生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

京都府最高峰 皆子山(みなごやま) (2016.12.17) 

20161217-37.jpg
皆子山にて

とんでもない一般登山道だった。。(` ´)
けど、山頂周辺は良かった。


【ルート】
 平-正教院-837P-寺谷ルート合流-皆子谷ルート合流-皆子山山頂-
 山頂周辺(お昼・散策)-山頂-ツボクリ谷方面へ下山・撤退-山頂-
 (寺谷(沢)ルート)-寺谷出合(大渡渉)-林道-平


初めての山で一般登山道をふつうに歩く場合、なるべく予備知識を持たずに行き、
現地でいろんなサプライズを感じるというスタイルが好きだ。
しかし、今回だけは違った。
どう考えてもこれは破線ルート、あるいは線無しでしょうみたいな。
山と高原地図2012年版と今のとでは違うのかと思い、
帰ってから2016年版を購入したら同じだった。(` ´)

この日の近畿北部の天候予想ではグレーゾーンで、鉛色の雪雲の空を想像していたら、
前半、なかなか天気が良かった。
今年は何かと鯖街道の「平(だいら)」あたりと縁があるみたいで三回目になる。
金剛山でも初冠雪するなど昨日の冷え込みは厳しかった。
西大津バイパスを走っていると遠く向こうに比良の山脈。
蓬莱山を中心に真っ白に冠雪しているのが見えた。
ここまで来たら久しぶりに琵琶湖バレイでスキーしたくなるなぁ。
レインボーロードから裏比良へと回り込むと「冬用タイヤ着用」の表示。
12月初旬の暖かいうちに交換作業しておいて良かった。
鯖街道は融雪されているもののやや凍結気味で、夏用タイヤの車は徐行という状況。
平に到着するとあたりは雪景色。
駐車場の地主に電話するも、今日は繋がらなかったので料金だけ投入して8時にスタート。
一瞬だけ鯖街道を南下して、村の中へ入るも凍結していて立ちごけしそうになったので、
さっそくチェーンスパイクを装着。正教院のそばを抜けて植林帯に突入。
はじめから急登で高度を上げて行く。
積雪で登山道はわかりづらいが、ひたすら尾根を進むだけなので迷いようがない。
先行者2名くらいのトレース。絶好の青空に雪景色が映える。
このあたりもこの雪が初冠雪だとしたら、この冬一番の寒波直後、いきなりドカ雪の歓迎だ。
雪は滑るものであって登るものじゃないという感覚がどこかにあってあまり好きではない。
アイゼンめんどくさいわ、足を高く上げなければならんわ、濡れるわ、寒いわ、風冷たいわ。
山を歩きまわりたいだけなのにラッセルなんてとんでもない。(≧∇≦)
はっきり言って雪は足かせ以外の何者でもない。(^^ゞ
しかし、暗い植林帯の山中でも明るい雰囲気にしてくれる点だけは良いぞ。(^^)
皆子山はここ数年ずっと懸案だった。
ヤマビルシーズンは登りたくないし、春、もしくは秋は京都北部はとくに天候に恵まれない。
そんなこんなで、もう今年行っておかないと初夢にも出てきそうなので行っておくことに。
皆子山というと遭難が多いというイメージ。
2012年から相次いで、2013年にはボーイスカウトら13人の道迷い大量遭難は記憶に新しい。
迷える森はけっこう好きなのでどんな山なのか楽しみだ。
吹き溜まりの深いところでは50cmくらいの積雪があり、
ラッセルは疲れるので先行者のつぼ足の上をトレースしながら進む。
明るい自然林に出たかと思いきや、またまた植林帯に入るなど山頂までは距離を感じる。
途中、トレース主である京都からのご夫婦に追いつき写真を撮ってあげているうちに
若い単独男性が通過し、ノートレースになるところがまたまたトレース付きに。
ラッセルしなくてよいので助かるわぁ。(≧∇≦)
もっとハイカー多いと思ったのに、その後、先行者も含めて一人も遭うことがなかった。
展望ポイントからは蓬莱山や権現山、そして遠くに琵琶湖の湖面が光っている。
皆子谷ルートが合流するピークに到着。 そちらからのトレースは無かった。
山頂はやや開けたところで展望もあるが50cmくらいの積雪。
以上、終わりかと思ってまわりを見渡すとなにやら広大な感じがする。
