生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

金剛山 第167回  (2009.11.29) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (1分44秒)


昨日に続いて今日も金剛山に登る時間ができた。
ハードなロングルートを登った翌日なので、
今日は家のコタツでゴロ寝とかしているほうが心地良いかなぁと思っていたら
やたら天気は良いし、用事もあって7時に起きることになったりで、
せっかくなので登りに行くことにした。
今日はTakeshiさんと大御所が登られるというのでお誘いをいただいたものの、
用事を済ませてから向かうので、集合時間には間に合わないことが判明し、
先に登っていただいて山頂で落ち合うことにした。
そんなわけで、登りはひとり登山。

昨日は朝から先週ほど寒くないなと感じたので、
ミズノのブレスサーモ極寒仕様ハーフジップをインナーに着るのはやめて、
ユニクロのヒートテック(2年前のモデル)を着て行ったらちょうど良かった。
普段、肌着としてカッターシャツの下にヒートテックを着ているときは
暖かいと思ったことがないのに、登山で使ったら暖かいと感じた。
カラダがあたたまってくると暖かくなる仕掛けなのだろう。
今日の山頂は寒そうだと思ったので、ブレスサーモを着ていった。
これは汗の水分を熱に変えるという仕組みらしい。
いつもこれでブツクサ言っているのだが、汗をかくというのは暑いからであって、
そんな暑い時に汗で発熱してもらっても困る。
汗がかかないほど寒い時に発熱してよと思ってしまうスペックだ。
今日もカラダが暖まってくると暑くて暑くてしょうがない。
せめてもの救いは、ハーフジップ仕様なので、ジップを全開することでクールダウン。
それでも山頂は4℃と寒く、じっと立ち話をしているとさすがに冷えてきた。

この先も話が多少長くなるので続きは以下より。

金剛山 第166回  (2009.11.28) 

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※クリック拡大可

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分26秒)


う~ん、きびしい。。
石ブテ東谷ルート」は半端のない難ルートだった。

夕べ夜遅くになって友人と都合がついたので、
朝7時半からの水越側からのスタート。
途中までは丸滝谷ルートと同じ道を共有しているので、
道に沿って進む。
出だし、こんなに歩きにくい道だったっけ?という印象を受けた。
どんどん進んで、ようやく垂直の滝がある分岐点に到着。
道なりに行けば丸滝谷ルートで、垂直の滝を登るか、巻き道を行くか
どちらかの方向に進めば今日の予定の「石ブテ東谷ルート」だ。
巻き道を利用して垂直の滝をクリアする。
その後は延々と沢の中を行く。
沢にドボンしないよう、慎重にに着地場所を選んで進むため足場は悪い。
足下ばかりに気を取られていると、頭のそばに倒木が飛び出していたりする危険もある。
ずいぶん登ってきたつもりだったが、まだまだ延々と先へ続く。
まるで同じ所を堂々めぐりしているかのように似たような小滝の繰り返し。
いつまでたっても終わらないんじゃないかという焦燥感。
そしてとうとう最後のクライマックスか?と思わせる、
ドッカ~ンと目の前にそびえる壁のような岩場。
ようやくクリアしたと思ったら、ぜんぜんクライマックスでも何でもなくて、
さらに延々どんどん続く。
いったいどれだけ登らせるのだ?もう金剛山2つ分くらい登ったんじゃないか?
と思い始めた頃に急に沢が無くなり、いよいよ終わりかと思ったら今度はアリ地獄。
滑ってなかなか前に進まない。(巻き道もいちおうあるようです)
このアリ地獄も半端ない。
トラロープもある丸滝谷ルートのアリ地獄などとは比較にならないほど長い。
途中で力尽きそうになった。笑
こんどこそ終わったと平らな所に出たら、そこはまだ丸滝谷ルートとの合流地点だった。
そこからさらに登って登ってやっと「六道の辻」。
さらに「大日岳」まで登る。
ほとんど休憩なしの延々3時間。
はっきり言って、前回の「石ブテ西谷ルート」といい勝負じゃないか?と思った。
「石ブテ西谷ルート」は前半で難ルートが終るのに対し、
今日の「石ブテ東谷ルート」はほぼ最後まで難ルートだ。
難ルート加減は、巻き道のまったく無い西谷ルートのほうが厳しいのは確かであるが、
実質的にあまり変わらないような気がする。
慣れない人をこのルートに連れて来たりしたら「もう二度と金剛山なんてゴメンだ!」
と言うだろ~な~と思ったりしてほくそ笑んだ。
ホントにきつかったけれど、じっとオフィスで一週間堪え忍んだ後の週末の、
週に一度くらいしか行けない貴重な登山なのだ。
大阪側はどのルートも短すぎて、またこの先の一週間分の運動量を貯めるのためにも
今日は十分な運動ができて大満足だった。

山頂10時半の気温は5℃。
ちょうど到着して捺印の後、アリスの父さまと出会う。
その後、お昼の準備中、katsuyukiさまに声を掛けていただいた。
katsuyukiさまとおしゃべりしながらお昼を摂り、
一緒にもみじ谷ルートから下山することになった。
もみじ谷ルートはおよそ2年ぶりぐらいなので記憶が薄れており、
最近もこのルートを往復されたkatsuyukiさまに先導していただいた。
未踏のもみじ谷本流ルートの分岐を教えてもらう。
さらに、狼谷ルートの分岐とカヤンボルートへの入り口を確認し、
13時半に下山完了した。
katsuyukiさま、ありがとうございました。

その他の画像は以下より。

石ブテ西谷ルートの真実 

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石ブテ西谷ルートなんて存在は、有名なサイトではほとんど紹介されていない。
第一、ルートなのか?という問いに対して、たしかに太古の昔から
登山者が居たという形跡は要所に確認できるからルートのひとつなのだろう。
トラロープの無い時代に設置されたであろうスチール製ワイヤーなどがそれを物語っている。
あまりアテにできなさそうではあるが、目印が無いわけでもないので
単にルートでも何でもない沢を登っているのではない。
そのわりにはあまりにも手つかずな?自然そのものだった。

