そうなると巻き道メインになるが、どうしても沢ルートと合流する部分もある。

妙見谷ルート入口ゲートをくぐり、軽自動車が十分通れそうな林道を最後まで道なりに行く。
大手を振って歩ける道である。
突き当たりからは少しだけ歩きにくい部分を登ると、
はじめての人だとびびってしまうちょっとした難所がある。
一度足の折れたアルミ製のたよりないハシゴの部分がそれである。
ちょうど下の谷を見ると横跳びの滝が見える。
横跳びの滝を登ろうが、このアルミハシゴを降りようが、どっちみち難所である。
これだけは避けようがないので現実を早く受け入れること。
そこから「妙見の滝」までの道は平和そのもの。
そのまま道なりに行くと、妙見の滝を右手に、大きく左側を巻く道がある。
沢を跨いで妙見の滝の前に行き、滝の右手の巻き道を登ったとしても
ロープもあったりするので難所ではない。(転落すると落差15mではあるが)
まだ葉が青々生い茂る妙見の谷は、晩秋の葉が枯れ落ちて陽がさし込む明るい季節に比べ
陰になっていて暗く、この先どうなることかと少し不安を煽る印象はある。
妙見の滝を登り切るといよいよ沢ルートが始まる。
沢ルートも難所というほどのものではないが、小さな滝であっても
滑って転倒する可能性もありえるので、初心者向けに安全と思われるほうを選択。
そのためには沢よりさらに一段上に登って沢と平行して付いている巻き道を行く。
その巻き道が安全かというとそうでも無い。
沢と巻き道とは高低差があり、もし足を滑らすと場所によっては3~5mの高さを
沢に向かって転落することになる。
沢のほうが安全と思えるところは沢を行き、巻き道のほうが安全と思えるところは
巻き道を行くという、都度、取捨選択を迫られるのでその判断力が試される。
自然林中心の登りごたえのある妙見谷ルートを登っていると、
遠くの山に行く必要は無いな~、金剛山で十分だぁ~と思えてくる。
妙見谷ルートは千早本道とほぼ平行しているが、所要時間が倍以上の約2時間もかかる。
たっぷり登りたいが水越側や奈良側に行くのが億劫という場合には最適だろう。
そんなこんなで沢が枯れて終盤に差し掛かると、ちょっとしたガレ場があり、
さらにラストスパートをかける。
ぜーせー、はーはーと最後の笹道をようやく抜けるといきなり山頂だ。
良い汗かいた。

山頂10時40分の気温は19℃。
撮影をせずにせっせと登ってたら、あとどれくらい時間を詰めれただろうか。
ツイートしながら茶菓子でしばし休憩。
下山ルートを考えながらボケ~としていると、あの百名山をすべて登られても
全国のあちこちの山を未だに登り続けてらっしゃるkosiziさんを発見。
同時にkosiziさんも気付かれたようで、立ち話をしながら一緒に下山の相談をする。
タガワさんという方と一緒にいらっしゃったが、その方も一緒に下山してくださることになった。
そうこうしていると、そこに爽やかTakeshiさんとも遭遇。
昼食がまだだった我々を、kosiziさんらが待ってくださるとのことで、
山頂売店のカップラーメンで軽く昼食を済ませた。
それでもなんだかんだと山頂に一時間半近くも居た。
12時過ぎ、下山開始。

下山ルートは、前回、松の木ルートの派生である未踏だった「釜谷中ルート」を
まっくんさんと下山したとき、分岐を右に下りずに直進するルートもあるのを発見し
気になっていたので、その事を話すとみなさんそれに付き合っていただけることになった。
六地蔵を過ぎてタカハタ尾根ルートを経由し、松の木ルートに進入。
かま道ルートを横目に、さらに松の木ルートを下って行く。
いよいよ例の分岐にさしかかり、そこを右に、先日歩いた方へ下りて行く。
どれくらい下ったか、いよいよ直進と尾根を右に下りてゆく方向へ分かれるところに差し掛かる。
こから未踏の道なり直進方向へ行く。
快適そのもので常用できるかもと思った。
前回下りた釜谷中という沢?としばらく平行線だったが、徐々に遠ざかり、
こんどは左から近づいてくる沢が見えてきた。
そしてその沢沿いの林道?に着陸。
昔そこに林道があったのか、コンクリートを塗った形跡のある道が山に向かって続いている。
また新たなルートを発見してしまったようだ。
少し先まで様子を見に行ったが、沢を行けば登れそうな様子だった。
さて、その沢に沿って下流に向かって歩いて行くと、ほどなく知っている場所に出た。
そここそが、前からずっと登れるんじゃないか?と気になっていた場所だった。
まっくんさんと下りたちょっとしたブッシュのある沢ルートよりもはるかに快適に下山できた。
今日確認できたこのルートはちょっと気に入ってしまった。
「かま道ルート」「釜谷中ルート」は同じ場所に出るが、今日のルートこそが
90m下流にあるという「釜谷」そのものだ。
つまり、「釜谷ルート」と便宜的に呼ばせてもらうことにする。

その他の画像は以下より。

金剛山 第215回 (2010.9.18) 

20100918-1.jpg
カトラ谷ルートの「カトラの水場」にて

登り:カトラ谷ルート
下山:釜谷中ルート(初)

大峰に行こうかどうしようかと朝早く起きたものの、なんとなく今日は気乗りがしなかった。
そんなこんなでぼやぼやしているうちに午後になってしまった。

まつまさに車を駐車しようと坂を登っていたら、前からでっかい車が来たので
それを避けるように「さわやかトイレ」前の駐車場に入り、ついでに駐車することにした。
時間も遅いので誰も居ないので無料?ラッキー、と思ってたら下山後しっかり600円徴収された。
だったら「まつまさ」でよかった?汗;

登山開始は午後2時50分。
ひさしぶりにカトラ谷ルートにて。
林道を歩いていていると、所々で日差しが当たる。
真夏の猛暑を思い出すような焼けつくような日差しはまだまだ暑いなぁと思った。
まつまさから15分くらい歩いて2つ目の橋を渡って登りに差し掛かったところで、
どこかで見たことがあるようなシルエットを発見。
花の写真を撮りながら歩いてらっしゃったのは金剛山公式ページの管理人様で、
金剛山のあらゆるところを歩き尽くされてこんな地図まで作ってらっしゃる我らの大先輩「まっくんさん」だった。
まっくんさんの「くん」って、あの「さん」「ちゃん」の類の「くん」ですか?
「さん」要らない?ですか。アグネスチャンさんちゃんみたい。
大先輩に「くん」付けってどうだろうかと思う。
「まっさん」じゃ変だし。
「花の写真を撮りながらゆっくり登っているので先にいってください」と気を使っていただきましたが、
せっかくなのでご一緒させていただくことにした。
花の事、ルートの事、金剛山の怖い話、報道されなかった事件のこと、幽霊が必ず出る場所、などなど
たっぷりと興味深い話を聞かせていただいてたいへん参考になりました。
ありがとうございました。
まっくんさん、ゆっくりどころかちょうど良い絶妙な速さでとても登りやすかったです。
あれ以上早いと息切れしますから。
ゆっくり撮影する間もなく、追いかけるのに必死でした。
そんなわけで、まっくんさんの写真が中心になっています。
快く撮影と掲載の承諾をいただきありがとうございました。

