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思い立ったが吉日、その時々で導かれる方向の山へ!今日はどんな出会いが待っているだろうか

北アルプス 薬師岳 (2018.10.7-8) 

20181007-0.jpg
薬師岳山頂にて  うっちぃさん、orisさん、みねごん、キバラー

【動画編】


長い道のりの果ての絶景

【コース】
一日目(10月7日)
折立登山口(7:15)-太郎平小屋(11:30-13:00)(昼食)-薬師岳山荘(15:05)(泊)

二日目(10月8日)
薬師岳山荘(6:05)-薬師岳山頂(7:15)-薬師岳山荘-太郎平小屋(11:00)-太郎山-
太郎平小屋(昼食)一折立登山口(15:40)


ヤマレコはこちらから。

昭和38年 愛知大学山岳部薬師岳大量遭難事故

またしても週末に台風25号が日本列島に向かってやってきた。
10月の連休は寒すぎず暑すぎない一年で最高の高山の遠征登山日和で
かつては晴れの特異日だったが、近年は変化してきている。
3日間とも晴れが約束されたら計画もまた違っていた。
早くも土曜日の天気は絶望的とになり、日・月での山行として二案に絞られた。
日曜日は日本海を北上する抜けきらない台風を追いかける形で移動。
晴れがほぼ確定している北八ヶ岳行きと北アルプスの二案を保持したまま、
アクセスルートが分かれる手前の名神多賀SAで最終判断をする。
初日は多少天気が悪いとしても北アルプスに行きたいという思いに全員一致。
薬師岳だと北陸道を通ることになり、そうなると台風に追いつき追い越してしまう。
強風の影響によっては通行規制を受けることになる。
東海北陸自動車道で行く方法もあるが、対面通行だったり遠回りだったり。
さらには愛してやまない超お気に入りの北鯖江PAを通らない。
幸い多賀SAでの情報パネルには特に規制情報も出ていないので北陸道へ。
日本海沿岸に最も接近する区間は風速3mによる80km/h規制があった程度。
そんなこんなで無事、有峰林道小見線(有料1900円)のゲートに2時前に到着。
薬師岳へのアプローチに最も近い折立登山口に行くためにはこの林道しかなく、
ゲートが開く6時までは通行止めなので約4時間ゲート前にて仮眠する。
外は雨。。
夜が明けると雨も上がっていた。
ゲートが開いてから40分も林道を走って、ようやく折立登山口駐車場に到着。
車内で北鯖江SAで買った手作りおにぎり等で軽い朝食を済ませ、
準備をしてスタートしたのは7時15分頃。
薬師岳はコースタイムがかなり長く高低差もあり途中エスケープもできない。
それだけに留まらず、ガレ場や石畳などで想定以上に歩きにくいゾーンが多かった。
スタート時は雨こそ降らなかったが、途中からは霧雨や小雨が降ったり止んだり。
展望は明けきれず、小雨がいよいよ止まなくなってきたところで
ようやく稜線上の中継点にあたる太郎平小屋に到着。
雨宿りを兼ねて昼食休憩のために食堂に避難。
ここの名物はネパールカレーと太郎ラーメンだ。
ネパールカレーはスパイシーで美味しかったので帰りにも食べた。
登山届はなんと、この太郎平小屋にて提出することになっているのだ。
提出すると記入漏れが無いかチェックを受けた。
折立からここまでは途中分岐など無く一本道だからだろう。
一時間半ほど休憩したが、外は小雨は止みそうにないので薬師岳山荘に向けて再出発。
