生駒山系に連なる金剛・葛城山系の主峰『金剛山』から始めた山登り。その時々で気になる山へ、気の向くままに・・・

マツバカケオ(マツバカケ尾)ルートの真実 

20160203-1.jpg
山と高原地図(1995年版)にて
※マツバカケ尾と書かれている尾根 この当時のヤマコーの等高線はかなりデフォルメされている

金剛山の奈良側メジャールートの一つである郵便道。
ピストンをしたくないと思ったら、マツバカケオルートと組み合わせる事で周回できる。
郵便道とて単純ではなく、二手に分かれる部分があったり、
つづら折れと急登のショートカットがあったりで、
地図を片手に初めて歩くと「これ、どっち?」と面食らうことだろう。

20160203-2.jpg
山と高原地図(2012年版)より
※赤茶色は先日のGPS軌跡 書き足した破線部分にもしっかりとした踏み跡がある

マツバカケオルートはというと、一瞬展望があったり、一瞬自然林帯があったり、
昼でも暗い植林帯の山中に、突然「不動明王」があったりして、ドキッっとすることも。
郵便道と違ってガレが無い分、足に優しいかなってところだ。
このマツバカケオルートも実際にはやや複雑で、
確かな踏み跡のある実線ルートと称しても良いルートが
上図2つめは、先日歩いたGPS軌跡に加えて破線で書き足している部分となる。
地図の尺度が大きい小さいので描ききれてないが、細かい踏み跡分岐はまだある。
たとえば不動明王の前を通らずに巻くルートなどなど。
短絡的な踏み跡は、そこを歩き続ける人がいるから踏み跡ができるわけで
これが道迷いの原因になったりすることもあるので、
昔ながらのルート以外に立ち入ったり、
勝手なショートカットを作らないようにしなければならない。
そもそも、そこを歩きたいから来ているはずなのに、
ちょっとでも楽をしたいというなら、他にもっと短いルートもあるし、
いったいはったい、山にナニしにきたの?
楽したいのか、運動したいのかどっち?!と思ってしまう。
そのココロは?
「ハンコ、欲しいだけ!」
そうきたか~!(≧∇≦)
もうすっかりマツバカケオの話じゃないね。。

金剛山の道のすべて 

金剛山の道をすべて歩き尽くしたのを機に総括してみた。

すべての道とは、
 ・一般登山道
 ・旧登山道
 ・マイナールート
 ・先人が名前を付けてらっしゃるルート
 ・踏み跡がしっかりしている道

を対象としております。
登山を始められて間もない方やお子さん連れのファミリーにはたいへん危険なルートも含まれております。
また、バリエーションルートや枝道、稀少な花の咲く道は含んでおりません。

ちなみに先日山友から、いちばん好きな道はどこか?と聞かれたときには
すぐには思いつかなかったが、あらためて冷静になって考えてみたら、
千早本道やダイトレを除くと「もみじ谷本流(旧本流)ルート」かなと思う。