石ブテ西谷ルートの前半と後半とは、まったく別世界のルートである。
果たして先人たちの言う「石ブテ西谷ルート」というものを
正確にトレースができているのか、セトを確認するまではほとんど自信がなかった。
前半はそれほど不案内な沢の中を行くルートだった。
かろうじてペンキで「○」と書かれたのを確認できるたびに、
たぶん合っていそうだ、と思える程度だ。
まさかこっちじないよなぁ、けど方向的にこっちしかありえないしと思いながらも
行きたくない方向ばかり(つまりひたすら分岐ポイントは右を選んで)
進むことが正しいルートを行くポイントだ。
早い話が沢の中を延々行けばよいわけだが、どうしても濡れずには越えれないような所は
草木をかき分けて道なき道を巻いて滝の上に出るということを繰り返した。
いったい何時間かかっただろうかと思えるほどの長い時間のあと、
ようやくセトが確認できる所に出たときは、山頂に着いたも同然だったが、
そこからさらに30分もかかってしまった。

セトの少し手前からは植林地帯に入り、平和なコンディションが続く。
セトをも越えて大日岳が近づくと、最後の分岐がある。
そこは左に行くことで、おそらく平和にゴールできるだろう。
道なりにまっすぐ行ったので、またまた沢歩きになって、
最後は蟻地獄(トラロープ無くしては、ロート状の砂地なので滑って登れない)で、
大日岳直前は笹をかき分ける薮漕ぎ。(道がどこかに付いているらしいが確認できず)
最後の最後にこれかよぉと思いつつも、エスケープルートもあることだし、
おいしいところだけ利用すれば悪くないなぁと思ったルートだった。
そういう意味で、黒栂谷ルートと石ブテ西谷ルートの後半の合わせ技は
なかなか楽しいかもしれない。
実はこれ、Takeshiさんからアイデアをいただきました。

金剛山 第165回  (2009.11.23) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分29秒)


夕べはよく雨が降った。
絶好の晴天にはなったものの、雨の後なので路面コンディションが悪い。
この時期は紅葉も終わり、雪が降るにはまだ早く、ただ寒いだけの山だ。
たぶん一般の登山客は少ないだろうと思っていたら、意外と多かった。

今日はどちらかというと回数消化登山だ。
登りは百ヶ辻に車を止めて、わざわざババ谷まで移動して登山開始。
ババ谷ルートは初めてだといきなりどっちに行って良いのか迷う。
4方向に分かれているからだ。
どれを選んでも文珠尾根に合流する。
右から3つめがババ谷ルートのメインになる。
メインを進むと、また2つに分かれるが最終は文珠尾根。
今日のアンダーウェアは、一昨日の教訓から、
ミズノのブレスサーモ(極寒仕様)ハーフジップに変更した。
登り出ししばらくは寒く、組んだ腕がなかなか解けず。
ババ谷ルートの半分を過ぎたあたりから暖まりだし、
ハーフジップ全開&腕まくり。
汗をかきすぎないようにクールダウンしながら進む。

山頂10時45分の気温は、今日も3℃。
今日も金剛山のキムタクさん、国見城趾広場でも、下の広場でも歌を披露。
金剛山のキムタクさん、いつもゴミを拾いながら登山されていて、
しかも遠くにいても「ヤッホー!」という声がするので、
山頂に到着される前に来るのがわかる。
今日は時間は十分あったので、山頂でまったりお昼の準備。
と、その時、当ブログを見ていただいている方から声を掛けていただいた。
前回のセトのことを話されたので、とてもよく見ていただいている事に感激。
多くの方が見てくださっていると思うと、一言一句を丁寧に書かないと、
いい加減なことは書けないなぁとあらためて思った。
山頂広場で弁当を食べ、お茶をしていつもよりスローな時間を過ごす。
隣のベンチに居たおじさん、地べたにビニールシートを広げてあぐら座り、
鍋で袋入りラーメンとコンビニオニギリのあと、新聞をのんびりと読み始めた。
まるで自宅の居間にいるような光景。
「3℃なんですけど~、寒くないですかぁ?」と声には出さずに心の声をかけた。
下山は灯籠の坂を使わず、裏から迂回し一の鳥居へ。
そこから下道に降り、最後はカタクリ尾根ルートにて下山した。

その他の画像は以下より。
Check [ 2009/11/23 17:06 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(6)

金剛山 第164回  (2009.11.21) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分55秒)


これは、もはや登山ではなく遡行(そこう)だ。
撮影困難場所多数! 危険度MAX
ワンミスが許されない。
岩に掛けた足ひとつ滑らすだけで転倒、転落→骨折だろう。
とてもバランス感覚が要求される「石ブテ西谷ルート」は困難を極めた。

これまで登った金剛山ルートでは最難関の上級ルート。(ただし前半のみ)
一般の方にはとてもおすすめできるものではない。
ただし、夏場にずぶ濡れ対応の沢登り専用装備があれば涼を楽しめるだろう。
本当に気を遣った。

今日はTakeshiさんと水越側から登ろうと決まり、
お互い登ったことのない「石ブテ西谷ルート」を登ろうということになった。
朝7時登山開始。
青崩ルート入り口を過ぎて、どんどん舗装林道を行く。
葛城山からの山間の景色に見とれながら巨大な砂防ダムを過ぎて
いよいよ石ブテ尾根ルートとの分岐にさしかかる。
念のために印刷物で場所の確認。
目印は特にないが、沢へ降り立つ。
いよいよ石ブテ西谷ルートのスタートだ。
小さな滝を繰り返し越えてゆく。
水量も豊富で、濡れていても滑らない岩とすべる岩があるので
おそるおそる安全マージンを確保しながら進む。
たまに、おそらく奈良の爺々さんが設置してくれたであろう
トラロープはあるものの、ほとんど頼るべきものがない。
時には細い木の枝に頼らなくてはならないステージや、
登るのが困難な滝を巻くために、かなり高所まで迂回してみたり、
ぬかるみあり、ブッシュありと多難だった。
セトが近づくと、ようやく平和が訪れた。
セトのベンチのある裏側に、自分が今いるようなルートがあるとは
まったく想定外だった。
セトのベンチが確認できるほど近くではあるが、
このままセトに上がって山頂をめざすのも惜しいので、
そのままルートを道なりに進む。
かなり規模の大きい地滑りによる倒木が圧巻。
途中で分岐があるが、左に登っていけば、
おそらく平和なまま大日岳に通じる登山道に出たであろうが、
さらに沢伝いにまっすぐ進むことにした。
その結果、最後は蟻地獄で、さらに薮こぎの後、大日岳に出た。
やれやれ。。