雨が止んで陽が出てきて暑くなったかと思うとまた小雨になったりの繰り返しで、
レインウェア上衣をドリフのコントみたいに何度も着たり脱いだり。
太郎平小屋からの快適な木道は晴れているとさぞ景色も良くて気持ち良いだろうなぁ。
テント場に下ってからは登りに転じ、渡渉してからは岩ゴロステージの登り。
登りはともかく下りではなかなか厄介なゾーンだった。
山と高原地図にも記載のあるケルンの前後だけ木道で一瞬フラットになったが
そこからは山荘まで登りっぱなし。
森林限界を越えてからも浮石だらけのゾーンが最後まで続いた。
ガスで周りがまったく何も見えないということはなく視程300mくらい。
晴れているとどんな景色なのかは下山時に思い知ることになる。
おかげでシャッターを切る回数が少なく済み、登りに専念できたかな。
15時過ぎに薬師岳山荘に到着。
感じの良い「若」さんに迎えられる。
夕食は2巡目の17時40分というとのこと。
薬師の間を確認し荷物を廊下に並べたところで外に出てみると
天候は一気に回復基調で、どんどんガスが流れて展望が開けてくる。
これから明日にかけては最高の天気が約束されそうだ。
夕食までコースタイム的にはピークまで行って戻って来れなくもないが、
さすがに初日は移動の疲れもろもろでぐったりで山荘でゆっくり過ごすことにした。
外に出てゴールデンアワーをたそがれていたかったが、
寒さも相まって部屋に戻ると夕食の時間まで眠ってしまった。
山荘は明日で小屋じまいで今晩が最終日となるため、
夕食は通常のメニューに加えて余ったものをバイキング形式で加わった
スペシャルメニューは食べきれないほど盛りだくさんだった。
部屋は個室も含めて他にもあるが、薬師の間だけでも30人以上は収容できる。
この日は同室の方は全部で10数人程度だったかな。
夜中、眠っている間、同室の方がまるで存在していないかのように静かだった。
それにしてもよく眠った。7時半~4時半まで9時間も寝てもたよ。
外に夜空の星を眺めに行った仲間も居たらしいが気づかなかったほどの爆睡。(^^ゞ
翌朝5時からの朝食後、外に出てみると見事な雲海。
朝食時はまだ外は暗かったが、ご来光よりも食べることを優先してしまった。(^^ゞ
早く準備をして山頂に向かいたいというはやる気持ちで焦ってきた。
ザックから当面不要なものを抜いてデポするとずいぶん軽くなった。
それでは出発と周りを見渡すと、遠くに鎗や御嶽山や白山などなど。
登っていくと富士山までもが見えた。
薬師岳、山容こそ個人的には存在感が希薄に思えるものの、
あたり一帯の風景との総合力で、唯一無二な魅力のある山だと思った。
太郎平小屋までの下山は、登りのときには見えなかった絶景が広がる。
登りとは違って、こんなに歩きにくい道だったのかという難路を実感。
しかし、木道歩きとなるとこれまた快適で、もうすべて木道にしてほしいわなぁ。
太郎平小屋に帰ってきてからはそのままの足でコースタイム10分の太郎山へ。
これまた想像以上に眺めの良いところで夢の広がる場所だった。
そんなこんなで太郎平小屋に再び戻ってきて昼食はまたもやネパールカレー(大)。
さぁここからコースタイム3時間もの下りが待っている。
これがまたきつかった。
太郎平小屋までなんとかもっと楽に辿り着けたらさらに良いところなだけどなぁ。
下山後、亀谷温泉白樺ハイツで汗を流して帰国の途へ。
復路ももちろん北鯖江PAに立ち寄って夕食を摂って帰った。
さすが北アルプス、スケールが違う。
とても充実した二日間だった。

