生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

『レイラインハンター』 内田一成著 アールズ出版 

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聖地と聖地を結ぶ直線(レイライン)に秘められた古代の叡智への探訪

神社とは何?お寺って?その歴史的背景とは?
どうして山の上にそのようなものがあるの?パワースポットって何?
なんてことには正直、知識も興味も薄い。
そんな無知な自分が少しでもそういったものに何かしらの感心を持てるかもしれない
というきっかけになりそうな本を見つけた。

年間100日以上も八ヶ岳や北アルプスの山々にのめり込んでいた登山好き著者が
だんだんとカラダで感じとれるようになってきたという地霊。
いったい地霊とは何なのか?
その正体を知りたいという一心で取り憑かれたように山に向かい
新たな地霊と出会うたびに思いが強まっていったという。
地霊の気配とは、旅をしていて初めて訪れた土地なのに懐かしく感じたり、
逆にここは自分の居場所じゃないという気がしたり、
あるいはもっとはっきりと、そこに居るだけでカラダの中に力がみなぎってきたり、
さっきまで元気だったのに、その場所に行ったとたんにカラダの中の力が吸い取られてしまったり
そんな正と負の感覚はその場所に固有のものだという。

紙の地図は基本的に上が真北であるが、正確には地球は球体なので
平面である紙の地図の真北と磁石が指し示す北には誤差が生じるというのは
地図やコンパスを使いこなしている方では誰でも知っている基本だ。
その誤差を補正するために紙地図に磁北線を書き入れることをする。
その補正を間違うとルートを間違って遭難につながることもあるという。
GPSはそれらの補正を自動的かつ正確に行ってくれるので、
レイライン(聖地同士を結ぶ線)が、いかに高い精度で配置されたものかなどの
物証の検証が容易にできるようになったという。
2000年以上も前のご神体の位置をGPSで測ると、100分の1秒という精度で
同じ緯度上にあることがわかったりすると、互いの位置を確認するすべもない神社同士が
どうしてそんなに正確な測地が可能だったのか、また、なぜそこまで正確に配置
する必要があったのかなどの疑問が沸いてきたという。

最新GPSとデジタルマップにより明らかになったレイライン
これを読むと、昔の人は現代人よりもずっと賢かったんじゃないかと思わせる。
すべての地球上の万物(人と人でさえ)には目に見えないネットワークがあり、
古代の人たちは、そんなネットワークをどのように感じ取って何に活かしてきたのか。
聖地同士がみごとにある法則でつながっていることや、またそれらに仕掛けられた
メカニズムを検証するというもの。

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近畿に隠された五芒星(ペンタグラム)、要するに五角形。伊勢神宮、伊吹山・・を結ぶライン。
そしてその中心にあるのが・・・。
なるほど~。

金剛山麓「まつまさ」 

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金剛山を大阪側から登山する時、自分の場合はほぼ「まつまさ」にお世話になる。
別に特別な理由もなければ何の義理もない。
ただ単純に、料金が明確で、駐車区画もまぁだいたいはっきりしているから。
欲を言えばアスファルトに舗装してほしいところだ。
(あの区画のラインとして引かれた白い線の粉が靴の裏に付くとやっかいなのだ)
また、人によっては、機械が自動で料金を徴収していてオマケしてくれることもなく
きっちり600円持っていかれて機械的すぎる、という声も聞こえてくる。(機械だけど)
「山の豆腐」でも買おうとすると、10分しか無料駐車できないので焦りまくるし、
場合によってはあわてたため駐車場内での接触事故や当て逃げなども起こりうるかなと。
その他の近くの駐車場はというと、人が集めていて人情もあり、対人間同士の
コミュニケーションも成立するし、天候や曜日によってはオマケもしてくれる。
いちばん高いのは「まつまさ」なのだとも言える。
(月極契約すると一ヶ月3千円だとか)
なのに、自分はなぜかいつも「まつまさ」に駐めてしまう。
そんなわけで、駐車場にお金を払っているのに、さらに「まつまさ」で食事まですると
いったいいくらかかるねん~、という理由から今まで食事をすることは一度も無かった。
せめて食事をすれば安くならないのか?と確認してみたら、
2千円以上の食事なら2時間無料だとさっき知ったところだ。
2000円ぴったりのメニューというと、お豆腐料理「雲の彩(くものいろ)」だけ。
あとは組み合わせワザで2千円ぴったり狙いをすると、実質1400円で食べれることになる。
しかし2時間ということは、食事に30分を要するとして、本道を50分で登って
捺印すましてすぐに折り返し、40分で下山してぴったり二時間ぎりぎりでたぶんアウト。
食事も登山もというのは金剛山愛の「まさ吉さんの足」でも無い限り現実的には無理な話だ。

「まつまさ」駐車場は昔はしいたけの養殖場であったことから、
今でもしいたけセンターと呼ばれることがあるようだ。
さらに「まつまさ」の経営者は、千早赤坂村村長の松本昌親さんだ。
そんな村長の「松」と「昌」を取って「まつまさ」ではないかという推測。

さて、肝心の山家料理「まつまさ」(レストラン)のほうに、
おくればせながらはじめてお世話になることになったのが先日のこと。
店内は外から見て思っていた感じよりも広く、清潔で小ぎれい。
座ると最初に「しいたけ茶」を出してくださった。
昆布茶のしいたけ版という感じ。最初の一杯だけである。
しいたけ茶を何杯もお代わりしたら塩分取りすぎだから?
二杯目以降はお茶か水となっているみたい。
水はたぶん金剛山の湧き水ではないかと思われる。
この日は村長みずから給水タンクの氷を補充しておられた。

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豆腐が名物の店ということで、せっかくなので豆腐料理を注文した。
「まつまさ」の豆腐はというと・・・

<7年前の朝日新聞の記事より>
 甘み多い豆腐づくり修業
 金剛山の水と国産大豆、瀬戸内海のにがりをたっぷり使った
 「山の豆腐」(1丁350円)が名物のまつまさ。
 一時はシイタケ栽培を手がけていたが、千早伝統の仕事に戻ろうと
 15年前に豆腐づくりを復活させた。
 松本昌親さん(63)と澄子さん(61)夫婦の後継ぎは一人息子の公成さん(31)。
 コンピューターソフトの製作を手がけていたが家業に転職。
 甘みの多い豆腐づくりを修業中だ。
とのこと。

お豆腐御膳「風の彩(かぜのいろ)」1,500円 は、あっさりと上品な薄味で、
値段なりの価値ある逸品でした。

食事の画像については以下より。

金剛山 第200回  (2010.6.26) 

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村界尾根ルートの三角点(720.7m)にて

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分37秒)


村界尾根ルート、リベンジ!
百ヶ辻駐車場(8:05)-五條林道-東條山(9:00)-村界尾根ルート-まつまさ(11:00)
まつまさ(11:35)-千早本道派生ルート-二ノ滝-ツツジオ谷ルート-ハゲ山-金剛山頂(13:00)
金剛山頂(14:15)-文珠中尾根フルルート-百ヶ辻駐車場(15:00)


駐車場に着いて準備をしていたら、
とんでもない忘れ物をしたことが判明。
洗って乾かしていた登山靴を持ってきたのはよいが、
なんと、靴の中敷きを忘れたのだ。
ロングルートだというのに靴の中が板の間の状態で
足もあそびまくりでブカブカ。
それでなくても雨というハンディがあるというのにさらなる試練だ。(;;)

