生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

坊領ルートの真実 

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おそらく今回が最初で最後になるだろう「坊領ルート」。
「坊領」(ぼうりょう)という読み方で合っているのだろうか。
それすら解っていない。
地名というのは、時に信じがたい読み方をするものなので。笑

さて、昨日登った「坊領ルート」であるが、こうしてGPSのログを眺めて見て、
千早本道なんかと比べてみると非常に長尺に思える。
下山ルート(細尾根ルート)もわりと長距離で、午後3時半に下山完了したことからすると、
合計7時間を超え、ダイトレ縦走したくらいの所要時間になる。
登りの実際は、セト直前までは水平移動のような感覚だった。
また登る気があるか?と尋ねられたとすると、
虫のいる季節をはずしてくれたら考えてもよいけど、やっぱりちょっとイヤ。
と答えると思う。
とにかく蜘蛛の巣と追いかけてくる虫の大群には参った。
顔をめがけて迫ってくる虫の大群はブヨではなかったのか、結局一匹も刺されず。
距離云々については「もうしんどくてたまらん」というような感じはなかった。
初めてのルートで、この先にどういう展開が待ち受けているのかという期待と、
正しいルートをトレースしているかの確認作業が忙しく、あっという間のセトだった。
セト直前の急な登りがしんどいと思った以外は、あまり登ってるような気がしなかった。

登りの所要時間に4時間かかったわけだが、実際には道の駅からはスタートせずに、
上赤阪城址の駐車場に車を止めてスタートすれば、まず20分短縮。
そして上赤阪城址(本丸)という眺めの良い石碑のある所に寄り道を
しなければ10分弱の短縮。
さらに、坊領城跡に寄り道をしなければ10分短縮と、
トータルで40分ほどの短縮になる。
さらに撮影や分岐での迷いなどの時間を除けば3時間で山頂。
それでも長いかな。
さすがに往復なんて考えられなかった。(当初から想定外)

あとからわかったことだが、坊領ルート登山口(上赤阪城址)には、車止めのある、
ちゃんとした駐車場があって6,7台は止められる。
日曜日だというのに一台も止まっていなかった。
(あとから農作業のトラックが一台だけ来て止まったが)
それもそのはず、坊領ルートを常用する人なんておそらく居ないだろう。
もし居るのであれば、蜘蛛の巣に顔をつっこむことも無かったはずだ。

この坊領ルート、名も無いルートがあちこちから合流してくるため、
下山は登りに比べて何倍も難易度が高くなるだろう。
振り返ると、どっちから来たのかわからなくなるほどだからだ。
清井山だの、中谷だの、知らない地名があちらこちらに。
だれがこれらのルートを知っているというのだろう。
公式ページのルート案内を見ても、自分が写真のどの場所で迷っているのか
わからなくなることもたびたびあった。
こっちから来たら左だが、右から来ると右方向に進むことなる、
といった感じで非常に迷いやすい。
坊領ルートを攻略するのにぜったい必要なものは以下のとおり。

 ・公式ページのかんりにん様の作られた登山道の案内を印刷したもの。
 ・飲料水(最低1リットル)
 ・行動食(ギンビスのアスパラガスを持参した)

これだけでは完遂できない。
何よりも頼りになったのは、ルート上の木に巻き付けてあるテープの類だ。
これらが無かったら山頂に辿り着けなかったかもしれない。

セトを過ぎてから出会った一人の年輩の女性に道を尋ねられた。
水分道はどちらかと。
青崩道の途中に分岐があるのを知っていたので、教えたあげたが、
まさか一人でそんなところを下山するというのか。
水分道は坊領ルートよりすごいらしい。。
その方の道中が心配になったが、逆に勇気を貰った。

#GPSについて
ログを取るGPSはカバンの底に入れておいたが、
たまたま過剰装備として持っていったバイクツーリングに使っていた
ガーミンのGPSmap60CSxでは、山岳マップを搭載していたので、
等高線や高度が地図上で確認できたことや、山頂までのだいたいの距離、
向いている方向が判別できたくらいで、荷物になるのであえて必要ではない。

金剛山 第154回  (2009.8.30) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分58秒)


奈良のMさん、声をかけてくださってありがとうございました。

所要時間4時間!金剛山随一の難解ルート!

水場なし!
展望なし!
風は通らない!
どっちへ行けば良いのか解らない分岐につぐ分岐!
つきまとう虫の大群!
マムシとの遭遇!
蜘蛛の巣だらけ。
足らない飲料水!
坊領ルートは、なかなかの難ルートだった。

今日は丸一日どっぷり金剛山漬けの予定だったので、
気になっていた長尺ルートの「坊領ルート」へ。
往復する気はなかったので、車2台にて下山予定場所のロープウェイ最寄りの
村営駐車場に一台を駐車して、乗り合わせで道の駅方面へ。
8時20分出発で、道の駅「ちはやあかさか」から「坊領ルート登り口」
までおよそ20分ほど村落を歩く。
坊領ルートに入ってしばらくは快適な登山道が続いた。
そんな道も「上赤阪城址」までで終わり。
そこからが難ルートのはじまり。
いきなり蜘蛛の巣に気付かず顔面を全体につっこんでしまう。
ブヨと思われる虫がたくさん顔の周りにブンブンとまとわりつく。
さっそくどっちに行けば良いのかわからない分岐に出る。
印刷してきた公式ページの案内図で確認するものの、
油断していると虫(おそらくブヨ)にすぐに噛まれそうで、
おちついて確認すらできない。
汗はたらたらと流れだして止まらない。
蒸し暑さそのものを木々が閉じ込めてしまっているかのようだった。
12時35分、金剛山頂到着。
ウォーターボトル(500ml)はとっくに飲み果たしていて喉がカラカラだったので、
ミネラルウォーターを買って一瞬で飲み干した。
最低1リットルは必要だと思った。
このところネタも尽きてきている当ブログですが、
今日、はじめて若い女性の方(奈良のMさん)が声をかけてくださいました。
疲れ切ってヘトヘトでしたが、おかげさまで元気がでました。
ありがとうございます!
山頂にはほとんど滞留せず、今日の一番の楽しみの香楠荘での食事に向けて
すぐに移動開始。
香楠荘到着は13時過ぎ。
まよわず「ミニトンカツ定食」(950円)。(香楠荘ではこれしか食べたことがない)
下界と変わらない値段で、しかも「そじ坊」なので美味い。
ここでも水を1リットルくらい飲んだかもしれない。
すっかり生き返ったところで、下山は細尾根ルートから。
いつもながら、腰ほどの丈のある笹プールは楽しい。
ロープウェイの第一支柱をやり過ごしてしばらく下るも、
村営駐車場に直接出る道は無いかと道無き道を行ったら、
とんでもない薮こぎになったものの、なんとか軟着陸成功。
ルートを正しく行くほうが安全で楽だった。

