賑やかな大阪側ルートには、初めて来た人にはおよそ想像もつかないほどの
たくさんのルートが隠れている。
そこで、大阪側と言っても、
ロープウェイ駐車場エリア(百ヶ辻)と、
登山口バス停エリア(まつまさ)に大きく分かれるので、
それぞれに分けてコメントしてみることにする。
回数登山初めの頃、
ロープウェイ前バス停エリア(百ヶ辻)から登ったのに、わざと正面登山口エリア(まつまさ)のほうに
下山するというようなこともやっていた。
あれはちょっとでも距離を歩くためだったとおもう。
そして、登山口バス停からロープウェイ前バス停までをバス移動(150円)して戻ったり、
時には暗闇の舗装路を歩いて戻ったりもした。
今ではそんな面倒なことはせず、それぞれのエリア内で登りも下りも完結させるようにしている。
ではまず、ロープウェイ前バス停エリア(百ヶ辻)からの登り出しにはどんなルートがあるのだろうか。
以下に特徴とともに記述してみた。
(あくまで個人の主観による勝手な表現ですのであしからず)
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久留野峠ルート ダイトレからのエスケープルート。山頂へはかなり遠回り。杉並木のあるところが好き。
たまにたくさん歩きたいときに登りに使うことがある。
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伏見峠ルート(念仏坂)
実はいまだかつて登ったことがないルート。コンクリート坂道なので足に負担が大きい。
作業用や山頂の方の車もよく通るので、極力使いたくない。
水場があるが、排水のような感じで抵抗がある。最近S字型のパイプが取り付けられたことで、
余計に水が汲みにくくなった。(と言っても、ほとんど汲んだことがない)
夜間登山や雨天時の登山では仕方なく下山に使う。
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寺谷ルート(軟弱)
頂上まで最も近くて楽なルートゆえに、真の軟弱ルートだ。いちばんよく利用する。笑
終盤への登りにさしかかる前に水場がある。
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文珠東尾根ルート(ハード)
かなり急斜面。下りるのは最新の注意が必要。
ここを登る人も、下りる人も少ないので、あまり人に会いたくないときや
ぜーぜー言いながら登りたい(運動不足が溜まっているとき)に良く使う。
好きなルートのひとつ。寺谷に次いで短いルートだ。
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文珠中尾根ルート 下山方向で言うと、終盤に3パターンものルートと、ババ谷への分岐が2ヶ所もあるので、
慣れないと迷う。下山に最もよく使う。
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木場道ルート(シルバー)
シルバールートと揶揄されるように、安・近・短ルートではある。(この場合の「安」は安全を意味する)
実際、寺谷ルートに比べると短くはないが、石ころゴロゴロのあるあのまっすぐで広い登りが好きだ。
慣れないうちは、寺谷ルートと木場道ルートとどっちがどっちなのかごっちゃになってなかなか覚えられない。
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馬の背ルート 中盤に2.5通りのルートがある。3通りと言うには微妙なので2.5。
樹氷シーズンは綺麗なので好きなルート。
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五條林道ルート 一度しか利用したことがない。ババ谷ルートの対面から逆方向に登っていくロングルート。
ダイトレ縦走ルートの大部分を通り、アップダウンも多数あり、歩きごたえは十分すぎる。
中葛城山から五條側の眺めが良い。道もとても良い。
なにゆえにこんなに遠回りしてまで山頂を目指さないといけないのかと自問自答してしまう。
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細尾谷ルート ロープウェイのゴンドラが低空で通過する第一支柱を跨ぐルート。
ロープウェイが動いているときには決して支柱の下に行ってはいけない。
胸まで迫る笹のプールが圧巻。
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ババ谷ルート ババ谷ルートから登ると、ババ谷ルートに下りるしかない。他に下りると車道を戻るのがイヤ。
しかしながらバリエーションは豊富で、文珠尾根までの前半は少なくとも4通りのルートがある。
また、妙見谷ルートの登り出しの所へと下りることができるしっかり付いた道がある。
中盤からは文珠尾根に変わるので、とりたてて特徴はない。
冬場の積雪期には、高い杉の上に積もった雪が、ミサイルのように落ちてくるので注意。
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鱒釣り場ルート 鱒釣り場の近くから登るルートで、途中からババ谷ルートや文珠尾根を経て山頂へ。
ババ谷ルートと同じくらいかと思っていたら意外と長く感じた。
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カタクリ尾根ルート ロープウェイ山上駅の近く。
ロープウェイのゴンドラをちょうど良い高さから眺められる秋冬専用のルート。
ほとんど知られていないので利用者は極めて少ないが、ちゃんと道はついていて、
秋には大量の落ち葉の上を歩くのが楽しい。夏場はブッシュが多いと思われる。
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香楠荘尾根ルート 香楠荘の近く。
ロープウェイの第二支柱を跨ぐルート。
あまり通ってほしくないのか、入り口が少し隠されているが、中に入るとしっかり道がついている。
夏場はブッシュが多いので行かないほうが良い。
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赤滝谷ルート 鱒釣り場と「杣」の間あたりから下に降りていくところから始まるルートで、
いきなりメインの赤滝がある。この滝はとても立派だ。
先にデザートを食べたように赤滝をすぎると、ひたすら嫌いなオカズだけのようなルート。
それでも東條山まで登り詰めたあたりからまた楽しくなる。
五條林道に合流し、あとはダイトレを行くかたりになる。
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ロープウェイ駅舎ルート (未踏)