その他の写真は以下より。
Check [ 2018/10/11 22:40 ] アルプス | TB(0) |   コメント(12)

北アルプス 燕岳(つばくろだけ)(2017.10.8-9) 

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燕岳にて   ※orisさん、キバラー、みねごん、こーやさん

【動画編】


まさかの眺望に言葉を失う

【コース】
1日目(10月8日)
 中房温泉(6:35)-(合戦尾根)-第一ベンチ-第二ベンチ-第三ベンチ-富士見ベンチ-
 合戦小屋-合戦沢ノ頭-燕山荘(昼食・大休憩)-(表銀座縦走路)-蛙(げいろ)岩-
 -(ピストン)-燕山荘(泊)
2日目(10月8日)
 燕山荘-イルカ岩-メガネ岩-燕岳-(ピストン)-燕山荘(大休憩)(10:10)-中房温泉(13:05)


今回の山行のヤマレコはこちら

遠征フィナーレは「燕岳」。
今シーズン、北アルプスに三回も遠征できて大満足。
みなさんのおかげだ。
最終回は、燕山荘を核心とし、あまり移動しないのんびりピストンの計画。
北アルプス三大急登も今年2本目だ。
連休前半の土日に遠征する予定が、土曜日の天気が芳しくなく日月に変更。
予想通り同じ考えのハイカーが多かったみたいで
登山口は朝早くからかなりごったがえしていた。
駐車スペースはすでに無いと思われたので、
穂高駅前無料駐車場に予約していたタクシーで5:30に来てもらって移動。
帰りもタクシーを利用したが、迎車料金もなく良心的。
4名なのでバス台より一人あたり200円だけ高い片道7600円で快適移動。
タクシーが5人乗り(運転手含まず)だったなんて今まで知らなかった。(^^ゞ
そんなこんなで登山口からはほぼ数珠つなぎでのスタート。
登山者が絶えない人気の燕岳。
アルプス初心者向けとも登竜門とも言われているゆえ、
有名でありながらもこれまで登る機会になかなか恵まれなかったのだ。
登ったことがなくても燕山荘とその周辺の岩などの写真はすっかりお馴染み。
昨年放映されて見応えのあった「山女日記」の続編が
今回、燕岳が舞台になるというのもあって、
これはぜったい登っておかなきゃならないという気運が高まった。
登る前は、燕岳山頂には記念撮影に欠かせない佇立する山名標識が無いゆえに
ピークよりもむしろ燕山荘が核心部のような印象を持っていた。
燕山荘はもちろん歴史由緒もある立派な山小屋で、
夕食時はオーナー自身からの山の話やアルプホルンの音色などイベントがあったりで
登山客が少ないとそりゃ快適だったことだろう。
独自の景観を持った燕岳そのものもはなかなか個性的で、
その辺り一体の稜線から眺められる山脈の眺望にうっとりしてしまい、
燕山荘が核心のつもりだった気持ちが良い意味で裏切られた。
蝶ヶ岳から望む穂高の山並みに匹敵する景観であるのではと思った。
これはいつまでも眺めていたくなる。
奇しくもこの時期にしては今シーズンいちばんの暖かさに恵まれて
寒さに萎えることはまったくなかった。
燕山荘の、シーズン最高の登山客の多さも賑わいで良い体験ができた。
山登りや山小屋泊というものは、苦労や不便を楽しみに行く体験ゆえ
日常の生活がいかに快適で不自由無いかということを改めて実感できるというか、
常に最悪な状況を想定しているがゆえに、そんな状況において
たったひとつの小さな想定外のプラス体験を見つけられただけで
感激できたりするからして山は楽しい。
グループ登山では、お互い無防備だった情報等についても補完しあえるので
チームプレイ、チームワークが実感できるのもまた良かった。
そんなこんなで今シーズンの遠征はこれにてフィーナーレ。
燕岳はまさに北アルプスの女王だった。
ご一緒いただいたみなさんありがとうございました!

その他の写真は以下より。
Check [ 2017/10/12 21:15 ] アルプス | TB(0) |   コメント(13)

北アルプス 唐松岳-五竜岳 (縦走)(2017.9.23-24) 

2017092324-3.jpg
五竜岳山頂にて 後立山連峰にちなんで後ろ向きに  ※画像を一部加工しております(酒→カレー)
            orisさん、うっちぃさん、みねごん、キバラー
【動画編】


我を誘う、男岳

【コース】
一日目(9月23日)
 八方池山荘(7:15)-(八方尾根)-唐松岳頂上山荘(昼食)-唐松岳(ピストン)-
 -牛首(難所)-五竜山荘(泊)

二日目(9月24日)
 五竜山荘(5:40)-五竜岳山頂(7:30)-五竜山荘(4:00)-白岳-(遠見尾根)-
 小遠見山-ゴンドラ駅(15:30)


 ・白馬村駐車場(600円/日)×2日分
 ・アダムゴンドラ+アルペンクワッドリフト+グラートクワッドリフト(1,550円)
 ・五竜とおみテレキャビンゴンドラ(1,000円)
 ・タクシー エスカルプラザ~白馬村駐車場(2,480円)