坊領ルートの詳細は、後日「坊領ルートの真実」にて。

その他の今日の画像は以下より。

ダイヤモンドトレール(ダイトレ)<大和葛城山→金剛山> 

新聞記事より <歩きの案内>
  大和葛城山→水越峠→金剛の水→パノラマ台→金剛山→香楠荘→ロープウェイまで

【続Let’s Walk!】大和葛城山~金剛山 ひんやり、山上の別世界
2006/07/20 産経新聞 大阪夕刊 6ページより引用

■大和葛城山~金剛山(奈良県御所市・大阪府千早赤阪村)
 日中は30度前後のうだる暑さ。クーラーが効いた部屋にいては身体がだるくなるばかりだ。
やはり少し涼しいところで心地いい汗をかいて、お風呂でキレイさっぱり流すのが一番。
山や高原に行けばそんな爽快感が味わえる。
 大阪近辺なら、金剛山周辺がうってつけ。日帰りでも行けるし、楽しみを増やすなら山上で
1泊してもよい。ロープウエーで行けば、比較的楽に山歩きができる。今回は大和葛城山から
金剛山へ歩いていくこととしよう。
 山上駅に着くと、ひんやりした空気に浸される。体感で10度ぐらいは低いだろうか。
下界と山上とではまるで違う世界だ。この周辺だけでもビジターセンターや国民宿舎などが
あり十分に楽しめる。5月には真っ赤なツツジが咲き誇るので有名だが、今はグリーン一色。
その山道を下って向こう側に見える山を目指す。
 下りきったところが水越峠。この付近の利水をめぐって大和側と河内側が対立したところだとか。
それもそのはず。少し登ったところにある水場で飲んだ水の冷たくておいしいこと!
 田畑を潤すために何とかして自分のところへ水を引きたいという気持ちは、この1杯で
十分わかる。飲んだ後は、小さいタオルを浸して首元へ引っ付けておくと、身体の熱だけでな
く疲れも取り去ってくれる。
 しばらく登りが続くが、大和三山が見えるパノラマ台まで来るとあとは緩やか。一ノ鳥居
でほぼ頂上だ。ここには「右 よしのかうや/左 いせならはせ/道」(吉野、高野/伊勢、
奈良、長谷)と書かれた道しるべがたたずんでいる。鳥居をくぐり、葛木神社、転法輪寺と
お参りしてから国見城跡周辺へ。ここでは大阪側の眺めがよい。
 こちらの山上も施設が充実している。キャンプ場や自然学習の場以外にも、村営宿泊施設・
香楠荘(こうなんそう)があって日帰り入浴可能。ゆっくり宿泊するなら、都会の光が届か
ないところから夜空を見上げてみるのもいいだろう。

(歩きの案内人 森岡裕起)
 【メモ】コース=近鉄・JR御所駅→バスで葛城ロープウェイ前→葛城山ロープウェイで
葛城山上駅→葛城高原→水越峠→金剛の水→一ノ鳥居→葛木神社→転法輪寺→国見城跡
(金剛山頂)→府民の森ちはや園地→伏見峠→金剛山駅→金剛山ロープウェイで千早駅へ→
ロープウェイ前バス停→バスで南海・近鉄河内長野駅もしくは近鉄富田林駅。約12キロ、
4~5時間程度。余裕があれば、ロープウェイの区間を歩くことも可能(葛城山側=3キロ、
登り2時間弱。金剛山側=2キロ、下り1時間弱)。

金剛山とゴミ問題 

人の大勢集まる所に居ると、たとえばゴミ箱が10mほど先にあるというのに、
飲んだペットボトルやカップ、包み紙などが路上に(いちおうかためて)置いてある
というか捨てある。自分の感覚からすればありえない。
以前、走っている前の車が、窓からペットボトルを投げ捨てるのを目撃した。
金剛山とて例外ではない。
特に山頂付近の、ロープウェイへの近道のルート上の人目に付かないところには
いろんなものが捨てられている。
どう考えても自然分解して土に帰るものではない。

さて、以下のような新聞記事がありました。
京都の愛宕山に確認に行ってみたくなりました。

【談話室】感心した京都の登山マナー
2005/05/18 産経新聞 東京朝刊 11ページより引用

 無職 栄山英太郎 61
 京都の愛宕山を登っていると、いつも感心することがある。それは、山道にごみが全くと
言っていいほど落ちていないことである。
 大都市近郊の山ならよくある見苦しい光景が、ここでは不思議とない。山頂に愛宕神社を
まつり、信仰の山として古くから京都の人々に敬愛されてきた表れなのだろうか。
 その点、わが家に近い大阪南部の山々では、山道や休憩場所に平気でごみを捨てている人
が少なくない。金剛山や岩湧山では、登山愛好家団体や地元住民らが清掃登山を行っては山
の美化に努めていることを、不心得者たちに分かっていないのではないか。
 「山に残してくるのは自分の足跡だけ」。各自が最低限の登山マナーを守り、山歩きを楽
しみたいものである。(大阪府堺市)

ポイズン・リムーバー 

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パッケージの上部が「NEW」という吹き出しになっているが、どうみてもクラシックな感じ。

デンマーク製
『ヘッセル・インセクト・ポイズン・リムーバー』

今年はほんとに長梅雨で、真夏が来た実感が無いままに秋の気配。
夏場の雨上がりや蒸し蒸しする週末での登山が多かったように思う。
ちょっと油断していると、すぐにブヨに刺されてしまう。
自分の場合、ちょっと油断、というのは撮影に集中している場合が多い。
アブであれば大型なので、何らかの持ち物で叩き落とすことが可能だが、
ブヨは黒ゴマひと粒くらいのサイズで、とても気づきにくい。

そこで遅ればせながら、なんばパークスのA&Fカントリーにて、
クリーンカンティーンを買ったついでに「これも一緒に」という感じで
買っていたのを忘れていた。
今の季節に金剛登山に携帯しておかなくては意味がないので、
慌てて開封・・・してみてビックリ。
う~~ん、100円均一の店で売っていたとしても高い!と思えるほど
ちゃちで安っぽいプラスチック製。
カタログをくって、いくらで買ったのか調べてみたら、なんと、1,115円!
にわかに信じがたい値段だし、これに変わるようなものが
日常どこにでもありそうな気がする。
たとえば玩具の空気鉄砲や注射器あたりなんかはそっくりだろう。
と、つっこみどころ満載ではあるが、
イザ!というときは頼りになると信じることにしたい。