山頂周辺は落葉しているので全体の見通しがきくのだが、その全体像はというと、
なんと表現して良いのか、あちこち歩きまわりたくなるような変わった形状をしている。
つまり、どこでもお昼のできそうな回廊というか、うまく説明できないな。。(^^ゞ
ようするに1000人乗っても大丈夫みたいな、せせっこましい山頂ではないということだ。
風の当たらない場所を選んでゆっくりと昼食を取るも、
太陽が雲に遮られるようになったとたんに急激に寒くなってきて一時間くらいで撤収。
少し散策して、その後、山頂へ戻ってツボクリ谷へと周回して下山することにした。
急な下りにトレースなし、登山道不明であったが赤テープが細かく付けられている。
雪でグリップを効かせながらどれくらい下ったか、
あと30mくらいで谷に着地という直前がかなりの急角度で、下手をすると転がって行きそう。
ここを下りないことにはどうしようもないので、ザックに入れていたダイニーマ素材のスリング
4本を組み合わせて、回収できるよう環状ダブルロープで立木4本くらいを渡り次いで着地。
これにけっこう時間がかかってしまった。
着地後、ときには谷の中を歩きながらも谷を伝いを下り始めるも、なかなか速度が稼げない。
地図を確認すると、下山開始から一時間以上経過した14時45分にして
コースタイム2時間20分の下山ルートの1/10にも達していなかった。
このままだと勝手知らない谷ルートで日没となるのは確実なので撤退して山頂へ登り返した。
再び山頂に戻ってきたのは15時15分。
登りで歩いたルートをピストンするのも距離が長く、
もう一方の寺谷ルートを周回すれば後半半分は林道ということもあり取り付きを探した。
お昼休憩している間に山頂を訪れたトレースが多数あり、そのうちの大部分はピストンした模様。
しかし、その寺谷ルートへも数名のトレースが付いていたのでそこを下山することにした。
もしそのトレースが無かったらピストンしていたころだろう。
しかしその寺谷(沢)ルートがこれまたたいへんなルートであった。
少し激下って植林帯に入って安泰かと思いきや、すぐに沢ルートとなった。
それも最初のうちはまだ沢中でも歩きやすかったが、そのうち沢沿いを巻くようになり、
高巻きあり、渡渉ありの連続はまるで無限ループのように続いてたいへんだった。
沢ルートで下山すること自体が難なのに、積雪も手伝ってそらも~。。(^^ゞ
コースタイム一時間のところ、一時間経ってもまだ半分に満たない。
林道に合流するまで、あと一時間もあればなんとかなりそうであるが日没の懸念も。
そのルートは最後の最後まで足場を探しながら歩くような難所が続いたあげく、
最後はとどめを刺すかのように水量の多い川の渡渉に阻まれた。
巻道があったので登り返してそちらから行きかけたが、
ロープの貼られた直角のようにも見えた急な下り+積雪に断念して再び戻り、
どうやって渡渉するか思案しいるうちにもゴーっという水の流れが恐怖を掻き立てる。
それもそのはず、あたりがだんだんと暗闇に包まれつつあり、様子がわからなくなっていく。
幅の狭そうなところは深そう。それより少し上流の幅の広そうなところはやや浅そう。
なんとか沢まで降りついてみたら、なんとかアイゼンのグリップを利用すればドボンせずに渡れるかも。
最悪じゃジャバジャバを水が入っても沢を歩いて渡ればいい。
川幅は10m以上はあったかな。中ほどまで岩の上をうまくわたってきたところで完全暗闇。
当然ライトを照らして川の深さと次に足を置くべき岩を確認しながら残り半分を渡りきった。
ドボン無し、浸水なしでどうにかこうにか林道に登り着くことができた。
よく見ると、林道に付いている一人分のトレースは、もっと奥から続いてきていたが
山頂から皆子谷ルートへはトレースが無かったので、どこから来た足跡なのか謎のまま。
そしてその林道がこれまた長くて怖かった。。(´ `)
で、今日歩いたルートってすべて一般登山道なんだけど、こんなのありかよっ!(` ´)
という散々な目に遭ったプチ遠征登り納めというお話。
年内はもう金剛山しか行かないからなっ!(` ´) たぶん
最後に、日没マニアじゃありませんので。。