山頂16時15分の気温は19℃。
外界はガスっていてよく見えなかった。
天気が良いからといって外界がクッキリスッキリとは限らないのだ。
16時で閉まる転法輪寺が気になったので、山頂捺印所よりも先に向かった。
いつもの方とボーさんとオールスターでいらっしゃった。
ボーさんとは話をする間もなく店じまいならぬ、なんていうのだろ?お寺しまいに行ってしまわれた。
もう一人の方が自分を見るなり「前より痩せられました?」って。
あれ?この方も自分を知ってらっしゃったのか。
ボーさん(本名不明)といい、もう一人の方(名前不明)といい、
口裏合わせたみたいに、キバラーが来たら「痩せはったんちゃう?」って言うようなシステムになってるの?
そんなに登るたびに痩せてたら、来年はマッチ棒みたい細くになってると思いますよ。
うれしいどころか逆で、もしかして自分は病気なのか?って心配してしまうではないか。

山頂捺印所に行って捺印を済ます。
まっくんさんは千早本道を降りるとのこと、自分は新しく見つけたルートを確認に行くと言うと、
どのルートなのかと尋ねられたので、うまく説明できないながらも
松の木ルートからの派生ルートを見つけたと言うと、まっくんさんも乗ってこられて、
一緒にそのルートから下山することになった。
まずはタカハタ尾根から松の木ルートへ、途中、かま道ルートの分岐をよそに、
さらに松の木ルートを下る。
ずいぶん下ったところで、あの日、偶然みつけた分岐に到着。
まっくんさんが知らないわけないだろうと思っていたら、まっくんさんも未踏のルートだったようで
大変興味を持っていただいた。
しっかりとした踏み跡があってテーピングもあり、一朝一夕で出来た道ではないことは確実。
快適に急坂を下っていく。
いよいよ道が狭くなりそうになったところで直進方向と、沢のある右方向へ下る方の二つに分かれた。
どちらも確実に進めそうであったが、沢のある右方向へ下るのがメインのような感じだったのでそちらへ進む。
沢に出るまでは踏み跡に従って問題なく降りれた。沢に降りてからはしばらく沢の中を行く。
終盤で、ちょっと草木が邪魔になったり夏場ならではのブッシュがあったりもしたが、
踏み跡がしっかりしていたのでなんとか下山できた。
いったい何ルートだろうか?と思っていたら、最後に看板があって
「これは釜谷ではない、釜谷中・・・」みたいな事が書いてあったので「釜谷中ルート」と呼ぶことにした。
結論として、沢の終盤部分を思うと夏場はおすすめできるようなルートではない。

その他の画像と言うか、まっくんさんスペシャルは以下より。
(自分の写真を撮るゆとりがありませんでした)

二足目の草鞋 マリポサ後日談 

20100916-1.jpg

二足の草鞋(わらじ)を履くとは、本来は両立しえないような二つの職業につくという例え。
まさか同じ靴を同時に所有することになるとは思わなかった。
そんなわけで、この場合は二足の草鞋ではなく、二足目の草鞋だ。

コチラに書いたとおり、週に一、二度、一年と少し履いただけのmontbell製マリポサシューズが漏水。
雨の雫が付いた雑草の上を歩いただけで両足ともくつ下まで濡れてしまったという件。

あまりにも気に入っていたのでmontbellのショップで同じものを購入。
そのとき店員さんから「検査してみたいから、ぜひ持ってきてほしい」とのことで
地下鉄も乗らなければならないし面倒であったが翌日に持参。
店員さん、しばらく眺めて「これはダメですね、ソールがひび割れてます。寿命だと思います」
とのこと。
マリポサシューズは登山靴ではなく、トレッキングシューズ寄りの立ち位置なので、
ビブラムソールでありながらも交換ができないことも判明。
4,5万するような本格的て高価な本革製の登山靴でもないのでソールだけ張り替える気は元々無かった。
悲しいかな、諦めて帰った。

新しく買い換えたマリポサシューズは、買い換えてから初めて履いた日に雷雨に遭ってしまい、
集中豪雨によって靴の中にまで水が入って悲惨な目に。

あれからちょうど15日目。
montbellのショップから一本の電話。
検査すらせずに処分されているだろうと思っていたところ、
「検査させていただいた結果、あのロットに限って不具合があることが判明しましたので
 ぜひ新品と交換させてください」との打診の電話だった。
買い換えた最新のは前のと比べてモデル改良されているように思えないが、
車みたいにその年のイヤーモデルなんてあるのだろうか。
だいたい30cmなんていうアホのクソ足の人なんてめったに居ないだろう。
ということは、製造後の年数が経過しすぎていて、いわゆるアウトレット行きの経年劣化だったのかもしれないな。
心の中では「まったく同じ新品を買ってしまったので、だったら返金してください・・」が希望であったが、
それはいくらなんでも一年ちょいも履いた靴を現金で買い取れと言っているようなもの。
それに沢ルートでは水に浸かりながらも酷使したほうなので、
正直寿命だと思っていただけにこれはうれしい誤算。
製造メーカーならではの、いわるゆ神対応とも言える。
(普段の靴は29cmなので、できれば29.5cmくらいが欲しかったなんて言えない)

そういえば以前、同じくmontbell製の「U.L..コンフォートシステムパッド」(現在も愛用中)の内部が剥離して、
風船のように丸く膨らむようになってしまって、とても座れたものじゃなくなった時も、
濡らしたりしたからダメになったのかな、と思いつつもmontbellのショップに持ち込んだところ、
初期不良でした、とのことで新品を送ってもらえた。
疑わしきは新品と交換、という顧客第一主義のポリシーなのだろう。

先日はこんな話も聞いた。
海外アウトドアブランド多数あれど、montbell(日本のアウトドアブランド)ほどの高品質であの価格は
どうがんばってもマネできない。
ということでした。

そんなわけで、新たに2足目のマリポサシューズがやってきたわけで、
さて、これをどう使い分けて行こうか。
乾燥させる時間を置かなくて済むので、土日連続登山も可能になる!?