部位の大きさに応じて大口径か小口径かを使い分けることができるようになっている。
そして、噛まれてから「遅くとも2分以内に」使用することを推奨している。
ヘビに噛まれた時は、15分経過後の使用では効果が少なく、
30分後ではほとんど効果なしだそうだ。
使い方は簡単で、先端のマウスピースを傷口に当て、
ピストンを引いて吸引状態のまま約60~90秒そのままにしてから
ピストンを戻す。これを数回繰り返して毒液を抽出するらしい。
蜂や毒ヘビに噛まれた場合は例外的に3分以上吸引状態にする以外は
あとは同じ操作だ。
特に毒性が強いマムシなどに噛まれた場合は、傷口より心臓に向かって上で
タオルで縛って血液の循環を弱めることも必要だそうだ。
また、循環を完全に止めてしまわないよう、10~15分枚に90秒ほど
縛りを緩める必要がある。
と、まぁ、わずか数グラムほどの本体よりも、
取説や外箱のほうが金かかっているのでは?と思うほどだ。
「本体を洗わないでください」と書かれている理由が不明。
存在感が無いほど軽いので、ザックに放り込んでおくことにするが、
注射器で言うところのゴムは、経年で劣化しそうに思う。
イザ!というときにゴムが腐って本体だけでは空気が抜けてスポスポに
なってたりしそうに思うのは、心配性の自分だけ!?

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注射器は押すほうがピストンであるが、これは引く方がピストンだ。
Check [ 2009/08/25 22:15 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

金剛山の金剛杖(こんごうづえ) 

はずかしながら、最近まで「金剛杖=金剛登山で使う(売店で売っている)の杖」
程度の認識しかなかった。

昨年、はじめて富士登山をしたとき、ふつうに「金剛杖」が売られていたので、
一般的な表現なのだと気づいたという次第。
富士登山では、登山口である五合目で金剛杖を買い、山小屋に着くたびに
焼き印を押して貰って山頂を目指す励みにするという、
いわゆるスタンプラリー的要素があり、かつトレッキングポール的な役割もしてくれる
というアイテムだ。(自分はトレッキングポールを持参したので購入せず)
ちなみに今年は空前の富士登山ブームだそうで、
この夏だけで20万人の登山客が吉田口登山道を通過したそうです。

一方、四国八十八ヶ所のお遍路歩きでは「金剛杖」は最も大切で深い意味のある物だそうだ。
ちなみに、昨年のGWに仲間と高知県に泊まりツーリングに行ったとき、途中途中で
白装束の完璧なスタイルのお遍路歩きの人をたくさんみかけたので驚いた。
西国三十三ヶ所巡りとはまったく別モノだと感じた。
ほとんどの人がグループではなく、たった一人で、周りに店もなければ
泊まるところもなさそうなさびしいところを歩いていたのには大きな衝撃を受けた。
一人歩きの中には、若い男性や女性の姿も多かった。
昔はお遍路歩きというと過酷な修行だったそうで、遍路途上で他界してもいいように、
金剛杖はそのまま卒塔婆になるように作られていて、そのまま葬れるよう
死装束の白衣を着て廻っていたそうです。(現在でもそのまま受け継がれている)

つい先日、家の倉庫を大掃除していたら「金剛杖」が出てきた。
しかも金剛山のものらしい。
「タカエ」とあるのは、実は祖母の名前だ。
昭和62年というと、西暦1987年なので22年前だ。
その時の祖母の年齢を逆算して求めると68歳ということになる。
そのころの話を聞いてみたいものであるが、今月で90歳になった祖母は
かれこれ10年くらい前からボケてしまい、足腰も弱くなって
歩くのもままならず、娘や孫の顔もわからなくなり、今は養老院で余生を送っている。
そろそろ顔を見にこい、もうあまり先は長くないぞ、と気づかせてくれたのかな。
この週末にでも行ってきます。

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金剛山の金剛杖は、千早城趾の茶店で現在でも販売されています。

金剛山 第153回  (2009.8.22) 

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カトラ谷ルートの難所にて

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夕べの予報では午前中が特に雨っぽくて、
午後から降ったりやんだりということであったが
結局くもり時々晴れで一滴も降らず。
晴れ男健在なり。
今日は午後からたくさん予定があったので単独での高速登山。
登りはカトラ谷ルートから。
写真を撮ったりしながらではあるが、一時間ピッタリで山頂へ。
最近、何かとピッタリが多い。
カトラの水場から少し登ったところで、
わりと太め(直径15cm~20cm)の葉の生い茂る自然木を
ノコギリで切り倒している人が居た。
盗掘とか荒しとかの類ではないのだろうか?
それにしてもカトラの水は冷たくておいしい。
寺谷ルートの水や、馬の背ルートの水も冷たくてお気に入り。

9時30分の山頂の気温は20℃。
下界やルート上は蒸し蒸ししていたのに
山頂付近はカラっとして強めの風も吹いていて涼しくて最高に気持ちが良い。
汗が完全に乾くまでマッタリしていたかったが、
時間もなかったので5分足らず居ただけですぐに下山開始。
下山は千早本道から。
今日は登ってくる人が比較的多いと思った。
40歳を分岐点とすると、若い人と年輩の人との割合は五分五分といったところ。
挨拶するのが忙しい。
何ごとにも見返りを求めない、ギブ・アンド・テイクではない
むしろギブ・アンド・ギブの精神でやっているが、
元気よく挨拶しても、まったく無視されるとちょっとさびしいな。

千早本道の一部の手すりや階段で、大きな改修工事がされている。
おそらくミスター金剛山の平野次男氏によるものと思われるが、
木材の防腐剤のクレオソートの臭いが鼻をつく。
本道中間地点にクレオソートの缶が置いてあった。
クレオソートは発ガン性やシックハウスの原因になるという問題があり、
日本はもちろん、ドイツ等でも使用禁止となっているあれだ。
代替の防腐剤として、ヒバ油、竹酢液、木酢液が推奨されているが大丈夫なのだろうか。
ちょっと調べてみたら、
発ガン物質を家庭用品規制法で示された10ppmを大幅に下回るという
「環境配慮型クレオソート油R」を開発し、家庭用品規制法に適合したクレオソート油として
19年版平成19年版標準仕様書で使用禁止が解除されたとあった。
ちなみに本道のそれは「環境配慮型クレオソート油R」だったかどうかまでは確認していない。
あれ?こんな堅い話で終わっていいのかな!?