今日はお馴染みメンバーのTakeshiさん、katsuyukiさんと。
一日中ずっと雨。
先週末の村界尾根ルートをたどれなかった失敗を取り戻すべく再チャレンジをした。
ただし、今回はダイトレを通る大回りルートではなく、百ヶ辻起点の五條林道からのスタート。
最初から雨だと元気が出ないところではあるが、さすがに今度ばかりは違う。
村界尾根攻略という大目標に燃えていたので、雨など気にならず。(土砂降りを除く)
五條林道を登り始めるとたちまち暑くなり、ゴアテックスのレインウェアでも蒸れまくる。
蒸れて暑いくらいなら濡れたほうがマシとTakeshiさんが最初にレインウェアを脱いだ。
すぐにkatsuyukiさんと自分もそれにならう。
すっきり爽やかになったところで東條山に向けてどんどん登る。
百ヶ辻をスタートして一時間足らずで東條山の山頂に到着。
同じ一時間でも金剛山に登るより低いからなのか、ゆっくり登ったからなのか、
ぜんぜん登った気がしない。
さて今日は東條山からが勝負どころなのだ。
そのために今回はGPSを実戦投入。
あらかじめ、国土地理院の2万5千分の一の地図を元に、
尾根をたどる各ピークの座標をセットしてきた。
さらにkatsuyukiさんのほうでは紙地図+シルバコンパスを準備してくださった。
これで絶対迷いようのない完全武装というわけだ。
先週末はどこでどう間違えたのかを確認しながら慎重に進む。
すると、赤滝谷ルートからの取り付き地点を目前にして、
10mほど手前に左へ分岐する確かな道を見つけた。
次にめざすピークの方向を、GPS上で正しく進んでいることを随時確認。
何の障害もない歩きやすい道がしっかりと付いている。
途中、大住谷へという分岐があった。
最終のピーク目標の三角点(720.7m)に達するまでの地点に
「千早鱒釣り場へ」というテープを巻いた木があったが、
鱒釣り場に下りてしまうと登山口までずいぶん下道を行くことになりそうなので
そこはパスし、いちおう三角点まで向かってみることにした。
ほどなくして三角点に着くと、「村に下りる」と書かれたテープを見つけた。
それに従っておりる。
途中、小さな尾根が二つに分かれる分岐があって、それぞれに道が付いている。
GPSや紙地図で確認してみるも、どちらを選んでもほぼ同じ結果のようなので
右を選んで下りることにした。
急坂を過ぎて、どんどん村に近づく。
どんなところに出るのか楽しみしていたのに、どうもスッキリしない形で
釣り堀のある広い道に出た。
下りてきた方向を振り返ると、とても登っていけるような入口には見えない。
民家の家の裏に出たという感じ。
これは逆向きには使いたくないなぁと思った。
ここで、気になった途中のポイントは、
 ・三角点に着くまでに「鱒釣り場へ」という分岐があった。
 ・三角点から村へ下山中に二つの小さな尾根に分かれた分岐があった。
このいずれかを選んでいれば、もっとスッキリするゴールがあったのでは
という点だけが心残りであった。

「まつまさ」に昼ぐらいには着くだろうからここでお昼にしようと計画していたら
11時ちょうどに着いたので予定どおり昼食を摂る。
なんと「まつまさ」で食事をしたのも、店に入ったのも初めてなのだ。
どんなメニューがあるかもわからなかった。
3人が3人とも別々のものを注文した。(詳細は後日)
200回記念ということでちょっと豪勢に。
40分ほど休憩してから高城茶屋に立ち寄る。
今日は雨で登山客が少ないからか、回転焼きはやってなかった。
まさ吉さんが預けてくださっていた大峰の地図を受け取る。
確かにいただきました。ありがとうございました。

さて次は金剛登山だ。
こんな天気で人も少ない千早本道をあえて避けて、
本道派生二ノ滝経由ツツジオ・ハゲ山ルートで山頂へ。
こんな(生い茂る)季節にまさか登ると思っていなかった組み合わせルートだ。
ハゲ山までは雨でもそれほど濡れることもなく来れたが、
ハゲ山のブッシュで、葉のしずくをズボンやシャツで拭き取る感じになって
山頂に着いたときにはびしょ濡れに。
捺印所で200回目の捺印と、転法輪寺にてボーさんに捺印をいただいてから、
山頂売店でまったり休憩一時間。
山頂14時15分の気温は19℃。
下山は文珠中尾根のフルコースで、百ヶ辻駐車場前に下りるルートから。

その他の画像は以下より。

奈良側全ルート 

今度は金剛山の奈良側全ルートの棚卸しをしてみた。

前に紹介させていただいた大阪側・水越峠側のルートについてはこちら。
 ・大阪側全ルート【ロープウェイ前バス停エリア】
 ・大阪側全ルート【登山口バス停エリア】
 ・水越峠側全ルート

実際には「ルート」と名付けられていないものもあるが、当ブログでは便宜的に付けている点はご容赦を。
他にもまだあるかもしれないけれど、現時点で把握できているものは以上です。

【奈良側全ルート】

大田和地蔵ルート
  (未踏)

朝原寺跡ルート
  はじめて登った日は冬なのに蒸し暑く、それが原因なのか、ありえないほど本調子が出ず
  しんどい思いをした。それもそのはず、高天彦神社の駐車場からスタートして、百々川ルートの
  中間ぐらいから一旦下山して登り返しをしたから距離も長かった。
  入口は田畑ではあるが、どこか寂しげで一人だと行く気がしないが、尾根に伝いに出て歩き出すと
  明るくて雰囲気は良い。こんな山の中に昔はお寺が建てられていたのはスゴイ。
  石垣だけが残る。
  なぜかこの付近で撮影した写真はすべて何も写っていないか、撮影時にシャッターが切れなかった。
  その後に現れるでっかい岩も名物かも。

百々川(どどがわ)ルート
  名物の大堰堤のハシゴを登るのは怖かった。下を見たとき、手を離すと終わりなんだと思った時は特に。
  巻き道もあるがこれもやっかいで危険ではある。
  大堰堤をクリアしたあとはどんなだったかあまり印象に無いが、最後の激登りはきつかった。
  ダイトレのけっこう下のほうに取り付いたことに気付いたときはさらに気分的に疲れた。
  あんなにがんばったのにまだここ?という感じ。

橋本院ルート
  (未踏)

郵便道ルート
 奈良側ではもっとも登山者が多いメジャールートで、難所も無く安心して登れる。
 最初から最後まで植林の中なので薄暗く、午後からだとさらに暗いムードが増して寂しい。
 途中、二つに分かれるところが二カ所あり、それぞれ性格が異なるステージであるが
 どちらを選んでも最後は合流する。
 「かもきみの湯」にもっとも近いので、冬場は温泉とセットが良いかも。

マツバカケ尾ルート
 郵便道の最初の分岐の左ルートの途中から分岐する。
 最終的には郵便道とダイトレが合流する地点に同じく合流する。
 マツバカケ尾ルートの途中には石像があるようだが、自分は未だに発見できていない。
 まったく手入れされずに放置されて枝が伸び放題になった杉林は他のルートではなかなか見られない。
 途中に休憩場があってベンチもあるが、そこで休憩すると登りの場合も下山の場合でも
 まだまだ先が長いので落ち着かないと思う。

ヒロセ道ルート
 (未踏) 一度だけトライするも、迷って失敗。

イワゴノ谷ルート
 高天谷ルートを沢登り専用と分類して除外すると、金剛山のルートの中では最も多難で危険なルート。
 登り切ったあとは誰もがドブネズミかボロ雑巾のように汚れる。
 最後の最後まで気が休まることがない。

伏見道ルート
 (未踏) 比較的平和だとか。

小和道ルート
 なかなかユニークなルート。途中、広くなった場所では進むべき方向を見失いそうになったりするが、
 最後は立派な林道に出て集落に出るが、ゴール目前なのに駐車場に戻るのが複雑すぎて失敗(遠回り)した。
 GPSを持ってくればよかったと後悔したルート。

天ヶ滝新道ルート
 金剛登山のためのきちんとした駐車場?があるのは奈良側では唯一ここだけだろう。
 最初から整備されたルートを行くので、何の迷いも不安も心配もない安心ルート。
 途中、かつては名所だったと思われる天ヶ滝への分岐がある。(また戻ってこないといけないが)

クソマル谷ルート
 まず駐車に困る。白高大明神の近くか、やり過ごしてもう少し先に行った道が広くなったところに路駐となる。
 クソマル谷ルートを知らずして他のルートを語るなよ的な全部入り的なアドベンチャールート。
 他のルートにない凄さを体験できる。個人的にはこのワイルドさは好きだ。
 ダイトレに登り切ったときの達成感も爽やかで良い。

五條久留野峠ルート
 金剛山のルートの中では知る限りでは最も美しく整備が行き届いた超快適ルート。
 ハードなクソマル谷ルートを登った後の下山用。
 クソマル谷ルートが地獄だとすると、五條久留野峠ルートは天国だ。
 それほどの両極端な真逆ステージを一日で両方楽しめる大満足なルート。
 大阪側から最も遠い対極にあるのが難点。

日帰り登山といえども非日常の世界 

山は思っている以上に危険がいっぱいだとは自分でも思っている。
たまたま運良くセーフ!ということが続いているだけかもしれない。
木の根っこで尻もちつくことも、もし打ち所が悪いと、もし尖ったナニカが突き刺さると、
など考えるといくらでも危険はある。
怖がりになって、石橋を叩いて渡るように気をつけていてちょうど良いくらいだ。