ここでひとつ名プラン。
黒栂谷ルートでセトまで登って、そのまま右(山頂)にも左(青崩)にも(当然)行かず、
まっすぐにつっこみ(つまり少し下りる)、石ブテ西谷ルートの後半の
平和なルートのみを満喫し、分岐を左に登って大日岳に通じるルートに出て
山頂を目指すというのはいかがだろうか。
どうせセトを登っても、山頂直前で迂回を強いられるので、
ちょっとでも長く歩きたいと思う気持ちがあれば
こんなプランも楽しいかもしれない。

山頂10時の気温は3℃。
中間着が長袖になっただけで、インナーは夏場と同じ。
登っているときは適度に暑いくらいであったが、山頂で一時間も居たら
アウターにモンベルのロッシュジャケットを羽織っているだけでは寒くて寒くて限界。
インナーをそろそろミズノのブレスサーモ(極寒仕様)に変更する必要がある季節だ。
こんなに寒いと、カップラーメン程度であれば山頂売店内で過ごさないとやってられない。

下山はガンドガコバルートから。
2年ほど前に一度だけ使ったきりで、この2年の間に大きく様変わりしていて
林業の方のトラックが登れるように、「金剛の水」の前のダイトレ道と同じ幅くらいの
林道が太尾塞跡付近まで伸びていたのでとても歩きやすい。
この快適さは金剛山ルートで随一だろう。
途中、葛城山が見事に眺められた。

その他の画像は以下より。

「こんなこともあろうかと思って・・・」 

「こんなこともあろうかと思って・・・」という考え方が、今日はメディアを賑わせてました。
企業で求めらるクライシスマネジメント、いわゆる危機管理ですね。
今はもうちょっと進んでいて、なにがあっても事業を継続するというリスクマネジメントが
内部統制では求められたりしているわけですが、
そんな難しそうなことは置いておいて、

山における「こんなこともあろうかと思って・・・」とは、
たとえば、
  ・こんなこともあろうかと思って、多めにオニギリ、にぎってきましたー。
  ・こんなこともあろうかと思って、予備の電池を持ってきましたー。
  ・こんなこともあろうかとおもって、バンドエイド持ってきてますー。
  ・こんなこともあろうかとおもって、ヘッドランプを持ってきておきましたー。
と言ったところか。
いつどんな時でも、イザというときの備えはとても大切なこと。
ただ、過剰装備もどうかと思うが。。

今月初めころの大峰山系での実際に起きた自分の体験談であるが、
山岳地図に時間が書いてあって、初めての山でありながらも、
周回して戻ってくるのに4時間+1時間あれば大丈夫だろうと思って挑んだら、
実際は7時間超にもおよび、暗さが迫る上に雨までもが加わり、かなり焦った。
まさか夜になるなんて想定していなかったので、ヘッドランプは持って来ていなかった。
それと、途中、無双洞という100mにも及ぶ洞窟があって、
そのシーンにおいてもヘッドランプがあればとても役立った。
たまたま同行していた山友達が、
「こんなこともあろうかとおもって、コストコで千円台で買ったヘッドランプ持ってきました~」
と取り出したときは感動モノでした。

さて、今日のメディアではもっとスケールの大きいニュースがありました。
詳細は以下より。

サンヨー「eneloop(エネループ)」 

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山道具に電池が必要とされるのは、通常はヘッドライトぐらいか。
それ以外にGPSとか。
ライト類だけでも複数あるので、実際にはわりとたくさん必要だ。

全世界で累計1億個も出荷されたというエネループを知らない人は少ないはず。
このエネループが登場してからというもの、アルカリ乾電池をまったく買わなくなった。
これまでの充電式電池はニッケル水素で、メモリー効果があるので
継ぎ足し充電ができない(やらないほうが良い)など、
いろいろ使用上での管理の繊細さが求められるという制約があった。
しかしこのエネループは、ニッケル水素タイプにも関わらず継ぎ足し充電が可能で、
自然放電がほとんど起こらないという画期的なものだ。
それに見た目のシンプルで未来的なデザインがあまりにも気に入った。
そんなわけで、いつしかどんどんエネループが溜まっていったという次第。

先日の11月14日、まったく新しいエネループが発売された。
どこが新しくなったかというと、
 ・繰り返し1500回使える→旧型は1000回
 ・自然放電をさらに抑制し、3年経過しても75%のエネルギーを確保。
  →旧型は2年経過で80%まで保証されていた。
今回、容量(放電持続時間)を増やさなかったのは、旧型と互換性を保つためだとか。
容量だけを取ってみれば、エネループよりはるかにスペックの高い充電池はある。
ちなみに新型は素材から見直されて作られたまったく新しいものとなった。

【新型と旧型の見分け方】
旧型にも2世代あり、それらの中身の違いはよくわからないが、
外見上の違いは並べてみるとすぐに気づく。
家にあった3世代のエネループを並べて比較してみたのでご参考まで。

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新型は(R)のマークがグレー。
旧型(後期型)はブルー。
旧型(前期型)は無し。さらに白色の部分にラメが入っていて少しキラキラ。ロゴも青い。

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新型は「SANYO」のロゴが入っていて、ニッケルメタハイの表示も大きめ。

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新型にはクラウン(王冠)マークがあり、型番の最後に「A」が付く。
ちなみに、エネループ関連商品に欲しい物がある。
発売されたら間違いなく買いそう。
その詳細は以下より。
Check [ 2009/11/19 22:59 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

大阪側全ルート【登山口バス停エリア】  

金剛登山の玄関口とも言える正面登山道「千早本道」があるエリア。
ロープウェイ前バス停エリアに比べるとルートは少ない方だ。

(あくまで個人の主観による勝手な表現ですのであしからず)

千早本道
 言わずと知れた公式登山道で、誰もが一度は登るルート。
 金剛登山で最も登山者の多いルートで、階段中心だ。
 早朝6時に開く捺印所めがけて登る登山者も多く、捺印後は猛ダッシュで下山し、
 そのまま通勤する人も多い。
 あまりに登山者が多いので痛むのも早いが、ミスター金剛山こと平野次男さん(一万2千回以上の登山者)
 が一生懸命整備してくださっている。
 季節によっては松の香りが楽しめ、秋には紅葉、そしてブナの木が印象的だ。
 小・中学時代に耐寒登山で、千早本道は苦行というトラウマを植え付けられ、
 払拭するのに最近までかかった。
 登りは雨の日に良く利用し、下山では時間がないときによく利用し、駆け下りることも多い。

