生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第179回  (2010.1.30) 

20100130-1.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分26秒)


登り:百々川(どどがわ)ルート
下山:郵便道

早いもので、今年もはや一ヶ月。
正月のことは遠い夏の花火のように昔に感じる。
特に今日のような晴天のポカポカ日和だと、冬すら終わってしまったかのようだ。
今日は久しぶりにkatsuyukiさんと金剛登山。
およそ一ヶ月ぶりの再会だ。
「katsuyukiさん=谷(沢)ルート」というイメージがすっかり定着してしまっている。
この一ヶ月の間も精力的に谷ルートばかり登られていたそうだ。
もう今となっては尾根を歩く姿がぜんぜん似合わない。

朝7時に高天彦神社で待ち合わせ。
15分前には着いたが、やはり今日もkatsuyukiさんは先に来られていた。
まだ日の出の前ではあるが、あたりはだいぶ明るい。
駐車場は満車。
百々川ルートの起点は高天から水越側にかなり離れている。
車一台を置いて、もう一台に相乗りして移動しようかという案もあったが、
今日は時間も早いので歩いて向かうことにした。
高天彦神社から横移動でまずは橋本院まで向かう。
この道の雰囲気がとても良い。朝焼けにみごとにマッチしている。
ほどなく橋本院が見えてきた。同時に日の出が始まった。
橋本院についてからの横移動(できるはず)がさっぱりわからず、
道なりに下っていくと山麓線に出てしまった。
朝早いのにビュンビュンと通過する車が多い。
結局、高天彦神社から百々川ルートの起点まで、およそ30分かかってしまった。

百々川ルートの登り出しは少しだけ農道で、
ひとたび森の中に入ると、登山ルートとは思えないほど荒れていて障害物も多い。
倒木の上をまたぐ、倒木の下をくぐる。
土手を登る、土手がすべって進まない。
がイヤになるほど繰り返しす。
思わずあの難ルート「石ブテ西谷ルート」や、
金剛山最強最悪ルート「イワゴノ谷ルート」を思い出してしまったほどだ。
沢の中も狭く、歩きにくい。
小滝があったが、水量が多いので巻くことにした。
石で組んだ珍しい堰堤を巻いて登って、さらにどんどん進むと、
ついに百々川ルートの象徴である大堰堤に着いた。
思っていたよりも高い。
垂直のハシゴを登るか、右を巻いて登るかmpどちらかになる。
せっかくなのでハシゴを登ることにした。
ハシゴの始まりの場所がけっこう高い位置(4mくらい)にあり、
そこまで達するための土手が滑ってなかなか思うように登れず。
ハシゴの開始地点に着くと、もう後戻りはできない感じなので登るしかない。
恐る恐る登って行く。
ハシゴのフック自体は、グラグラしたり、滑りそうになったり、曲がりそうな様子も無く
がっちりくっついている。
途中、下を覗き見たら、あまりの高さにビビってしまった。
手を離すと終わりなんだ、と思うと怖いのなんの。
いちばん上に達してから這い上がるのがまた怖い。
草木が生えてなかったら、何もつかむものが無いところだ。
巻き道も危険な個所があったり、土手が滑りまくったりとほんとうに大変な難所だ。

そこからしばらくは平坦な状態を進み、どんどん沢をゆく。
またまた堰堤登場。巻いて、進んで、また堰堤。
堰堤の手前の倒木に、めずらしいものを発見。
大きな岩が乗っかっている。
その堰堤は、水しぶきが降りかかる中、左から巻く。
また土手すべる。
だんだんと激登りに転じていくも、ブッシュがあったり苦労が絶えない。
登るに連れてどんどん傾斜が急になっていく。
それがまた長い。
やっとの思いで平坦な所に取り付いてしばらく行くと、ようやくダイトレに出た。
長かった。
スタートしてから3時間と少し。

さて、ダイトレのどこだろう?としばらく歩いてみて気付いた。
ものすごく下だ。
一の鳥居までのラストスパートの上り階段よりもまだずっと手前。
山頂までまだおよそ2km。
すっかり元気がなくなってしおれてしまった。
とぼとぼと歩いて11時にようやく山頂に到着。
実に4時間もかかってしまった。

山頂に着くと、まさかのサプライズ。
このブログにたびたびコメントくださっている紬さまと対面。
一緒に山頂売店でお昼をしてから3人で郵便道を下山。
まだ12時台というのに郵便道はお昼を過ぎると、寂しい雰囲気になる。
そんな寂しい郵便道に花が咲いたかのような紅一点の紬さまのおかげで
楽しく下山ができました。
ありがとうございました。

他の画像は以下より。
Check [ 2010/01/30 22:09 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(6)

クソマル谷ルートの真実 

20100126.jpg

クソマル谷ルート、そのスゴイ名前の由来は何だろう。
登り口となる起点は、大阪側から見ると金剛山を中心にして
真逆に位置することから最も遠いところにあることになる。

全ルートの半分はダイトレなので、GPSログを見る限り
クソマル谷ルート自体は実質、千早本道くらいだろうか。

登山口の起点となるのは、奈良側の白高大明神から。
ルートのスタートは車が通れそうな林道から始まる。

簡単にまとめると、以下のような感じ。

前半・・・林道・沢の中・植林の中とバリエーション豊富な快適ルート
中盤・・・軽い障害物のある沢中心ルート
後半・・・大きく危険な滝が3つある。(クソマル谷ルートの象徴)
     ひたすら急な登り。

ダイトレに取り付くまで、個人差のブレ幅を考慮して、
二時間半~三時間といったところか。

大きな3つ滝にはトラロープが設置してあるため、
比較的安全に登ることができる。
また、巻き道も確保されているのでなお安全だ。

金剛山の数あるルートの中でも難ルートの部類には入るが、
安全部分と危険部分がわかりやすくはっきり明確なルート構成は
他のルートでは類を見ないように思う。

下山は久留野峠道を使うことで、登山口の起点まで実に快適に戻ることができる。
その徹底した整備の行き届いた道は、
金剛山の他のルートではお目にかかることはできないくらいすばらしい。