ちなみに以下の新聞記事の写真では「HOLUX m-241」というGPSデータロガーが写っていました。

大阪府山岳連盟理事長飛田典男さんに聞く――日帰り登山も「非日常」(趣味の技)
2010/06/14 日本経済新聞 大阪夕刊 29ページより引用

登山計画書作りでイメージトレーニング
現在地わかるGPSを相棒に
初心者は生駒山や金剛山で「慣らし運転」

 ゆっくり自然を満喫しながら、頂を目指す。関西でもシニア世代を中心に山登りを楽しむ人が増えている。
都会の騒々しさを離れた登山で得られる壮快感は格別なものだ。
ただ、山で街中と同じように行動すると思わぬ事故につながりかねない。
シニア世代や初心者が楽しく山に登るには何に注意したらよいのか。
大阪府山岳連盟の飛田典男理事長に聞いた。
■   ■
 「山を日常生活の延長線上とは考えないこと。危険があるということを忘れないで」と飛田理事長は強調する。
警察庁によると、2009年の山での遭難件数は1676件(前年比45件増)の2085人(同152人増)、
死者・行方不明者は317人(同36人増)を数えたという。
しかも、40歳以上が死者・行方不明者に占める割合はほぼ9割だ。
 「簡単でいいから登山計画書を作ってほしい」と飛田理事長は勧める。
コースの所要時間はどれくらいか、危険な場所があるとすればどこか。
雨が降ったりしたときに避難する山小屋はあるのか……。
下調べをすることで、自分が登ろうとしている山のイメージがつかめるし、
実際にトラブルが起きた場合にも対処しやすくなる。
 山に登る前には自分の健康状態をしっかり把握したい。
「もし、糖尿病や高血圧などの持病があれば医師と相談してほしい。
その上で、週に2回、それぞれ5キロ以上歩く習慣をつくってもらいたい」と飛田理事長。
 さて、実際の山に登るとき、よくあるトラブルの一つが道に迷うことだろう。
そんなとき、地図だけでなく携帯用の全地球測位システム(GPS)があると心強い。
高性能なものは10万円を超す携帯用GPSだが、簡易型なら1万円前後ですむ。
道に迷っても現在地が分かればパニックにならず冷静に行動でき、重大な事故につながるリスクも減る。
高性能機器は使いこなせば便利だが、シニア世代は操作が複雑で分かりにくい面がある。
飛田理事長も「最初は簡易型で十分」という。
 登山シーズンには多くの山で臨時のアンテナが設置され、携帯電話の通話が可能になる場所も多い。
無線端末があるのが望ましいものの、緊急時の連絡方法として携帯電話も欠かせない。
 何事もなく頂上に近づいたら、もう一度気を引き締めよう。最初は気が張っていても、
知らず知らずのうちに疲れで集中力が鈍る。
「滑落や転倒などの事故はコースの4分の3以降に集中している」と飛田理事長は注意を促す。
 山は天候が変わりやすいことも忘れてはならない。
ウインドブレーカーなど防水に優れた雨具は不可欠だ。
身に着ける下着類も雨にぬれたときのことを考えておきたい。
一般的な木綿製は確かに着心地がいいが、吸水性が高く、一度ぬれると簡単には乾かないのが欠点だ。
木綿の下着を着ていたとしても、着替えには保温性に優れた羊毛か、少なくとも化繊の下着を用意しておいた方がいい。
■   ■
 また、梅雨から夏にかけて気を付けたいのが水分補給と紫外線対策だ。
飛田理事長は「5、6時間の日帰り登山として、水は1・5リットルは欲しい。日差しの強さで目が疲れるので、
サングラスなどで目を保護してほしい」という。
 街中と違って、山に入れば気まぐれな自然に翻弄(ほんろう)されることもしばしば。
ただ、注意すべきことを守れば自然の雄大さを満喫できる。
「初心者はまず道がしっかりした生駒山や金剛山などで体を慣らし、
六甲山から有馬へ抜けるルートを登ってはどうでしょうか。
クリアしたら比良山地や近江山などがお薦めです」と飛田理事長。基本事項を忘れずに山登りを楽しみたいものだ。
(大阪・運動担当 馬場到)

 とびた・のりお 1950年生まれ、茨城県日立市出身。
国立茨城工業高等専門学校を経て、71年に就職で関西へ。
北アルプスや欧州のモンブランなどによく登る。2008年、大阪府山岳連盟の理事長に就任。
【図・写真】簡易型でもGPSがあれば、道に迷ってもパニックになりにくい
 
※写真は引用いたしません。

今日はこんなニュースもありました。
「研修中の小5、不明に=道迷い引き返す途中―北海道・大雪山系」

村界尾根ルートへの野望 

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16日(土)の移動ログ。 #おそらく黄色の破線のルートで千早集落に下山できるはず。
※千早本道の横の矢印はゴミです。

村界尾根ルート攻略に向けて

先日の19日(土)に果たせなかった村界尾根ルートの攻略。
無理もない。
雨が降らなかったからという理由で、軽くコチラの地図で下調べしただけだったので、
あとは前回登った赤滝谷ルートの記憶を頼りに、
たぶん大丈夫だろう程度の思いつきで実行したのがいけなかった。

たしか、赤滝谷ルートの終盤の急登を登り切って東條山への尾根に取り付いた時、
尾根伝いに右から左(東條山方向)に向かって、確実に人の歩いた道が付いていたのだ。
その道を道なりに逆方向にたどっていけば、それが村界尾根ルートであることに間違いない
という変な思い込みを持っていた。
ところがどこをどう間違えたのか、気づいたときには後戻りできないような所に来てしまっていて、
しかたなく何とか降りれそうなところを選んで苦労しながらも沢に降り着いたら、
記憶のあった赤滝谷ルートの途中だった。
よくよく思い出してみると、東條山から尾根伝いに赤滝谷ルートとの合流点を過ぎたあたりに、
進行方向に対して左に道が付いているところがあった。
そっちの方向は千早集落とは逆方向だし、ありえないとその時は相手にもしなかったが、
それこそが尾根をたどる方向への分岐だったのかもしれない。
地図を見てみると、たしかに東條山を出てしばらくしてから千早集落とは逆方向に一旦折れている。
あまりにもくやしいので、必ずや近日中にリベンジを果たしたいところ。
そのときこそは本気でもってハイテク装備で望みたいところである。

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国土地理院の2万5千分の1の地図より
※東條山のピークはもう少し上の曲がりくねった軌跡上です。
※2010年6月16日の軌跡は誤りで、正しくは2010年6月19日の軌跡です。

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やや鳥瞰で眺めた感じ

金剛山 第199回  (2010.6.19) 

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この看板ってこんなに背が高かったっけ。

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分39秒)


登り:黒栂谷ルート
下山:山頂-ちはや園地-久留野峠-中葛城山-高谷山-千早峠-東條山-
    村界尾根ルートをまちがって赤滝谷ルート

今日はぜったい雨だと思っていたのに一滴も降らず。
それどころかどんどん天気は回復。
そんな予報だったっけ?

まつまさ駐車場を7時50分にスタート。
本来なら雨の中をおっさん二人でしんみりと軽登山の予定だったが
駐車場に着いた時も雨は降っておらず、雨天のつもりで考えていたルート(千早本道)
を取りやめとした。 そして迷うこと数分。
katsuyukiさんが黒栂谷ルートを知らない(大阪側をほとんど知らない)というので
まずはそちらから。
スタート時点では霧が出てガスっていて、しっとりジメジメと湿度が高く
自分にとってはいちばんキライなコンディションだ。
どんどん登るものの風が通らず蒸し暑く大汗が出て、さらにブヨ軍団にもまとわりつかれる。
「セト」に到着したとたん、風が吹き抜けていてとても涼しかった。
あまりにも爽快なので、しばらくボケ~と立ったまま涼む。
どうりでここに休憩用のベンチがあるわけだ。
セトの看板、新しくなったのは良いが、クギで打ち付けてあって
杉の木を傷つけているので「クギは抜け!」みたいなことが書き足されていた。
さて、そこから再び山頂へ向かって登る。
特にコレといってコメントするような発見もなく普通に山頂に到着。
山頂9時15分の気温は18℃。
売店の中からにぎやかな声は聞こえるものの、山頂にはほとんど人が居ない。
時間が早いということもあるが、今日は最初から雨だとだれもが思い込んでいたのだろう。
転法輪寺で最初に捺印。今日はボーさまが迎えてくれた。
れんげ祭りの事など少し立ち話。
通勤にロープウェイを利用されていると思っていたら千早本道を登っていると聞いて驚く。
国見城趾広場で、ありきたりながらも今日のブログのトップの写真を撮影。
その後、ちはや園地のログハウスに移動。
時間とともにどんどん天気は回復し、晴れ間も見え隠れ。
ログハウスには誰も人がおらず貸し切り状態。
どうやらロープウェイが運休していることも原因しているのではないかと思う。
ブヨを避けてのログハウスで早めの昼食を摂ることにした。
食事をしていると売店のあの愛想が良くて親切な「成田さん」が店を開けだした。
今日はコンビニで千円分も昼食がらみを買い込んできたので
売店では何も買うものがなかった。
それでも席を立つ時は「ありがとうございました!」って感じで
一部のゴミの面倒まで見ていただいて恐縮する。