その他の画像は以下より。

青崩道ルートの真実 

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※GPSログ(2009.8.16)より              MAP:Powerd by Google

公式ページでは「青崩道(北尾根)ルート」として
紹介されているルートではあるが、
現時点で掲載されているのが2003年のものであるため、
6年も経過した現在では少し様子が違う。
たとえば水越側公共駐車場からトイレに向かう公道舗装路に平行して
作られている遊歩道が、雑草や苔が多くてとても歩く気になれない。
作りっぱなしで手入れがされていない状態。
他には、紹介されている前半部分は記憶にある様子とはほとんど一致しない。

他の季節にはどんな様子なのかわからないが、
少なくとも夏場は水場も清涼感も風の通り抜けも展望も無いに等しい。
ただ黙々と下る下山用には向いていそうだ。

せっかくわざわざ水越まで来たので、せめて金剛の水は飲んで帰りたいと思った。
それゆえに青崩道ルートに来たことを後悔したほど。
公式ページでは地図上の線でしか紹介されていないが、
ルート上にはセトに着くまでの間に「水分道」と書かれた分岐があり、
さらにその付近にはしっかり道の付いた不明なルートが最低2つはあった。
不明なルートを見つけると探検したくなってしまう。
いつかはそういうところも攻略したい。

金剛山の箴言版-(30) 

【30枚目】国見城趾広場にて
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人生後半が面白い
味が出るのは
これから これから


たしかに物心?ついてきたのは30代後半くらいからでしょうか。
いろんなことにチャレンジして、今まで関心もなかった趣味や、
知らなかった世界など、好奇心が尽きることはありません。
まだまだいっぱいやりたいことだらけ。
(買いたいグッズだらけというウワサも)

金剛山 第152回  (2009.8.16) 

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『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (3分3秒)


前々から16日は水越峠から登ると決まってはいたものの
昨日、夜間登山をして、下調べをする時間も無いまま寝てしまったので、
今日は水越川公共駐車場に着いてから、どこから登ろうかと考え込む。
清涼感のある丸滝谷ルートに挑戦してみたかったが、
登山者らしき数人に尋ねてみたものの、そんなルート知らないとのこと。
ダイトレルートとガンドガコバルート、そして太尾東尾根ルートは
通ったことがあるので、ぜひとも未開拓のルートで登ろうということになり、
登りは無難な「青崩(あおげ)道」から。
青崩道の後半あたりでセトに接続するのがわかっていたが、
以前から水越峠~セト間がどんなルートなのか気になっていたのだ。

延々と続く植林杉の中を、ただ淡々と進むだけなので寡黙になるルートだ。
考えることは「セトはまだか?」ということだけ。
青崩道は下山専用ルートかなぁと思う。
水場も無ければ展望もほとんど無しで清涼感ゼロ。ひたすら薄暗い杉の中。
風が吹き抜けることもないので蒸し暑い。
水越川公共駐車場(トイレの前ではない)からセトまで、実に85分かかった。
8時ジャスト駐車場出発で、10時ジャスト国見城趾広場に到着。
昨日の疲れが残っていたのでペースはゆっくりめで二時間ぴったり。
山頂気温は今日も22℃。

さて、下山こそは丸滝谷ルートを見つけたいなと考えていた。
大日岳経由で六道辻まで行けば何か書いているか、尋ねる人がいるだろうと
安易に考えていたら、何の情報も得られず。
六道辻をまっすぐ行けば知ったルートである太尾塞跡のほうへ行ってしまうので、
ここは、まず六道辻分岐を左へ進んだ。
植林と自然林の分け目を行くルートは道がしっかりついている。
登りの退屈な青崩道と違って場面がどんどん変わって行くので楽しい。
確か記憶ではこのまま一本道で青崩道の開始地点に出るはずだ、と思っていたら、
いきなり左右と直進の3方向分岐にぶち当たる。
悩むこと3分。誰も通らなかったので、仕方なく左ルートへ進む。
途中、2人くらいの登山者と出会う。
尋ねると、そのまま行くと青崩道に出る、というので安心して進んだ。
するとどんどんルートバリエーションが変わり、アップダウンは3つもあるわ、
脇道もいくつもあるわ、最後は左右に分かれる分岐と、複雑だ。
この最後の分岐は右へ進んでみた。
急峻な道をどんどん下りていってようやく舗装路に合流した。
しばらく行くとかなり大きな砂防ダムがあった。
対岸にはさらに別のルートがありそうなかんじだが、こちら側からは渡れない。
その舗装路、すぐに終わるかと思ったら延々長く、大概疲れてきたところで
やっと青崩道の登り口に出て、ほどなくトイレの前に出た。
そこから10分少々かけて駐車場まで坂道を戻る。
下山の所要時間も登りと同様に二時間ちょうど。
人には会わないし、長すぎて少し寂しい。
よっぽど時間のあるときでないと二回目はありえないなぁ、と思った。
大阪側の水場や自然林が豊かで、登山者の多い賑やかやかなルートとは
雰囲気はまったく違い、距離も2倍はある感じ。
帰ってから調べてみたら、下山は「石ブテ尾根ルート」だった。
(最後の分岐はどちらに行ってもこのルートになる)
そして丸滝谷ルートは、最初の3つの分岐を直進するのが正解だったようだ。

その他の画像は以下より。
Check [ 2009/08/16 18:14 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(2)

金剛山 第151回  (2009.8.15) 

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今日は友人と夜間登山。
といっても登り出しは5時過ぎなので明るい時間帯だ。
登った気がしないといつも思っているあの寺谷ルートが、今日はなぜかしんどい。
撮影無しなのに一時間以上かかってしまった。(最短50分~55分)
朝から掃除やら片付けやらで適度に疲れていたのと、
午後過ぎて夕方からの出発なのでスタミナが無いのかパワーが出ない。
朝登山と夕方登山じゃこうも体力・気力が違うものなのか。

日没まで山頂で過ごす。
あいにくの曇り空ながらも夜景はばっちり眺めることができた。
星空を望めなかったのが心残りだ。

自慢のヘッドランプ、ブラックダイヤモンド社の「ジーニックスIQ」が
あまりに暗いことを思い知らされた。
怖いはずだ。。
ちょっとした明るさで恐怖感の幅が違ってくるもんだなぁと思った。
友人のライト(FENIX L2D 130ルーメン)があまりにも明る過ぎた。
(さらに明るい180ルーメンFENIX L2D CE等のモデルもある)
自分のライトだけにしたら、ほとんど周りが見えていない事に気付く。
前回、本当にこんな暗いライト1つで夜間登山していたなんて信じられない。
とても明るいライトだと思っていただけに、ちょっと今日は打ちのめされた。
手持ち用LEDライトを併用してまぁなんとか良しとしようかというレベルだった。
今後の夜間登山には、ライトを常時2つ点灯させた状態じゃないと
不十分だとわかった。

展望台から「紀ノ川祭り」の花火が見えるという情報があったので行ってみたが、
音だけ聞こえたものの、花火の一部すらまったく確認できなかった。
やはり中葛城山からでないとダメなのだろう。