雑誌「山と渓谷」2月号 

20100127-1.jpg

先日、久しぶりに雑誌を買った。
「もしもの時の登山術」というサブタイトルに惹かれて
立ち読みを始めてロクに読まないうちに、
これは保存版になる!と半ば衝動的に。

いろんな「もしも」の場合を想定した対策について載っている。
忘れ物の類の場合が多く取り上げられているが、
中でも面白いのは、
「山でリーダーの判断が信用できなくなった」場合。
大勢を引率するリーダーになるには、百名山の定義じゃないが
「品格・歴史(経験)・個性(時には冗談で和ませる?)」などの素質
が求められるだろう。
Check [ 2010/01/27 21:18 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(0)

金剛山は日本二百名山(1) 

ほんの少し前までは、日本百名山って何?っていう世界だったんですが、
当然「金剛山」も日本百名山の中に入ってるでしょうと思っていた。
日本で二番目に登山者の多い山なのに、日本十名山の中にも入ってるでしょ?的な感覚でした。
実際には、日本二百名山にやっと登場しているわけで。。
各方面から百名山とすべきだという声は大きいのですが「品格・歴史・個性」について
果たして他の百名山と比べてみて遜色ないものなのか?と考えると、
登ったことのある百名山の山というと2つくらいなものなので、比較できる立場も権限もありません。
ただひとつ言えるのは、標高が1500mには及ばないからということでしょうか。
将来、自分は百名山を目指すことはありえるのでしょうか、今は何とも答えられません。


(SportsQ)百名山 登山
2010/01/16 朝日新聞 夕刊 11ページより引用

 中高年の登山ブームが続いています。背景にあるのは作家、深田久弥の随筆「日本百名山」で、
全山登頂を目指す登山者が増えています。
百名山の基準は「品格・歴史・個性」を備えた標高1500メートル以上の山です。
屋久島にある日本最南端の百名山の名は?

そういえば今日のニュースで、屋久島の縄文杉への登山ルートが現在閉ざされてしまっているようですね。

NHK「ニューステラス関西」映像2010冬より 

NHKで、本日の夕方18時半に放送された番組「ニューステラス関西」で、
関西各地の冬の表情をカメラマンリポートでお伝えする映像2010冬と題して、
金剛山の特集があった。

20100125-1.jpg

わずか6分程度ではあったが、早朝登山者をはじめ、さまざまな思いを持って登っている
登山者にスポットを当てられた内容。

撮影の様子は、夜登さまの「金剛山の夜景」(1月16日早朝登山)で紹介されていました。
映像では時計台の日付は19日でした。
時計台の映像を16日に撮影できなかったのか?撮り直すために再度登られたのでしょうかね。

20100125-2.jpg

20100125-3.jpg

金剛登山壱万回以上の平野さんや奥様、
そして、早朝登山ではおなじみのあの女性も登場してらっしゃいました。
この方も、なんと6千500回以上だそうです。。
20100125-4.jpg

「厳しい冬でも登り続ける人たちにはそれぞれに思いがある」というレポートでは、
一週間くらい仕事が無い時が何度かあったという男性。山に登って気持ちは前向きにいたいと登る。
一年間病気で休職されてたという女性。病気克服をかねて体力づくりにはげまれている。
などなど。

中でも番組の中心となったのは、当ブログで過去に新聞記事として取り上げたことのある
ある夫婦のエピソードでした。

20100125-5.jpg

あっという間の放送で、見逃された方も多いのではないでしょうか。

金剛山 第178回  (2010.1.23) 

20100123-6.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分20秒)


登り:クソマル谷ルート
下山:久留野峠ルート


とうとう悲願の未踏「クソマル谷ルート」を登る時がやってきた。
クソマル谷ルートは、金剛山の数あるルートの中でも、
イチ、ニを争う難ルートだと聞いていた。
しかしながら、駐車場の問題(基本的に可能な場合でも路駐はしたくない)や
金剛山へ向かう上ではいちばん距離が遠い対角線上で反対側に位置することなど
課題が多かった。
また、このルートは、同じく未踏のTakeshiさんと一緒に登って、
初めて同士で一緒に驚こうと言っていた。

たまたま今回はTakeshiさんと都合が付いて、
朝は何時スタートでも良いとのことだったので、
とうとう実行することにした。

朝7時、白高大明神を起点に登山開始。
あたりはまだ薄暗い。
川の流れる音だけが聞こえるだけで、人の気配も無く寂しげな感じ。
登り出しにある廃屋が少しだけ不安をあおる。
まもなく「久留野峠道」への分岐にさしかかる。
登りはクソマル谷ルートであるが、下山は久留野峠道の予定だったので、
それぞれ違うルートなのに、起点とゴールが同じなのはありがたい。
久留野峠道の分岐を見送ってしばらく進むと、左手に火山で隆起したような大きな岩肌があった。
どんな難ルートが待ちかまえているのかと、ワクワク冒険気分が高まってきた。
さほど障害になるようなところも無く、平和で目立った特徴も無いまま一時間が経過。
こんなに平和で良いのか?と思いつつも登り続けると、
少し狭くなって沢の中を進むようなステージになってきた。
それでも大きな障害もなく、濡れそうになることもなく、どんどん沢を進む。
そういえば沢なのに小滝らしいものもまったく無いなぁと気づく。
他のルートに例えるならどこになるだろう?
小さなアップダウンも無く、ほぼフラット。
そうこう思いながら一時間半ほど経過した頃だろうか、いきなりクソマルの滝が立ちはだかった。
ついに出たぁと思ったのもつかの間、わりと傾斜があるし、
奈良の爺々さまの設置してくださったトラロープもガッチリ張られているし、
登るのに苦労はなさそうだった。実際、何の問題もなく余裕で登れた。

なぁ~んだ、この程度ならイワゴノ谷とは比べようもなく平和だなぁという調子でしばらく進むと、
ものすごくそそり立った岩壁が、こちらに倒れ込まんばかりに迫っている。
こんなものすごい岩壁は金剛山では初めてお目にかかる。
ほんの小さな落石が発生してもアウトというような絶壁の真横に第二の滝があった。
角度もきつく、しばし唖然。
さすがにこの滝登りはカメラをしまって真剣勝負で望む。
登りきってから下をのぞくとかなり怖かった。
一つ目の滝まではナメてかかっていたけれど、さすがにこの滝はきついなぁと思う。
足が掛けにくく、トラロープに命をあずけて登る感じだ。
(例えるなら、丸滝谷ルートの名物の大滝のようなものか?)

