
ダイトレ縦走、こと「大阪府チャレンジ登山大会」に参加してきて、
おかげさまで無事完歩することができた。
参加するまでは自信がなかったけれど、参加者老若男女のパワーを見ていると
自分もがんばらないとと励みになった。
最初は完歩が目的だったのに、後半からタイムが気になってきた感じになった。
金剛山を何往復した事になるのだろう。
人間のカラダって、思った以上にすごいスペックだ。
36kmもの距離を歩いた事も初めてで、
平地ではなく、山をいくつも乗り越えてきたのに、
想像していたほどのひどい疲れが無いのだから。
重要なのは、水分とカロリーの十分な補給と、カラダに合った足回り装備だと実感。
自分の場合、足が蒸れやすいのでクールダウン方法も重要。(エアーサロンパス?)
これが出来ていれば誰でもチャレンジOKだと思う。
出会った中では、最年少は5,6歳の女の子。最高齢は70歳くらいだろうか。
記憶が新しいうちに、思ったことをつらつらと覚え書きとして記します。
家に帰ってきてからの疲れは、正直、金剛山でロングルートを
1回登ってきた程度の残り具合。
しかしながら、縦走自体はかなりきつかったのは確か。
(ダイジェスト)
・友人に道の駅「ふたかみパーク當麻(たいま)」まで車で送ってもらう。
もし始発電車で来てたら7時スタートになっていたので一時間助かった。
・参加費2,000円を払い、参加中に付けるワッペンと参加記念品のTシャツをもらう。
・6:00 道の駅「ふたかみパーク當麻(たいま)」をスタート
スタート時は30名程度。9時までに順次スタートすれば良いので最終千人くらいか?
スタート直後、いきなりみんなハイペース。
こっちは完歩目的なのでのんびりゆっくりペース。
・二上山まで
朝焼けがきれいで、写真撮ったり動画撮ったりしながらも歩きも快調。
・二上山
山頂まで登ることなく中腹まで登ったあたりから下山していく。
あまりペースを上げると、あとで疲れると思い、追い抜かれない程度を維持。
・竹ノ内峠(チェックポイント)
万葉の森ログハウス付近が最初のチェックポイント。
到着時間と参加番号が控えられる。
・岩橋山へ
どんどん登っていく。
岩橋山って何?というか知らなかった。
次は葛城山だと思っていただけに面食らう。
30分遅れのスタートだったマラソンの部が追いついてくる。
そこのけそこのけ状態で後ろから迫ってこないか気になって疲れる。
・岩橋山(チェックポイント)
ここに来るまでに腹が減ってきたのでキットカットを食べて行動食とする。
チョコレートは即効性があって、すぐに元気がでる。
チェックポイントでは飴を貰えるのだが貰わず。
しばらく行くと絶景ポイントがあった。夜景はさぞかし綺麗だろう。
そして岩橋山をどんどん下山していく。
・大和葛城山へ
かなり下ったところから、今度は延々登り。
みんな口々に言っていたが、葛城山への登りは本当にきついとか。
階段がものすごくある。
すぐに空腹になってくる燃費の悪さから、頻繁にキットカットや鴬ボールで
エネルギーを補充。
・大和葛城山頂(チェックポイント) 初級ゴール
金剛山の千早本道を登ったくらい登って、
そこそこへとへとになって山頂のチェックポイントに到着。
ここでは冷たい紅茶(ほのかな甘さが最高)を何杯でもお変わり自由で
いただけたのがとてもありがたかった。最高にうまかった。
初級でもたいがい厳しいなぁと思った。
・小休憩
靴と靴下を乾かしてクールダウンするためにベンチに座って小休憩。
といっても気付いたら25分も休んでしまっていた。
その間、次から次へと抜かされていく。
・葛城山下山
葛城山から水越峠に下山を初めてすぐに絶景ポイントに。
金剛山がきれいに見える。
ツツジが咲くと山一面が真っ赤になるというから想像しただけもで
ものすごいスケールだと思った。
5月のゴールデンウィークに来てみようと思う。
下山のはずが登りもあって、その後、急降下。
この急降下がかなり効いた。滑って転倒者も多数。
足がすぐに蒸れるようになる。
やっとの思いで水越峠まで下山し、乾かしていた靴下に
また履き替える。
・水越峠
ここではポカリとレモン水が振る舞われていた。
どっちも飲む。
これだけ給水サービスがあっても、持参した500mlの水はそろそろ枯渇。
・金剛山へ
水越峠から金剛山へ、いつもなら絶好調のルートが結構足取り重い。
こんな調子で金剛山を登り切ることは大丈夫だろうかと不安になる。
ここまでにキットカットに鴬ボールを結構な量を食べてきた。
このペースで食べていたら、後半の分が無くなるのではと思う。
途中の水路で裸足になって足をクールダウン。
足が凍りそうなほど冷たかった。そしてまたしても靴下履き替え。