千早本道2
 登山口バス停から千早城趾経由で登るルート。
 千早城趾広場は大好きな場所。唯一の茶店があったり、山頂を眺められたり、
 夏場は風が良くよく通るので、ここまで登ってきて弁当を食べるピクニックにも良い。

本道派生ルート1
 千早本道の前半半分(ウルトラマン・バルタン星人まで)をエスケープするルート。
 夏場はブヨが多い。ひとり登山では良く使っていたが、最近はほとんど利用しなくなった。

本道派生ルート2
 本道派生ルート1は、名称不明ルートの一部であり、千早本道中盤から最後までこの派生ルートを
 利用すると、最後はタカハタ谷ルートやツツジオ谷ルートの登り口に出る。
 歩きやすいちゃんとした道がついてはいる。

本道派生ルート3
 千早本道中盤を越えてから、二の滝の真上を横切ってツツジオ谷ルートに抜けるルート。
 以前は本道派生ルート1とこのルートを組み合わせることで登っていた。
 冬場は二の滝の上の氷瀑ツララを撮影するには最適。
 最近はなぜか使用しなくなった。

妙見谷ルート
 大阪側では異色のルート。妙見の滝は圧巻。
 自然たっぷり、サバイバル感満点のルート。山頂まで2時間くらいかかる。
 登り口まで車道を歩かないといけないのが難点。
 (スピードを出した車がすぐそばを通過するのはいただけない)

ツツジオ谷ルート
 筒城谷ルートと表記する場合もあるようだ。
 大阪側では最も難所と言える。安全のために下山には使わないほうが良い。
 最大の難所と言っても、注意深く、かつ、バランス感覚重視で行けばさほど問題はない。

ハゲ山ルート
 ツツジオ谷ルートの終盤から分岐するルートで、千早本道を眺めることができるルート。
 夏場はブッシュが多い。

タカハタ谷ルート
 高畑谷ルートと表記する場合もあるようだ。
 前半に多少難所があるが、それほど大きな問題ではない。
 後半にある植林と自然林の境目あたりからは圧巻。杉の根っこの登りはぜったい写真を撮りたくなる。

松の木ルート
 松の木がルート上にある唯一のルートかもしれない。
 とにかく延々登りが続く感じ。かつては他のどのルートよりしんどいと思ったことがある。
 それゆえか、登山者とすれ違うことはまれだ。

かま道ルート
 下山時にタカハタ谷ルートと松の木ルートが分かれる分岐を越えて松の木ルートのほうに行き、
 そのまままっすぐに進んでしまうとこのルートだ。
 ちゃんとした道がついているが、途中で迷いそうになる。終盤は夏場はブッシュだ。

カトラ谷ルート
 いろいろな理由があってわりと登山者が多いが難所もある。
 金剛登山バスツアーなどもここを利用しているのを見たことがある。
 後半、いくつかに分岐しないことも無いが、通常は道なりに行くべき。
 カトラの水は金剛山では一番の名水だと勝手に思っている。
 千早本道よりはよく利用しているが、慣れない方にはきついルートだと思う。

わさび谷ルート
 前半は2系統あって、下山時にはいつも間違ってカトラに下りてしまう。
 正規のわさび谷ルートは、いかにもツルツル滑りそうな沢を股がなければならない。
 夏場はブッシュが多い。
 また後半部も2系統に分かれている。
 ひとり登山では下山に良く使うほうだ。

黒栂谷ルート(セト経由)
 中盤から水越から来る青崩道と合流する遠回りルート。
 しっかりした道が付いていて登りやすい。

黒栂尾根ルート
 心臓破りな急な登りがいきなり始まる。
 ほとんど登山者が通らないので心細いかもしれない。

清井山ルート
 カトラや黒栂の分岐の左、幅広の林道を行く。
 最後は坊領ルートに合流し、青崩ルートに合流し、セトに出る。

村界尾根ルート
  (未踏)

登山口バス停尾根ルート
  (未踏)

大阪全側ルート【ロープウェイ前バス停エリア】 

賑やかな大阪側ルートには、初めて来た人にはおよそ想像もつかないほどの
たくさんのルートが隠れている。
そこで、大阪側と言っても、
ロープウェイ駐車場エリア(百ヶ辻)と、登山口バス停エリア(まつまさ)に大きく分かれるので、
それぞれに分けてコメントしてみることにする。

回数登山初めの頃、
ロープウェイ前バス停エリア(百ヶ辻)から登ったのに、わざと正面登山口エリア(まつまさ)のほうに
下山するというようなこともやっていた。
あれはちょっとでも距離を歩くためだったとおもう。
そして、登山口バス停からロープウェイ前バス停までをバス移動(150円)して戻ったり、
時には暗闇の舗装路を歩いて戻ったりもした。
今ではそんな面倒なことはせず、それぞれのエリア内で登りも下りも完結させるようにしている。

ではまず、ロープウェイ前バス停エリア(百ヶ辻)からの登り出しにはどんなルートがあるのだろうか。
以下に特徴とともに記述してみた。
(あくまで個人の主観による勝手な表現ですのであしからず)

久留野峠ルート
  ダイトレからのエスケープルート。山頂へはかなり遠回り。杉並木のあるところが好き。
  たまにたくさん歩きたいときに登りに使うことがある。

伏見峠ルート(念仏坂)
  実はいまだかつて登ったことがないルート。コンクリート坂道なので足に負担が大きい。
  作業用や山頂の方の車もよく通るので、極力使いたくない。
  水場があるが、排水のような感じで抵抗がある。最近S字型のパイプが取り付けられたことで、
  余計に水が汲みにくくなった。(と言っても、ほとんど汲んだことがない)
  夜間登山や雨天時の登山では仕方なく下山に使う。

寺谷ルート(軟弱)
  頂上まで最も近くて楽なルートゆえに、真の軟弱ルートだ。いちばんよく利用する。笑
  終盤への登りにさしかかる前に水場がある。

文珠東尾根ルート(ハード)
  かなり急斜面。下りるのは最新の注意が必要。
  ここを登る人も、下りる人も少ないので、あまり人に会いたくないときや
  ぜーぜー言いながら登りたい(運動不足が溜まっているとき)に良く使う。
  好きなルートのひとつ。寺谷に次いで短いルートだ。

文珠中尾根ルート
  下山方向で言うと、終盤に3パターンものルートと、ババ谷への分岐が2ヶ所もあるので、
  慣れないと迷う。下山に最もよく使う。

木場道ルート(シルバー)
  シルバールートと揶揄されるように、安・近・短ルートではある。(この場合の「安」は安全を意味する)
  実際、寺谷ルートに比べると短くはないが、石ころゴロゴロのあるあのまっすぐで広い登りが好きだ。
  慣れないうちは、寺谷ルートと木場道ルートとどっちがどっちなのかごっちゃになってなかなか覚えられない。