さらに登山をつづける。
ほどなく、またまた大きな壁が立ちはだかる。
これには手前に巻き道があったが、ここにもトラロープがあったのでそこを登ることにした。
右へ登りきって、左へ折り返してからの部分が恐怖だ。
この感じの怖さは、ロープすら無いあのイワゴノ谷ルートを思い出した。

計3つの滝をクリアしてからは、シャブシャブ状の歩きにくい沢の激登りに転じる。
どこまで登っても頂点が見えず、いつまでも続く登りはなかなか登りごたえがあった。
ようやく頂点のダイトレか?と思われる明るい部分が見えてきても、
あまりにも急なので、木から木へと綱渡りのように飛び移りながら登るも、
どちらへ取り付いて良いのやらわからず、とにかく登って登って登り倒してようやくダイトレに出た。
撮影のために立ち止まっていた時間を含め、登山開始からダイトレまで2時間45分くらいだった。
そこからひたすらダイトレにて頂上をめざす。
ちはや園地を過ぎたとたん、アイスバーンになっていて登りにくくなる。
なんとか端っこを歩いてがんばっていたが、展望台も過ぎてしばらくいくと、
さらにカチコチになっていて、あやうく転倒しそうになったので仕方なくアイゼンを着用。
陽の当たるところに出るとすぐにアイゼンは不要になり、そのまま一の鳥居からの登りも、
仁王杉を過ぎてからも、灯籠のあるコンクリートの下りもアイゼンいらずで山頂に到着した。

山頂10時20分の気温はマイナス4℃。
雪もなく、ただ寒いだけの山頂は、さすがに人が少なく感じた。
まぁまだ昼時ではなかったけれど。
捺印後、すこしだけ国見城趾広場に立ち寄った後、ちはや園地に折り返す。
腹はかなり減っていたが、今日はちはや園地のログハウスで食事したかったのと、
帰りのルートがまたそっち方向なのでがんばって戻る。
ログハウスに11時ちょうどに着いて入ってみると、ひと組くらいが食事していただけで、
広くて快適そうだった。
カップヌードルを買う。
値段は山頂と同じであるが、しょうゆ味だけなのが残念だ。
また、ビニルは剥がしてくれ、蓋をめくってテープをつけてくれるところまでやってくれるが、
お湯を注ぐのだけはセルフだった。
ログハウスで感じた事。
机の高さが高い。
座るとカップ麺が顔のすぐそばだ。笑
子供だと頭の上?
禁煙で煙たくないのは山頂売店と違って良い。
たまたまストーブが点いていなかったのでアウターを着ても少し寒かった。

昼食で30分ほど休憩。席はいつの間にか満席に。
ログハウスを出ると寒い寒い。
カラダを休めていたので、寒さがこたえる。
ちはや園地から久留野峠まで移動。
久留野峠からはいよいよ未踏の「久留野峠道」だ。
反対の大阪側(村営駐車場に出る)へは数え切れないほど通ったが、
奈良側を通るのは初めてだ。

久留野峠道、なんという綺麗な道だ。
ものすごく手入れが行き届いている。
金剛山の数あるルートの中では圧倒的に素晴らしい。
他のルートとはまったく例えようがない。
下界の見晴らしの良い部分があったり、陽が差し込んで、さながら日本庭園か!?
と思わせるような?なんとも例えようのない美しさ。
階段や人の手で作られたようなものはなく、ただひたすら自然になだらかな感じ。
本当に下りていっているのか?思いっきり遠回りしてるのでは?
というような錯覚すら覚える。
いつまでもこんな調子が続かないだろうなぁ、良すぎるしぃと思っていたら、
とうとう下山完了まで同じような調子だった。
まるで夢を見ていたような気分だ。
登りのクソマル谷ルートとのギャップがあまりにも大きすぎる。
久留野峠から30分ほどで下山できた。
あえて動画や画像には載せていません。(実際は撮る事すら忘れて酔っていた!?)

クソマル谷ルートはなかなかの難ルートであったが、
イワゴノ谷ルートの厳しさには及ばなかったが、
たっぷり一週間分の充電ができて大満足だった。

その他の画像は以下より。

たま~に登る登山効果 

山登りが肉体面、健康面においてさまざまな効果があることは周知の事実ですが、
精神面、心理面についての効果を検証された学生さんがいらっしゃいました。


研Q・探Q:山登り1回、健康効果は? 運動していない女子学生に実施 /大分
2010/01/16 毎日新聞 地方版 16ページより引用

 ◇県立看護科学大・佐伯ひろみさん
 「運動してる?」「登山をたまに」――。さて、その「たまに」の効果はどれほどか。
県立看護科学大(大分市廻栖野)の佐伯ひろみさん(22)=4年=は、
運動習慣の少ない人が山に1回登った際の効果を測る、ユニークな卒業研究に取り組んだ。
 ◇心理面でプラスに 介護予防にも言及
 健康運動学研究室に所属する佐伯さんは、「運動の指導が、継続にこそ意味があると思われがち」
である点に着目。佐伯さん自身は日ごろから汗を流し運動に不足はない一方、
趣味的な運動が、健康にどれだけ効果をもたらすか検証しようと思い立った。
 実験は、定期的な運動をしていない女子学生4人(21~22歳)を対象に実施。
09年10月に久住山(1787メートル)で行き帰り計3時間半歩いた。
佐伯さんは登山前から、登山29日後まで「自律神経バランス」「気分」などを
断続的に5、6回測定した。
 効果は心理面で大きく表れた。特に「抑うつ」を数値化すると、
4人平均で2分の1以下の状態が1カ月後も持続。
ほかに「失敗に対する不安」が3分の1程度減るプラス面が明らかになった。
佐伯さんは「普段運動しない人が有名な山に登り、自尊心を高めたことにもつながったのでは」
と分析する。
 一時的とはいえ意外と登山1回の効果は長続きするようだ。
多くのデータ集計に苦労を重ねた佐伯さんは「山開きなど時期をとらえて登るだけでも
健康にプラスがある」と生活習慣病や介護の予防の可能性に言及。
就職後は運動不足になることも多いが「職場で山登りに行ってみたい」と話す。