その他の写真は以下より。
Check [ 2016/12/19 22:31 ] 京都北山 | TB(0) |   コメント(7)

京都北山 峰床山 (2016.3.12) 

20160312-47.jpg
峰床山 八丁平(高層湿原)にて

【動画編】


広大なスケール、とにかく、かなり良かった

【ルート】
 坊村-林道交差-鎌倉山-オグロ坂峠-峰床山-八丁平(高層湿原)-六尺道-
 オグロ坂峠-(分岐からのバリエーション)-未舗装林道-坊村


注:今回のルートはバリもあるので地図・GPS必携、読図スキル要

関西の尾瀬と言われる所以、なるほどと思った。
※注:尾瀬は行ったことがありません(^^ゞ
比良らしくもあり、鈴鹿っぽいところもあり、台高のような良さもある、
それらの良いとこ取り、全部入りかも?と感じた山行きだった。
今回はええ山だったなぁと思ったのはいつ以来か?
坊村からのアプローチはかなりの長尺で、
やっとこさ辿り着いたという気持ちも入ってたかもしれない。
展望はあるわ、高層湿原はあるわ、迷える森はあるわ、たっぷり歩けるわでかなり良かった。
とにかく歩き尽くせないほどのスケール感。
いろんな要素があったので、終盤の未舗装林道を歩いていると、
「あれ?今日、自分はどこの山域に来てたんだっけ?大峰?」
なんて錯覚してしまったほどだった。

武奈ヶ岳などの比良山系への登山の起点でもある坊村の広大な無料駐車場を
午前8時にスタート。
先着していて準備を終えたハイカー数名は、比良側へと消えて行った。
比良山系とは鯖街道を挟んでちょうど対面にあるだけで京都北山という山域になる。
比良にはよく登っているという人でも、対面側の山域には登った事が無いとよく聞く。
今回はその京都北山の、前から気になっていた山域に踏み込んでみることにした。
京都府最高峰の皆子山と直前まで迷ったが、
周回するためには大変そうな渡渉は避けられなさそうだし、
さりとてメインルートの東尾根ピストンだけではどうかと思うし、
さらには駐車場も満足に無さそうなのでやめた。
京都北山へ行く以上は読図、ルートファインディングが必要なところが多いようなので楽しめそう。
迷える森で地図と久しぶりに睨めっこしてみたかった。
そういう点においては、峰床山は最高の舞台の予感がした。
葛川茅葺の家のそばの取り付きから、かまくら谷沿いを少し歩くと、右手は取り囲まれ感のある壁。
まさかこの壁の上のナイフリッジ?へ取り付くとはいきなりすぎて驚いた。(^^ゞ
看板によると、かまくら谷沿いのルートもあるみたいであったが荒れてるのかな?
壁の上には「城の鼻」という看板があり、ナイフリッジならぬ細尾根となっていたがそれも一瞬だけ。
あまり歩かれてないような登山道をしばらく登るとまさかの林道に出た。
この林道はGPSの最新のTOPO10M V3にも、OSMマップにも描かれてなかったが、
スマホアプリ「FieldAccess」で利用する国土地理院地図には掲載があった。
この時、まさか下山時にこの林道を利用することになるとは想像をしていなかった。
林道から白く冠雪した比良山系の武奈ヶ岳方向の頂が見えた。
鹿がやってきたが、こちらに気づくやクンカクンカと匂った後、すぐに逃げてしまった。
林道からまたすぐ登山道へと入って行くと、植林と自然林が交錯、
落葉した自然林の木々の間からも比良山系が見える。
新緑で色づくまでのしばらくの間、この見通し明るい山歩きが楽しめそうだ。
秋に次いで好きな季節である。(花粉症ではあるが)
鎌倉山が近づいてくると雪の重みでひん曲がった木など自然林に溢れる。
この山域は紅葉もまたすごいんではなかろうか。
ピークを過ぎると下りに転じるもすぐに登り返しとなったり、
さっきもこんなところ通ったよなぁ?的な既視感に似たアップダウンが続く。
ポツンと千年杉というスポットがあったり、どこかの集落が見えたりと、
長尺ルートを飽きさせないための工夫がなされているわけなんてあるわけないか。(^^ゞ
撮影でたびたび立ち止まっていたもんだから、
思い出したように現在地を確認するとオグロ坂峠までもまだまだではないか。
行ったり戻ったり、もたもた撮影している場合ではなかった。
山と高原地図では迷マークがあるあたりは迷える森。
トレースは薄い。
といってもだれかがテープを付けてくれているので実際には迷いにくい。
GPSで確認するのは、後どれくらいなのか、今どのあたりなのかという
現在地確認的な役割が多い。
そんなこんなで、目の前に大きなクレバスが現れたと思ったら、その谷間はオグロ坂峠だった。
そこには道標と祠があった。
何も疑わずにトレースに沿って進みかけた。
六尺道から湿原へと行ってしまうところであった。
先にピークへ向かいたかったのだ。
峰床山ピークへのトレースは薄く、尾根をヘつるように付いていた。
尾根経由で行くほうがわかりやすいが登りを極力さけて体力温存。
緩やかながらも登りが続き、まだかまだかの様相に。
左手眼下には、八丁平の湿原と思われるだだっ広い芝生広場のようなところが見える。
早くあそこに下りてお昼にしたい、という思いが募る。
すでにスタートから4時間以上経過しているのだ。