馬の背ルート
  中盤に2.5通りのルートがある。3通りと言うには微妙なので2.5。
  樹氷シーズンは綺麗なので好きなルート。

五條林道ルート
  一度しか利用したことがない。ババ谷ルートの対面から逆方向に登っていくロングルート。
  ダイトレ縦走ルートの大部分を通り、アップダウンも多数あり、歩きごたえは十分すぎる。
  中葛城山から五條側の眺めが良い。道もとても良い。
  なにゆえにこんなに遠回りしてまで山頂を目指さないといけないのかと自問自答してしまう。

細尾谷ルート
  ロープウェイのゴンドラが低空で通過する第一支柱を跨ぐルート。
  ロープウェイが動いているときには決して支柱の下に行ってはいけない。
  胸まで迫る笹のプールが圧巻。

ババ谷ルート
  ババ谷ルートから登ると、ババ谷ルートに下りるしかない。他に下りると車道を戻るのがイヤ。
  しかしながらバリエーションは豊富で、文珠尾根までの前半は少なくとも4通りのルートがある。
  また、妙見谷ルートの登り出しの所へと下りることができるしっかり付いた道がある。
  中盤からは文珠尾根に変わるので、とりたてて特徴はない。
  冬場の積雪期には、高い杉の上に積もった雪が、ミサイルのように落ちてくるので注意。

鱒釣り場ルート
  鱒釣り場の近くから登るルートで、途中からババ谷ルートや文珠尾根を経て山頂へ。
  ババ谷ルートと同じくらいかと思っていたら意外と長く感じた。

カタクリ尾根ルート
  ロープウェイ山上駅の近く。
  ロープウェイのゴンドラをちょうど良い高さから眺められる秋冬専用のルート。
  ほとんど知られていないので利用者は極めて少ないが、ちゃんと道はついていて、
  秋には大量の落ち葉の上を歩くのが楽しい。夏場はブッシュが多いと思われる。

香楠荘尾根ルート
  香楠荘の近く。
  ロープウェイの第二支柱を跨ぐルート。
  あまり通ってほしくないのか、入り口が少し隠されているが、中に入るとしっかり道がついている。
  夏場はブッシュが多いので行かないほうが良い。

赤滝谷ルート
  鱒釣り場と「杣」の間あたりから下に降りていくところから始まるルートで、
  いきなりメインの赤滝がある。この滝はとても立派だ。
  先にデザートを食べたように赤滝をすぎると、ひたすら嫌いなオカズだけのようなルート。
  それでも東條山まで登り詰めたあたりからまた楽しくなる。
  五條林道に合流し、あとはダイトレを行くかたりになる。

ロープウェイ駅舎ルート
  (未踏)

黒栂尾根ルートの真実 

20091116-1.jpg

黒栂尾根ルートの存在は、今年の一月、
雪の積もった中をわざび谷ルートを登ろうとした時、
間違って進入したときにその存在に気付いた。

真実といっても・・・実はあまり書くことがない。
いきなりの急坂なので、最初のうちにどんどん高度を上げることができるのは
文珠東尾根ルート(通称:ハードルート)を彷彿させる。
一瞬、展望が望めるところがある。
尾根なので水場は無い。
雪の日は、ほとんど誰も歩いていない新雪を独り占めできる数少ないルートだ。

自然林に変わって笹が広がってくるとすぐに、セトからのルートに合流する。
この瞬間、「あ、もう山頂か」と思うが、まだもう少し横移動の距離がある。
名物の巨石よりもまだ下なのだ。

黒栂尾根ルートと黒栂谷ルート(セト経由)のGPSログを重ねてみると、
黒栂谷ルート(セト経由)のほうが遠回りだ。
ただし、黒栂谷ルートのほうがしっかりとしたメジャーな登山道だ。

よくログを見ると、黒栂谷ルート(セト経由)と、黒栂尾根ルートの間に
谷らしきものがある。
これこそが黒栂谷ではなかろうか?
黒栂谷ルート(セト経由)も尾根だと思うのは自分だけ!?

他に、タカハタ谷ルートや松の木ルートのログも並べてみたが、
長さ的には細かい事を言うほど大きな差はない。
ところが、目を楽しませるバリエーションの豊富さは
到底ログでは想像がつかない。
奈良側の変化のあまりないルートに比べると、
大阪側はなんと変化に富んでいる個性的なルートばかりな事だろうか。

金剛山 第163回  (2009.11.14) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分46秒)



去年の今日、金剛登山99回目の時と同じ日だ。
その日の山頂気温は11℃。
それから一週間後の100回目のときには、山頂の気温は1℃になっていた。
今日はまだ真夏と同じアンダーに、半袖シャツで十分だったが、
わずか一週間で劇的に気温が変わり、秋冬シャツに衣替えしないといけないかもしれない。
そういう意味では、ちょうど今が山の季節の変わり目かもしれない。
今日のように雨上がりで湿度があると、汗がたらたらと出るほど暑い。
天気次第でずいぶんと体感が変わるので断定はできないが、山頂の冬はすぐそこだ。

今日は午前中に用事があったので、午後2時スタートの単独登山。
未明から今朝までの大雨で、沢の水量はとても多く、流れにも勢いがあった。
雨上がりのコンディションなのと、時間が時間なので、登山者は少なそう。
登りではひとりも見かけなかった。
今日の登りは、黒栂尾根ルートというあまりメジャーではないルート。
登るのは今日で2度目だ。
しかも、今年の1月に一度登っている
カトラ谷ルートと黒栂谷ルートの分岐付近からは、
この黒栂尾根ルートや、わさび谷ルートへも行ける。