金剛山ロープウェイ今昔 

現在の金剛山ロープウェイのゴンドラは、15年ほど前にモデルチェンジしたものらしい。
風が吹くと、安全のためにたびたび運休になるロープウェイですが、
こういう方たちによって支えられてきたんですね。


[ひと人抄]金剛山施設事務所長・房担成さん 金剛山の足守り28年無事故貫く
1994/03/05 大阪読売新聞 夕刊 2ページより引用

 大阪の屋根、金剛山(1125メートル)を走る千早赤阪村の村営ロープウエー。
2台の客車が昨年暮れ、27年ぶりに初めてモデルチェンジした。
昭和41年4月の開業以来、この仕事一筋に歩んできた村金剛山施設事務所長の
房担成(ぼう・やすまさ)さん(46)は「大事な子供がいなくなったようで寂しいですが、
安全には代えられませんから」と感慨深げだ。
 原則は年中無休の運行。しかし、大阪湾から吹く横風が強くなると運休すべきかどうかの判断を迫られる。
ロープや客車の点検にも目を光らせてきた。
雷で停電して客車が途中でストップ、予備エンジンで引き返したときは「冷や汗」をかいた。
無事故を貫き、昭和62年8月には近畿運輸局長から表彰を受けた。
 これまでの延べ乗客人員は約500万人。
万一に備えてポケットベルを離さず「新しい客車でも安全第一をモットーに頑張ります」と決意は新た。

経験は力なり 

最近、山友達になっていただいたほとんどの方々は、私が金剛山へ通う距離(片道20キロ)に比べると
何倍もある遙かに遠い所からいらっしゃっている方ばかりで驚かされます。

以下の記事では、兵庫県三田市から金剛山に登りに来られてる方もいらっしゃるようです。

日本100名山 魅力を語る 12日、協働センター
2009/12/09 神戸新聞地方版 20ページより引用

 日本100名山を踏破した堂本裕さん(73)=小柿=の講演会が12日午後5時から、
まちづくり協働センターで催される。
三田の山を探索している「三田エコツーリズム研究会」(樋口東光会長)が主催する。
 堂本さんは約20年間山登りを続けており、
昨年には大阪と奈良の府県境にある金剛山で2200回目の登山を達成。
現在も地元の大船山など近郊の山を楽しんでいる。
当日は各山や低山ならではの魅力などを話す。


昨年末に山で出会ったkosiziさまは、関西百名山、日本百名山、近畿百名山を踏破され、
金剛山を初めとする様々な山に毎日のように登っていらっしゃいます。
二度ほど金剛山でご一緒させていただいたとき、
「ここには○月になったら○○の花が咲きます。」
「これはイノシシの足跡ですね。」等々、惜しみもなく色々な事を教えてくださり、
経験の力はものすごく大きなものだなと感心しました。
まさに「経験は力なり」ですね。
このような知識は貴重な財産だと思います。

本道・ツツジオ谷・ハゲ山複合ルートの真実  

20100118-1.jpg

3つのルートの組み合わせによる、
いわるゆる「なんちゃって本道ハゲ山ルート」である。
実のところ、こんなルートを紹介してよいのか迷った。
しかし、道は付いているし、ロープもあったりするし、
登っている人は確実にいる(見たことはないが)のは確かなので
紹介させていただくことにした。

高城茶屋のある起点から千早本道をスタートし、一合目の水場から分岐。
尾根に取り付くと、タカハタ谷から本道まで通じるルートに合流する。
そのまま本道のほうへ行くと、五合目の手前に出る。
そこから少しだけ千早本道を登り、五合目を過ぎて
少し進んですぐの分岐を二ノ滝のほうへ行く。
道が細いし、倒木の下をくぐる箇所を抜けてしばらく行くと
すぐに二ノ滝の滝の上に出る。
滝の上ではあるが、そのまた上のほうから沢は流れてくるので、
氷瀑を見るのなら、滝の下へ戻るのが良いか、滝の上の上へ行くのが良いか
どちらにも行かないか、迷うところである。
凍ると非常に危険な場所になるので細心の注意が必要だ。
二ノ滝を越えて本道と反対側に渡るとツツジオ谷ルートだ。
ツツジオ谷ルートの終盤を、源流のほうへは進まず、尾根に向かって登る。
もうすぐ尾根に取り付くという手前を右へ行くとハゲ山ルートになる。
ハゲ山に上がるポイントを見落とすとどこに行ってしまうかわからないが、
ブッシュが多いので気付くはずだ。
ハゲ山自体も、以前に比べると少し障害となる草木が多い。
ハゲ山からは本道方向の稜線が眺められて見晴らしはそこそこ良い。
また、千早本道を登っている登山者のにぎやかな話し声が聞こえてきて
山頂が間近であることを伺い知ることができる。
先日は、行ったり戻ったりの撮影をしながら登っていると2時間もかかってしまった。
ご参考まで。

金剛山 第177回  (2010.1.16) 

20100116.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分5秒)


まつまさ駐車場まで積雪なし、凍結なし。
ノーマルタイヤでもOKな状態だった。
麓からもっと雪があると思っていたら、ぜんぜんだった。

今日は単独登山。
単独だとどうしても慣れないルートに行くのが面倒になってしまって、
大阪側の適当なルートをとっとと登って、さっさと下山して終了としてしまいがち。
二ノ滝の氷瀑を確認したかったので、本道派生の二ノ滝経由ツツジオ谷ハゲ山抜けのルート。
長くてややこしいので、次のように呼ぶことにする。

「なんちゃって本道二ノ滝ツツジオハゲ山アソートルート」

ん~、さらに長くなってしまった。
アソート=詰め合わせ、という意味で付けてみたが余分だった。
ここはシンプルに「なんちゃって本道ハゲ山ルート」と呼ぶことにしよう。
これだと、ハゲ山に行くには二の滝とツツジオ谷を必ず通る必要があるので省略しても意味が通じる。