今回の山行のヤマレコはこちら

今年も暑い夏場は週末の天気に恵まれず遠征がまったくできなかったので、
ハイシーズンの今になって集中的に行きたくなっている。
なぜかしばらく封印していた北アルプスであるが今年はスイッチが切り替わった。
遠征から疲れて帰ってきてもまたすぐ行きたくなる魅力にはやみつきに。
人数で割れば安上がりで楽しい遠征が何度もできる。
最近よく一緒に登ってくれているメンバーに声をかけた。
シャイな僕から誘うなんて珍しいなぁ。(^^ゞ
お誘いした以上は登山開始から下山完了、道中の移動まで全責任を負う。
みなさんの命、しばらく預からせていただきます、という心構え。
行き先は北アルプスならどこでいいってわけじゃない。
メンバーのレベル面、安全面、みんなが行きたい山かどうかを考慮して。
緩めとハードなのと2つの行き先候補を決めた。
行くと決めてから約一週間でCT計画や小屋の予約など分担して行った。
週末が近づいてくるとめまぐるしく天候予報が変化。
最初は絶望的な予報だったが週中で好天したかと思いきや直前でまたややこしくなる。
結局、前日になって決行だけは決まったが行き先はまだ確定できず。
金曜日の夜、仕事から帰って準備をして20時台に集合場所へ。
当初5名で行く予定であったが、計画に大きく関与してくれていたメンバー
1名が参加できなくなったので4名で出発。
下記2つの候補先はいずれも「安曇野IC」で長野道を下りるので
道中で天気を確認しながらどちらに行くか決めようとなった。

北アルプスの山の一般登山道グレーディング(難易度・体力)各5段階では
 1)唐松岳~五竜岳(縦走)(難易度3・体力2)
 2)燕岳(周回)(難易度2・体力2)
となっている。

初日の天気だけが微妙で、1)の唐松岳~五竜岳間には牛首というクサリ場の難所があり、
雨だと断念したいという思いは全員一致意見。
空模様はずっとグレーゾーンのままであったが回復基調であることは確か。
安曇野ICを下りる直前でようやく行き先を1)として気持ちを一つに。
2)は許容季節の幅が広いのでいつでも行ける。
しかし、1)は寒さが進むと岩場の危険度がアップするので今回あたりがギリギリだ。
ちなみに、もし今回、2)の山へ行っていたら、
NHKプレミアムドラマ「山女日記」(続編)の撮影が行われてたみたいで残念!
あのドラマ、1話1話がぜんぶ個性的でいい感じだったなぁ。

またまた序章が長くなってきたのでここからは簡潔に。(^^ゞ
高速道路での移動中はずっと小雨。
近畿道、第二京阪、京滋バイパス、名神、中央道、長野道をひた走り、安曇野ICで着陸。
そこからの下道は走りやすい道ながらもなかなか距離があり、最終的は片道450kmを越えた。
アダムゴンドラ八方駅のある白馬村駐車場には午前3時半に到着、5時半まで二時間ほど仮眠へ。
だぁ~れだ、5時10分に目覚まし鳴らしたヤツは?
準備を済ませ、場所取りしてもらったのでゴンドラ待ち行列のほぼ先頭。
6時半始発のゴンドラに乗り、その後もクワッドリフト2本を乗り継いで八方池山荘へ。
少し休憩してから7時10分頃に登山を開始した。
ガスが一瞬吹っ切れそうになった気がしたが、展望はまったく無い状態が続く。
それどころか午前中はずっと霧雨状態だったのは予報どおり良くはならなかった。
八方尾根の展望の核心である八方池からの眺望も無しなので、
おかげでというかシャッターを切る機会が少なかったので歩きに専念できたかも。
八方尾根の蛇紋岩という特殊な地質によって植生が逆転していたのは興味深かった。
扇雪渓(一瞬吹っ切れかけた)で小休憩した以外はほぼ歩き通し。
やがてステージが変わって、手を使うほどではない岩稜帯に出たと思いきや
しばらくしてすぐに唐松頂上山荘に到着した。
相変わらずガッスガスで外で休憩するとなると寒そう。
山荘の中での休憩は500円、トイレ利用は300円なので、
トイレ利用の可能性があるのであれば中で休憩するほうが良いと思ったが
中は混雑していて靴は脱がなければならない上に濡れたものは持ち込めない。
濡れたものは無いというか、ザックを含めて全体が濡れて湿ってる感じだけど?
これは全裸になるべきかどうか・・・。
というわけでお昼の休憩タイムは外で一時間ほど。
ガスは吹っ切れそうにないので山荘から20分ほど登ったところにある唐松岳山頂は
ピーク取るだけのやっつけ仕事になりそうなのでザックをデポして向かった。
途中、雷鳥と出合うサプライズがあった。
山荘に戻って準備できたらヘルメット着用して再出発である。
5分と歩かないうちに牛首の難所となった。
山と高原地図でも「危」マークは無く、クサリありと書かれているだけ。
実際には思っていた以上の崖で、こんな事とは思っていなかったであろう登山者が
こりゃ無理だと引き返してきたくらいである。
クサリ場で落ちるような人など稀だろう。むしろクサリ場周辺のクサリの無い場所など、
単に転けて倒れるだけで転落の可能性のある場所でこそ事故が起きる。
なるほどこれだとレベル3かなと。(ちなみに剱岳はレベル5)
五竜岳でもクサリ場じゃないところで一箇所ヤバイところがあった。
ちなみにファミマで300円でプリントできる北アの地図には、
最近事故が起きた場所にマーキングされている。