さて、この黒栂尾根ルート、どんなルートかとわかりやすく言うと、
百ヶ辻から登るルートに例えると、文殊東尾根ルート(通称:ハード)のような感じ。
実際、山頂までの距離的には文殊東尾根ルートよりは長いはずだ。
登山道に入ると、いきなりの激坂。
ところどころひらけていて、山の稜線が見える。
積雪時期だとこれがとてもきれいだ。
あまり人が通らないルートではあると思うが、ちゃんと道は付いているので
迷うことはない上に、難所もない。
人に出会わず、ひとりしんみり、じっくり、わび・さびを感じながら登るには
良いだろう。
山頂の国見城趾広場まであと少しというところで通行禁止。
迂回ルートで山頂へ。
山頂の気温は9℃。
もちろんこの気温で山頂に滞在するなら、フリースジャケットは必須だ。
山頂で友人と偶然出会う。
駐車場所が違うので、すぐに分かれて、国見城趾広場で
ひとりでコーヒーをすすりながら、茶菓子を食べて、ゆっくりしてから
千早本道で下山開始。
ミスター金剛山こと、平野次男さんが一生懸命登山道を整備されていたので声をかける。
千早本道の紅葉は、まだ見頃でとてもきれいだ。
ちょうど「山頂まであと少し」看板のあたり。(ここから山頂まで約10分)
今日の登山は回数消化的であり、しんみりと、どこかうら寂しげな感じに終わった。

そういえば、先日紹介したスーパーフィート・インソール
先週の登山では取り替えるのを忘れてしまったので、今日こそはと試してきた。
結論から言うと、はっきりと違いのわかる効果があった。
最初に舗装路を歩いているときは、かかとが少しホールドされてるかな?くらいの
感覚だったが、ひとたび登山道にはいるとさらに違いがわかる。
どんな感じかというと、靴の足先からかかとまでを中心線とすると、
その中心線を軸に左右に回転するように傾むくようなふらつきが抑さえている。
かかとがホールドされているだけなのに、たったそれだけで足がぜんぜん疲れない。
多少の路面の凸凹があっても、ほとんどブレないので直進安定性がある。
下山ではその違いはとても顕著に現れる。
伏見峠ルートのようなコンクリートの坂道なら、これまでの倍速で歩けるかもしれない。
これまで畳の上を歩いていたのが、絨毯に変わったような感じ。
感じ方には個人差があり、靴や足の形等によっても違いがあると思われるので、
あくまで参考程度として聞き流してください。

その他の画像は以下より。

ファミリー登山をしませんか 

そういえば昔から名前だけはよく知っている岩湧山(897m)には
まだ一度も登ったことがない。
二上山、大和葛城山、金剛山に次いで有名なのに。
岩湧山の山頂はどんなのか知らないけれど、
聞くところによると、ススキがいっぱいあって、展望も望めるらしい。
金剛山は登山者が多いのに、展望がほとんど無いのだけが残念だ。

昨日、こんな新聞記事がありました。

【談話室】ファミリー登山しませんか 無職 栄山(さきやま)英太郎 65
2009/11/12 産経新聞 大阪朝刊 11ページより引用

 秋色に染まった大阪南部の岩湧(いわわき)山に登ってきた。
 近くには、関西では人気の金剛山があるが、こちらは普段は登山客も少なく、
静かな山歩きを楽しむにはうってつけである。
 だが、この山の山頂付近には、文化財の修復に使われるカヤを採取する
茅場(かやば)があり、この季節、一帯にひろがるススキの景観が素晴らしい。
私が登った日も、快晴の休日とあって、山頂広場は老若男女で埋まっていた。
小学生や中学生の姿も多く見られた。
 山という大自然の中で、一つの目標に向かって一緒に苦労し、
そして楽しむファミリー登山は、はたから見ていても健康的で、実にほほえましい。
 子供たちの忍耐力と落ち着きをはぐくみ、家族のきずなを高めるという点で、
ファミリー登山は素晴らしいものだと思う。
 若いお父さん方、一度、近くの山に子供たちと一緒に繰り出してみてはどうですか。
 (堺市南区)

登山女子スタイル「金剛山女子部(仮題)」  


20091111-1.jpg

※クリックで拡大

最近、金剛山では若い登山者が増えてきた。
中でも若い女性の進出がめだつ。
女性の場合、山中で用を足したくなったら困るなど、
ちょっとあれこれ考えただけでハードルが高いなぁと思って敬遠しそう。
しかし、そういう発想は過去の物になってしまったかのようだ。

仕事で梅田を通った次いでにちょっとギャレへ。(アウトドアのショップ街)
エーグルの前を通りかかったら、こんな掲示板があった。
「金剛登山女子部」のマニュアルとして参考にしてください。

AIGLE(エーグル)・・・150年の歴史を持つフランスのアウトドアブランド

書いてある文字を詳しくご覧になられたい方は以下よりどうぞ。

天ヶ滝新道ルート・小和道ルートの真実 

20091109-1.jpg

天ヶ滝新道ルートはその名のとおり、天ヶ滝のあるルートである。
しかしながら、天ヶ滝そのものはルートから外れたところにある。
登りの場合、登っている最中に天ヶ滝に行くために、滝方向へ5分ほど下る必要がある。
ルートからは外れているせいか、最近ではほとんど人が行かないようで荒れた様子である。
登山道には、わかりにくい分岐は無いが、支線がたびたび合流してくる。
おそらくつづら折れの道はショートカットができるのだと思うが、
木の枝等で止められていることから、山主にとっては通ってもらうのは迷惑なはず。
基本的には行かないのが望ましい。

ログを眺めると、ずいぶんと巻いていたりつづら折りになっていたりするせいで、
無駄にルートが長いように思える。
登山道自体は昔、奈良県が整備を行ったのだろう、十分な道幅で歩きやすく
また難所なども無く、ファミリーでも快適に歩ける。
ただ、植林の杉林中心なので、景色も変わらず、展望も無しで
大阪側の活気ある登山道に比べるとどこか寂しい。
伏見峠までのおよそ2/3が過ぎると、残りの1/3はお馴染みのダイヤモンドトレールだ。

上図のログで、香楠荘から山頂までの間はそれぞれ別のルートで登った。
また、お昼のスポット(香楠荘の近く)から展望台まで戻ったりしたので、
ログ上では環状になっている。

小和道ルートは、昔は立派な登山道だったような名残はあるが、
現在では登山道というよりは獣道に近い状態。
ダイトレのキャンプ場入り口近くから奈良側へ、いきなりV字にえぐれた笹だらけの
一般の人なら到底入って行きたくないようなところから進入する。
いちおう立派な道標はある。さすがに道標には小和道などとは書かれていないが。
実はこのルート、途中で伏見道(伏見峠ルートではない)と小和道とに分かれるのだ。
その分岐を見落とさずに下りなければならない。
伏見道と小和道では下山する場所がまったく違うので間違うとどんでもないことになる。
はっきりと分かれ道があるわけでもなく、案内らしい案内も無いに等しいので迷う。
たまたま伏見道から登って来た人が教えてくれたので確認できたが、
そうでないとわかりにくい。
動画ではそのポイントとなる場所を捕らえている。
はっきりと付いた道(伏見道)からははずれて道らしき道の無い森の中が小和道だ。
森の中では広い場所が多く、テーピングが無いと進む方向がわかりにくい。
テープのおかげで途中はほとんど迷わず下山できた。
今回は初めてでありながら下山に利用したために、下山完了後にも道を間違えて
とんでもないところに出た。