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長時間露光の時間を利用して、ライトで文字を書いてみた。

#明日は水越側から登る予定。

その他の画像は以下より。

Windmill社 『FIELDER』 

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タバコは吸わない。
しかし、ライターは持っている。
ライター = タバコ、とは限らない。

キャンプや金剛山でバーナーに着火してお湯を沸かしたり
ご飯を炊いたり、鍋物をしたりということは数え切れないほどやってきた。
そんな中で、長年つかってきたバーナーの点火装置が調子悪かったり等で
着火に手間取ったことが多々あった。
それ以来、タバコを吸わない自分が所有することなんて想像もしていなかった
ライターを併せ持っている。

最初は100円ライターからのスタート。
しかし、強風時や高高度(金剛山の標高でさえも)での着火で苦労したことがあった。
お盆の時期、線香に火をつけるのにもマッチや100円ライターで
風に泣かされてなかなか火を着けれないこともよくある。
親なんかは昔の人だから、マッチ一本でちゃちゃっと線香に火を付ける。
自分の場合、そんな器用な技術は持ち合わせていない。

そこで登場するのが、純国産メーカー「ウィンドミル社」製のハイテクライターだ。
中でも「FIELDER(フィールダ-)」はアウトドア仕様、本格的な登山仕様
として設計されている。
内燃式&通常炎の二種類の炎が同時に着火するハイブリッド式で、
早い話がターボライターと通常のライターの良いところ取りをしたもの。
ターボ式ライターでは、明るいシーンでは炎が見えない。しかし風には強い。
通常のライターでは、炎はよく見える。しかし風にめっぽう弱い。
これらを掛け合わせると、風に強くて炎もしっかり見えるということになる。
それがこの最強のライターだ。
さらに、空気の薄い標高の高いところでも安定した燃焼を確保するために
空気量を調整できる高度調整リングが付いている。
さらに、革手袋をしたような状態でも確実に着火できるよう大きめのプッシュ式ボタンになっている。
さらに、キャップが閉まっていると不用意に着火ボタンが押されないようロック機構になっている。
野宿旅、夜登山、キャンプ等にて、キャンドルランタンに火をともすのにも最適だ。

暑い残暑の中、さらに暑くなる話でした。

※くれぐれも火の取り扱いには十分注意しましょう。
20090814-2.jpg
ずっしり重い『FIELDER
Check [ 2009/08/14 23:37 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(0)

金剛錬成会とは 

金剛錬成会とは、ひと言でかたづけるとしたら、早い話が
登山回数記録システムにより、ある一定の回数ごとに掲示板に名札が上がり、
年に2回、弁当とお茶がもらえる祭りがある、ということだ。
年会費は5千円で、49回目くらいから入会するのがベストとされている。

詳細は、
現在の葛木光龍さん(なんと30代)のお祖父さんにあたる、前の前の
金剛山葛木神社宮司であった葛城貢(97年享年91歳)氏が、
1963年(昭和37年)に登山者の会の「金剛錬成会」を発足させた。

年度は4月1日~3月31日。
ただし1月1日~3月31日の間に入会すると、次年度の会費としても計上される。

【目 的】

 金剛山を敬仰して登拝を励行し、健全なる精神と身体を錬成するを以て目的とする。

【会員特典】 ※意外と知らない項目もあった。

 1.50回になると名札が掲示されます。(以後、しばらくは50回ごとに1ランクアップ)
 2.100回ごとにメダルと表彰状が授与される。(一体型) ※100回目は金バッヂもある。
 3.1000回以上は500ごとに盾と表彰状が授与される。 ※遙か先の未来ですが。
 4.回数カードが白色となり、10回ごとのカード更新料が300円になる。
 5.5月3日の「さくら祭り」、10月第二月曜日(体育の日)の「もみじ祭り」
   に招待される。(弁当+お茶付き)
 6.会員専用カードケースを無料で配付。
 7.回数入りの特製バッヂが購入できる。 ※これは知らなかった。
 8.金剛山ロープウェイの割引があります。 ※たしか100円くらいだったかと。
 9.会員専用更衣室が使える。 ※女性にはありがたいかも。

20090812-1.jpg

『Klean Kanteen』 ウォーターボトル 

20090807-1.jpg

現在考えられる「最高の安全素材」を求めてつくられたボトル

あんなにあっちでも、こっちでも、シグ、シグ・・とほざいていたのに、
なにを、敵!?に寝返ったか、裏切ったか、SIGGを買わずに
Klean Kanteen(クリーンカンティーン)」(ステンレス)を買った。
さらにオプションのステンレスキャップも買って、安全性では最強に。
10年選手の古いSIGGウォーターボトルを使い続けていて、
特に最近、自分のまわりのTさんやら友人のAさんらが、
SIGGの「スイスクオリティ」(共に1リットル)を所有しているのを横目で見ていたので
ますます早く買い換えたいなぁと思っていた。
それほど重要なアイテムなのに、ズルズルと後回しにしてきた。
そんな悲願の金剛登山用ウォーターボトルがこれになったというわけである。

Klean → Clean (清潔で綺麗な)
Kanteen → Canteen(水筒)

※こうして英語の文字をわざと変える遊び心って結構好きだったりする。
 他の例:Satisfaction(喜び)→SatisFAXion(あるファクシミリの会社の広告に使われていた一例)

さて、「Klean Kanteen」を買ったのは、決して先日紹介した「実戦主義道具学」に
載っていたからとかいうわけではない。(そう単純じゃない 笑) ※ちなみに載っていません。
また、決してSIGGがダメと言うわけでもない。
たまたま、アウトドアグッズのセレクトショップ「A&Fカントリー」のカタログ(800円)を
眺めていたら、つい「これだ!」と決めてしまった。
最終的にはこんなサイトの能書きを読んでしまったもんだからイチコロに心が傾いた。
アルミよりステンレスのほうが良いのはわかっていたが、なかなか見つけられずにいたからだ。

Klean Kanteen」は、57種類あるステンレス合金の中でも、
ニッケルの含有率が最も低い、極めて高品質な「304ステンレススチール」を使用。
樹脂製のキャップはBPAフリー。
SIGGボトルとほとんど同じサイズで軽い!
「Klean Kanteenのボトルは妥協をしません。」←こういう言葉に弱い!