さて昼食も終わってこれからどうしようかと思案。
このまま下山するとピクニックに来ただけみたいなので、急遽、大がかりなプランを計画。
久留野峠から中葛城山、高谷山、千早峠、五條林道、東條山を経て「村界尾根ルート」
から下山しようということになった。
ちはや園地を10時30分ごろ出発、まずは久留野峠に向かう。
これまで誰ひとりすれ違わなかったが、単独登山の山ガールと遭遇。
「金剛山はどちらですか?」と尋ねられた。
「いちおうここは金剛山のはずですが?」と答える。
山ガール「いえ、金剛山山頂です」
キバラー「それならこのまま道なりにどうぞ。どちらからですか?」
山ガール「大阪から登りに来ました。久留野峠というところから登ってきたんですが」
キバラー「ああ、なるほど、お気をつけて~」
という感じ。
われわれよりもなぜか楽しそうだったので、また1人、金剛山のファンが増えるような気がした。
ちはや園地から久留野峠の間が金剛山でいちばん好きな場所だ。
特に杉並木の間を行くところが良い。
久留野峠から中葛城山への階段は、見るからに厳しそうである。
まだ金剛山駆け出しの頃、こんなしんどそうな階段の方向(中葛城山)に行く人なんているのかな、と
冷ややかな目線で見上げていただけだった。
ダイトレ縦走のチャレンジ登山のときも、この登りは厳しく思えたが、
今日はまだこの時点では登山らしい登山もしていないのでスイスイと登れる。
中葛城山頂には男女併せて10名くらいの登山者集団が居た。
風があって涼しく虫もいない。
高谷山から千早峠までは45分と書いてある。
千早峠からは五條林道に入り道幅も広くなって快適にあるけるが、
前に来たときから季節がかわって葉が生い茂っている。
そのまま道なりにいけばババ谷に下りて舗装路に出るというのに
登り返しで東條山に向けてどんどん高度を上げて行く。
今日もダブル登山みたいなものだ。
東條山から前に登った赤滝谷ルートのとりつきまでは記憶していたよりも
少し距離はあったがすぐにわかった。
今日は赤滝谷ルートのほうには下りずに道なりに行くのだ。
ほどなくして道があいまいになってきて、どちらに進めば良いのかわからなくなる。
テープを頼りに尾根づたいを意識していたのにどんどん下っていって、
現在地がわかならくなった。
あれだけ紙地図だのGPSだのと言っていたのに今日は何も持って来ていない。
しかたないので歩けそうなところをどんどん下りていったら
見覚えのある赤滝谷ルートの途中に出た。
残念だったけど、あとは経験のある赤滝谷ルートを素直に行く事にしおうと
思っていたら、これが季節が変わっていてさっぱりルートがわからなくなって
しかたなく水量の多い沢を行くも距離がかせげず。
巻いてみても葉が生い茂っていて進めない。
そんなこんなで赤滝谷ルートにはかなり苦戦した。
しかも変な虫に首筋を噛まれた。
常備していたはずのポイズンリムーバーが無い。
katsuyukiさん持参のポイズンリムーバーのお世話になって吸引してもらう。
そして虫さされの薬まで塗っていただく。
バスの通っている舗装道路に上がってから尾根を眺めて見ると
一直線のなだらかなわかりやすい尾根だろうくらいに思っていた村界尾根は、
想像していた以上に遠くにあって複雑で、あんな方向に行ってたら
戻ってくるのも相当大変だったのではと思うと、
結果的に道を間違って赤滝谷ルートに出て良かったのかもしれない。
今の夏の季節の赤滝谷ルートには行かないほうが良い。

その他の画像は以下より。

紙地図とコンパスとGPS 

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国土地理院の地図閲覧サービス「ウォッちず」をTMEで切り出し活用。
赤い斜め線は磁北線で、格子線は距離線。

山と高原地図の地図が、わりと適当でイザというときはそれほど正確ではないということを聞いて、
国土地理院発行の2万5千分の1の地図を買おうと思っていたら、
先日紹介の雑誌「BE-PAL」の付録の「地図がすらすら読める本」の中にラッキーな情報があった。
国土地理院発行の2万5千分の1の地図が簡単に切り出せて印刷できるというものだ。

国土地理院の地図閲覧サービス「ウォッちず」の地形図は、これまでも「カシミール3D」を使って
GPSのログを表示させてみたり使ったことはあるがどうにもこうにも使いにくかった。
というのは、画面で地図を閲覧することを主目的としているようなので、
その他の活用にはほとんど使い物にならなかったのだ。
その中でも特に印刷にはまったく不向きだった。
ところが「TME」ことTrekkingMapEditor(トレッキングマップエディター)というフリーウェアを使うと
範囲を指定しての印刷はもちろん、さらに以下のことができてしまう。

・マウス操作で拡大・縮小・移動して地形図を閲覧。
・用紙サイズに合わせて印刷。
・スケールの印刷。
・印刷配色の変更。
・磁北線・緯度線・経度線・距離線の印刷。
・ファイルへの出力。
・線や文字、画像ファイルを地図上に描画。

これで好きな範囲を印刷して(といってもパーソナルなプリンターだとA4サイズまでであるが)
いつでも持ち出せる環境ができた。
付録の「地図がすらすら読める本」のおかげで基本的なことが理解できてきたので、
あとはシルバコンパスを買うだけだ。

そしてGPS。
いつも動画や”○○○ルートの真実”で使っている歩いた軌跡のログを取得するのに使っているGPSは
ログ収集専用の画面も無い小型のデータロガーであるが、
地図表示付きのGPSのほうはというと昔からバイクツーリング用にカーナビ代わりに活用してきた。
しかし山ではお荷物になるので、よほどの場所にでも行かない限り持ち出すことがない。

ガーミン社のGPSは特に高感度(WAAS対応)や初期捕捉の速さから一人勝ちのメーカーで、
自分の持っているモデルは防水かつ単三乾電池2本でつけっぱなしで丸一日電池が持つ。
一般的な電子地図やカーナビでは山岳地帯は単なるベタ塗りであり、等高線表示なんて無いが、
ガーミン社の地図表示モデルではTOPO(等高線)データが扱える点でまったくの別格だ。
今のところ、山に持ち出して活躍したのは金剛山では坊領ルートの一度だけ。
それも現在地と進むべき方向と高度を確認する程度だった。

高度の場合、気圧高度計だと天候(気圧)で誤差が出るがGPSなら高度も正確だ。
紙地図とコンパスとGPS。
これらの三種の神器があればまず山で迷うことは無いのではなかろうか。

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ガーミン社製「GPSmap60CSx」(5年くらい前に購入) ※今ならコロラド300やオレゴン300がオススメ。
Check [ 2010/06/18 00:11 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

雑誌「PEAKS」7月号 

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山のまこまささんから、雑誌「PEAKS」7月号を買ったと教えてもらったのはつい一昨日前。
先月号から月刊誌になったというこの雑誌を昼休みに立ち読みしていたら、
またまたコレはもう買うしかないという状況に。
それでもその場では買わず、帰りがけにも難波で軽く立ち読み。
今月雑誌だけで何冊買っとるねんと自問自答、葛藤の末なんとか買わずにスルー。
けどやっぱり気になって地元の降車駅前の書店で購入してしまった。

雑誌のタイトル「PEAKS」の文字の上にはいつもサブタイトルが付いている。
先月号は、テーマがテーマだけに買わなかったけれど
「エベレストに行ってきました!PEAKS
だった。
そして今回の7月号はというと、
「単独行者よ、強くなれ!PEAKS
なのだ。
単独行ですよ、単独行。
このところ、おなじみのみなさんにフラレてしまって・・ではなくスケジュールが合わず
単独行が続いている。
これはこれで十分楽しいし、マイペースで気まぐれの気分次第で計画も時間も変更しまくれる点で良い。
そんなグッタイミングな時に今月号のPEAKSの特集なわけで、
少々お高い雑誌ではあるが買うことになった。(880エン)

「本当の自由を探す旅へ ソロトレッキングのすすめ」という特集で、
「なぜ、ひとりで山を歩くのか。」ということをソロ哲学として、
仲間と居ては経験できない何かがソロ山行きに秘められているという。
山頂に登ることが必ずしも目的ではなく、山の高さや難易度ではとらえず
山の雰囲気を味わい、横の広がりと奥行きを楽しむものだとか。
また、ソロ山行きを好む人が口々に話すのは「ひとりは自由」ということ。
自分自身がリーダーで、同行者はなし。好きなコースを選び、好きなときに歩き始め
好きな場所で休み、用意する食事も自分の好きなものを好きなだけ。
すべての決定権は自分にあり、自分だけ満足すればよいという充足感が残るという。
他人に気を遣うこともないかわりにすべてのリスクを自分ひとりで背負わなければ
ならないが、その充足感は街の生活では得られないとか。
またそれにより登山の技術も大きく向上するのだとか。
特集では、単独行のそれぞれの男性や女性を取り上げて、
独自の登山スタイルや持ち物、ザックの中身などが詳細に紹介されている。
機能系ウェアの特集では、サポートタイツ、コンプレッションタイツ、ハイブリッドタイツなどの
それぞれのポイントや機能紹介もあり、
また、チラっとであるが、身近な大峯奥駈道への山旅についても載っている。
「人間というやつはやっかいだ。じっとしていればいいものを」って、
じっとしていられないのが人間だよなぁ。
雑誌の中の本の紹介記事でさらに余計なものを見つけてしまった。
ホーボシュン著の「実戦主義道具学」が出たんだとか。。ハぁ。。