小和道下山後、少し右方向へ移動すれば車を止めた場所付近に出るとおもったら、
いくら下っても、右方向への道がない。またはあっても行き止まりっぽい。
最後には車がビュンビュン通る広域農道に出てしまった。
まさか下山後に迷うとは思ってもなかった。
GPSロガーではなく、GPSのマップ表示を持って行っていれば迷うことがなかった。
グーグルマップで確認してみたら、広域農道まで下らなくても
ちゃんとショートカットできる道が付いていた。 ←このショートカット道は登山者通行禁止だそうです。
それが以下のとおり。
20091109-2.jpg

金剛山 第162回  (2009.11.7) 

20091107-3.jpg
※クリックで拡大できます

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分34秒)


今日は金剛山未踏のルートということで、朝7時登山開始という
気合いの入れようでスタートした金剛登山。
お昼も香楠荘が開く時間より早くなると想定されることから、
大峰山系の登山同様に食料から水からフル装備で望んだが、
金剛山にはいささか過剰装備だった。

登りは「天ヶ滝新道」。
無料の駐車場もあって、実によく整備されていて、とても登りやすいゆえ、
あまりにも変化がなく、安全・安心・平和なコンディションなので
登山というよりハイキングやピクニックのようなルートであったのが
ちょっと物足らなかった。
このルート名物の「天ヶ滝」は、妙見の滝の高低差を越える規模で、
大昔に設置されたベンチや、ちょっとした広場があることなどから、
憩いの場だったであろうと思われる。
現在では雑草に覆われて見る影もない。
さらに唯一の水場と思われる「新欽明水」も、立派な表示があるにもかかわらず
大阪側の名も無き水場と比べても圧倒的に水量が少ない。
とても水を汲んでどうのこうのというものではない。
どうして奈良側は、水場がほとんどといってよいほど無いのだろうか。
その昔、水利を巡って骨肉の争いがあったように聞いたこともある。
結果、奈良側は大阪側に負けて、水はすべて大阪側に流れるように
人為的にされてしまったとかいう理由だろうか。

今日は本当に暖かく、金剛山くらいの高度では暑いくらい。
山頂9時半の気温が12℃だった。
捺印をするとすぐに折り返し、香楠荘の近くでお昼をとる。
重装備の食料で行ったので、いろんな物を食べて飲んで
休憩時間も半端ない一時間半近く。
ほんとにピクニック気分だ。
こんなに暖かくて天気が良いのだったら、最近ハマりつつある
大峰山系への登山でも良かったなぁと思いつつ。

下山は「小和道」という、これもまた未踏のルート。
こちらはあまり人が利用しない手つかずなルートで、
テーピングが無ければどちらへ進めば良いかわかりずらいルートだと思った。
雰囲気的には、思わずあの坊領ルートを思い出した。
なんとなく似てる。
こちらには「欽明水」という水場があるが、
残念ながら水を汲めるようなものではなく水たまりのような感じだった。
そして最後に、下山がようやく終わったなと思わせる民家に出ると、
いったい自分がどこに居るのかさっぱりわからなかった。
車を止めた駐車場の雰囲気がない。
どんどん下りていくしかなく、とうとう車で通過した広域農道に出た。
そしてたちまち居場所を認識。
それは駐車した場所からとんでもなく離れているという事だった。
それからというもの、車がびゅんびゅん走る広域農道をひたすら歩き。
しかもさらに下って行ってる。
車を止めたところはもっと山側のほう。
ようやく広域農道から山側に上がるポイントに着いて、
そこからさらに1キロ近く登ってやっと到着。
なんという遠回り。。
あんなところに出ると最初からわかってたら・・・。

ようするに予習不足だった。
疲れたな~。

その他の画像は以下より。

パタゴニア「オー・ウェブ・ベルト(O Web Belt)」 

20091105-1.jpg
パタゴニア「オー・ウェブ・ベルト(O Web Belt)」

お気に入りのモンベルの登山用の立体裁断パンツ(ズボン)「サウスリムパンツ」が
毎週毎週酷使しては洗濯の繰り返しで、少々痛んできた。
見た目はそれほど痛んではないが、どうもパリパリしてきた感じ。
そのうち高く足を振り上げたときにベリッと破れそうな気がする。
このパンツがダメになったら、また同じものを買おうと思っていたところ、
たまたまパタゴニア(Patagonia)のセールの時に偶然に店に立ち寄ったみたいで、
登山用のパンツがとても安かったので衝動買いをしてしまった。

それから数ヶ月、やっぱりモンベルのサウスリムパンツの出番ばかりで、
パタゴニアのそれを一度も履いていないことに気付いた。(気付くの遅いって)
どうして履かないのかと考えてみたら、ベルトホールがあるのに、
最適なベルトが無かったのだった。
じゃあベルトを買うまで。。と長らく放置してきたが、
ここに来てようやくベルトを買ったというわけ。
パタゴニアのパンツなのだから、ベルトもパタゴニアでないと落ち着かないという変なこだわり。

ベルトを買ったくらいでブログに載せるなんて、
「ザ・金剛登山」もいよいよネタ切れかぁ。。と思われた方、
思いっきり半分当たってます。

けど、パタゴニアのことだから小物のベルトと言えど実に半端ない。

メーカー公式ページによると、
 作業中は厚手のワーク・パンツをしっかりと留め、即興のエアギターの演奏中には
 パンツのずり下がりを防ぐという重要な任務を果たします。
 軽量なアルミニウムのバックルは丈夫でしっかりと締めることができ、
 暑い1日の終わりには、ビールの栓抜きに早変わり。
 4cm幅のナイロン・ウェビングは速乾性があり、酷使にも耐えます。
となっている。

つまり、
 ・ズボンのベルト
 ・緊急時のラッシュ・ストラップ(荷物を固定したり、止血帯にもなる)
 ・瓶の栓抜き
になるという優れもの。
それでいて、実用一点張りの頑丈な作り。