初日前半は霧雨でガスガスで展望のないイマイチなコンディションであったが、
翌日の午前中はスカっと晴れて、これぞアルプス!という展望に恵まれた。

本文が長くなってきたので、ここから先は写真へのコメント追加にて。
Check [ 2017/09/27 22:23 ] アルプス | TB(0) |   コメント(20)

北アルプス 剱岳 (周回) (2017.9.2-3) 

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剱岳山頂 荒城の月にて

【動画編】


3000Mの風

【コース】
一日目(9月2日)
 馬場島駐車場(6:00)-(早月尾根)-早月小屋(泊)

二日目(9月2日)
 早月小屋(4:00)-剱岳山頂(7:30)(朝食)-前剱-一服剱-剣山荘(昼食)-
 剱御前小舎-雷鳥沢キャンプ場-室堂ターミナル(15:00)


なかなか体力的にハードな山行きだった。
人の渋滞で通過待ち時間が長く発生するような人気の名山にはしばらく興味がなかった。
遠征はなるべくマイナーところを狙ってはきたが、
今年の夏場は暑さに参ってしまって近場の山ばかり登ってきたのもあって
ちょっと刺激が欲しくなっていた。
テレビなんかでも最近アルプスの特集番組が多く、
久しぶりに北アルプスに行って3000mの風を感じてみたいなぁという気持ちが高まった。
2日連続、泊まりで山に行けるゆとりがなかなか取れなくて、
これまで富士山ですら日帰りだった。
小屋泊お泊りで行く山行きは、ブログ記事的には八ヶ岳(周回)以来かも。
テン泊もかつてはやっていたが、小屋泊との快適度の差(特に寒い日)や、
装備重量が足かせとなって歩ける距離が制限されたのを嫌って
今後は小屋泊で行くと決心したものの、それすらあまり実行できてこなかった。
それにしても泊まれると行動範囲が違う。
この二日間、山を浴びるように歩き倒せて久しぶりに満足できる遠征ができた。
今シーズン、あと1、2回くらいは遠征したいなぁ。