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Check [ 2010/06/17 00:08 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

第六十回 葛城花供入峰修行『れんげ大祭』の案内 

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先日、7月7日に行われる『れんげ大祭』の案内が届いた。
昨年は練成会のほうからハガキがペラ1枚届いただけなのに
今回は封筒で、しかも参加の返信ハガキまで入っていて
パンフレットまで同封されていた。

よく見ると金剛山転法輪寺からの送られてきたものだということが判明。
思い当たるのは、この一年の間に(というか最近になって)
練成会の捺印カードとは別の、転法輪寺の「登拝寳印帖」というものにも
捺印をはじめた。
その関係で送られてきたものだと思われる。
それにしても転法輪寺には年会費も無いのに丁寧な封書でこのようなものが届いて、
切手不要の返信ハガキまで入っていて恐縮してしまう。
参加の返事をすると当日どのような特別な待遇?があるのかないのかが謎。

そもそも「れんげ大祭」とは夏山開きを兼ねた安全祈願と役行者(えんのぎょうじゃ)
をたたえる行事だそうで、全国的にも非常にめずらしい
神仏混交(転法輪寺と葛木神社)の祭りだとか。

中でも目を引くのが、誰でも参加できる「火渡り修行」である。
これについては参加するのにはかなり抵抗ありそうであるが、
山のまこまささんの「山と楽人の旅」の15日の記事
を拝見すると、その心配は取り越し苦労のような気がしてきた。

ちなみに転法輪寺の現在の第六十一代住職は葛城光龍氏である。

修験道とは何ぞや?については以下より。

雑誌「BE-PAL」7月号 

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せっかくなので、雑誌「Tarzan」と併せて買った
雑誌「BE-PAL(ビーパル)」7月号もご紹介。

ほんとうに登山人口が増えてきているようで、
最近の雑誌の内容の傾向が物語っているように思う。
それでも自転車雑誌の加熱ぶりにはまだまだ負けてはいるようだ。
これまでほとんど立ち読みだけで終わっていたのに、
ここ最近の雑誌への散財ぶりはなんなのか。
ネットでは求めるものしか探せないが、雑誌だとついでにいろんな情報が
くっついてくる点ではまだまだ価値があるし、
画面を見つめるよりも好きなスタイルで読めるという点では紙のほうが上だ。

前置きはこれくらいにしておいて、
雑誌「BE-PAL(ビーパル)」を買ったのは直近では5月号だから
けっこう依存しているほうかも。
今回は何に惹かれたかというと、雑誌本体のほうではなく、
はたまた付録の「探検プチライト(LED)」でもなく、
もうひとつの付録「地図がすらすら読める本」なのだ。
ちなみに創刊29周年特別付録だとか。29周年ってこじつけ?
区切りの良い30周年だとどんなえらいモノが付いてくるのやら。。

その付録冊子の目次を軽くご紹介すると、

 ・速読テクニックを身につけよう
 ・「縮尺」のルール
 ・「等高線」のルール
 ・「地形」のルール
 ・「2倍図」の活用
 ・地図読みの達人、平塚・・・に聞きました。
 ・コンパスの使い方
 ・TMEを活用しよう
 (以下省略)

など盛りだくさんで、
谷川岳や屋久島、富士山、上高地、穂高の地形図や
それらの地図を見ながらの登り方などなど。
地図が読めるということは「予知能力」を手にいれるようなものらしい。
そして「なんとなく読める」から「正確に素早く読める」テクニックを結集したということらしい。

これはどう考えても保存版!?

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雑誌「Tarzan」 6/24号 

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「Tarzan(ターザン)」なんていう雑誌は初めて買った。
ワンコインの500円だったというのもあるし、テーマが山関係だったからついつい。
いつもはどんな内容の雑誌なのかは知らないけれど、今回のは「BE-PAL」っぽい内容。
しかも、山登りがカラダと心にいかに良いかということがしっかり書かれている。
わかっているつもりの自分でも、ついつい習慣的に登っていると忘れがちになるので
たまにはこういう情報でもってリフレッシュして気合いを入れないとだらけそうになるのが悪い癖。
それと、山登りはええよ~という根拠がこれを読めばわかるので、
この雑誌を人にどんどん見せてあげて山へといざなうのに良いかも。

軽くトピックスを紹介すると、
 理由1:山へ足を踏み入れれば、人の心は変わるのだ。
 理由2:山が与えるさまざまな刺激が人生を充実させる。
 理由3:山の魅力にハマれば、行動を変容させられる。
 理由4:登り下りがあるから、足の筋肉に効くのだ。
 理由5:ゆっくり山を歩くだけでいい。
 理由6:平衡感覚を養えばより山を楽しめるのだ。
 理由7:必ず痩せる。でもエネルギー摂取は登山では常識だ。
 理由8:山道が心肺を鍛え、カラダはどんどんスリムになるのだ。

また、登山時の消費カロリーの計算方法なども紹介されている。
どれくらいの体重の人がどれだけの時間を登山するとどれくらいのエネルギーや水が必要か、など。
さらにグッズをはじめ、実践!日帰り登山、シャワークライミングからボルダリングの事や、
市販のレトルトや山用のフリーズドライのアルファ米などを使った凝った料理などなど。
とても500円とは思えない充実ぶり。
ちなみに特別価格となっているが、普段より高いの?安いの?
欲を言えば、モデルにあまりにもありえなさそうな格好ええ人を使わず、
どこにでも居そうな庶民的な人を起用してほしかった。
そのほうが身近に感じられるから。
Mt.Aerobics(マウンテン・エアロビクス)かぁ、そんな言葉があったのか。

で、Tarzanって普段はどんな雑誌!?

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Check [ 2010/06/14 00:38 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

あの「はやぶさ」がついに今晩帰還も最後は燃え尽きる予定。(涙) 

登山でも大切な備え、もしものために、こんなこともあるだろうとおもって・・という考え方。
(無理矢理「登山」にこじつけています)
山に来てうっかり忘れ物をして「しまったぁ、忘れてきたぁ」というとき、
「あ、私持ってますよ」とさりげなく備えの良いkatsuyukiさんに何度か助けられ、
katsuyukiさんと「はやぶさ」がどことなく重なるんですが?笑

それを具現化したような小惑星探査機「はやぶさ」が、今晩ついに故郷の地球に7年ぶりに帰還する。
2003年5月に地球を出発し、2005年11月に地球から約3億キロメートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸。
月より遠い惑星に着陸して地球まで戻ってくるのは世界初。
予定では小惑星「イトカワ」の砂などがカプセルに採取されているはずということになっており、
太陽系の成り立ちを知るための貴重な手がかりとして期待されている。

飛び続けて苦節7年、その間、通信途絶で迷子になるわ、燃料漏れで予備の予備エンジンまで停止するわで
何度も「こりゃも~ダメだ。。無理無理」とあきらめられても、そのたびに軌跡の復活を果たし、
3年もさまよって遠回りし、すっかりボロ雑巾のような状態になりながらも故郷へ向けて今も飛行を続けている。
そして今晩、ついに地球の大気圏に突入すると同時に燃え尽き、流れ星となって消えるわけであるが、
そんな自身と引き替えに採取した砂の入った耐熱カプセルだけを地上に落とす。
もうカプセルの中身がたとえ空っぽであっても良いと思う。
けど、もし、イトカワの砂が入っていたとしたら・・・・
これだけ科学技術が発達していても他の天体から持ち帰った物質はというと
未だに月の石だけであることから、大変な快挙となる。
宇宙や天体にまったく興味が無くても気にならずにはおれないニュースだ。

はやぶさのカプセル回収隊が着地予定のオーストラリアに向けて出発したようです。
Check [ 2010/06/13 16:56 ] その他 | TB(0) |   コメント(2)

金剛山 第198回 + 岩湧山(夜) (2010.6.12)  

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ババ谷ルートにて

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岩湧山頂にて夜登さんと

<午後:金剛山>
 登り:ババ谷ルート(中央-左-右-右)
 下山:馬の背ルート

<夜:岩湧山>
 登り:きゅうざかの道
 下山:(同じ)