登り:なんちゃって本道ハゲ山ルート
下山:タカハタ谷ルート

駐車場に着いて、車の外に出ると思っていた以上に寒い。
あまりにも寒いので外にいること自体がイヤになりそうだった。
寒さに負けそうになりつつも、なんとかがんばって千早本道を登り始めた。
フリースを着ているのに寒すぎて、歩いていても腕組みしたままなかなか解けない。
登りだしは積雪なし。
部分的に分厚く凍っているところがある。
こんな上にうっかり足を置いたら、一瞬で転倒することだろう。

一合目の水場まで来ると路面がだんだん白くなってきた。
そこから五合目付近までは千早本道とは別の尾根を登る。
さすがに五合目が近づいてくると、暑くなってフリースを脱ぎ捨てた。
カラダがようやく暖まって本調子になった。
五合目付近から千早本道に合流してしばらく進む。
千早本道はほんとにいつでも登山者がいる。
ほどなく二ノ滝方向へ分岐。
二ノ滝へ通じる道は、お世辞にも歩きやすくないが、視界が開けるところがあって、
尾根の稜線が目に入ってきて和む。
千早本道ではまったく眺望が望めないだけにホッとする瞬間だ。

二ノ滝に着くと、ほぼ期待通りの氷瀑ができていた。
ツツジオ谷ルートから登ってきて、滝の下から撮影すればよかったが、
本道から来たので滝の真上だ。

ツツジオ谷ルートに出るためには、二ノ滝を跨がないといけないが、
滝は完全に凍っているので、
滑って転ぶと10mほどの滝の下に転落必至なので、仕方なくアイゼンを着用した。
このところの登山では、まったくアイゼンの出番が無かっただけに面倒だ。
雪や凍結があったりなかったりのまばらな状態なので、
アイゼンを着けっぱなしにしていると、歩きづらいだけでなく、
石の上などでキィ~と音を立てるのが苦手だ。
金剛山くらいでは6本爪のアイゼンはオーバースペックなので、
今度、PinoPlanの軽くて薄いマジックアイゼン(新型)を買おうと思っている。

ツツジオ谷ルートに入ったあたりから雪深くなってくるものの、
岩場や沢もあることからアイゼンをかたづける。
ツツジオ谷ルート終盤の登りの途中からハゲ山ルートのほうへ入る。
ハゲ山に出ると眺望があって、本道の尾根が眺められ、登山者たちのにぎやかな声も聞こえてくる。
本道だと、山頂まであと10分というブナの木のあたりだ。
ハゲ山からは急な登りで尾根に取り付く。
六地蔵を越えて山頂へ到着。

山頂10時の気温はマイナス4℃。
雪はどっさり、かまくらは巨大化していた。
山頂売店でひとりで食事をしているとkosiziさんから声をかけられた。
仲間の方と一緒だったので、少ししゃべっただけだった。
そういえば今年お会いするのは初めてだった。

下山はタカハタ谷ルートから。
途中、登ってくる多くのファミリーとすれ違った。
こんなにメジャーなルートだったっけ。
今日は単独で短いルートだったので、あっさり地味な登山になってしまった。

その他の地味な画像は以下より。

モンベル「O.D.ロールペーパーキット」 

20100115-2.jpg
#ちぎり具合が生々しいという声も。

冬場や、もうすぐ訪れる花粉症の季節に無くてはならないアイテムがティッシュ。
そんな重要なアイテムなのに、必要なときに限って持ってきてなかったりする。
持ってきたところで、街で配っている無料のティッシュなどの場合がほとんどで、
量は少ないし、紙質も悪いし、慌ててつまむとドサっと大量に取り出してしまって困る。
その上、包み袋が破れてしまったりするともう最悪な状態に。
そこで、アウトドア用品がいつでも何でも揃うモンベルに何か良いのもはないかなぁと
物色していて見つけたのがコレ。
ちょっとかさばるかなと思ったが、思いのほか便利で、
アウトドアにはやっぱりコレしかないという結論に。

20100115-1.jpg

トイレットペーパーのように見えるロールペーパーであるが、
実際には、体積比ではトイレットペーパーの1/2ほどの小ささ。
消耗品のロールペーパーは、1つ100円。
水に溶ける紙になっている。(ティッシュはすべて水に溶けるものだと思うのは大間違い)
ロールペーパーが2つと、専用ホルダーがセットになった「O.D.ロールペーパーキット」は、
なんと、いきなり1,000円になってしまう。
頼りなさそうな専用ホルダー単体の価格が、実に800円もする計算になってしまって驚くが、
これがあるのと無いのでは大違い。

専用フォルダーがあると・・・

 ・雨等で濡れない。
 ・スムーズに引っ張り出せる。
 ・首に掛けても使用できる。
 ・小物入れがある。

という感じ。

雨等で濡れてはいけないのは、ロールペーパーには必須条件で、
トイレットペーパーを濡らしたためにえらいことになった経験は誰しもあるのでは。
専用フォルダーは防水生地でできているので、水しぶきや少々の雨でも大丈夫だ。
そしてスムーズに引っ張り出せるというのはきわめて重要。
紙をトイレットペーパーのようにひっぱると、専用フォルダーの中でくるくる回って
スルスルとスムーズに引っ張り出せるのだ。
ロールタイプなので、使用したい量の調整もきく。
しかも首などにぶら下げることができるストラップがあるのだ。
山小屋のトイレや、海外のトイレなんかで、備え付けの紙が無い場合シーンに出くわすことは意外とある。
そういう場合は首にかけておいて、用を足したあとも、専用フォルダーに触れずに紙だけをスルスルと引き出せる。
専用フォルダーには小物入れもついている。
慣れた登山者は、これとセットでミニスコップ(1,200円)も買うんだとか。
穴掘って・・・用を足したものを埋める。。

自分の場合、普通にティッシュペーパーとして使ってみたが、非常に便利だった。
他の用途として、食器類を拭いたり、怪我などで包帯がわりに使ったりといった応用もできる。