金曜日の夜、仕事から帰ってきてから20時頃に大阪を出発し、
SAやPAで仮眠や休憩を取りながら目的地へ向かう。
近畿道、第二京阪、京滋バイパス、名神、北陸道を乗り継いで立山ICへ。
途中立ち寄った北鯖江SAは24時間営業していてご当地物も多くて気に入った。
深夜に握りたてのおにぎり等が買えるなんて。。
そんなこんなで馬場島荘前駐車場(mapcode:889 516 298*66)に着いたのは4時前。
駐車場はそこそこ広いのにほぼ満車であったが他にも駐めれるところがあるし無料だ。
仮眠することたったの一時間、この日は天候がイマイチで、
最悪、午前中は雨かもという予報だったので前日に早月小屋に予約を入れていた。
そうなると時間的余裕たっぷりなので早朝出発してがんばる必要は無いのだが、
午前5時ともなると辺りの車のハイカーが準備しだしたので目覚めてしまった。
北鯖江SAで買った作りたての梅干しにぎり2個と出し巻きたまごを食べて準備。
そんなこんなで6時になってぼちぼち出発することにした。
標高740mの馬場島駐車場から、標高2240mの早月小屋まで標高差約1500mもの登りだ。
スタート時からいきなりの急登で、たまにフラットなところもあるものの
ほぼ登りっぱなしで、次々に現れる立山杉の巨木に最初のうちは魅了されていたが、
登れど進めど変わらないステージにそのうちカメラを取り出すことも忘れて登りに徹す。
延々と続く登りにさすがに疲労の色が濃くなってきた。
小屋で買うと1リットルのペットボトルの水1本900円とのことなのでたくさん入れてきたのが災い。
おかげで今回の山行きでは一度も飲み物を買う必要が無かったけど。(^^ゞ
早月小屋までの登りではアクエリ1本と水2本くらいと行動食はミックスナッツ。
小屋までの後半戦ではアミノバイタル顆粒のドーピングをするも効果は感じられず。
11時までに小屋を通過しないとその日のうちに山頂へ向かうのは不可らしいが、
小屋泊装備の今回の重量では小屋までで体力は限界で、到着は12時になった。
早月小屋に着くと、小屋前には「本日満室のため予約者のみ」となっていた。
今日みたいな天候でも満室になるんだぁと思いつつ予約しておいてよかった。
受付していると、若いハイカーが入ってくて廊下でもどこでも良いので泊めてくれと。
なんとかしてもらってたけど。
部屋に入って寝る場所確保して落ち着いたところで外で昼食を摂ろうとしたら完全に雨。
これもまた北鯖江SAで買った赤飯とかきたま汁で、湯沸かししたかったのだ。
自炊室は無いので雨だと小屋前の小さな軒先スペースしかなかったが、先客が居た。
雨の降る外に出で、さてどうしたものかと思案していたら、
小屋の主人の息子さんが窓から顔を出して、軒先を占領していたグループに、
そこは小屋泊の方優先スペースなのでどいてくれと、雨の中追い出してくれた。(^^)v
テン泊していた頃も思っていたが、小屋泊との優遇の格差というか特権を考えると
今日みたいに外が寒くて雨だと小屋泊のありがたさがしみる。
13時に昼食を摂ったものの、時間差で分けられている最初の16時30分が夕食タイムだった。
それまでは部屋に戻って仮眠しようと思っていたら、
広島から来たという気さくな年配女性と気が合っていろいろ話をした。
その方はガイドさんを連れて来られていて、54歳の時に転勤を命じられたのを機に早期退職。
それからずっと山登りばかりの独り身人生で、70歳になる今年、もう歳なのでと
剱岳を最後に山登りを最後にしようと決心して来たのでなんとしても登頂を果たしたいと。
見た目では決してわかりようがないが、みなさん色んな思いを持ってこの山に来てるんだなぁ。
話は尽きることがなくもっと聞いていたかったが疲労のためフェードアウト、二時間の仮眠。
夕食の時間が来たので食堂へ。食事は美味しく、ご飯と豚汁はお代わり自由で満足だった。
600円の缶ビール(一番搾り)だけ別途購入。
早月小屋は洗面はあれど水が無いのが不自由なくらいで必要十分で快適だった。
食事の後、外に出てみると満天の星空、明日は晴れるかな?
小屋の主人から、翌日は9時にはガスが出てくるので展望見たければ4時には出た方が良いと。
朝食は5時であるが、早立ちする人には夜のうちに弁当(助六寿司)をくれた。
部屋で横になっているうちに18時台には眠った。
夜、トイレは窓が開いていてめちゃくちゃ寒く、もうすぐ訪れる冬を思い出してしまった。
翌朝3時に音の鳴らないバイブ目覚ましをセットしていたがその直前に体内時計で目覚めた。
あのおばさんとガイドさんは5時半出発なのでまだよく眠っていた。
準備をすませたら4時前になったので寒い暗闇の中を出発。
本来なら小屋に不要なものをデポするなど軽量化して
アタックザックで登頂するところではあるが、
往路を思うとさすがにピストンする気にはなれず、はたまた今度いつ来れるともわからないので、
ハンデとなる10kg越えのメインザック、カメラバッグを背負ったまま
早月尾根側から立山室堂側への山越えへ。
登山届にもいずれか2通りの下山コースとなると記入しておいた。
ちなみに駐車場にあった登山届はめちゃくちゃ簡易な書式だったので記入が一瞬だった。
ヘッデンを照らしながら真っ暗闇の中、テン場を抜けていよいよ今回の核心へ。