八丁平の高層湿原をスタジアムと見立てると、
それらを取り囲むように観客席があるかのようにして立っている
エッジ部分の稜線に沿うようにして峰床山ピークへと展望の無い登りが続く。
そしてついに長旅の果てピークに到着すると、そこはフラットで広く、まさかの大展望!
途中の様子から到底想像できず、ぜったい展望なんて無いと思っていただけにうれしい誤算。
ちゃっちゃと記念写真を撮って八丁平へ下りようと思っていただけに思わぬ足止め。
山深いはずのそこは、遊歩道らしいものや眼科に未舗装林道も見える。
どこか違う方向からアプローチすれば、車で近くまで来れそうであるが、
人の気配がまったく無いことから、どうやらちかくまで来ている林道は
とても車が通れる状態じゃないくらい荒れているのではないかという勝手な想像。
人も居ないし来そうにもないし、ここでお昼にしたいなぁ、
でもちょっとだけ風があってさぶいかなぁ~、との葛藤の末、後ろ髪引かれる想いのまま、
大芝生弁当広場?と想像する八丁平へと下ることにした。
これがなかなかそう簡単ではなかった。
回りこんで回りこんで激下り、プチ渡渉などを経て降り立ったそこは、
芝生広場ではなかったが、まさにスタジアムの中という印象で、まわりを取り囲むように観客席のような壁がある。
冬枯れのスタジアムの中を八丁平に向けて歩くのはなぜかゴキゲンであった。
とても山深い奥地に来ている気分、秘境探検気分であった。
これ、冬枯れの明るさや見通しが無い季節だったらどうなんだろ?
鬱蒼としていて先行きが見えず不気味な印象とか?
八丁平の高層湿原に到着すると、小川が流れていたり木道があったりと、
そこが関西の尾瀬と形容されることになるほど納得した。
箱庭の中に居るような?はたまた台高の西大台を歩いているかのような?
こんな場所を独占して良いの?なんという贅沢なんだ。。。ったく。
ここでしばらく寝泊まりしたいので私を探さないでください、と置き手紙したくなるような桃源郷であった。
こんな場所は他の山域のどことも似つかず唯一無二だ。(当社比)
そんなかんやで、お昼にありつけたのはスタートしてから5時間半後のことであった。
もちろん要所要所で行動食としてミックスナッツやら手作り食パンをかじったけどね。
写真もそこそこに、ただひたすら歩くだけだとここまで4時間くらいか?!
下山にも時間かかるであろうことから、
いつもよりだいぶ短い、たったの一時間程度の休憩にとどめて行動再開。
湿原を周回し、名残り惜しみつつもオグロ坂峠に戻ってきた。
下山は中村乗越を経て江賀谷の二股に下る川沿いルートも考えたが、
オグロ坂峠から往路をしばらく戻ってバリエーションから林道終点に着地する冒険に出た。
カメラを取り出すことなく黙々と下山へと集中する。
往路で通ったところから分かれてしばらくは平和であったが、
武奈ヶ岳全体を望める展望のある場所、つまり、等高線が崖になっている大きく切れ落ちた所の脇から、
まるで直角のような激下り。
微妙な尾根違いに気づかず一瞬間違った方向へ下ってしまったが、すぐにGPSで気づき、登り返してリカバリー。
激下りはやがて植林帯となるも延々と急傾斜は続き、
ようやく林道終点にソフトランディングできた。やれやれ、お疲れちゃん。(^^ゞ
この未舗装林道がまたやたらと長く、山側はどこまでも壁となっており、
あのまま尾根違いで谷まで下りてしまった詰んでいたはず。
こんな事だから、バリエーションルートはスリリングでありながらも、
結果としてあまりよい思いをしたことが無いので、やらないほうがいいね。。
往路で林道と交差したところまでもかなり長かった。
疲れていたので、その箇所もスルーして最後まで林道で下りたら
けっこうな遠回りとなったが足には優しかった。
名山=ハイカーが多いという図式が成立しない良い見本だと思った。
しかし、よ~歩いた一日だった。
これぜったい翌日に疲れ残すパターンのやつや。。(≧∇≦)