今日は朝早くから母親の畑仕事の手伝いで汗だく。
午前中いっぱいの仕事ですっかり疲れてしまったが、登山は別腹!?
ぐた~と休んだのは一時間足らず。支度をして金剛山へ。
百ヶ辻駐車場スタートは15時20分くらい。
そのままババ谷までバス路線を戻る。
水を入れたボトルを持って来たがぬるいので、ババ谷の延命水を汲む。
金剛山連合の「金剛山愛」のまさ吉さんや、「ぱろやんの金剛登山」のぱろやんさんらが
最近登られたババ谷ルートから登ることにした。
誰かが登ったというレポートを見ると、ついつい自分も行きたくなってしまう。
登り慣れたはずのババ谷ルートであるが、いつもメジャーなほうのルートを
選んでいたが、今日はちょっとだけパターンを変えてみたら
あらためてババ谷ルートは奥が深いなぁと実感した。
まさに魅惑のババ谷ルート。

最初のプチ堰堤を越えると、いきなり3方向へ分岐する。
右ルートは急登で始まり、わりとすぐに文珠中尾根ルートに合流する。
今回はパス。
左ルートは大回りなだけなので今回はパス。
つまり、いちばんよく利用する中央のメジャールートを登ったわけであるが、
この中央ルートが侮れない。
歩き出してしばらくして二つに分かれる分岐がある。
今回はこれを左、つまりメジャーなほうに進んだ。
次にまた分岐がある。そこを今回は右へと進んだ。
そうするとまたその先には分岐があって。。。と実に複雑であるが、
どこをどう進んでも最後は同じというオチがあるので安心して登れる複雑さ。
整理すると今日は、
中央-左-右-右と進んで文珠尾根に合流した。
ババ谷ルートってこんなに面白かったんだぁとあらためて再認識。
途中、「見てますよ、ブログ」と男性の方から声を掛けてくださった。
挨拶だけでしたがありがとうございます。
夕方のこんな時間でも合計5人の方とすれ違った。
文珠尾根に出るまでは風も通らず大汗かいた。
山頂16時20分の気温は18℃。後に19℃に変化。
しばらく山頂をうろついて、休憩しようとしたらブヨだらけで断念。
刺されたりしなかったのは天然シトロネラのバズオフアウトドアボディスプレーの効果か!?
帰ろうとしていたところ、別の男性から「ブログいつも楽しみしています」
と声を掛けてくださった。ありがとうございました。励みになります。
挨拶のみで失礼しました。
下山は馬の背ルートから。
馬の背ルートは好きなルートのひとつで、夏場も積雪期の冬も良い。
このルートも二つに分かれ、左へ行くとさらに二つ以上に分かれる。
今回はいちばん好きな道なりの右へ進む。
木場道ルートの合流ポイントまで下りてくると水場がある。
ここで顔を洗ってさっぱり、たっぷり水を飲んで、ボトルにも水を補給して下山。
今晩は夜に向けて「金剛山の夜景」の夜登さんと岩湧山に登ることに朝決まったので
待ち合わせまで時間調整をする。

夜登さんと合流後、岩湧の森まで移動。行き着くまでの道が細い。
最短で山頂を目指すため、GWに登りで利用したのと同じルートにした。
夜登さんは今日は仕事なのにもかかわらず帰りに直行してきてくださった。
いよいよ大人の部活、夜のピクニックのはじまり。
登山開始は19時30分。
最短ルートとは言え60分かかるのだ。
お寺の付近から始まる「きゅうざかの道」は、けっこう急ではあるが
約35分(ハイキングマップでは45分)でダイトレに合流した。
あとはほぼ横移動なので楽ではある。(実際は少し下って、また丘を登る)
途中のキレイなトイレはちゃんと自動で灯りも点く立派な設備だ。
ただし、手洗いのための水はない。
登りは風も通らず大汗かきながら登ってきたが、
岩湧山山頂の丘あたりからとても涼しい風が(いつも)吹いており、
気分爽快で、しかも夜景も最高!(ちょっとガスってたけれど)
なんだかんだと、あ~でもない、こ~でもないと一時間も山頂に居た。
下山は登ってきたルートと同じで「きゅうざかの道」にて。
油断してたら滑って尻もちをついた。それほど急であり、砂利っぽい。
下山完了が22時。
山頂は寒いくらいに涼しかったのに下山でまた汗をかいた。
もっと天気の良い日の夜にはリベンジしたいということで意見一致。

その他の画像は以下より。

大峰山系 釈迦ヶ岳 + 金剛山 第197回 (2010.6.5)  

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大峰山系 釈迦ヶ岳山頂(標高1799.6m)

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<午前:大峰山>
 登り:登山口(7:45)~古田の森~千丈平~釈迦ヶ岳(9:35)
 下山:同じルート

<午後:金剛山>
 登り:石ブテ47番ルート
 下山:太尾西尾根ルート


今日も単独登山なので、本来なら気合いが入らないところをがんばって4時半起き。
いつも一時間半かかる朝のあれこれもがんばって30分時短して5時半に出発。
冬なら真っ暗闇なのに、すっかり明るいので早く行動をおこさなくてはと焦る。
途中のコンビニで昼食を仕入れる。あとはノンストップで登山口をめざす。
前から気になっていた大峰山系の数ある岳の中でも目立つランドマークである
釈迦如来像がある釈迦ヶ岳に行くと月曜日から決めていたのだ。
昨日まで「釈迦岳」と思い込んでいたが「釈迦ヶ岳」が正解だった。
釈迦ヶ岳は大峰山系でも最南端(正確には南奥駆道としてまだ続くが)
に位置し、大峯奥駆道の最終の山として有名だそうだ。
誰もあまり行ったことがないし、特別に何の特徴もないメジャーじゃない山だと
興味も感心も薄いが、釈迦ヶ岳の釈迦如来像の写真はいろんなブログ等で
たびたび目にすることがあったので馴染み深い。
今回、釈迦ヶ岳をめざすのに最短距離である十津川側から登ることにしていた。
これと同じ行程は4月にブログ「山と楽人の旅」の山のまこまささんが登られたという
実績があったのでそれを参考にできた。
そうじゃなければ下北山村側の前鬼から一日仕事で来ることになったであろう。

車は金剛山を山越えする最短ルートを取るが道がくねくねでさっそく疲れる。
さらに国道168号線を南にとり十津川村に向かう。
ずっと登りでカーブも多く運転の疲れが増してくる。
ツーリングでバイクで何度も走ったこの道は、十津川程度の距離だと
まだ志半ばの距離なのに、車だと何倍も疲れてしまう。
谷瀬の吊り橋まであと少しというトンネルを出てすぐを右折して
旭橋を渡って、旭口を旭川沿いに延々走る。
旭ダムのあるところまではほぼ二車線の幅の道が続き、快適に走れるがそこから先が少々酷い。
1.5車線くらいの幅なのは良いが右へ左へのカーブでうんざりする。
それどころかガレた絶壁沿いを走るので、道路には石が落ちてるし、
ネットやコンクリートで固められてない壁は、いつパラパラと崩れてもおかしくない。
そんな落石が気になるステージをようやく抜けて登山口に近づくと
道がものすごく広く明るくなり、まるで大台ヶ原に来たみたいな印象を感じる。
こんなところにわざわざ来る登山客はいるのか?今日はもしかして自分ひとりでは?などと思う。
二時間もかかってようやく到着。
着いてみると、駐車場は広く明るく、登山準備をしている人もちらほらで期待が高まる。
すでに車は20台以上は止まっていた。
駐車場というよりフリー駐車スペースという感じ。
立派で綺麗なトイレがあって無料で利用できた。
手洗いは太陽光発電で貯めた雨水を汲み上げているみたいだが今日は出なかった。

7時45分、登山開始。
最初は展望もない狭い道をどんどん登っていく。
それもつかの間、30分も歩いてないうちに尾根にでた。
すでにそこは山のてっぺんのような感じで展望がある。
駐車場がずいぶん高所にあったのでわからなくもないが、
たいして登らないうちに登り切った感じでどこか煮え切らない。
尾根に出てからは展望はもちろん、雰囲気が抜群に良く、まるで天国に来たみたいだ。
(天国なんて知らないけれど)
小さな登りが続くとそれなりに登りごたえがあって汗もかく。
つねにそよ風が吹いており、風が冷たいので心地良い。
あまりにも爽快なので、すっかりご機嫌になって歩き続ける。
登ってるかと思うと下ったりであまり高度を上げてる感じはない。
周囲はバイケイソウだらけ。
ようやく釈迦ヶ岳っぽい出っ張りが見えてきた。
もうどこにでもテントを張って泊まりたいくらいに良い。
Windowsの標準の壁紙みたいな風景だ。
古田ノ森ってどこのことかわからないまま千丈平に着く。
地図上では水場があるとなっているが、まさか尾根のてっぺんにあるわけ・・
なんて思っていると、本当に水場があってちゃんと水が出ていた。
近くにテントを張れば水に困らないではないか。
ここまでは楽すぎてハイキングどころかピクニックみたいに楽チンだったが、
千丈平からはどんどん登りがきつくなってきて、ようやく登山らしくなった。
なかなか登りごたえがあるなぁと思った頃、釈迦如来像が見えてきた。
9時35分、釈迦ヶ岳山頂に到着。
いつも写真では見慣れていた釈迦如来像を目の当たりにすると少々感激。