こんな調子で書いていくといくらでも本文が長くなるので、
以降は各写真に簡単なコメントにて。

立山室堂からの交通費がけっこうかかった。。
 ・室堂ターミナル~(バス・ケーブル)~立山駅=2430円
 ・立山駅~(富山地鉄立山線電車)~上市駅=1110円
 ・上市駅~(タクシー)~馬場島駐車場=8970円

立山の温泉やご当地グルメのどちらも味わうことなく帰国の途へ。;;
またもや日帰りみたいな駆け足登山になったが刺激的で楽しかった。

その他の写真は以下より。
Check [ 2017/09/06 21:21 ] アルプス | TB(0) |   コメント(25)

中央アルプス 北御嶽 (2016.8.11)  

20160811-0.jpg
北御嶽にて

【動画編】



涼しさ抜群!展望良し、人良し、温泉良し!

残暑お見舞い申し上げます
山登りは続けているものの、このところ暑すぎて汗はとめどなく流れるわ、
アブなどに追われるわで撮影どころじゃなく何度も中断ボツ。(≧∇≦)
家のパソコン部屋にはエアコンが無い(^^ゞ ので連日36℃超え。
PCに向かう気にもなれずブログを少し休んでた。(^^ゞ
久しぶりに遠征してきたら、だらけた気分もスッキリ、シャキッとした気がする。

まだ記憶に新しい2年前の御嶽山の噴火。
あの日は御嶽山も候補に入っていたが、未踏だった鳥取の伯耆大山へ遠征した時だった。
下山完了し、大山まきばみるくの里で涼んでいるときにまさかのニュース。
多くのハイカーが犠牲になり、御嶽山はもう登れる山じゃなくなったという思い。
白山と御嶽山は関西からなんとか日帰りが可能な高山で
何度でも登りたいと思っていたので、いつかまた登れる日が来ることを願っていた。
御嶽山ピーク周辺1kmの立ち入り禁止は継続中であるが、
前から気になっていた西側の登山口である濁河(にごりご)温泉から
御嶽山北側の五の池を中心とした、ピークにこだわらない山登りも良かろうと思った。