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「山小屋の主人の炉端話」工藤隆雄著 東京新聞出版局 

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ついにこの本を紹介する順番が巡ってきた。
単に他のネタがいろいろあったので後回しになっていただけであるが。

実はこの本が、ダブル登山なるものをやりだしたきっかけになったわけである。

山小屋って無数にあって、それぞれが生涯を賭けた職業であり生活の場である。
そんな人生を山小屋とともに歩んでいらっしゃる主人の実話・体験談。
紹介されているのは、八ヶ岳・南アルプス・奥多摩・奥秩父・丹沢などの山小屋。
中には亡き父の跡を継ぐ若き女性の山小屋主人の姿も。

第一章 ネバー・ギブ・アップ
 「綾子、がんばる」


などを読んでいたら、
いったいどうしてそこまでして頑張れるのか、なんて思ってしまう。
さらには、目の見えない盲学校の生徒の話や車椅子の少年のことなど。
金剛山ぐらいで「登ってきました~」なんて記事を書いてるのが恥ずかしくなるほど。
もっともっと限界は上にあるということを気づかせてくれる一冊。
読むと元気になる本。

本で紹介されている山小屋には実際に行ってみたくなりました。

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Check [ 2010/09/15 00:03 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(5)

金剛山頂の国見城址広場に立つ妙な形をしたおなじみのアレ 

          20100914-1.jpg
天彦(てんひこ)産業という会社が2005年に設置したオールステンレスの時計台

いったい何をイメージして作られたのか、どうも「人」のように見えるのは自分だけだろうか。
これ、意外とでっかくて、自分の身長と比較すると余裕で2m以上はある。
過去にはこんな数々の苦難に耐えてきている電波時計。

社員が生き甲斐、やり甲斐を感じていなくて本物のサービスなど出来るわけがない、
これらの充実度と企業業績は比例してくると、あえて顧客第一主義としないで
「社員第一主義」とした同社恒例の金剛登山行事は現在でも続いているようです。

記事中に出てくる「剣が峰に立たされている」という件、
この場合「剣が峰」というと、絶体絶命の極限ぎりぎりの状態で、もう後が無いという瀬戸際などを意味するが、
富士山頂のお鉢(つまり火口の外周)の最高標高地点は剣が峰となっている。
また、中国地方の日本百名山である大山の最高峰が剣ヶ峰(けんがみね)標高1,729mとして
実際に存在するようだ。
それはさておき、天彦産業の『三方良しの精神』にはとても共感が持てますね。

天彦産業/恒例の金剛山登山
2010/09/07 日刊産業新聞 3ページより引用

 特殊鋼流通の天彦産業(本社=大阪市住之江区、樋口友夫社長)は4日、恒例の金剛山登山を行った。
社員およびその家族、メーカーや商社など取引関係者約70人が参加した。
 金剛山は大阪―奈良の府県境を縦断する金剛葛城山系の主峰。
当日は徒歩での登山組とロープウエー組とに分かれて山頂(標高1125メートル)に到着。
2005年の創業130周年記念に同社が建てたステンレス製の電波時計前で記念撮影の後、
山上キャンプ場でバーベキュー大会を行い、大いに盛り上がった。
 同行した樋口克彦会長は、「17年前に参加者30数人でスタートした金剛山登山も、
今ではこれだけ多くの方に参加していただけるイベントになった。厳しい経済環境下、
まさに当社も剣が峰に立たされているが、皆さんに支えていただきながら、踏み越えていきたい」と語った。

金剛山 第214回 (2010.9.11) 

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右より、中村さん、Nakaさん、キバラー

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分27秒)


登り:狼谷ルート
下山:青崩道-777.9mピーク-603mピーク-下峠谷


当ブログを通じて知り合い、山登りが楽しくて仕方がないというお二人(自分も)。
そんな中村さん(そのまんま本名ですが?)とNakaさんからお誘いいただいて、
登りも下山も初めてのルートで金剛山を120%満喫。
あっという間の7時間でしたー。

水越側公共駐車場を8時にスタート。
最近「狼谷ルートが気になる」とブログに取り上げたところ、
諸先輩方からのコメントや、実際に行ってみてくださったからの情報で、
地図上では立派な谷ルートに見えるが、
「これといって何の特徴もない、つまらないルート」
ということだったが、未踏のルートゆえ、確かめないわけにはいかない。
そんなわけで今日の登りは狼谷ルート。
もみじ谷ルートからはずれて狼谷ルートのほうへ行く分岐がわからないとマズいので
GPSにあらかじめデータをセットしてきた。
驚いたことに、同行の中村さんがシルバコンパス使いのプロフェッショナルで、
GPSの答えを見なくても、つぎからつぎへと現在地を言い当てた。
登山経験は自分より遥かに上だ。
一度ももみじ谷ルートを登ったことがないというのにスゴイ。

もみじ谷ルートから狼谷ルートへの分岐は、前からうすうすここではないかと
思っていたとおりの場所だった。
入り口は陽がよく当たるのか雑草でブッシュのようになっていたが、
少しすすむとたちまち沢ルートになった。
おせじにも歩きやすいとは言えないが、危険もなくスイスイと進んで行ける。
障害物はそれなりにあるので、他のルートで例えるなら、
ツツジオ谷源流ルートの後半部の沢のような感じかなぁ。
よじ登るような部分はまったく無いのでやはり少し違うか。
グーグルアースでみつけた山抜け箇所を確認しようとしたが、
うっかり通りすぎてしまった。
そんなに歩いた気もしないまま沢がいつの間にか終わっていて登りに入る。
ここからは踏み跡やテープがあって、迷うことなく進める。
もう狼谷ルートはほぼ終りに近い。
ここまでの印象としては、たしかに諸先輩方がおっしゃるように
何の特徴も無い、寂しい感じのルートだ。
もみじ谷本流ルートの明るさと開放感と目を楽しませてくれる数々の特徴と
比較すると、退屈極まりないかもしれない。
ところがここからが面白かった。
ちょっと鬱蒼としてきたところでテープ通りに直進せずに、
左手にある尾根に上がってみたくなってそちらにエスケープ。
枝の払われていない植林杉の間は道が付いているようにも見える。
さっきまでの狼谷ルートとは雰囲気が変わって明るい。
山頂方向に向かって登って行くと、
エスケープせずに登っていたら行き着いただろう先と合流。
今度は左へ山腹をしばらくトラバース。
さらに登りに転じたその先は、明るく開放感抜群な場所だった。
倒木に生えた苔がさしずめプチ屋久島しているとみんなで盛り上がり、
しばらく屋久島談義。
記念撮影などをしているとブヨが集まってきたので
ついに秘密兵器のモスキートヘッドネットの出番。
ついに悲願の完封で圧勝。
ネットを被った自分はいったいどんな感じなのかと写真に撮ってみたら、
ダースベーダーのように異様であったため掲載を見合わせた。
ところでここはどのあたりかな?と歩き始めてすぐにどこかの登山道に出た。
一瞬そこがどのルート上の道なのか、記憶と照合するのに少し時間がかかった。
そこは大日岳から降りてきてすぐの場所だった。