それゆえに・・・スーツケースを止めるベルトのように思えるのは自分だけ!?
20091105-2.jpg
(公式ページより画像引用)
パタゴニア「テック・ウェブ・ベルト(Tech Web Belt)」というモデルもある。
カラーバリエーションは豊富。
Check [ 2009/11/05 22:01 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

スーパーフィート(SUPERfeet)インソール 

20091104-1.jpg

一昔前まで山登りが嫌いだった理由のひとつが、足の痛み、
さらには靴擦れだったり蒸れだったりする。
意外と初心者は軽視しがちな点であるが、
かくいう自分もダイトレ縦走をするのに、重い固い登山靴をやめて
トレッキングシューズで参加したまでは良かったが、
透湿じゃない防水シューズだったために、蒸れと、蒸によってふやけて柔らかくなった
足の皮膚がめくれる、いわゆる靴連れになったという失敗をしたのは今年の事なのだ。
まだまだ初心者というわけだ。
そういうわけで、登山において靴がいかに重要かということを今さら身を以て知った。
ちなみに靴下も重要。

今年導入した自慢のモンベル「マリポサブーツ」が、毎週末の酷使で、
足に馴染んだのか伸びたのか、厚手のウールの靴下はまったく変えていないのに
靴の中で足が少し遊ぶようになってきた。
金剛山の念仏坂のような斜めの下り坂を延々下りていると、
いくらBOAシステムでしっかり締め付けていても、足の裏とインソール(中敷き)とが
前後に滑って摩擦が起きてる感じがするようになってきた。

普段の靴は29cmという、これまたアホのくそ足。
マリポサブーツに至っては厚手の靴下で履くこともあって30cmだ。
やっぱり30cmは少々大きかったのか?と思ったが、
よくよく思い出してみたら、モンベルの丁寧で親身な店員さんが、
「少々お値段がかさみますが、インソールをコレに交換すると劇的に快適ですよ」
と奨めてくれたのを思い出した。
予算の関係でその時は買えなかったのだが、もう一度確認すべく昨日、モンベルに足を運んだ。

相変わらずのモンベラーぶりだが、いつも言ってるが、気に入った商品やそのパーツが
必要になったとき、海外ブランドだったらそのシーズン限りだったりと
入手が容易でない事が多々あるのに対し、モンベルなら通年でだいたいどのショップでも
手に入り、ほとんどの商品の修理が安く早くしてもらえる。
スーパーフィートは満足を実感できなかった場合は60日間であれば返品可能だ。
60日間というと、金剛山にいったい何回登れるの!?
10回くらいは登れるけど、その後で返品しても本当に良いのか?

20091104-2.jpg

昨日モンベルで、同じマリポサブーツの30cmを出してきてもらって
厚手の靴下まで用意してもらって履き替え、
片方をスーパーフィート、もう片方を標準装備のインソールのまま、
モンベルには必ず置いているハリボテの山(笑)を、
何度も何度も往復してフィット感を確認した。
そうすると安定感が抜群に違う!
極論を言うと、裸足でフローリングの上を歩くのと、絨毯の上を歩くのぐらい違う。
中敷きの無い靴とある靴の違いのような。
スリッパと運動靴くらい違う。というと言い過ぎか!?
試し履きで実感できたので買うことにした。
さっそく次回の登山でスーパーフィートを試すのが少々楽しみです。

スーパーフィートは、アメリカで30年の歴史と36種以上の特許を持ち、
数千店舗で販売され他社が類似品を作ることは不可能だそうです。
日常生活はもちろん、あらゆるスポーツ分野が対象で、
とくにスキーに関しては、インソールでは80%のシェアを占め、
スキーインストラクターとパトロールでは95%という圧倒的な数字だそうです。

日本の数多くのトップアスリートも使っているスーパーフィート。
たとえばどんな人たちかは、こちら

ちなみに値段は、モンベルで4,515円です。
Check [ 2009/11/04 21:17 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(4)

金剛山 第161回  (2009.11.2)  

20091102-4.jpg

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分54秒)


今日、公休を取って、つなげて4連休にするなんて、
つくづくサボリーマンだなぁと思う。
それも、旅行にでも行くのならともかく、
金剛山日帰り(ただし温泉つき)です。
久しぶりの金剛山、堪能したかったが、時間の関係で一瞬だけでした。

今日は夕方から突風のあとに一気に寒波襲来。
もしかして木枯らし一号?

雨の後なので、金剛山登山道のコンディションは良くないとはわかっていたが、
大峰山系に浮気しているうちに金剛山の紅葉が終わってしまってるんじゃないかと
心配になって登ってきた。

ウェアは真夏の登山時とまったく同じまま。
登りは寺谷ルート。
大スケール、ロングルートが基本な大峰山系の後なので、
低山の金剛山は愛想ないかな?と思ったけど、
やっぱりホームグラウンドの金剛山は良い。
自分の家みたいで落ち着く。
しかも今日は寺谷ルートということもあって短いルートであるが、
これはこれで良い。
台風後の寺谷ルートは、前より何だか登り易いぞ。
エスカレータみたいな階段があったあたりが広場みたいになっていて安全度UP↑。

山頂10時半の気温は7℃。
山頂売店前の紅葉はかなり散っている。
捺印所前はまだ見応えがある。
時折日差しが出て綺麗な瞬間もあるが、
どうも今日は雲の流れが異常にはやい。
山頂では富田林のNさまと出会う。
紅葉と相まって絵になっていたので勝手に撮影させていただきました。
お叱りいただいたら削除いたしますので。

捺印を済ませて香楠荘のほうへ移動する。
ちはや園地付近の紅葉もまだ見頃な感じ。
日差しが出てくれたら良いのにと思っていたら、
それどころかどんどん雲行きがあやしくなってきた。
香楠荘に入ってすぐに荒れ模様になった。
ちょうどぎりぎり避難できたみたいで、
香楠荘がベースキャンプというか、お助け茶屋みたいでありがたかった。
昼食後、嵐もいくぶんおさまって、雨も上がったので
伏見道(念仏坂)から下山。
百ヶ辻でミクシィのKさまに声を掛けていただいた。
写真はいつも拝見しているものの、お顔がわからず
こちらから声を掛けれることができないので
掛けていただいて嬉しかったです。
今回は挨拶程度でしたが、今度じっくりゆっくりお話をしたいです。

その他の画像は以下より。
Check [ 2009/11/02 20:57 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(4)

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
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プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
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