ちなみに、どうしてもトイレットペーパーな感じがイヤだという人には、
ティッシュタイプもあって、専用フォルダーには予備とメインと2つのティッシュがセットできる。
ティッシュも水に溶けて量の多いモンベル製のもの(@21円)がおすすめ。

20100115-3.jpg

結局どっちも買いましたが、山用にはロールペーパーですよ。
ところで、使用したあとのゴミはどうするのかというと、
モンベルには完全防水の袋で「O.D.ガベッジバッグ4L」という製品があります。
Check [ 2010/01/15 21:45 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

五條林道ルートの真実  

2010011-1.jpg

五條林道ルートは、金剛山のある方向とは真逆に向かって登ることから始まる。
金剛山頂がめざす目標なのに、なぜゆえに逆方向に行かなければならないのか?
と考えてしまうとそれで終わる。
ここから先は読む必要がなくなる。笑

ここはひとつ考え方を変えて、金剛山周回ルートだと思えばいい。
気持ちの持ち方ひとつで変われるものなのだ!?

五條林道ルートの五條林道の部分は千早峠までなので短い。
文珠中尾根ルートを山頂まで登る程度の距離だ。
これは山頂までのルートの1/3ぐらいに相当する。
残りの2/3はダイヤモンドトレール(通称:ダイトレ)の一部だ。

千早峠までの1/3部分はどんな感じかというと、植林地帯であるが、
道も周りも広々とダイナミックなかんじ。
金剛山の各登山道のようなせせこましさは無いので、他のルートで例えようがない。
千早峠までの途中に、分岐箇所がたしか3箇所くらいある。
最初の分岐はどちらに行ってもよい。(こんな道は2年前は無かった)
次は直進と右への分岐だったと思う。(これは直進)
次は3方向分岐だったとおもう。(これは真ん中)#左も行けそうで気になる
次は3方向であるが、左は行かないでほしい雰囲気で、右は下りていく感じ。
なので中央だったかな。
あまりに適当すぎるので参考にしないでいただきたい。笑

千早峠からは整備されたダイヤモンドトレールだ。
いきなりの登りから始まる。
千早峠から久留野峠に至るまでには山が2つもある。
高谷山」と「中葛城山」だ。
金剛山頂に行きたいのに、関係ない山が2つもあるなんて。。と思うかもしれないが、
アップダウンはたいしたことはない。
千早峠からの最初の登りで高度を上げて、また下りることは下りるが、
底まで下りるわけではないので苦にはならない。
高谷山から中葛城山へもそんなに下るわけでもないし、登りもきつくないように思う。
高谷山から少し下ったのち、中葛城山に向かって登りに転じてしばらくすると、
急に片側に展望がひらける。夜景がキレイ?かもしれないポイントだ。
金剛山頂からの下界の眺めよりは190mくらい低空からの眺めとなり、
しかも180度くらいの視野角のパノラマが見渡せる。
これが絶景かと言われると何とも言えないが、大阪の下界とは違ってどこかのどかである。
この時点でちょっと方向感覚がおかしくなっていて、
その展望はいったいどこを見下ろしているのか、いつもよくわからないので
帰ってから調べてみると、方角的には真南だった。
ゴルフ場と河川らしいものが見えたのが記憶にあったので確認すると、
ゴルフ場は橋本カントリークラブで、河川は紀ノ川だ。
つまり橋本のほうを眺め下ろしているわけだ。
ちなみに、吉野川→紀ノ川に呼び名がかわる分かれ目あたりになる。

さて、中葛城山(937m)の山頂(看板のあるところ)に着いてみると、
笹に覆われていて、まったく展望がない。
昔は展望があったような面影(ベンチ)だけが残る。
そこを過ぎると一気に急な下りに転じて久留野峠に出る。
久留野峠からは、大阪側(ロープウェイ登山口駅)にも、奈良側にも下りることができる。
いずれも久留野峠ルートと言うらしいからまぎらわしい。
久留野峠まで来ると2/3が過ぎ、残りの1/3の山頂まではいつものお馴染みのルートだ。

往復ともに五條林道ルートを歩けるか?と聞かれるとOh No!と答えたい。笑

金剛山 第176回  (2010.1.9) 

20100109-3.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分13秒)


登り:五條林道ルート
下山:文珠中尾根ルート


百ヶ辻駐車場に、待ち合わせの時間よりだいぶ早めに着いた。
料金徴収のおじさんから「久しぶりやなぁ」と声かけられる。
そういうのはやっぱりうれしい。
本当に久しぶりなのだ。
いちばん最近来たのはいつだったか思い出せないほど前のことだ。
小屋の中に入れてもらってTakeshiさんを待つ。
PinoPlanのマジックアイゼンの在庫があった。
よく見ると、今シーズンにモデルチェンジした新型のほうではなかった。
まもなくTakeshiさんが到着。
登山開始は8時ちょうど。

水越側も奈良側も、沢ルートも一旦お休みすることにした。
大阪側ルートじゃ短すぎるところばかりな中で、唯一ひとつだけロングなルート。
およそ2年ぶりで今回で2回目の「五條林道ルート」を登ることにした。
駐車場からババ谷まで移動する。
ババ谷ルート入り口の反対側が五條林道の起点だ。
金剛山とは逆方向に進入する。
登山者もいない静かな植林地帯を行く。
林業者用の道なので、幅広で歩きやすい。
朝の差し込む光がキレイ。
千早峠までは、思っていた以上に分岐が多い。
2回目なので迷わず進めたが、初めてだと難解だろう。
千早峠まで来ると、そこからはダイヤモンドトレールそのものだ。
今年もダイトレ縦走のチャレンジ登山に参加するかもしれない。

登山開始から今まで一時間ほど来たが、登ってきた感がまるで無く、
カラダが温もってこないのでフリースが脱げなかったが、
千早峠からは一気に登りに転じ、たちまち暑くなってきたため、
ようやくここでフリースを脱ぐ。日が射し込んで樹氷がキレイ。
Takeshiさんが、ふとつぶやいた。
「ダイトレという立派な登山道なのに、だれの歩いた跡も無い、
 踏み固められていない新雪の上を行けるのは、他のルートではまず考えられないなぁ」と。
なるほどたしかにそうだ。
前に来たときは夏場で、ただでさえ暑さで体力が消耗するのに
アップダウンの繰り返して辟易したのを思い出すが、
冬場は常にクールダウンが効いているので快適そのもの。
まさにダイトレふたりじめ。
アップダウンもまったく苦にならず、むしろ楽しい。