※A&Fカントリーは、ミナミだと「なんばパークス」に、キタだと梅田ギャレ(モンベルの近く)に、
 さらには関西最大級のシュッピングモール「西宮ガーデンズ」内にもリアル店舗がある。
 いままで存在を知っていながらも、縁が無いと思っていたこの店に
 靴(後日紹介)をはじめ、今年の夏からなぜか急接近。 最近やたらと気になるショップである。

20090807-2.jpg
キャップもステンレスにしてしまえる純正別売品も買った。

Check [ 2009/08/09 20:27 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(0)

金剛山 第150回  (2009.8.8) 

20090808-1.jpg
見つけてみてください、寺谷ルートのドラゴンヘッド(龍の頭)  ※ケータイのカメラ画像

不覚にも、デジカメを忘れた。
ありえないミス。
過去にはメモリやバッテリーだけを忘れたこともある。
ザックの重さだけでは気付かなかった。
今日はちびっと記念すべき150回目だというのに。

平年より15日遅れで近畿地方が梅雨明けして最初の登山。
森に入るとひんやりとすがすがしい風が吹き抜けた。
梅雨の頃の蒸し暑さとは違うなと思いつつも、登り出すと大量の汗が止まらない。
拭いても拭いてもポタポタと追いつかない。
暑さは同じ。暑いものは暑い。
夕べの時点では、疲れが溜まっていてぐったりだったから
「明日の登山は辞めて、遅くまで寝ていよう」と思ってたのに、
朝、7時にはすっきりくっきり熟睡後の目覚めで、スタミナは十分回復していた。
方針変更で、出遅れたが8時過ぎからの出発で午前中だけ登りに行くことにした。
このところ「夏登山ってこんなにしんどかったっけ?」と思うほど
登山後にぐったりとしがちになっていたが、思い違いだったと思えるほど
今日は絶好調で、。いくらでも登れる感じ。
金剛山の標高が1125mではなく、1500mくらいあったらちょうど良いのになぁと思った。

登りは寺谷ルートを(カメラも無いので)ハイペースで。
見頃の「クサアジサイ」がかわいいと思った。
山頂気温は22℃で、このところ山頂では変化なし横ばいの気温。
暑くもなく、寒くもなくで適温。どちらかというと涼しい。
売店のカップラーメンを食べてから下山。
下山は馬の背ルートから。

さて、第150回目ということで一段階昇格。
金剛練成会登山回数記録システムでは、50回がひとつの区切りとなっている。
では第100回目はいつ迎えたのかというと、
そんな昔の事、自分でもすっかり忘れているので調べてみると・・。
長袖着てる!紅葉まっさかり!
実に昨年の11月22日の事で、あれからたった50回登るのに足かけ8ヶ月。
毎日登っている人からするとたいした回数じゃないかもしれないが、
週末の土日のどちらか一日だけを欠かさずに登っても50回というのはなかなか遠い目標だ。
同様に、最短最楽の寺谷ルート往復の1回と、ダイトレや妙見谷の
ロングルート、さらには藪こぎ沢ルート等の1回とは、同じ1回であっても重みが違うように思う。
たかが1回、されど1回、人それぞれの思いは様々だ。

20090808-2.jpg
寺谷ルートにて  ※ケータイのカメラ画像

「金剛警備隊」と金剛山麓の駐在さん 

そういえば千早本道のある金剛登山口バス停前に、
個人宅を思わせるような駐在所があるのを思い出した。
これまでに何度かミニパトが赤色灯を回して走っているのや、
時にはサイレン鳴らしながら緊急執行しているのを見たこともある。
何かと忙しそうである。
駐在さんというとのんびりしたイメージがあるが、楽な仕事じゃないはずだ。
ボランティアで結成された金剛警備隊という組織があるのは知らなかった。


冬の金剛山、救助に備えボランティア「警備隊」始動 /大阪
2001/01/14 朝日新聞 朝刊 33ページより引用

 大阪、奈良府県境の金剛山(標高一、一二五メートル)で、冬場に救助活動をしているボ
ランティア団体「金剛警備隊」(北浦公生隊長)が、この冬の活動をスタートさせた。二月
までの毎週末、山頂にある詰め所に常駐し、負傷者の救助や行方不明者の捜索にあたる。
 「警備隊」は、地元の千早赤阪村の草野球チームが母体となり、一九六〇年に結成された。
メンバーは地元出身の公務員や会社員ら三十代から七十代までの十六人。これまでに八百七
十人以上を救護してきた。
 金剛山は、山頂付近で樹氷や霧氷が見られることで知られ、ピーク時は一日二万人を超す
登山客がある。警備隊や富田林署によると、雪やぬかるみで滑ってけがをする人が多いとい
う。雪が強く降った七日にも、下山途中の男性が転んで左肩を強く打ち、救急車が出動して
いる。
 北浦隊長は「金剛山は標高は低いが、立派な冬山。十分な準備をしてきてほしい」と話し
ている。
 同警備隊は若手の入隊者を募集している。希望者は期間中に山頂詰め所まで。
 【写真説明】
 富田林署員らとそりを使った救助訓練に取り組む金剛警備隊の隊員たち=金剛山頂で

[府警駐在さん・47の風景]/4 赤阪駐在所 三谷英司さん /大阪
2002/02/01 毎日新聞 地方版 23ページより引用

 ◇赤阪駐在所、三谷英司さん(50)
 ◆「理想的な勤務地」
 ◇1890年4月1日開設 千早赤阪村水分72
 手ごろな冬山として人気を集める大阪、奈良府県境の金剛山(1125メートル)。毎年
50万人以上の登山客が樹氷や霧氷を楽しむ一方で、雪に足を滑らせけがをしたり、わき道
に迷い込んで行方不明になるなどトラブルも絶えない。そんなハイカーの命を守る駐在さん
がいる。富田林署赤阪駐在所の三谷英司巡査部長(50)。同駐在所に赴任して7年、冬の
週末には必ず山に向かい、「安全で楽しい登山」のバックアップに努める。
 同署には、千早赤阪村に3人、富田林市に1人の計4人の駐在さんがいる。三谷さんら
4人は、地元有志で作るボランティア団体「金剛警備隊」のメンバー16人とともに警備に
あたる。けが人の救助、行方不明者の捜索、登山道の案内……。自殺志願者の行方を追うこ
ともある。
 府警の警察官になったのは72年。最初の勤務地は府南部の交番だった。開発がまだ
進んでいない時代。風景は、生まれ育った「四国の田舎」と似ていた。だが一つ違ったのは、
かつて接してきたような「駐在さん」が居なかったことだ。「交番だと地域に溶け込みたくて
も限界があるんです」。幼いころ、自分と同じように生活して、いろんな相談にのってくれた
古里の駐在さんの姿を自分にダブらせていた。そして、駐在を希望するようになった。
 95年3月、ようやく赤阪駐在所の勤務が決まった。「こじんまりとした村で、理想的な
勤務地でした」と言うように、すぐに溶け込んだ。三谷さんが留守をしていた駐在所に1人の
おばあさんがずっと待っていたことがあった。聞くと「交通事故があったので知らせよう
と思って……」と言う。「『110番せなあかんやん』と言いましたけど、それだけ信頼さ
れていると思うと、うれしくて」と目を細める。
 「まじめで、優しくて、親しみやすくて。定年までずっと居てほしい」と、赴任当時から
三谷さんの仕事ぶりを見てきた金剛警備隊長の北浦公生さん(64)。その姿は、三谷さんが
幼いころ見てきた駐在さんそのものだった。
◇メモ
 府内唯一の村、千早赤阪村の北部に位置し、奈良県御所市と接する。面積19.4平方キ
ロ、人口約2500人。高齢者夫婦のみの世帯が多い。葛城山などを抱える管内東部は金剛
生駒国定公園の一角で、管内の大半が山林。富田林署のデータによると、昨年1年間の金剛
山の登山者数は64万2000人、行方不明者2人、けが人13人。