ちなみにこの釈迦如来像は人が担ぎ上げたらしい。
大正13年、岡田雅行(1886-1970)という通称「鬼マサ」が、全重量数百キロのものを
分割してとは言え、8キロの道のりを何度も往復して一人で運んだという。(当時38歳)
そのことが台座の向かって右の真横あたりに「岡田雅行独力ニテ運搬セシ者也」と刻まれている。

涼しい風が吹き抜けて最高の気分であるが、釈迦ヶ岳山頂はそんなに広くもないので
下山の途中で昼食を摂ることにした。
しばらく釈迦ヶ岳山頂にいると、次々と人が登ってきた。
男女合わせて5、6人のグループの話を聞くともなく聞いていたら、
どうやら下北山村側の前鬼(ぜんき)から登って来たとかで、
さらに大峰奥駆道をトレースして、八経ヶ岳を越えて弥山(みせん)小屋で泊まるという。
いいなぁ、山小屋で泊まりながら奥駆道をつないでいくなんてうらやましい。
釈迦ヶ岳までだとまだまだ余力があったので、奥駆道を孔雀岳、仏生ヶ岳、七面山と
行ってみたいし、今日一日ずっと大峰に居たいくらい気持ちが良かった。
駐車しているところに帰らないといけないし、それだと距離が短いので
金剛山にも行けそうだから仕方なく折り返すことにした。
千丈平まで戻ってきて昼食。
ここまでは持ってきた水(3リットル)のうちの500mlすらも消費しなかったが、
お昼にスープパスタ×2や熱いお茶、そしてジェットボイルでお湯を沸かしているときに
蹴飛ばして倒し、水をこぼしたりして2リットルを消費。
コンビニのおにぎりが塩辛すぎるので、今日は「助六寿司」を買う。
酢の入ったものが疲れに良いようなので、スープパスタも酸味のあるトマト。
katsuyukiさんがいつもお昼に食べているローソンの「助六寿司」は、
見ているとたいして美味しそうには見えないし、山で巻き寿司にきつね寿司はどうだろ
と思っていたが、今回、適度に酢の酸味があって、山で食べるのに寿司はイケル!と思った。
下山完了12時ちょうど。
帰り支度をして金剛山へ向かう。

奈良の五條まではひたすら下り坂なので車の運転も楽だ。
登りでエンジン音がしんどそうだと人間様まで疲れるようだ。
奈良の五條からは金剛山を再び山越えするか、山麓線を御所のほうに巻くか迷った。
大峰山系まで遠征してきて金剛山にも登るとなると、
最短最楽の寺谷ルートしかありえないだろうと思っていたが、
まだまだ余力ありそうなので、山麓線を御所へまわって水越峠へ。
青崩の公共トイレのそばの駐車が今日も空いていたのでそこを起点とする。
今日は石ブテ47番ルートへ。
一時間少々で金剛山頂に着けるかなと安易に考えてたら甘かった。
実際は1時間45分もかかってしまった。
急登が終わってからもじりじりと登りが続き、大峰の後だけに少々こたえた。
冬で葉が枯れ落ちた石ブテ47番ルートしか知らなかったが、新緑ではがらっと印象がちがった。
いつ石ブテ尾根に合流したのか気づかないところだった。
石ブテ47番ルートの急登ぶりは、中尾の背ルートの比じゃない厳しさだと思った。
つま先歩きになるだけでなく、靴が脱げそうになるほどだった。
山頂15時45分の気温は20℃。
20分ほど休憩して、帰りがけに転法輪寺で捺印に。
閉まっているっぽかったのであきらめて帰ろうとしたら、
奥からボーさんが出てきてくれた。
虫が入るから閉めているとのこと。
ちなみに転法輪寺の捺印は16時まで。
少し立ち話をしてから下山の太尾西尾根ルートへ。
先週、青崩道ルートの下山が長いと思ったが、太尾西尾根ルートの下山も
同じ所要時間で1時間ちょうどだった。

その他の画像は以下より。
Check [ 2010/06/05 22:34 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(17)

「ヤマケイJOY」増刊 2010 No.79 (山と渓谷社) 

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一度きりしか読まない雑誌を買うのには、わりと慎重派ではあるが、
この雑誌(ムック版)は立ち読みをしていて、ペラペラとめくってながめただけで速攻買おうと決めた一冊。
あれ?よく見ると表紙の写真の人の格好が冬っぽい。もしかして売れ残り?
いつ発行されたんだ?と見てみたら、いちおう5月20日発行となっているのでまだまだ新しい。
よかった。
どうして速攻買ってしまったかというと、
 ・ベテラン山岳ガイドたちの山装備(小道具まで含むすべて)が載っている。
 ・山スカ(山スカート)着こなし術が載っている。男性用もある。(これは自分にはぜんぜん関係ない)
 ・山の小物実験室と題して、トレッキングポールに山ラジオ、魔法瓶からツェルトの徹底比較・品評が載っている。
などなど。

ん?ツェルト!?
ツェルトの比較なんてやっている本を初めてみた。
これは買わなくては!と思った次第。

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大峰に登山に行くならツェルトを必ず持っていけ」とは大先輩の弁。

それ以来、ツェルトの事が気になりつつもずるずる買えないまま今日に至っている。
その時はツェルトって何なのかがよくわかっていなかった。
ツェルトとは簡易テントのことで、どちらかといえば緊急用のテントで、
ビバーク(予定外の露営宿泊)せざるを得なくなった非常事態に使うものとされている。
2000m級の山に行く時は必携だそうだ。

こんな話を聞いた。
大峰山系の奥駆道のとあるルートを歩いていたときの事、
天気が急変し、雲行きがあやしくなったかとおもうとたちまち濃霧に見舞われ、
2m先が見えなくなった。
いくら踏み跡のしっかりした奥駆道とは言え、それくらい視界が悪いと、
知らず知らずと道をはずし、やがて絶壁が迫っていることに気づかず・・・。
このように山では予想外の事が起きるという。
視界が極端に悪くなったら、その場を動かない事。
そしてそれが日没の時刻が迫っていたとすると、ビバークすることが現実的になるという。

昨年、大峰山系のとあるところで、ビバークせざるを得なくなった人が、
ツェルトを持参していて、一夜を明かし助かったという事例があった。

そんなわけで、ツェルト、ツェルトといろいろ調べていて、
1~2人用テントと何が違うのかとよくよく研究してみると、
重さやボリュームがツェルトのほうが圧倒的に小さい。

たとえばテントでは信頼性の高いモンベル社の製品で比較してみる。
高いものは良いに決まっているので、ここはボリュームゾーンにある製品を取り上げた。

・1~2人用テント「ステラリッジ テント1型( 品番 #1122282 )」 34,800円
 縦200×横100×高さ105
 重さ1.9kg(スタッフバッグまで含む)

・ツェルト「U.L.ツェルト ( 品番 #1122281 )」 11,500円
 縦200×横80×高さ90
 重さ240g(スタッフバッグまで含む)

 
重さも圧倒的ながら、スタッフバッグに収納したときの高さがたったの12cmだ。

だったら重いテントなんか買わずに普通はツェルト買うでしょう?と思うが、
それぞれに一長一短がある。
ツェルトはテントのように建てなくても非常時には身にまとうだけでポンチョ替わりになったりと
何かと便利である反面、立てるためのポールや細引きは別売で重さに含まれてなかったりする。
(通常は自前の細引き(10m程度)ロープや二本組みのトレッキングポールをテントポールに代用する)
また、ツェルトは完全防水ではないし、ゴアテックスのような高級素材ではない撥水程度なので
通気口があったりする点はさすがに簡易テントだ。

ちなみに、ツェルトの徹底比較では、
個人的にはヘリテイジの「エマージェンシーツェルト」11,500円がベストバイかなと思った。
非常事態専用としてではなくとも、山で雨風をしのいで昼寝なんかも楽しんでみたい。
買えるのはいつの日か?