あっという間に「中葛城山」に到着。
ここから一気に激下りすると「久留野峠」だ。
もっと長い激下りだと思っていたのに、大したことはなかった。
久留野峠からはおなじみのダイトレ登山道なので新鮮さが若干なくなる。
抜群の天気の中、「ちはや園地」に到着。
思っていたより雪があって樹氷もキレイ。カメラマン多数。
ごっついレンズからして、どうやら野鳥を撮っているようだ。
バードコールで野鳥を呼んでいる人もいた。
ちはや園地から山頂までの道はさらに標高があがるせいか気温も低く感じられた。
サラサラに積もった新雪の下はアイスバーンだ。
途中、葛木神社に初詣に行く。
前回のイワゴノ谷のときも葛木神社境内の前まで来たのに、うっかり素通りしてしまったのだ。
おみくじをひく。二人とも大吉。
一番から五〇番まであるおみくじの中で、Takeshiさんは一番で、自分は三番。これってすごい?
11時20分に山頂到着。気温はマイナス2℃と暖かい。
山頂売店でカップラーメンやお菓子などで昼食。
売店を出ると、入る前に比べると一気に登山客の増えた広場の様子に驚いた。
下山は「文殊中尾根ルート」から。
やっぱり短い。あっという間に下山完了。
今日もアイゼンなしで済んだ。

その他の画像は以下より。

金剛山山頂の手水 

どんな山でも、山の上での「水」はとても貴重。
富士山の山小屋では、雨水を貯めておいて利用している。
いわるゆ低山である金剛山だと、きっと麓から水道管引いているんじゃないかと
思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にはそんなことはないようです。

少々古い記事なので、今ではどうなっているかは不明です。


雪中の水不足、解決しました 金剛山頂に簡易水道 【大阪】
1994/01/21 朝日新聞 夕刊 18ページより引用

 大阪、奈良の府県境にある金剛山(一、一二五メートル)の山頂がこの冬、
水不足の心配からやっと解放された。葛木神社境内の一帯に簡易水道が通じた。
冬場は、境内の井戸が凍りついてしまう氷点下の世界。
もらい水をふもとの村から運んできた神社の宮司さんも
「これで山火事から社殿を守ることもできます」と話している。
 二十一日午前、山頂には約千五百人の登山者があった。
この朝、零下五度。新雪五センチが境内に積もった。
 社務所には、宮司の葛城貢さん(八八)の家族四人が暮らしている。
簡易水道は神社の事業で、去年春に工事に入り、夏に完成した。
 境内から三百メートルほど小道を下ったスギ木立の谷にコンクリートの堤を築き、清水をためている。
ここから山頂に埋めた四十トン容量の貯水槽まで、約七五メートルの標高差をポンプでくみ上げている。
工費は約五千万円。

モンベル「ジオライン M.W.ハイネックシャツ Men's」 

20100104-1.jpg
モンベル「ジオライン M.W.ハイネックシャツ Men's」
実際に買ったのはブラック  ※モンベルのサイトより画像引用

冬期登山のレイヤリング(重ね着)は、金剛山の山頂気温を基準に決めていたりする。
ほぼ毎週のことなので快適に過ごせるよう、暑すぎず、寒すぎずな感じになるように。

 10℃以下・・・ユニクロ ヒートテック長袖(丸首)
  0℃以下・・・ミズノ ブレスサーモヘビーウェイトジップアップ長袖シャツ 極寒仕様

真冬の氷点下になるシーズンには、上半身のアンダーウェアとして
ミズノのブレスサーモ極寒仕様を使用しているわけであるが、
汗などの水分を熱に変えるという仕組みなので、汗をかいていないときは寒い。
汗をかいても、汗で濡れて寒いということはなく快適に過ごせるところが
この製品の真骨頂なのだろう。
ただ、ヘビーウェイト(厚手)のため、着ぶくれ感が少し気になるし、
立体裁断でもないし、丸首バージョンに至っては見た目もどうかと思う。

そこで先日、モンベルにて、新たにアンダーウェアを購入してみた。
モンベルのアンダーウェアであるジオラインシリーズには、
厚みに応じて以下のように3つに分類されている。

 ・ジオライン<ライトウエイト>・・・・・薄手
 ・ジオライン<ミドルウエイト>・・・・中厚手
 ・ジオライン<エクスペディション>・・厚手

ミズノのブレスサーモヘビーウェイトジップアップ長袖シャツは
モンベルでいうとジオライン<エクスペディション>に相当する。
これを店頭の見本で触ってみたら、ブレスサーモほど着膨れ感のある厚さはなく、
しかも立体裁断でストレッチ性があり、カラダにぴたっと吸い付きそうな感じ。
ジオライン<エクスペディション>を買ってしまうと、
高かったミズノのブレスサーモの出番が無くなってしまうのは間違い無いので、
ジオライン<ミドルウエイト>(中厚手)のほうにしてみた。

先日のイワゴノ谷ルートの登山では、フリースのアウターは暑くて早々に脱ぎ捨て、
ジオライン<ミドルウエイト>と、ヒートナビが特徴のmarmot(マーモット)の中間着だけで
暑いくらいで、ジップ全開にするなどで温度調整もでき、十分快適に過ごせた。
山頂気温がマイナス1℃程度だったせいもあるかもしれないが。
#マーモットとマムートというブランドがあって紛らわしい。

しかしモンベルって、機能のわりには本当に安いと思う。
海外ブランドなどをひと通り見て回った後にモンベルに行くと、何もかも安く感じてしまう。
ただいつも思うのは、中間着やアウター製品に、色鮮やかな派手なものがなく、
機能や形では良くても、色がちょっと地味だったり、単色だったりする点がモノ足らない。
特にレインウェアなどが単色だと、レインウェアというよりも
安っぽいレインコートのようにも見えてしまう。(ストームクルーザー)
高価なモデルでは、モンベルもそれらのことはちゃんと分かっているようで、
ツートンカラーだったり、ジッパーの部分だけ色を変えていたりと、
デザインにこだわった製品もあるにはあるが、数万円クラスなのだ。