その他の写真は以下より。
Check [ 2016/03/15 21:47 ] 京都北山 | TB(0) |   コメント(14)

京都北山 大文字山 (2015.6.7) 

20150607-0.jpg
大文字山 火床にて

【動画編】


大展望、迷える森、そして幻の滝・・

ちょっと遠くの見知らぬ山に行きたくて・・・。
比良山系まで行こうとして挫折。
もうちょっと手前の京都北山の低山を散策してきた。

大文字山といえば、毎年お盆の終わりの8月16日に行われる五山送り火の山の一つで
「大」の文字で有名な山である。
他に「妙」「法」「大(左)」「船型」を合わせて五山となる。
標高からして近所の人が毎日登山してそうな裏山なんじゃないかなぁ?
と思っていたら予想通りで、8時くらいからの登り出しにもかかわらず、
空身で下りてくる人のほうが圧倒的に多かった。
遠くの未踏の山に行きたくてプチ遠征したつもりが裏山歩きになるくらいなら
近場の二上山や岩湧山などをもっと歩いて知るべきだったなぁ。
銀閣寺界隈は観光客が多いようで土産物店が数多く並んでいるが、
まだ朝早いので仕込みの最中だ。
大文字山は銀閣寺のちょうど裏にあたる位置にある。
地元の方たちが軽快に下ってくるのに、こっちは重装備の本気の登山の格好が浮く。
いきなり戦意も気力も喪失してしまってダラダラと登り続ける。
「大」の文字の火床と呼ばれるところまでは二上山(雌岳)に登るくらいのボリュームがあったかな?
もしかしたらそれ以下かもしれない。
そしてその火床の「大」の文字のところからの展望が抜群で、開放感に満ちあふれていた。