20100604-3.jpg

クライミングとボルダリング 

20100603-1.jpg
南海沿線フリーペーパー「NATTS(ナッツ)」(6月号)

南海沿線で毎月1日(正確には前月の31日)に発行される
フリーペーパー「NATTS(ナッツ)」(6月号)にオクスポ(屋内スポーツ)
と題してトップページにボルダリングが載っていた。
こんな近くにも施設があるのかぁ。もしかしていま流行ってるのか?
高所恐怖症で寒がりな(関係ないか)自分には縁がないけど。

ボルダリングというと色とりどりの出っ張りの付いた壁をよじ登るというもので
すぐにモンベルの設備を思い出す。
近場では鶴見はなぽーとブロッサムに、モンベルのボルダリングの設備がある。
実際に人がよじ登っているのを見たことがないが。
関西では「モンベルクラブ六甲店」が有名。
なんといってもすごいのは「モンベルクラブ グランベリーモール店(南町田モンベル店)」だ。
ここはたしか以前はREI(アメリカシアトル発のアウトドア用品専門の店)だったのを
モンベルが業務提携していたので引き取ったという経緯があるはず。

このところ先日紹介した「イラストクライミング」の本なんかを楽しく読んでいるけれど
ふと、クライミングとボルダリングってどう違うの?と気になって軽く調べてみた。

ボルダリングとは、フリークライミングの一種で4m程度の岩場を命綱なしで挑む
スポーツだとか。しかも登り専用?(降りるのを見たことがない)
二重三重の安全という「フェールセーフ」な考えを日頃から仕事(ITシステム管理)
や山登りでも実践している自分にとっては命綱無しなんて真逆のスポーツだ。。

一方、
クライミングとは、アルパインクライミングの事であり、ザイルやカラビナ等の
安全装置を使いまくりながら行う岩壁登攀や垂直下降をひっくるめたスポーツである。
これ以上詳しく解説できる知識がない。

金剛山で「谷」のつくルートの中には、2~3m程度の高さの小滝を
登らないといけない所も多い。
そんなところでも足を滑らせて転落すると、骨折以上の怪我をすることも十分ありえる。
比較的メジャーなルートだとお助けトラロープがあるものの、
そんなものに全体重を預けるわけにはいかないのであくまで補助。
岩登りをしなくとも「三点確保」の基本は金剛山の大阪側ルートでも必要になる。
その程度だとわざわざザイルにお世話になることもないかもしれない。
つまり命綱無しというと少し大げさになるが、
そういう観点から考えるとボルダリングの技術もまんざら非現実的ではなくなる。
むしろ実用的かもしれない。

せっかくなので、手持ちのiPhoneにアプリをダウンして、ボルダリングを体験してみた。
20100603-2.jpg
「Rocky Spider」115円

20100603-3.jpgあわわっ、
普通に手掛かり、足掛かりだけでも難しいのに、
右手の岩がグラグラと外れかけだして・・。
剥がれて落ちてしまった。

実際のボルダリングって、
こんなパプニングもあるのだろうか。
そんなのアリ?


Check [ 2010/06/03 00:17 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

水越峠側全ルート 

水越峠側の全ルートの棚卸しをしてみた。
ずいぶん前に紹介した大阪側全ルートのについてはこちら。
 ・大阪側全ルート【ロープウェイ前バス停エリア】
 ・大阪側全ルート【登山口バス停エリア】

※実際には「ルート」と名付けられていないものもあるが、当ブログでは便宜的に付けている点はご容赦。

【水越峠側全ルート】

ダイヤモンドトレール
  言わずと知れたメジャールート。
  チャレンジ登山(ダイトレ縦走)でも通る道。
  パノラマ台からの奈良側の眺めや、バリエーション豊富なステージが魅力。
  山頂までは比較的遠回りで長い。

カヤンボ谷ルート
  大堰堤のハシゴを上るのが特徴。踊り場があるので恐怖感はあまりない。
  後半はサネ尾根に登り着くもやや難解。

カヤンボ尾根ルート
  (未踏)

もみじ谷ルート
  けっこうな急登ぶりは中尾の背ルートや石ブテ47番ルートにも匹敵する。
  最後はカタクリ群生地を抜けて一の鳥居の坂の上り切ったところに出る。

もみじ谷本流ルート
  冬期は大きな堰堤の氷瀑が圧巻。
  最後は2通りのルートに分岐する。
  (一部分未踏)

狼谷ルート
  (未踏)

ガンドガコバルート
  ほんの数年前に林道が開拓延長され、車でも通れる道幅が太尾塞の近くまで伸びた。
  その事を嘆く声も多い。
  水越側最楽ルートになり下がってしまった。

太尾東尾根ルート
  水越川公共駐車場を起点とした場合は最も近いので下山によく利用される。

太尾西尾根ルート
  途中まで太尾東尾根ルートと共有。
  青崩の公共トイレに近い。

石ブテ東谷ルート
  しょっぱなの垂直の滝には驚く。ここを登るのかと。実際は左に巻く。
  沢メインのなかなかの難ルートでもあり、登りごたえたっぷり。
  このルートなら大満足でお腹いっぱい。

中尾の背ルート
  丸滝谷ルートと石ブテ東谷ルートとで3つに分かれるところからスタート。
  かなりの急登。
  冬場のほうが汗をかかなくて良い。

丸滝谷ルート
  危険な垂直の絶壁が特徴。昔はお六さんもよく発見されたとか。
  トラロープのおかげで比較的安全。
  絶壁をエスケープして直進することもできるとかできないとか。

石ブテ47番ルート
  急登や顔文字の石柱が特徴。どうして47番なのかは石ブテ尾根に合流するところを見れば気づく。
  途中から石ブテ尾根ルートに合流するが、登り口は石ブテ尾根ルートとはまったく違うところにある。

石ブテ尾根ルート
  他のルートでは見られないアップダウンのバリエーションが特徴。
  石ブテ西谷ルートに通じる枝道あり。

石ブテ西谷ルート
  封印されてしまっているルート。
  お助けトラロープの無い滝ばかりで、どうやって巻こうかと途方に暮れる。
  このルートこそザイルの出番。
  かつては登山ルートだった面影のワイヤーロープなどがある。
  前半のきびしさは何だっの?と思うほど、後半の植林地帯は平和そのもの。
  後半部だけをセトから利用する、通称「なんちゃって石ブテ西谷ルート」なんてのも生まれた。

青崩ルート
  何の特徴もなければ、難も危険も無い平和でやたら長いだけの植林ルート。
  青崩の公共トイレに最も近いルート。
  いくつかある枝道が気になっている。

水分道ルート
  (未踏)

坊領ルート
  夏場に行ってたいへんな目にあった。
  -水が足らなくなる。(最低1リットル必要)
  -蜘蛛の巣だらけ。
  -難解な分岐だらけ。
  -ヘビもうようよ。
  -刺されなかったけどブヨ?虫の大群に追いかけられる。
  -所要時間片道4時間。
  上赤坂城趾だけが唯一の展望オアシス。
  高圧線の支柱の下を二ヶ所越えなければならない。
  冬場には再び登ってみたい。

小峠谷ルート
  (未踏)

下峠谷ルート
  (未踏)

泣石谷道ルート
  (未踏)

池の谷ルート
  (未踏)

関谷道ルート
  (未踏)

岩湧山の山焼き 

岩湧山の山頂にはススキがあるような事を人から聞いたり画像を見たりして知っていた。
ところがGWに初めて登ったときはそのようなものは綺麗に刈り取られたような感じの禿げ山で、
すばらしい展望に感動したのだった。
焼いた後があったことから、毎年春頃に、奈良の若草山のように
山焼きが行われているのではないかとその時は思った。
以下の新聞記事によると、山焼きはなんと3年ぶりに行われたということである。
それまではススキに覆われていて、展望もそれらをかき分けないとあまりよろしくなかったのではと思うと、
偶然にも良いタイミングに登ったものだ。
お陰さまで、第一印象から岩湧山の好感度がアップ。
しかも、どうやらススキではなくて?茅(かや)が自生していたということらしい。
ちなみに一ヶ月後の先日土曜日に登ったときにはすでに草が伸び始めていたので、
それらがどんどん高く成長すると仮定すると、展望が楽しめるのはそう長くないのかもしれない。


岩湧山で山焼き
2010/03/31 産経新聞 大阪朝刊 24ページより引用

 全国的にも貴重な茅場(かやば)として知られる河内長野市南部の
岩湧山(標高約898メートル)の山頂付近で、3年ぶりとなる山焼きが行われた=写真。
 山頂付近には、かやぶき屋根の原料となり、文化財補修にも重用される「茅」が
約8ヘクタールにわたり自生しており、古くから地元住民らの手で守られてきた。
山焼きは、古い茅を焼いて新しい茅が育ちやすい環境をつくるのが目的。
山焼きには、地元住民や市職員ら約100人が参加。
高さ20メートルにも達する真っ赤な火柱が上がり、3時間ほどで茅場の大半が焼けた。

※写真は引用できませんが、ある方から以下のページを紹介いただきました。ありがとうございます。
 スゴイ事になっています。従事された方には大変な苦労だったことでしょう。
 高所恐怖症の山歩き
Check [ 2010/06/01 20:58 ] その他 | TB(0) |   コメント(1)

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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