山頂10時30分の気温は23℃。
過去に例が無い、山頂売店のド真ん前のテーブル席でお昼すること一時間半。
こんなに長い休憩もこれまで例が無い。笑
とても目立つところで、おなじみのウェアを着ていたので、
ブログ「徒然なるままに」のアリスの父さまから声をかけていただいた。
お会いするのは一年ぶりくらい。
それなのに、会った瞬間、前にお会いしたときよりも
少なくとも5歳くらい若返られた印象を受けて驚いた。
ゆっくりお話できずに失礼しました。
中村さんやNakaさんから他の近くの低山の魅力についても
たっぷり聞かせていただいたので、また目標が広がった。

下山ルートについても最初から予定していたとおり下峠谷を目指すというもの。
まずは青崩道ルートを行き、途中から水分道へ分岐。
水分道をまだ満足に歩かないうちに777mピークにエスケープ。
前回、Takeshiさんと来たときはGPSを頼りに来たが、
今回はコンパス使いの中村さんが、まるで過去に来たことがあるかのように
見事にピークに行き着かれた。
答えを知っている自分はただ付いて行っただけ。
さてそこからは603mピークを目標に尾根を行く。
しっかりと道が付いていたが、途中からややこしいことになって、
また踏み跡が復活。
603mピークからどう行くかや、NHKの受信アンテナからどう行くか
どちらにも行ける道らしいのが付いてどちらを選ぶか迷ったが、一同、下峠谷方向をめざす。
ますます駐車した場所から遠ざかって行く。
長い激下りの後、ようやく下峠谷の沢の直前の道に出た。
どこへ続いているのか気になる。
777mピークから我々が下ってきたのはルートでは無さそう。
さぁあとは楽勝だと思っていたら、下峠谷の沢に降りなくてはいけなくなり、
これがまたワンミスで転落しそうな所。
ちょっと巻いて沢に降り立つと、そこにはあの妙見の滝を超える高さの
見事な大滝があった。
ここを登るのは危険だろうな。
沢沿いにどんどん下っていく。
途中、沢から上がったり、また沢に降りなくてはならなかったりを繰り返して
ようやく民家のある場所に出た。
そこはというと、309号線を水越峠からずいぶん下ってきたところだった。
車がかっとんで行く危険な309号線をしばらく歩き、
途中から葛城山側の民家の方向へとエスケープ。
その後、すぐに水越峠行きのバスが青崩バス停に到着したのを目撃し、
あれに乗りたかった。。と嘆く。
中の道は、葛城山の天狗谷ルートを下りたことがあるので、
記憶どおりに歩いて309号線を跨ぐ橋を渡って
さらに駐車場までの登りをがんばってようやく水越側公共駐車場に到着。
12時に山頂をスタートして3時間10分後のことだった。

 中村様 事故に遭われてお顔を怪我されているにもかかわらず
 快く撮影と公開に承諾いただきましてありがとうございました。


その他の画像は以下より。

金剛山は日本二百名山(2) 

日本百名山というと、よく知るところで富士山(静岡)、伊吹山(滋賀)、大台ヶ原(奈良)、
大峰山八経ヶ岳(奈良)、大山(鳥取)くらいしか思いつきません。
大台ヶ原なんて、あれ、山だったんですか?
そして日本二百名山というと、さらに追加の200ではなく、上の百名山を含んでの
プラス100名山だなんてさっきまで知らなかった。
じゃあ、その追加のプラス100の中で馴染みのある山と言えば、
まず、われらが最寄りの「金剛山」。
あとは分からないので調べてみた。
続いての最寄りは大峰山系「釈迦ヶ岳」だ。
あと、知ってるというかスキーで行った「氷ノ山」(兵庫)と九州の阿蘇山くらい。
なんという貧弱な知識しか無いんだと落ち込む。
登ったことも行ったこともない山なんて、どこにあるのかすらよくわかってないし、
そんな知らない山の名前を聞いてもポカ~ン状態なのが本音。
そんなことはさておき、そんな200名山を全部登った方がいらっしゃいました。


神戸の日野さん 山頂からの眺望に魅せられ 「日本200名山」40年かけ踏破 地道にマイペースで
2010/08/28 神戸新聞夕刊 9ページより引用

 神戸市北区山田町の社会保険労務士、日野修(おさ)道(みち)さん(65)が今月、
「日本200名山」の登頂を果たした。
自然の偉大さに魅せられ、約40年間、「日本百名山」を含む名峰に挑戦。
2001年には、アフリカの最高峰・キリマンジャロ(5895メートル)の登頂にも成功した。
次は「日本300名山」に目標を置いている。
(三島大一郎)
 作家で登山家の深田久弥さんが1964年、著書「日本百名山」を発表。
その後、深田さんをしのぶ登山愛好家グループ「深田クラブ」が84年、日本200名山を選定した。
百名山は東日本が中心だったが、西日本の名峰も多く盛り込まれた。
 日野さんが登山を始めたのは1971年8月。
勤めていた菊正宗酒造の上司に誘われ、富山県の立山(3015メートル)に登ったのがきっかけだった。
「山頂から望んだ富士山の美しさに魅せられた」。
以来、休暇や出張帰りを利用して登山。97年10月、
会社のメンバーとともに長野県の霧ケ峰(1925メートル)の頂に立ち、百名山を制覇した。
 その後は200名山に挑戦。今月7日、長男の淳郎さん(28)と富山県の金剛堂山(1650メートル)に登り、
念願を果たした。「ついに達成したという喜びと同時に、正直言うと、ほっとしました」と笑顔をみせる。
 名山踏破を目指す中で、危険な目に遭うこともあった。
新潟県の杁(えぶり)差(さし)岳(だけ)を下山中、石につまずいてがけに転落しかけ、
熊本県の阿蘇山では濃霧で道を見失い、やむなく露営したりした。
最近の登山ブームには「山の天気は変わりやすく、過信と油断が命取りとなる。
体力、装備、日程、いずれも余裕を持つことが大切」と自戒を込める。
 「大自然に包まれると、日々の喧(けん)噪(そう)を感じない。
人間のちっぽけさを思う」と山の魅力を語り、「多くの登山仲間に恵まれた。
いつも快く送り出してくれた妻には感謝、感謝です」。
今後は日本山岳会が選定した「300名山」を目標に、マイペースで登山を続ける。