山では目立った色こそが映えるだろうし、何かあった場合でも見つけて貰いやすい。
グリーン系やブラック系、グレー系は保護色になってしまって、
仮に落としてしまっても気がつきにくい。
自分が持っているモンベル製品も振り返ってみれば地味カラーばかり。
どうもモンベルにはモンベルカラーというようなものがあって、
アイデンティティとしているとしか思えない。
もしかしてパタゴニアを意識しているとか?
ザ・ノースフェースやマーモット、エーグルなどの、
いままで無かったような思い切ったカラーの新製品を期待したい。

ところで、今回、上衣のアンダーウェアにまでモンベル製品に手を出したことで、
今持っているモノの組み合わせ次第では、パンツ以外すべてモンベル製品となってしまう。
自分ではそんなつもりは無いのに、これじゃモンベラーと言われても仕方がないなぁ。
Check [ 2010/01/06 21:41 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(0)

イワゴノ谷ルートの真実  

20100104-2.jpg

GPSログを見ると、起点からは距離的に長いルートとは思えない。
休憩らしい休憩も取ってないのにもかかわらず、とても長く感じたのは、
アスレチックさながらの障害を次から次へと乗り越えるのに時間がかかり、
進むための体力以外の労力が加わるとともに、
進める距離が時間に対して短かかったためだ。

登ってから一日経ってしまった今となっては、
つらいと思った点は都合良くすっかり忘れてしまったというのが事実だ。
好きで登りに行っていて、良い運動ができたなぁとさえ思えれば、
その他の事はすぐに忘れてしまう。
動画を眺めて思い出そうとするも、進みにくそうだなぁとか、
そういえばここは高所で怖かったなぁなど断片的だ。
撮影しなかったり、撮影してもボツにした部分、撮影どころじゃなかった部分のことは
あまり思い出せないでいる。
似たような景色の連続なので無理もない。

ただ少なくとも二度は、命の危険を感じるようなデンジャラスな所はあった。
命の危険を感じるほどとはどんなところかというと、
かなりの高さのある大滝を、脇から巻いて登っているとき、
足場も満足になく、谷底がはるか下に見えていて、つかむところもほとんど無い、
そんな所を通るとき、今、この瞬間に足場が崩れたら、とか、
地滑りがあったらとか、今、ちょっとでも地震がきたら終わりだなぁと思った部分だ。
もしかしたらそこを通らなくても安全な巻き道があったかもしれない。
さらに高く巻けば確実に安全だったかもしれない。

これから挑戦しようという方に、このルートの特徴を表現するとすれば、
金剛山のあらゆるルートの特徴を総合した感じ。
堰堤・沢のぼり・大滝・小滝・難所・超危険箇所・激登り・障害物・長距離の全部入りだ。
そして、ザック、ウェア、ズボン、靴、すべてが汚れると覚悟する必要がある。
どうせなら、登山スタイルよりも作業服に軍手というスタイルのほうが適当だろうと思った。

今日はとても天気が良く、登りに行きたかったが、ザックも靴も冬用ズボンも
すべて1つしか無く、洗濯中だったために出動できず。

金剛山 第175回  (2010.1.3) 

20100103-1.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分10秒)


登り:イワゴノ谷ルート
下山:郵便道


2010年の初登りは・・よりによって・・。
これまで経験した金剛山のあらゆるルートの中で、
最も多難で、危険な場面の多いルートだった。
#単独での登山は全力で引き留めます。

次々と現れる難所をどうやってクリアしていけば良いのかを考えるだけで精一杯。
katsuyukiさんに印刷してきてもらった奈良の爺々さんのHPを
たびたび確認しないと判断つかない場所多し。
目印の「J」が無ければ簡単に迷っていただろう。

おニューのフリースは泥と傷だらけ。
ザックも見るも無惨に泥だらけ。
まぁこの程度で済んだ自分はまだマシだが、
katsuyukiさんにはとんでもない災難が降りかかった。

堰堤に、大滝に、無数の小滝の連続。
小滝も巻かなければクリアできない所ばかり。
大滝は、あまりの高さに加えて、一瞬でも気を抜くと転落しそうで
身の危険を感じる箇所が何度かあり、足が震えるほど。
倒木を這いつくばってくぐったり、跨いだり、足場の悪い部分をよじ登ったり、
所要時間も4時間近くになると疲労の色も。
ようやく終盤の激登りになったところで
あの健脚のkatsuyukiさんが、まさかのパワーダウン。
ハンガーノック(シャリバテ)で歩けない状態に。
自分はというと、急激に空腹が襲ってきたものの
行動食はもちろん、食料は一切持ってこなかったので、
目の前にそびえる果てしない登りを前に、同じくシャリバテ寸前。
katsuyukiさんにいただいたチョコレートが無かったらどうなっていたことか。
チョコレートはたちまちエネルギーに変わり、どんどん登れるようになった。
終盤の延々続く激登りもたいがい進んだところで、ダイトレを往来する人が見えた。
そんな最後のダイトレに取り付く所でも苦労した。
ちょっと今日のルートはいろんな面で凹むよなぁと思っていたら、
katsuyukiさんも相当凹んでおられた。

高天の駐車場からの所要時間4時間半。
ダイトレに出てからは香楠荘に直行し、昼食。
相当な空腹だと思ってたら2粒ほどのチョコレートパワーがまだ効きすぎていて、
ごはんを残しそうになったほどだった。
その後、山頂へ移動開始。
ブナ林裏の樹氷がきれい。
山頂13時30分の気温はマイナス1℃。
ちはや園地も山頂も家族連れで大賑わいだった。

その他の画像は以下より。

2010年 あけましておめでとうございます 

2010年 あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
                  キバラー
Check [ 2010/01/01 10:50 ] その他 | TB(0) |   コメント(6)

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
このブログ内の検索
 
更新日カレンダー
12 | 2010/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
バックナンバー
月別アーカイブ