金剛山遭難対策グッズ 

前回の新聞記事にあるよう金剛山での遭難事件が、毎年数件、
金剛山で発生しているという。
記事では午後3時頃に事故が発生したようだ。
5月末というと日没が午後7時くらいだから、4時間も捜索したのに発見に至らず、
捜索打ち切りとなったようだ。
怪我をしたカラダで、ライトすら持ってなくて、一晩を山中で過ごしたと想像すると、
どれほど怖くて心細かったことだろう。
夜間は捜索してくれないようだ。
だったら我々で「金剛山夜間特別捜索隊」を結成しないといけないな。笑

人に気付いてもらいにくい場所で遭難したと想定した場合、
どのような道具があれば発見が早くなるかを考えてみると、
以下のものを常備しておけば良いのではないだろうか。

20090805-3.jpg
OSREYやPatagoniaなど山用のザックにはホイッスルが標準装備されている

<日中>

 1.携帯電話(ただし圏外の可能性は十分ある)
 2.ホイッスル(ただし怪我の状態によっては吹くこともできないかもしれない)
 3.熊除け鈴(ただし鈴を振ることもできないような怪我も想定される)

ここからは過剰装備

 4.電子ホイッスル(スポーツ店に売っている)
 5.子供用防犯ブザー

<夜間>

 ・LEDライト(携帯電話のカメラフラッシュでは役に立たない)

普段、夜登山の時以外は所持していないのでが、
日没までには余裕で下山完了できるとわかっていても、
LEDライトは常備しておかないといけないなとあらためて思った。
夜登山でライトを忘れたこともあるのだから。

20090805-2.jpg
赤色ライトも搭載したペツル社の最新モデル「ジプカ プラス2 ※わずか71g
Check [ 2009/08/05 20:11 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

金剛山での遭難の可能性について 

慣れない登山者が、大阪側から登ったのに奈良側に下りてしまったという道迷いや、
通常の登山道以外のルートを軽い気持ちで入り込んだことで迷ったという話はよくある。
では、滑落などの事故はというと、通い慣れた登山者であっても、ほんのちょっとした
油断や気のゆるみ、バランスを崩してということは十分に起こりうる。
滑落して命に別状があるほど危険な所も無いとは言えない。
骨折など、動けぬ怪我をしてしまうと即遭難という扱いになる。

以下は2002年に実際に金剛山であったひとつの遭難事例である。

※注:名前は伏せています。

金剛山で男性遭難 携帯電話で救助求める /奈良
2002/05/26 朝日新聞 朝刊 34ページより引用

 25日午後3時ごろ、御所市の金剛山で橿原市光陽町、会社員●●●●さん(53)が
滑落したと、家族から御所署に通報があった。同署と御所消防署が午後7時ごろまで捜索したが、
●●さんは見つからなかった。26日早朝から捜索を再開する。同署の調べでは、●●さんは
1人で登山しており、背中と腰を強く打っているらしい。●●さんが家族に携帯電話で助けを
求めてきたという。
     ↓

金剛山で会社員遭難 携帯電話不通 きょう捜索再開へ=奈良
2002/05/26 大阪読売新聞 朝刊 31ページより引用

 二十五日午後三時ごろ、橿原市光陽町、会社員●●●●さん(53)から、「金剛山(御所市)
の登山道から滑落し、背中や腰を打って動けない」と携帯電話で自宅に連絡があり、家族が御所署に
届け出た。署員や県警ヘリ「あすか」も出動したが、携帯電話がつながらなくなり、午後七時ごろ、
捜索を打ち切った。二十六日早朝から再開する。
 調べでは、●●さんは一人で登り、シャツとズボンの軽装だったという。
     ↓

奈良の会社員 金剛山で遭難
2002/05/26 産経新聞 大阪朝刊より引用

 二十五日午後三時ごろ、奈良、大阪両府県にまたがる金剛山(標高一一一二メートル)に
登山中の奈良県橿原市光陽町の会社員、●●●●さん(五三)が遭難した、と家族から
一一〇番通報があった。
県警や地元消防署が捜索したが日没までに見つからず、二十六日早朝から捜索を再開する。
●●さん本人が携帯電話で家族に連絡し、遭難がわかった。亀谷さんは登山道から足を
踏み外して斜面を落ち、背中や腰を打ち、負傷しているという。
 調べでは、亀谷さんは同日午前十時半ごろ、自宅を自家用車で出発。同県御所市付近の
金剛山の登り口の水越峠付近に車を止め、登山を始めたが、途中で道に迷ったという。
     ↓

金剛山で遭難の男性、ヘリで救助 御所 /奈良
2002/05/27 朝日新聞 朝刊 26ページより引用

 御所市の金剛山(1112メートル)に25日朝から登山し、遭難した橿原市光陽町、
会社員●●●●さん(53)が26日午前10時ごろ、御所署員ら救助隊に発見され、
県防災ヘリで救助された。左ひじや右ひざなど骨を折るけがをしたが、
意識ははっきりしているという。
     ↓

御所の金剛山で遭難の会社員救助=奈良
2002/05/27 大阪読売新聞 朝刊 28ページより引用

 御所市の金剛山(1112メートル)で二十五日、登山中に滑落し、
行方が分からなくなっていた橿原市光陽町の会社員●●●●さん(53)は、
通報から十九時間後の二十六日午前十時ごろ、御所署員らと捜索していた地元猟友会員が、
登山口に近いやぶの中にうずくまっているのを発見。
ヘリで橿原市の病院に搬送された。●●さんは腰や胸を強く打ち大けが。調べでは、
●●さんは、下山途中に道に迷い、足を滑らせたらしい。