【写真説明】日本200名山の登頂を達成した日野修道さん=8月7日、富山県・金剛堂山(日野さん提供)

※写真は引用しておりません。

千早本道の一本木茶屋跡にあずま屋が誕生へ。 

6年前、惜しまれながら閉店してしまった千早本道中間地点にあった一本木茶屋
(現在ウルトラマンとバルタン星人のある所)の跡地に「あずま屋」ができるらしい。
あずま屋といってもお店の類ではない。
四阿または東屋、と書くあずまや、つまり屋根付き壁無しの簡素な休憩所のことだ。
中間地点で休憩する人は多く、現在では、あのなつかしの「セブンアップ」と書かれたベンチと
丸太を束ねて作られた簡素な腰かけがあるのみ。
あずまやができることで賑やかな憩いの場となれば良いが、
ゴミ溜めにならないだろうかという点だけが心配。
現実的にはゴミの放置の可能性は十分あり得るだけに、
性善説を信じて良心に訴えかける決め台詞のような標語が必要かも。
つまり本道の地蔵さんのそばに置かれているアレ、箴言板(しんげんばん)です。


気軽に来てね「山ガール」 千早赤阪村整備へ 金剛山 あずま屋で一休み
2010/09/03 大阪読売新聞 朝刊 28ページより引用

 若い女性の間で流行している登山やハイキングを好む「山ガール」を金剛山(1125メートル)に呼び込もうと、
千早赤阪村は今秋、登山道「千早本道」沿いにあずま屋(簡易休憩所)を設置する。
約20年前までは休憩所を兼ねた茶店が3軒あったが、後継者不足などですべて店を閉じ、
ベンチ以外に休憩できる場所がなかった。
村は「山ガールら初心者に優しい環境を整備し、新しいファン層を広げたい」と期待する。
 あずま屋は山の中腹で最後まで営業していた茶店跡地に建て、四方の柱と屋根を備えた簡易な造りで
縦1・8メートル、横2・7メートル、高さ2・3メートル。大人10人ほどが座れるベンチを置く。
村は今年度予算に関連事業費200万円を盛り込んだ。
 山ガールは、専用のウエアやスカート姿でアウトドアに参加する女性で、ダイエット目的などからここ数年ブームに。
金剛山によく登るという村職員も「週末を中心に、3~4人の女性グループの姿が目立つようになった」と話す。
 だが、約3・5キロの登山道は幅1~2メートルの未舗装で、急峻(きゅうしゅん)な階段もある。
山登りのベテランは1時間で一気に登り切るが、初心者の女性には体力的に一苦労。
そこで「休憩所で体力を調整してもらい、誰でも登りやすい山に」と整備を決めた。
 同山は大阪市内から車で約1時間の距離で、「健康登山」で訪れる中高年層が多いという。
松本昌親村長は「若い女性に注目されるのは願ってもないこと。
都市近郊の山ガールが気軽にデビューできる〈山作り〉を目指したい」と意気込んでいる。
 
 写真=千早赤阪村が「山ガール」の呼び込みを狙う金剛山の登山道

※写真は引用しておりません。

金剛山 第213回 (2010.9.5) 

20100905-5.jpg
つかの間の平穏<松の木ルートにて> ※一度目の避難の後はゆとりも生まれたのに。

備えていないときに限って最悪な状況は起きる。

登り:松の木ルート
下山:千早本道


今日ほど最悪な登山は過去に例が無い。
午後遅めからの登山はあまり身が入らないところであるが、
それでも今年は夕方からでもたくさん登ってきたほうだ。
しかし、今日の山行きはいつも以上に身が入らなかった。
何かの胸さわぎだったのかな?

まつまさ駐車場に14時30分に到着。
登りはは久しぶりに「松の木ルート」にすることにした。
タカハタ谷の取り付きから尾根に向かって急登を行く。
汗がダラダラと出る。
風が通らない蒸し暑さで心拍数が上がり過ぎるので休み休み登る。
松の木ルートの象徴的な巨大な松の木群を過ぎて、
さらなる急登に差し掛かった時、突然の雷。そして雨。
雷の距離はかなり近い。
このまま空を仰げるような尾根伝いを歩くのは危険と判断し、
夕立が去るのを待った。
待つこと30分、本道あたりではまだバリバリと雷が鳴っているが
雨はほとんど上がったので登山を再開。
「かま道ルート」との合流点まで来ると風が良く通りとても涼しい。
またゴロゴロと雷が迫ってきたような気配を感じたが、
歩き続けてタカハタ谷ルートとの合流を通過。
そしてツツジオ谷ルートとの合流点を過ぎて、
ラストスパートの急登に差し掛かった時、すぐそばに雷が落ちた。
耳をつんざく雷鳴。さらにまた。さらに。
どうやら雷に取り囲まれてしまったようだ。
今にもこちらに落ちてきそうな距離でバリバリ、ガッツーンと
耳がおかしくなるほど至近距離に落ちまくる。
さすがに怖くなって、ザックを下ろしてしゃがみこんで避難態勢を取る。
追い打ちをかけるように集中豪雨が始まる。
登山道はたちまち川のようになって流れだす。
バケツをひっくり返したような雨。

こんなこともあろうかと思っていつもは無駄に余分な物をザックに忍ばせているのに
さすがにこんなことは無かろうと、今日に限って何も備えてなかった。
経口補水液やらウィンドブレーカーやら豪雨に対して何ら役に立たないものだらけ。
だいたいレインウェアがあったところで、つっ立って羽織る余裕もないほど
雷がいつこちらに落ちてくるかわからないような状況。
雨に打たれるがままに登山道で丸くなってじっとしていた。
あっという間にずぶ濡れ。
さらに雨が跳ね上げたもので泥々になった。
今日、下ろし立ての自慢の「マリポサブーツ」は見るも無残に汚れ、靴の中も浸水。
歩くとジュージューと音を立てるという不快な感触。
濡れなかったものは何も無いという状況。
そこへブヨの大群が集まってきた。
ざっと100匹以上。
抵抗の甲斐もむなしく、おでこ、耳、首など10箇所以上刺されてデコボコになった。
もうどうにでもしてくれ状態ではあるが、ここは冷静に雷が過ぎるのをひたすら待つ。
ようやく雨も小ぶりになって雷も遠ざかってきたので再び山頂に向けて歩き出す。
着てるもの全部が濡れてしまって重い、そして寒い。
これこそ捨てられる寸前のボロ雑巾状態と言うのだろうな。
六地蔵さんを過ぎてほどなく山頂へ。
14時30分登山開始してから3時間後の17時30分に山頂到着。
空はすっかり青空に。
濡れたカラダに山頂気温が17℃なので寒い。
まだ残暑でよかった。
捺印所でもしつこくブヨが攻撃してくる。
先日買ったシートゥサミットのモスキートヘッドネットはいったいどうした?
という点については・・・持ってくるのを忘れた。
さらに時間が押してくるとこんどはヘッドライトも必要になってくる。
まさか登りなれた時間の読める登山道でこんなに時間を要する事になるとは思わなかった。
「備えよ想定外に」が今日の教訓です。