足はすっかり快適になったのだが、靴の中が湿っていて、しばらくすると
また蒸れてくる。
水場「金剛の水」で湧き水をボトルに補給。冷たくておいしい。
金剛山の一の鳥居まで登れるのだろうかと思っていたけど、
足にはかなりきていたが、そんなに苦労することなく到着。
まわりのみんなのハイペースが励みになって、
休みたい気持ちをこらえさせてくれて後押ししてくれたからだと思う。
・金剛山一の鳥居(チェックポイント) 中級ゴール
足がすぐに蒸れる以外は体力的な問題はなく、あとは下り中心と聞いて
気持ち的に余裕ができる。
ここで水とバナナ(1/3切れ)を貰う。
朝早くからスタッフのみなさん、ご苦労様です。
山頂捺印所に行こうと思ったら、捺印所の人がそこに居て
「どこへ行くの?行かなくていいよ。後日参加賞を持参したらハンコを押すので」
ということで行かずに済んでラッキーだった。
そのまま香楠荘へ昼食に直行する。
・香楠荘(13:00着) 大休憩
香楠荘のそじ坊で「ミニカツ丼定食(そば)」を完汁するまで
食べ尽くし、さらに持って来たロールパン5個にリッツクラッカーも
そこそこ食べる。食べ過ぎたとおもったが、これで途中食べることなく
最後までカロリー補給なく行けた。
水場「金剛の水」で満たしたボトルが空になったので、
自販機でペットボトルの水を買ってボトルに移す。
テラスで食べながら靴と靴下を乾かす。
・香楠荘出発(13:50)
50分もお昼休憩を取ってのんびりしすぎた。
この間に相当抜かされただろう。
他の参加者はどこで何を食べていたのだろう。
久留野峠までは比較的ハイペースで来れた。
・中葛城山
久留野峠から中葛城山への登りの階段はちょっときつかったが
なんとか休憩取ることもなく登り切った。
登り切ったところから眺望が望めるところは奈良側の下界が低めに眺めれられ
くっきりと眺められる。金剛山の展望台近くの切れ目よりも低空か?夜景向き?
もうあとはほとんど下りばかりと思っていたのに、まだまだアップダウンが続く。
だんだん道幅も狭く、ほぼ一列でみんな同一のペースになってきたので
しんどいけど流れに身を任せて、ジェットコースターにでも
乗っているかのように隊列でさくさく歩く。ウォーキングハイな状態に。
もう足が蒸れまくり。我慢できなくなって途中でまた靴下の履き替えをする。
その間にあっという間に一緒に歩いていた一団が消え去った。
・行者杉(チェックポイント)
補給サービスなし。
ここから徐々に下りかと思ったら登りも何度もあって、
「たんぼ山」あたりからつづら折りにどんどん高度を下げていく。
ずっと隊列でどんどん下っていく。そのペースはかなり早め。
足のタコはつぶれるは、指先は痛くなるわで大変な状況に。
またしても靴下の履き替えにバンドエイドの張り替え。
今度は足も少しクールダウン。その間にブヨに足首をかまれる。
もうブヨがいるんだ。。
指先がかなり痛い中で、歩き出すもかゆくてかゆくて
立ち止まってはボリボリの繰り返し。
ラストスパートの下りは足先の痛みが激しく、つらい。
残りの2kmはのどかな天見の田舎風景を眺めながら一般道を行く。
老夫婦が槙をくべて風呂を沸かしていたのが印象的。
・ゴール(17:00)
香楠荘を出てからほぼ休憩無しでゴールまで一気に到着。
金剛山で全体の距離の半分を少しすぎたくらいだったから、
後半はかなりのペースだったことになる。
トータルで1時間半くらい休憩取ったことになるが、
それを含めた所用時間は11時間。
こんなにも人間が一度に歩き通せるとは思ってなかった。
金剛山1往復くらいじゃプチ登山みたいなものに見えてくるが
ダイトレ縦走を常用なんて無理だし、金剛登山だけで十分だと思った。
もう一度チャレンジするか?と尋ねられると、今の気持ちとしては
あれだけしんどかったのだから「少し考えさせてください」です。
もし、再度チャレンジする場合は装備を見直す必要がありそうだ。
リュックも装備もいつものとおり(三脚にカメラ2台にGPS等々)で10kgほど
担いでだったので、これがかなりの足かせになった。
それとシューズはいつもの登山靴ではなく、防水のトレッキングシューズだったので
防水のおかげで蒸れまくって足がふやけてしまって靴ずれの原因になった。
ソックスはモンベルのオーパイルの厚手のものなのでこれは問題なさそう。
(次回必須主要装備)
・トレッキングポール(2本)※ノルディックポールが適当
・トレイルランニングシューズ(とにかく軽くて通気性の良いもの)
・ザックは最軽量の必要最小サイズ(水とタオルや軽いものだけで済むように)

さすがに今日は動画を編集する元気がありません。
その他の画像は以下より。