もう今日はここで終わりでもいいくらいであったが、
せっかくなので大文字山のピークくらいは踏んでおこうと地図を見ると
火床からまだずいぶんと離れているではないか。
あまりのんびりしているとフェードアウトしてしまいそうなので山頂目指して歩き始める。
火床から上(先)はというと、自然林あふれるなかなか快適なトレイル。
しばらくして山頂に到着すると、南側(山科)に展望があって気持ちのよい明るい場所だった。
テーブルやベンチがそこかしこにあって、すでに10名以上のハイカーが休憩していた。
お昼には時間がかなり早いが、もう登り切った感に空腹感も手伝って
お昼の大休憩をすることにした。
休憩中、このあたりを歩きまわっている人のサイトをたまたま見つけた。
どうやら北側はけっこう歩き倒せるような箱庭?が広がっているようで、
さらには「幻の滝」という珍スポットがあることが判明。
食事と十分すぎる休憩をとったらかなりやる気が出てきたので
それならば!と急にやる気が出てきた。
山頂から少しだけ離れた場所で食事していたので、何やら山頂がえらく騒がしい。
様子を見に行ってみると、なんと!100名を超えるほどのハイカーで溢れかえっていた。(@@;
山頂を後にし、まずは如意ヶ嶽のほうへと下りてみて、近くまできてる林道がどんな感じか確認。
その後、適当に山の中に入って北西方向へ。
いずれ踏み跡のどこかに当たるだろうという感じで道無き道を行く。
当たった踏み跡は「ワコールグラウンド→」と書かれた目印のある尾根だった。
そのままワコールグランドとやら方向へ行ってしまうと方向違いなので、
途中の枝道っぽいところを見つけて沢へと下ってからは踏み跡が消滅。
そのまま沢にしたがって歩いていくとなにやら広い場所に出た。
どうやら迷える森に足を踏み入れたようだ。子鹿がいた。
鹿は金切声をあげて逃げることもなく静かに立ち去っていった。
あたりは静かで、深い山の中に取り残された気分を少々味わってから
本来の方向へとリカバリー開始。
迷ったら尾根に上がれの鉄則にしたがって登って行き、
GPSで方向合わせしながら進んで行くと、やがて「熊山」という看板を発見。
熊山と言われても地図に無いし。。
そこから少し山頂側に戻ると徐々にしっかりとした踏み跡となった。
あとは踏み跡を辿って火床方面へと戻っていく。
迷路のようにやたらと分岐があるが、火床のほうへと登り返しながら忠実に戻る。
アップダウンが続いての登り返しにさすがに疲れもでてきた。
朝通ったトレイルに合流したところで「幻の滝」の事をすっかり忘れていた。
これから行くには高低差100mほど再び下らなければならない。
行こかやめよか迷った挙句、課題を残して帰ったら、また来ないといけない。
せっかくなので見に行ってみることに。
幻の滝までのアプローチはこれまでよりもむしろ快適で、あっという間に到着した。
「幻の滝」・・・わかっちゃいたけれど。。予想を越えなかった。(^^ゞ 
場所的には広くてなかなか良いところであった。
秘密の隠れ家的なスポットは、弁当広場としても最適。
そんなこんなで再び朝通ったトレイルまで登り返し!
そして火床まで下ってきたら、まわりはカップルだらけ。。
逃げるように下山。
駐車地までのアプローチがやたら長く感じた。
近くに温泉も無いので上着だけ着替え、
せっかくなので近くの「出町ふたば」へ行って待ち行列に並び、豆餅を買って帰った。
かかったコストのわりにはやや不完全燃焼な山行きだったけど、
森のなかで一日過ごせたのでヨシとしよう。

その他の写真は以下より。
Check [ 2015/06/08 22:21 ] 京都北山 | TB(0) |   コメント(17)

京都北山 芦生の森 (2015.5.23) 

20150523-0.jpg
芦生の森にて

【動画編】


かやぶきの里、トロッコ道、芦生大杉、のどかでとても良いところだった

【ルート】
 一部は一般向けルートではありません
 入林許可が必要です


いつものプチ遠征の山行きにしては遅い6時に出発。
到着直前、有名な「かやぶきの里」を通りかかったのでちょっと車を停めて撮影。
朽木方面に行くのと同じくらいの2時間足らずの所要時間かとおもいきや4時間もかかって到着。
何年も前から来たかった芦生であるが、夏場はヤマビルシーズンでもありなかなか縁が無かった。
午前10時。
入林手続きを済ませ、いざトロッコ道へ。
最初の橋を渡る直前、左手の立入禁止林道から多くのハイカーが帰ってきた。
いったいどこを歩いておられたのだろう?と思いつつ、トロッコ道は珍しいので撮影に余年が無い。
沢沿いの静かな山林の中、敷かれたレールがどこまでも続いている・・。
小さな手漕ぎトロッコなんかで疾走できたらさぞ楽しそうだ。
トロッコ道が思ったより長く感じたが撮影しながらだったから錯覚かもしれない。
いつしか線路は沢を跨いで左へ大きくカーブするところで橋が無くレールは落ちて通行止めとなった。
先行していた2人組をいつしか追い抜いていた。
対岸にはまだトロッコ道が続いているようであったが、
小野村割岳に向かう波線ルートに上がりたかったので渡渉した先の尾根にとりつく。