雷・豪雨・ブヨと三重苦の未だかつて無い最悪な状況だった登山であるが、
悪い事ばかりでもなかった。
ちょっとした収穫があった。
最初に足止めを食らった場所で、通常だと登りにいちばん集中していて
立ち止まることが無いような通過点で、よく見ると、
しっかりと踏み跡のある道が続いているのを偶然見つけた。
一瞬、そちらは「かま道ルート」だったかな?と思ったが、
「かま道ルート」への分岐はその場所からはもっと上にあった。
そんなわけで新ルート発見!
こんど下山に使ってみてどこに出るのか確かめてみようと思う。

その他の画像は以下より。

モンベル2010<秋冬>新製品がリリース 

20100903-3.jpg
mont-bell『Gore-Tex テナヤ ブーツ』

こんなの出る予定があるのだったらもうちょっと早く教えてほしかった;;

先日、一年ほど履いたマリポサブーツが漏水した。
週末に一~二度履くだけなので、一年ではせいぜい50回程度。
しかもそんな本格的ハードな山ではなく、低山の沢ルートや尾根ルートの山。
マリポサブーツには「BOAシステム(USA)」が搭載されている。
片手で簡単に開放したり締めたりできるので、慣れてしまうとひも靴には戻れない。

そんなマリポサブーツはビブラムソールになっている。
ビブラムソールというのは、イタリアのビブラム社製のゴム底であるが、
ほとんどの登山靴に採用されていて、靴底の黄色いマークが目印となっている。
また、ソールを丸ごと2,3回程度の張り替えが可能である。
張り替えるくらいなら靴自体を買い換えるほうが気持ちも切り替えてリフレッシュできると思う。
まぁ4,5万円もするような本格的な革製の頑丈な登山靴なら張り替えるだろう。

さて、マリポサブーツのビブラムソールに限っては張り替えができないことが店の人から聞いて判明。
徹底した軽量化のため、張り替えシロを取ってないのだそうだ。
たしかに他の登山靴にくらべると靴底が薄い。
まるでトレッキングシューズのようだ。
それにしても一年程度で漏水するのはおかしい。
通常の登山靴なら最低でも2年は平気で何ともないらしい。
まぁこの点については履けない状態になったのだから仕方ないとして、
店員さんから、BOAシステムは今のところマリポサブーツとマリポサシューズしかないので。
ということなので、ダメになったものとまったく同じサイズ・カラーのマリポサブーツを買い直した。

その後、家でなにげなくモンベルのWEBサイトを見ていたら・・・。
Gore-Tex テナヤ ブーツ」なんてのがリリースされたと載っていた。

よく見ると、スニーカーに近いマリポサブーツと違って、
モンベルの一般的な登山靴(ツオロミーブーツ)のひもの部分をBOAシステムに換装したような
まるで自分が求める良いとこ取りをしたような理想の登山靴だった。
しかもマリポサブーツとほとんど同じ価格。
こんなの出るのならマリポサブーツを買い換える時に教えてほしかったな~;;
ちょっとさびしい。

さらに秋冬ウェアの新作も。
ウルトラ ライトシェル ジャケットはツートンになってカッコ良くなった。

他にはこんなものも出た。
ジェットボイル用燃料の大容量タイプ。
20100903-2.jpg
従来版 「ガスカートリッジ・ジェットパワー」194g=360円
大容量 「ガスカートリッジ・ジェットパワー230」230g=480円 NEW
Check [ 2010/09/04 00:05 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

山を駆け、自然に溶けこむトレラン 

大阪府主催のチャレンジ登山大会では、登山の部とマラソンの部(トレラン)が同時に行われる。
登山装備の重い荷物を背負って、歩くだけでも大変なのに、トレランの部の人たちは軽快に駆け抜けていく。
あんな風に自分も飛んで行きたいなぁと思う。
けど、どうせトレランする人たちって20代や30代前半など若いんじゃないの~?と思うことなかれ。
以下の新聞記事を読むと、
講師もつとめる女性ランナーは48歳、下りで日本最高レベルの技術を持つという男性ランナーは45歳。


トレイルランニングの専門家に聞く――山を駆け自然に溶け込む(趣味の技)
2010/08/30 日本経済新聞 大阪夕刊 オムニス関西 29ページより引用

足の置き場を瞬時に判断、バランスが重要
都市と山が近い関西、コース設定も楽しく
ケガ防止を念頭に装備、登山者に配慮を
 野山を駆けるトレイルランニングの愛好者が増えている。起伏が多くマラソン以上に過酷な面があるが、
自然に溶け込んで走る壮快さは格別だ。草木の香りを感じたり、小動物に出会ったり、
レースに出て速さを競うだけでない楽しみもある。
都市近郊に山が多い関西は走る場所も豊富。
一流のトレイルランナーにその魅力と楽しみ方を聞いた。