村界尾根ルート・・・東條山を通る尾根の道。
赤滝谷ルート・・・いきなり核心部の立派な赤滝がある。グレーチングの橋がコワイ。
五條林道(池の川谷林道)ルート・・・分岐が迷いやすい。
久留野峠ルート・・・(一般向け)
細尾根(地蔵尾根)ルート・・・ロープウェイの最初の支柱を通るルート。笹プール。
伏見峠道(念仏坂)・・・(一般向け)コンクリートで固められ関係者の車が通れる唯一のルート。
香楠荘尾根ルート・・・ロープウェイの支柱を通るルート。
カタクリ尾根ルート
細尾谷(シルバー)・・・通称シルバーと言われてるとおり最も軟弱ルートと言われてきた。
馬の背ルート・・・途中3つに分かれるがまた合流する。
寺谷ルート・・・最も距離が短い楽ちんルート。
文殊東尾根ルート・・・最初に急登で高度を稼ぐので後が楽。距離も短い。
文殊中尾根ルート・・・登山者が多い銀座ルート。
文殊西尾根ルート・・・通れたり通れなかったりでもやっぱり通れない感じ。
ババ谷ルート・・・バリエーション豊富な網の目ルート。
マス釣り場ルート・・・ババ谷ルートからの派生。
妙見尾根ルート・・・長いという印象しかない。車の通るバス道歩きを強いられる。
妙見谷(谷・巻)ルート・・・大阪側でもっともアドベンチャーなルート。
千早城趾ルート・・・(一般向け)週末に営業している茶店が印象的。千早本道に合流する。
千早本道・・・(一般向け)最も登山者の多いメジャールート
のろし台ルート・・・5合目の少し下のほうから別の尾根に入っていくルート
ツツジオ谷ルート・・・腰折滝・二の滝を楽しめる。
ツツジオ谷源流ルート・・・ツツジオ谷ルートを詰めるルートでなかなか楽しい。冬場向け。
ツツジオ谷ハゲ山ルート・・・最近藪こぎぎみ。
タカハタ谷ルート・・・けっこうお気に入り。ひとり静かに登るに最適。
松の木ルート・・・松の木が多い。ひとり静かに登るのに最適。
かま谷中ルート・・・松の木ルートと合流。
かま谷ルート・・・松の木ルートと合流。
かま道ルート
カトラ谷ルート・・・カトラの水が有名。ハシゴがあったり事故も多い。
ワサビ谷ルート・・・自然林あふれるルート
黒栂尾根ルート・・・なかなかの急登。
黒栂谷ルート・・・堰堤工事ですっかり雰囲気が変わってしまった。セトに合流。
サマーハウス(清井山)ルート
泣石谷道
池ノ谷道
下峠谷ルート
小峠谷ルート・・・なんいっても洞窟が核心部。その昔、銀が取れたとか。ご参考「金剛山を歩く
坊領ルート・・・(一般向けに整備)高低差1000mのルート。変化に富んで楽しい。かなり長い。
水分道・・・(一般向けに整備)高低差1000mのルート。歩きやすい道。かなり長い。
青崩道(あおげどう)・・・(一般向け)ひたすら長い。
石ブテ西谷ルート・・・なかなか登りごたえがある。ちょっとした危険も。
石ブテ尾根ルート・・・アップダウンは他にないユニークさ。
石ブテ47番ルート・・・靴が脱げるほどの急登には笑うしかない。
丸滝谷ルート・・・このルートを愛する人は多い。自然美溢れる。
中尾の背ルート・・・なかなかの急登。登山者による落石注意。
石ブテ東谷ルート・・・危険な部分がある。
太尾西尾根ルート・・・石筆橋が最寄り。
太尾東尾根ルート・・・水越川公共駐車場が最寄り。
ガンドガコバ林道・・・ダイヤモンドトレールを道なりに太尾塞まで詰める林道。
サネ尾ルート
狼谷ルート
もみじ谷本流ルート・・・秋には自然林の紅葉が。厳冬期には第六堰堤の氷瀑が楽しめる。
もみじ谷旧本流ルート・・・秋には自然林の紅葉が。厳冬期には第六堰堤の氷瀑が楽しめる。
もみじ谷ルート・・・一の鳥居からの坂を登ったところにでる。
カヤンボ谷ルート・・・多段ハシゴが印象的で変化にも富む。
ダイヤモンドトレール・・・(一般向け)通称ダイトレ。春にはチャレンジ登山大会でも使われる。
関谷道・・・小田和地蔵(第二十二番経塚)を経て水越街道へ。
朝原寺跡の道
百々川(どどがわ)ルート・・・堰堤のハシゴが高くて足が震える。てっぺんの取り付きもこわい。
橋本院からの道・・・枝打ちしていない暗い植林地帯は他にはない怖さがある。
高天谷ルート・・・ザイル(ロープ)や倒木を利用しなければ登り切れない。長いナメ滝も危険。
郵便道・・・(一般向け)奈良川の千早本道のようなメジャールート。2系統ある。
マツバカケオルート・・・何通りかのバリエーションがある。
ヒロセ道
イワゴノ谷ルート・・・高い滝の上を行く危険なルート。登山者同士の落石にも要注意。
伏見道・・・先日、最後の未踏として登り切ったルート
小和道(石寺跡道)
天が滝新道・・・(一般向け)手入れが行き届いていて郵便道以上に明るく歩きやすい。
クソマル谷ルート・・・核心となる滝が3つもある。2つめの滝は巻けずに危険。
久留野道・・・(一般向け)手入れが行き届いていて気持よく歩ける。

たぶんこれ以上は無かったと思う。

イワゴノ谷ルートの真実(3) 

20110330-1.jpg
郵便道側からイワゴノ谷の入渓ポイントに取り付くための想像図

そもそも大堰堤の上を歩くなんてことは決して許されることではない
あくまで可能性として考えられる郵便道からイワゴノ谷ルートまでの取り付き(入渓ポイント)
を想像してみた。