『実戦主義道具学』 ホーボージュン著  

20090803-1.jpg

この本は本当にヤバイ。
なぜなら、あれもこれも買い揃えたくなるのが確実だからだ。
ここで紹介されてる40種類の道具は、すべて著者の私物であり、
現場に何十、何百回とと持ち出され、使い倒して
「これぞ最高の道具だ!」と著者が確信したものばかり。
時には命を助けられ、時には人生観すら変えてしまう道具たち。
この本の中に、自分がすでに持っている道具がいくつかあるのを見つけると
なぜだかニンマリしてしまう。
しかし、大部分の道具は、見たことがあったり、ずいぶん前から存在を知っているものもあったり、
いままで関心すら持たなかったものまでさまざまであるが、買うまでには至らなかったもの。
それがこの本を読んで、知られざる使い方やポテンシャルに気付かされてしまうと、
早く買わずにはおれなくなる。
先に読み進むのがためらうほど、かたっぱしから欲しくなってしまう。
だから本当にヤバイのだ。

「へぇ、この道具、こんなにスゴいんだぁ」とか
「なるほど、そんなところでこんなに工夫されて作られていたのかぁ」
「そういことなら今すぐ欲しい」と、
そんなこんなで、こんどお金のあるときに絶対買うぞっと思ったのは一つや二つじゃない。
決して高価な物ばかりじゃない。
高いもんはそら良いに決まってるわ。。とため息でるようなものばかりでもない。
この本で、男心をくすぐる逸品探しの旅をされてはいかがだろうか。
20090803-2.jpg

取り急ぎ、一年中脱ぎたくなくなるというパンツ(ズボン)を買って、
シュラフで野宿をして、ザ・イスで根を張って、キャンドルランタンに癒される
ような事をやってみたいなと思った。
金剛山や葛城山でならそれも可能かと。

※注:ご利用は計画的に。買いすぎにご注意ください。

この本にはペツルのライトも紹介されているが、これはこれで欲しくなった、
あるメーカーのキャンドルランタンについての語りを一部引用。

 「山の中で野宿なんかしてさ、怖くないの?オマエ」
 友人たちからときどきそんなことを聞かれる。
 「まぁ、たまにね・・・」
 僕はそんなふうに答えるが、じつはだいたいいつも怖い。・・・省略
 街で見るとロウソクの灯はとても小さいが、漆黒の闇の中で見ると
 それはまるで灯台のように頼もしく思える。・・・

20090803-3.jpg

著者のホーボージュンのこちらのサイトでは、道具「レザーマン」のみ本文が閲覧できます。
ちなみに、「冒険野郎マクガイバー」の影響で、そこで活躍するビクトリノックスや
ウェンガーをいくつか買い集めてしまった自分であるが、
このレザーマン、欲しくならないわけがなかった。

SIGGボトルですらまだ買うまでに至ってないので、まだだいぶ先になるとおもうが、
何か一品買うごとに、実のところ自分だとどう感じるのかを紹介していきたい。
こんなに興奮しているのはもしかして自分だけ!?

Check [ 2009/08/03 21:45 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(0)

金剛山 第149回  (2009.8.1) 

20090801-2.jpg
時計屋さんで展示している商品のように偶然ピッタリ10時10分だ。
そういえば近年のPLは昼の打ち上げ花火をやらなくなったなぁ。


今日からもう8月。
8月1日のPL花火の日は晴れの特異日だと思う。
いままで雨が降ったのは一度くらいしか記憶にない。
いつもならとっくに梅雨が明けている時だ。
それなのに今日の天気は予測不可能で、出たとこまかせな感じだ。
50年以上は続いているというこのPL花火だけは、
どんな形であっても見ないことには夏が来ないので、これまで記憶する限り、
遠くへ出かけた試しがない。

さて、今晩は初めて金剛山の上から花火を見ようと思っていたが、
天気の予測ができないので、最悪の悪天候を想定して
滑り止め(受験じゃあるまい)のため、午前中にいちおう登って来た。
なんとか雨には降られずに済んだ。帰宅後、二度ほどゲリラ豪雨が通過。
帰ってから、雨雲レーダーや衛星画像など確認しまくったが、夕方からも雲行きがあやしい。
実際、雨が降ることはなかったが、もし夜登山を決行していたとしても
厚い雲で下界がまったく見えなかったことだろう。
回数スタンプ度外視で、朝と夜と初の二回連続登山する予定だったが実現ならず。
本当に残念だ。
そんなわけで下界から眺めていた花火だが、これも煙やら雲やらでよく見えなくて不完全燃焼。
たしか昨年も煙でよく見えなかったはず。
煙の出やすい安物の火薬に替えたんじゃないかと疑う始末。
住民の苦情で近年規模を縮小しているという終幕スターマインも
今日はさらに不発だったように思う。
このすっきりしない天気はいつまで続くのやら。
来週にはいよいよ梅雨明けという予告はされているが、
アテにならない週間天気予報を眺めていると、また後半が雨模様。
観測史上、過去に一度だけ梅雨が明けなかった年があったという。
今年ももしかしてそんなことにならないだろうか。

今日の登りは久しぶりの「松の木ルート」にて。(本日の所要時間は1時間10分)
下山は「千早本道」で。
松の木ルートというと、この季節に登る人がいるの?とだれもがそう考えるような
沢もなければ水場もまったく無い、清涼感ゼロで暑苦しいルートのように思う。
ところが実際は、それは大きな偏見だった。
先週、山頂直前まであびるほど水の豊富な妙見谷ルートを登ったが、
沢の谷中を吹き抜ける風があるかとおもいきや、そんな感じはまったくなかった。
吹き出す汗を、たびたび沢の水で顔を洗ってすっきりできたのが幸い。
今日の松の木ルートはさぞかし暑くてつらいだろうと思っていたら、なんのなんの。
両サイドがぐっと落ち込んでいる尾根づたいを行くからか、風が吹き抜けてとても涼しい。
想像していたような暑さが無く、比較的気持ち良く登れた。
たまたま風があっただけのことかもしれないが。。

下山中の千早本道で蜂に襲われるハプニングがあった。
富田林のTさんとまたまた出会って、それからしばらく下りてすぐのところ。
これじゃ場所の説明になってないな。
本道中間地点よりはもう少し下ったところで、若い女性二人が固まっていた。
彼女たちのまわりを蜂が舞って取り囲んでいたのだ。
最初、ヘビか土ミミズでも這っているのかと地面を探っていると、
蜂がアタマめがけて襲ってきた。
帽子を振り払って一目散にその場から離れ、なんとか刺されずに済んだ。
このところ千早本道でスズメバチが出没しているという情報を知っていたが
うっかりそのことを忘れていた。
スズメバチだったかどうかもじっくり確認できなかったが、
人をめがけて体当たりしてくる蜂って、やっぱりスズメバチでしょう?
幸い、彼女たちも刺されずに済んだような感じだった。
それから山頂捺印所の人とすれ違ったが、手には火炎放射器ならぬバーナーを持っていた。
蜂を退治してくれるのだろうかと想像を膨らませながら後にした。

その他の写真は以下より。

金剛山頂の気温

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プロフィール

こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中

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