 8月中旬、大阪北部にある箕面山の中腹。台風がもたらした雨の影響で水気を含んだ山道をランナーが疾走する。
普通に歩くだけでも足を滑らせそうな道を野生動物のようなスピードで走る姿には圧倒された。
 実演してくれたランナーの一人、佐藤光子さん(48)は「自然と一体になれるのが魅力」と話す。
ランニング教室の講師もつとめる佐藤さんは2時間47分53秒の記録を持つマラソン選手だった。
2006年からトレイルランを始め、今では独自のチームをつくるなど、マラソン以上に熱心に取り組んでいるという。
 トレイルとは英語のtrailで「通った跡」「踏みならされてできた道」といった意味。
登山道やハイキングコースなどの小道を走るのがトレイルランの基本だ。
 日常とは違う環境で走るだけに、それ相応の技術が必要になる。
佐藤さんは「まずマラソンとは全く違う競技であると認識すること」と強調する。
平地を走り足元に何の障害もないことが前提のマラソンと異なり、岩や倒木など1歩先に何があるかわからない。
「地面を見て瞬時に足の置き場を決める。反射神経とバランス感覚が重要」(佐藤さん)だ。
 レースでは短くて10~20キロメートル、長いものでは100キロメートル近くを走る。
意外だが、レースの勝敗のカギを握るのは上りより下り。
足をどこに置き、どうスピードを速めるか、技術がより試されるからだ。
その下りで日本最高レベルの技術を持つとされる西川慶爾さん(45)は
「2歩先、3歩先、さらに10メートル先を想定しながら走る」という。
足をくじかないよう「太ももの内側や足首の側面を鍛えることも大切」(西川さん)だ。
 日本の草分けと言われるレースが10月に東京・奥多摩を走る日本山岳耐久レース。
6月の申し込み初日に約2000人の定員がいっぱいになったというほどの人気ぶりだ。
関西では4月に葛城山・金剛山などを縦走する大阪府チャレンジ登山が有名だ。
 ランニング専門誌、ランナーズ編集部の栗原直也さんによると「この1年で大会数は20近く増え、
全国で100レース前後に達した」という。登山に飽き足らない人やマラソンのトレーニングの一環で取り組む参加者も多く、
人気は着実に高まっている。
 もっとも、レースを目指してひたすら速さを求めるだけではもったいない。
西川さんも普段の練習では「途中でキツツキを見つけて30分ぐらい眺めていたこともある」という。
木々の色や咲く花の種類など、季節ごとに野山の風景は移り変わる。
走る途中で立ち止まって生活道路からは味わえない自然と触れあう。それがトレイルランの大きな魅力である。

 自分なりのコースを見つける楽しみもある。関西では箕面のほか、六甲山、生駒山などのコースがよく知られている。
大文字山や比叡山、嵐山など京都を取り巻く山を巡れば、京都観光も同時にできる。
ただ、あくまで走るのはすでにある登山道などで、勝手に道を切り開いて自然を壊すのは絶対にやめるべきだ。
 山に入る以上、持ち物には十分に気をつけたい。水分や地図はもちろん、ケガに備えてテーピングなども装備したい。
背負ったまま水筒の水を飲めるリュックもあれば便利だ。服装は「速さを求める必要がないなら、
短パンより長いサポートタイツが望ましい」(佐藤さん)。
 自然の中を疾走するトレイルランは人間が動物に最も近づく競技とも言える。
しかし山にはすでに確立された登山の文化がある。
新参者のトレイルランナーもそれを尊重すべきだろう。
会ったらあいさつをし、道を譲ってもらったらお礼を言おう。
すれ違う時はスピードを緩めるなどの配慮も必要だ。
(編集委員 橋本隆祐)

【図・写真】ぬかるんで不安定な場所も軽快に走り抜けていく佐藤光子さん(右)(大阪府箕面市)

※図・写真は引用していません。

金剛山麓のいま・むかし 

金剛山の登山道や山頂の様子は今と昔(といっても「10年ひと昔」を基準として考えた場合)では、
さほど変わりが無いように思う。
昔をそんなによく知るわけではないが、回数登山をやっていない昔でも半年に一度くらいは登っていた。

ひと昔前と今と違う点で自分が気づいたのは、

 ・山頂の下の広場のむき出しだった井戸が建物の中に収まってポンプと蛇口がついた。
 ・国見城址広場のランドマークの「金剛山頂」の看板に日付表示が付いた。(過去の写真と比較して)
 ・登拝回数掲示板のところにデジタル温度計が付いた。
 ・山頂売店の裏にauケータイの基地局が設置された。
 ・葛木神社から転法輪寺のほうに下る灯籠の道に平行して冬季用の巻き道が付いた。
 ・山頂ライブカメラが付いた。
 ・国見城址広場から青崩道への道が崩落で閉ざされた。


くらいのものだろうか。

あと、登山道は補修がされている程度で、変化が無いように思う。
昔は千早本道と念仏坂(伏見峠道)と久留野峠道くらいしか知らなかったが。

一方、山麓はというとどうだろう。
わずか6年前の金剛山麓(大阪側)の様子の新聞記事であるが、
今ではずいぶん変わってしまった点は多い。

 ・喫茶店ウッディハートは経営者が変わって「杣(そま)」になった。
  (ウッディハートのときは何度か利用した)
 ・多聞小学校は廃校になった。
 ・「まつまさ」はほぼそのまま?
  ただし、現在のゲート式有料駐車場の場所はしいたけセンターだった。
 ・千早本道からの下りてきて自動車道に出た真正面にある「福助茶屋」は閉店?

身の回りの変化を常に注意深く観察しておかないと、毎日同じ繰り返しのように思える平凡な日々も、
変わってないように見えて、実は確実に変化している事に気づかないまま時間だけが過ぎて、
ふと我に返って、気がついた頃にはきっと浦島太郎だろう。
山においても、単調な代わり映えしない風景を前にして、足元ばかりを見ていると、
枝道の存在や忍び寄る動物、季節の移ろいや木々の様子の変化など見落としてしまうことがある。
以下は2004年の新聞記事です。

金剛山の登山口 千早赤阪村(週刊まちぶら 第5号)
2004/05/10 朝日新聞 朝刊 23ページより引用

 生き続ける名水の里 コーヒーや豆腐もキリッ
 棚田を車で走りぬけて約15分。約170戸がぎゅっとつまった集落が見えてくる。
千早赤阪村千早地区。年間100万人が訪れるという金剛山の登山口だ。
 ここは名水の里でもある。山に登らず、一帯のあちこちにある山のわき水をくみに来る人も多い。
「お米を炊くとおいしいですよ」とハイカーのおとうさん。
 金剛山の水と千早は切っても切り離せない。冷たくて清い山の水を使い、
江戸時代から高野豆腐の里として知られた。工場は50軒を数えた。
 ハイカーが最初に目にする茶店「福助」で出会った兵庫県出身の辻脇寿満子さん(71)も、
豆腐が縁でここへ移り住んだという。豆腐づくりの出稼ぎで来たのが48年前。「指がちぎれる冷たさでね」
 だが大量生産の波に飲まれ、手作りの高野豆腐は生き残れなかった。
それでも周辺の店で使われるおでんやコーヒー、コンニャク、豆腐などに、山の水は今も生き続けている。

 山の谷水が集まった千早川。マス釣り場を営む井関醇一さん(56)は昔、府の水質検査技師だった。
「金剛山の水は硬度が高くておいしい」と話す。
 平野区の宮下豊治さん(60)、美也子さん(61)夫婦が釣り糸をたれていた。
浮きがチョンと沈み、宮下さんの初孫の春舞花(はるか)ちゃん(2)が、
さおを握って小さな体を思いっきり反らせる。
 釣果のマスは、その場でから揚げになった。春舞花ちゃんは手づかみで豪快にほおばっている。
 川岸で、シャクナゲが風に揺れていた。