ちなみに、郵便道からこの画像のどのあたりにひょこっと出てくるのかさえも不明。
この大堰堤の向こうからこちらに渡ることができれば、山麓線まで迂回する必要が無くなり、
イワゴノ谷ルート取り付きへの大いなるショートカットができるのであるが。
つまり、起点となる駐車場がイワゴノ谷側には無いからなのである。

1.大堰堤の上を渡る。
  ちょうど大堰堤真ん中の凹んだところの中央部分に階段のようなものがある。

2.大堰堤の下流側を沢まで下りて登り返す。
  たしか写真で見る以上に急峻で不可能だったようなかすかな記憶。

3.穏やかに沢に沿って(写真では左から右へ続く破線)道らしきものが続いてそう。
  そしてもっと上流の入渓ポイントあたりでうまく合流するとか。

という単なる希望的観測です。
何の参考にもならない資料です。
あしからず。

イワゴノ谷ルートの真実(2)  

ちなみに、イワゴノ谷ルートの真実(1)はこちら

この春は久しぶりにイワゴノ谷ルートを登ってみようかということで
古い地図や新しい地図を見比べたりしていると、
取り付きの所など新しい発見か?思われる部分が見つかった。

<2010年版山と高原地図と実際に歩いたコース>

 高天彦神社の鶯宿梅から少しだけでもショートカットし、
 車で登ってきた舗装路に合流して山麓線に一旦戻る。
 山麓線を南に歩いた後、菩提寺へと続く道を登って取り付きへと向かう。(青い破線) 
 イワゴノ谷には危険マークがあるだけでルートの線は無し。(赤い破線)

<1997年版山と高原地図から読み解く>

 同じ破線を重ね合わせてみた。
 よく見ると鶯宿梅からの道が山麓線まで戻ることなく沢を跨いでいる。
 この破線が歩けるのなら取り付きまではショートカットできるはず。
 ただし山麓線なら橋桁の上空なのに対して、破線どおりなら沢まで下りて登り返しか。
 この破線、よく見ると「ト」みたいな絵になっている。
 何を意味する記号なのか地図の凡例には無いので不明。モヤモヤする。

 →金剛生駒紀泉国定公園のエリアを示す境界線との情報をいただきました。

<30年前の山と高原地図から読み解く>

 なんと、郵便道からイワゴノ谷へと続いている。
 そういえば郵便道で高天滝からすぐの崩落で通れなくしている所が昔の登山道。
 以前、間違って下山してきたときにそっちに行ってしまって登り返したことがあるので
 今でも通れるかもしれない。
 ただ、破線を追うとイワゴノ谷を遡行せずに湧出岳への途中へ取り付いている。
 つまりこれは最終的にヒロセの道となってしまっているようだ。
 やはりこの破線はイワゴノ谷ルートではなく、少し上を行くルートなのかもしれない。

 実際に郵便道から行ってみて確かめてみなければわからないなぁ。

20110329-11.jpg
2010年版 山と高原地図より

20110329-22.jpg
1997年版 山と高原地図より

20110329-33.jpg
1981年版 山と高原地図より ※山麓線が存在しない時代

クソマル谷ルート(大阪側から)の標高差  

GPSの受信条件の悪い山岳地帯、それも谷ルートであるため10mくらいの誤差はあるが
概ね以下のような標高差であることが判明。

 村営駐車場・・・約650m (まつまさより100mほど高い)
 久留野峠・・・・約910m
 クソマル起点・・約410m
 ダイトレ合流・約1,040m

クソマル谷ルートの全長と、ダイトレ合流後の山頂までの全長がほぼ同じなんて。
所要時間がおよそ3倍違う。
下山の細尾根ルートは途中からバリエーション。
村営駐車場にソフトランディングができて良かった。
百ヶ辻まで下りていたとすると、村営駐車場に上がる階段が急で最後にけっこうキツイのだ。

20110207-2.jpg
先日の登りのルートの標高差グラフ

20110207-1.jpg
先日のGPSログ

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プロフィール

こんちくわ。
キバラー
と申します。
ほぼ毎週金剛山をメインで
登っています。
飽きっぽいのか色々やってきて
自転車→オフロードバイク→
大型バイク→登山へと変化し、
その間、
テニスやスキーにハマった数年間。
キャンプは今でも細々と。
今は山に全力で年中夢中

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