激登りである。
トロッコ道で水平移動が長く続いた後だったので、ようやく山登りとなって汗をかきかき登る。
静まり返っていて心細くなるなるようなステージなのでクマ鈴をつけてにぎやかさを演出。
急登が終わって緩やかになってくると、これまで詰んでいた木々が間引かれたように広くなり、
フラットで明るくごきげんなステージへと変わる。
思わず「うわぁ~ええとこやぁ」とつぶやいていた。
これまで登った山のどこに似ているだろうか?
どこにもこんなところは無かったような気がする。
おとぎの国か?と形容したくなるような芦生杉の巨木がズドン、ズドンと立っていて小人になった気分。
空腹もピークに達していたのと、テーブル状の平坦なステージのうちにとお昼にすることにした。
山ではちょっとでも傾斜があったりするだけで休憩には苦労するのだ。
のんびり一時間以上休憩して、時刻は14時に迫る。
破線ルートが近づいてくるとハッキリとした踏跡が出てくる。
つまり、巨木群を見るために破線ルートから下ってきてまた戻る人が多いってことだな。
ようやく破線ルートに合流するとそこには穴の開いた雷杉があった。
野村割岳山頂のポストにハガキを投函に行きたいと思っていたが片道1時間はかかりそう。
スタート時間が遅く、しかもトロッコ道での撮影で時間を取りすぎたのでまったく無理である。
どんな感じか少しだけ進出してみたが、
すぐに高低差50mくらいの下りになったのであっさり引き返した。
小野村割岳へのアプローチの波線ルートは
実線ルートにしてもよいくらい踏跡明瞭で快適な稜線歩きだった。
分岐点から廃村灰野へ向かう実線ルートは
逆に波線ルートにしても良いくらいあまり歩かれてなさそうだった。
灰野川へ下るポイントを下らずに尾根を歩いて等高線がテーブルランドみたいなっているところへ行きたい
と思って行きかけたが、もし進めなくなってしまったら引き返す時間が無いので戻ってきて素直に下ることにした。
沢沿いに下りるとどこかで見たようなステージ。
そう、雪彦山時計回り周回でヤマビル地獄だったあのステージそっくりだ。
そろそろシーズンが近づいてきている。
ご多分に漏れず芦生もヤマビルの多い山だという。
ヤマビルがくっついてないか時々足を確認しながら歩く。
終盤でになると沢から離れて登りに転じ、また下っていってようやくトロッコ道に合流した。
しばらく好天が続いていたからかヤマビルには一匹も遭遇しなかった。
あとはトロッコ道を撮影もそこそこにサクサクと歩いて駐車場に戻ったら18時に達した。
京都北山付近は温泉もなく、最も近い朽木温泉まで遠回りしてまでわざわざ行く気にはなれず、
そのままノンストップで帰国したのに帰着が22時となった。

それにしても地元から4時間もかかったなんて鈴鹿並みだ。
京都南まで名神高速を使うと、西名阪自動車道で天理までの高速利用で行ける鈴鹿よりも倍のコスト高となる。
距離は先週の釈迦ヶ岳で40kmほどの差。
ってことは温泉も無い京都北山や比良に行くなら鈴鹿方面のほうがいろんな面で満足度が高いなぁなんて思いながら。
とにかく高速道路が高すぎるのだ。
しかしながら今回、ずっと行ってみたかった芦生の森へ行けてまんぞくさんなのであった。

その他の写真は以下より。
Check [ 2015/05/24 19:28 ] 京都北山 | TB(0) |   コメント(32)

京都一周トレイル 東山コース (2015.1.25) 

20150125-0.jpg
伏見稲荷大社にて

【動画編】


和洋折衷の山歩き。

【コース】
 伏見稲荷大社-稲荷山-泉涌寺-清閑山(お昼)-清水山-
 -東山山頂公園-丸山公園-八坂神社-カフェ-祇園七条駅・・・(電車)・・伏見稲荷駅


また一つ歳を取って寒さにますます弱くなり。。(^^ゞ
土曜日は何かとバタバタしていたので、日曜日に手近に金剛山に行く予定であったが、
早起きできたので気が変わって急遽行き先を変更し、暖かそうな京都東山方面へ。
京都東山というと京都一周トレイルの東山コースである。
伏見稲荷駅を起点とする全長の長いトレイルであるが、忠実にトレイルにこだわることなく気の向くままに。
トレイルの起点は伏見稲荷駅前であるが、近くにある伏見稲荷大社からのスタート。
伏見稲荷大社は大昔に来たことがあるかすかな記憶があるくらいなので実質初めての新鮮さ。
吉野に続いて伏見稲荷とは寺社仏閣巡りに興味が出てきたお年頃か?と思われるが
歴史が苦手なのでさっぱりよくわからないのである。(^^ゞ
古きを訪ねて新しきを知る、という経験も無くて。。
今回、500円の公式ガイドマップ(モンベルや好日山荘に売っている)を使用。