 ○甘み多い豆腐づくり修業
 金剛山の水と国産大豆、瀬戸内海のにがりをたっぷり使った「山の豆腐」(1丁350円)が名物のまつまさ。
一時はシイタケ栽培を手がけていたが、千早伝統の仕事に戻ろうと8年前に豆腐づくりを復活させた。
 松本昌親さん(63)と澄子さん(61)夫婦の後継ぎは一人息子の公成さん(31)。
コンピューターソフトの製作を手がけていたが家業に転職。甘みの多い豆腐づくりを修業中だ。

 ○花は満開、おでんで満腹
 茶店福助は登山口の真ん前にある。おでん(1本100円)が山登り前の腹ごしらえにぴったりだ。
開店は65年。店主の仲谷美代子さん(85)は大の花好きで、お店に飾る花の手入れと、
朝日新聞の「花おりおり」の切り抜きは欠かさない。寒い日は店の花が心配で、
夜中に見に行こうとするので、心配する息子に「また花!」と怒られる。
カメラを向けると「私よりランを写しとくんなはれ」

 ○兄弟? お父さんですねん
 バス停「金剛登山口」を降りると、道の両側でのんびりたばこを吸う2人に出会うはず。
茶店一休茶屋の水谷安五郎さん(96)=写真左=と満治さん(70)親子だ。
 安五郎さんは千早の最長老。店番を毎日欠かさない。満治さんの妻好美さん(65)によると、
「主人の悩みはおじいちゃんと兄弟と間違われること。『お父さんですねん』とブツブツ言ってます」。

 ○お酒大好き、酒器に自信
 沢田陶歩さん(33)が工房千早窯を開いたのは6年前。焼き物にとりつかれたのは子どものころ。
「手に土がへばりつく感覚がたまらない」。デザイン会社へ就職したが、
会社勤めをしながら週末に岡山・備前市の作家宅に1年間通い、
さらに5年間の住み込み修業を経て独立した。
 お酒が大好き。作品も焼酎用や生酒用、古酒用と酒器に自信あり(各2千円前後)。

 ○その場で焼いて食べて
 井関醇一さん(56)が社長の千早養鱒場のマス釣り場は、千早川の流れを利用。
最も人気があるのは、釣った魚をその場で焼いて食べたり持ち帰ったりできる「釣り取り」で、1日3400円。
 父親が戦時中からニジマス養殖に取り組み、戦後のレジャーブームで釣り場を開いた。
最近の気がかりは金剛山の荒廃。林業家の高齢化でスギ・ヒノキの手入れが進んでいないからだ。

 ○自分を見つめ直す喫茶店
 喫茶店ウッディハートは丸太小屋の外観が人気。金剛山の谷水でいれるコーヒーと、
囲炉裏を囲む郷土料理(3千円から)が自慢だ。地元の野菜や棚田の天日米が楽しめる。
 経営者の武田茂さん(55)は、喫茶店を「世間の騒がしさから離れて自分を見つめ直す場所」と定義する。
祖父は宮大工。店の内装やテラス、今春完成した囲炉裏は武田さんの手作り。

 ○心つかむ地区の「広報マン」
 千早に住む辻政彦さん(76)、寿美子さん(77)は散策デートが日課だ。
70年まで高野豆腐づくりをしていた辻家は、廃業後も道具を大切に保管。
訪れる人に地区の歴史を語る「広報マン」を引き受けている。
 1年前、外国人を自宅に招いて餅つきをした。
英語のできない政彦さんは「アイ・アム・スケベ」と自己紹介。
この一言で遠方からの客人の心をわしづかみにした。

 【写真説明】
 タケノコ狩りを楽しむ多聞小の子どもたち
 涼を求める人でにぎわうマス釣り場で、さおを引く春舞花ちゃん=いずれも千早赤阪村千早で

※写真は引用していません。

『山岳地図の読み方・使い方』 出版社 

20100901-1.jpg

読図とナビゲーションに関するほぼ全てが網羅されていると言ってもよい本。
この本は本屋で見つけたのではない。
どこだったかのモンベルに行った際、いろいろグッズを物色していて、たまたま見つけたものだ。
だいたい、どうしてモンベルで本なんか売ってるんだ。。。と買う気もなくパラパラとめくっていたら、
その中身の充実ぶりに買うしかなくなってしまったというもの。

以前、雑誌の付録で「地図がすらすら読める本」という付録が付いていて
その本を読んで等高線の読み方などをなんとなくわかったつもりになっていた。
もっと知識を高めようと、そこに紹介されていた書籍のほうを買うつもりで
本屋で見つけたそれを軽く立ち読みしたところ、等高線の絵どころか大部分が文字の説明ばっかり。
ほとんど文字だらけのまるで読み物。
あれにはびっくりしたなー。
それ以来、読図の勉強からちょっと遠ざかっていた。

そして今回見つけた本も、なにげに冷やかし半分に手にとってめくってみると、
地図を読む楽しみがこれででもか!と言わんばかりに図や写真を駆使して説明してくれている。
遭難原因のトップが道迷いということだとか。

「等高線から地形を完全にイメージできるようになると、
 悠久の時間によって刻まれた日本の複雑な地形が、
 等高線によって余すこと無く表現されていることが理解できる。
 その表現力の豊かさにはいつも感動する。」

地図が読めれば世界が広がる!
で始まるコンテツは以下のとおり。

 1章・・・地図に親しむ
 2章・・・地図の基礎を覚える
 3章・・・等高線を読みこなす
 4章・・・4つの地図読み
 5章・・・コンパスの使い方
 6章・・・実践ナビゲーション
 7章・・・GPSを活用する
 8章・・・ナビゲーションを極める
 9章・・・読図&ナビゲーションのQ&A

地図ってなに?から始まって、地図の折り方、携帯の仕方などなど。
さらにはGPSと使い方や併用方法、
海外の登山地図あれこれや、アドベンチャーレースのこと。(つまりオリエンテーリングレース)

ブラックアウト(目標物のほとんど見えない夜間)でのオリエンテーリングや
ホワイトアウト(積雪や降雪で白一色になって空と地面がわからなくなる状況)のことなどにも
触れられている。

内容が内容だけに陳腐化するものではないので、
ずっと手元に置いておきたい一冊になることだろう。

P.S.
二万五千分の一の地図って、なんばCITYの旭屋書店みたいな大きな店でも売ってないっぽい。
いったいどこにいけば。。。残るはジュンク堂か、梅田の紀伊國屋まで遠征!?
Trekking Map Editor(フリーソフト)で出力できるので困ってはないけれど。

Check [ 2010/09/01 20:27 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(7)

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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