お盆の最中ということもあり遠征する気力も減退ぎみであったが、
今年からできた「山の日」という追い風もあり、思い立ったが吉日。
道路の空いた時間を見計らって夜移動で、近畿道、京滋バイパス、名神、
東海北陸自動車道で飛騨清見着陸で下道延々と濁河温泉到着は5時頃。
これくらいの距離だと乗鞍や穂高、上高地も射程圏内であるがあえてここにこだわった。
車外に出てみると半袖で来たもんだから寒いのなんの。
起点である濁河温泉はすでに標高1790mほどあるのだ。
一時間半ほど仮眠、もっと寝ていたい気持ちを振りきり、山ウェアに着替え、準備をして7時スタート。
すでに出遅れた感があり、周りの車のハイカーはすでに出発した後であった。
あたりは温泉地らしい硫黄臭が立ち込めており、流れる川の水は温泉の濁りであった。
ウィンドブレーカーを着ようか迷うくらい寒かったので、汗とは無縁でサクサク歩ける。
南八ヶ岳の赤岳鉱泉までのアプローチに似た雰囲気が良い。
登山道は傷んだ木の階段に始まり、ゴロゴロとした岩などの悪路が延々と続く。
高低差が大きく、今シーズン初の高度順応で森林限界を越えてから五の池まではかなりペースダウン。
それでも先発していたハイカーのほとんどを途中で抜き去った。
ハイマツが現れ、大展望が広がってくるとお馴染みのアルプスの風景だ。
イワギキョウ、コマクサを始め、名前の知らない花多数。
五の池小屋は真新しく綺麗で、清潔感のある新世代の山小屋という感じ。
正面の五の池にはほとんど水が無かった。
五の池小屋は摩利支天山を望むかのような抜群なロケーションのところにあって
泊まって帰りたいと思わずにおれない魅力ある小屋だ。
ここまで来るともうゴールのような気分になって、あとはのんびりして帰りたいと思ったが、
継子岳周回や摩利支天山などの楽しみもある。
小屋の人からは継子岳(ままこだけ)のコルは昼寝するには抜群に気持ちいいところだと聞いた。
日帰りの計画であり、時間的には両方とも行けなくもないが、
どちらかを先に行くとすると、御嶽山ピークが望めるかもしれない摩利支天山を優先した。
五の池小屋付近からは終始強い風が吹き付けていて涼しいを通し越しそうな勢いで大変気持ちが良い。
下から眺めるとコースタイムで片道50分もあると思えないが摩利支天山ピークは五の池から見えない。
登り始めると右手にコバルトブルーが美しい三ノ池。
遠くの北アルプスまで行かなくてもここで十分と思わせるほどの絶景である。
摩利支天乗越まで登るとピークまでは横移動なイメージであるがアプローチは長い。
しかし、それらを忘れさせるものが目の前に飛び込んできた。
賽の河原からニノ池、ニノ池小屋、そして火山灰でグレーアウトしてしまった御嶽山山頂。
わかっちゃいるけど、本当にあの惨事があったんだ。。
複雑な気持ちでしばし呆然と眺めていた。
賽の河原というと三途川の河原とも言われ、青森の恐山(おそれざん)をはじめ、
日本各地に存在し、親より先立った子供を供養する場所で、
遠くから眺めてもはっきりとわかるほどのおびただしい数の風車があるはずであったが無くなっていた。
乗越から摩利支天山までは尾根芯の北側をへつる感じであるが、
こちら側はまったく風が当たらず、ここに来て汗がどっと吹き出しはじめた。
北側から6時出発で登ってこられて休憩されていた年配の二人としばし談笑。
お先にと、ずいぶん先行して摩利支天山に向かったつもりがすぐに追いつかれたのでびっくりした。
摩利支天山ピークは超狭く、わざわざ来るとこじゃないと思ったけどいちおうどこかのピーク踏んでおかないとね。
こうなると継子岳周回も行きたいけど、山小屋に泊まってゆっくり過ごして翌日早朝に歩きたいかなぁ。
ってことで次回への課題を残した。
五の池小屋まで戻ってくると、最高のロケーションで小屋のスタッフの女性による電子ピアノの生演奏。
スタッフの友人がボッカしてきたという冷たく冷えたスイカをサービスでいただいた。
小屋の中でシフォンケーキと珈琲(各500円)で休憩し、五の池小屋の手ぬぐいを買った。
さていよいよ下山である。
スタッフのみなさん、とても良い人たちで別れ惜しく、後ろ髪引かれつつも小屋を後にした。
下山では今回ついにダブルストックがフル活躍したおかげで抜群の姿勢安定効果。
足場の悪いかなりの長尺の登山道であったが膝が痛くなることはなく劇的な効果があった。
下山後は駐車場最寄りの源泉掛け流し温泉「湯元館」(500円)がまた良かった。
めちゃ親切なスタッフの方ばかり、しかも貸し切り状態で濁り源泉を堪能。
泊まって帰りたいほど静かでよいところだった。
温泉を出たら18時前という時間であっという間の一日だったが、惜しまれつつも帰国の途へ。
これから6時間くらいかけて大阪に帰ると思うとぜったい眠たくなるパターンのやつや。。
途中、仮眠の嵐であったが渋滞に巻き込まれることなく帰れた。

その他の写真は以下より。
Check [ 2016/08/12 21:57 ] アルプス | TB(0) |   コメント(8)

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