名神高速京都南第2インターで下りたら多少なりとも安かったのに、
ナビ任せにしていたら、最短距離の近畿道+第二京阪+阪神高速8号京都線と乗り継いでしまって
片道1,800円もかかってしまった。
金剛山にしていたら食事にカフェに温泉、ガソリン代払ってもお釣りがくる。
東や南方向ならばガソリン代だけで行ける山はたくさんあるのでもっとできる節約はやらないとなぁ。(^^ゞ
つくづく日本の高速道路はやたら高いなぁ、という小説。

7時半くらいに到着してしまった伏見稲荷大社。
観光客や参拝者もまだ居ないだろうと思いきや、朝早くからぞくぞくとやってくる。
外国人観光客の日本人気ナンバーワンのスポットということもあって日本人より多いくらい。
山登りの格好をした人なんて居ないんじゃないかと思いきやなんのその。
ここを起点としてトレイルランや山歩きする人が想像以上に多かった。
稲荷山に向けて歩き始めるとすぐに鳥居のトンネルとなる。
しかもそれは思っていた以上の規模だった。
最初のうちだけかと思いきや、ついに山頂までそれは続いて取り憑かれたように眼がクラクラしてきた。
お稲荷さんというとコックリさんや狐のお面、呪い、狐憑き、などを想像してしまって怖いイメージがある。
しかしこれだけ賑わっていて、しかも山頂へ至る要所要所に茶屋があるのは風情がある。

ゴールがここなら茶屋で一服できて良かったなぁ。
稲荷山からの下山も鳥居は延々と続く・・・。
ようやく伏見稲荷大社から離脱したところが閑静な住宅街。
ちょうど京都山岳連盟主催のトレイルイベントをやっていたので参加者に溶けこんで歩く。
伏見稲荷大社でのんびりしすぎた分をすこしでもハイペースで距離を稼ぐことに注力。
要所要所にイベントのスタッフが立っていて案内してくれる。(^^ゞ部外者なのに。
どれくらい歩いたか、清水山への登りになって暑いわ、腹減るわ、ザック重いわで
トレイルから外れたところに清閑山頂という灯籠のようなものがポツンとあるフラットなところで昼食とした。
ところで例の山専ボトルであるが、やはり本体外側が温か過ぎるのもおかしく中身はほぼ冷水になっていた。
内外を眺め回してもどこにも破損など異常が無さそうだし、
中身を空にしても1層と2層の間にお湯が入り込んでるかのうようなちゃぷちゃぷとした感じもない。
この空間にどこからか外気が空気が入り込んでしまっているのかな。
メーカーに送れば交換してもらえる可能性があるかもしれないが、もう5年くらいは使っているし。
こんなこともあろうかと思ってジェットボイルを持ってきたので今回は温かいスープと飲み物にありつけた。
45分ほど休憩してカラダが冷えてきたところで行動再開。
歩き出すと後からもっと弁当広場適地な場所が次から次へと。。
もうちょっと我慢すれば良かったか?!
清水山ピークは存在感無しで、そこからは雰囲気の良いトレイルが続く。
行動時間が長くなってきており、ザックの腰ベルトがすぐに緩むグレゴリーのザックは、
背負っている荷物の重量が肩にかかりすぎて疲れてきた。
このまま京都女子大学から三十三間堂、七条駅へと下山しても良かったが、
駅まで下道歩きが長そうなので、円山公園まで歩くことにした。
丸山公園は桜の名所であるが、今の季節は観る影もなく人影がほとんどない。
八坂神社へと出るとまたまた外国人観光客だらけで出店なんかもあって賑わっていた。
祇園四条駅に向かう途中のタリーズコーヒーで珈琲ブレイク。
場違いな格好でちょっと居心地悪し。
やっぱ山行きは山で完結しないと雑踏がしんどいなぁ。
京阪電車で伏見稲荷駅へ移動し、そこからは朝には想像もできなかった多くの雑踏にまみれて戻った。
和洋折衷ならぬ、山街人折衷みたいになってしまってなんだか複雑な気分で終えた感じかな。(^^ゞ

その他の写真は以下より。
Check [ 2015/01/26 21:46 ] 京都北山 | TB(0) |   コメント(20)

金剛山頂の気温

金剛山の一日  
このブログ内の検索
 
更新日カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
プロフィール
こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中
ヤマ仲間
バックナンバー
月別アーカイブ