『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (2分52秒)登り:妙見谷ルート(沢ルート)
下山:わさび谷ルート(カトラ折れ)この土日が寒さのピークだと報じられていた。
今日は単独登山。
まつまさ駐車場に8時半くらいに着き、車を降りてバス停まで歩き出す。
気温はきわめて低いが、路面は完全に乾いていて凍結など微塵もない。
風が通る場所はかなり寒い。
途中、見慣れぬバスが次から次へと百ヶ辻のほうに向かって通過していった。
今日は伏見道、千早本道ともに登山者が多そうだ。
安全のために反対車線を歩く。
前から車が来るとまた反対車線に移ったりしながら入り口まで取り付く。
登山道に入ってすぐに林道のど真ん中に倒れた松ノ木が突き刺さって?いた。
しばらく行った先にもやはり松ノ木の倒木。
歩いているうちに、いつもコメントを寄せてくださっている「arajinさま」から教えていただいた
「実は沢ルートは妙見の滝以前に取り付きがあって、もう少し長く楽しめます。」
というのを思い出した。
どこから降りれば良いのかと左側ばかり気にしながらあるいていると、
青色にペンキの塗られた石があり、そこから堰堤の上に降りる道が付いているのを発見。
いつものアルミ製の足の折れたハシゴのあるところに達するより手前。
ちょうど道が狭くなる直前だ。
下に降りてどんどん進むと沢があって、いきなり小滝。
今日は凍結している部分も多々あって慎重にクリアする。
さらに岩の谷間を行くと行き止まったところが通称「横飛の滝」だ。
横から豪快に滝が吹き出している。
そこは左側に垂直の岩を登らなければならなかった。
トラロープがあったが、岩肌がツルツルに凍っており、足のひっかけようがない。
仕方なくアイゼンを装着してひっかきながら、トラロープにすべてを任せてなんとかクリア。
そのあたりから、これまで妙見谷ルートを登る時に使っていた道がすぐそばを平行に通る。
ほどなく妙見の滝に到着。
沢を渡って妙見の滝側に行かなくても、道なりにすすめば巻き道があり、
沢ルートを下に眺めながら平行してどんどん尾根側を行くことができる。
これまでの妙見谷ルート登山はずっとこの巻き道を利用してきた。
しかし今日はとことん沢ルートにこだわって登ることにした。
というのは、最近、水越側や奈良側の厳しい谷ルートの難所を片っ端から
クリアしてきた自分としては、妙見谷ルートの沢ルートとはいったいどの程度のものなのかを
確かめたかったからだ。
妙見の谷はいつものように滝の右側から登ってクリア。
そのままどんどん沢の中を行くと、見慣れぬ岩場や小滝があって初めてのルートのように新鮮。
これまで妙見谷ルートを何度も登ってきたのに、このルートの事を何もわかってなかったんだ
ということを思い知らされた。
今日はやはり岩肌が凍結している部分が多く、苦労するが、
決して巻き道へは上がらずに徹底的に沢を行く。
ちょっと危険かなという部分もあったりで、これまでの妙見谷ルートのイメージを
根本から変えるほど違った印象を受けた。
さらにどんどん先に進むが、なかなか沢も終わらない。
登りに転じても、沢が完全に凍っていて進みづらい。
どんどん登った先に分岐がひとつ。
はて?どっちだったかな?
よく見るとテープがあったので左へ進む。
さらに登り進んで・・・やっと山頂に到着。
結果として、思っていた以上に自然あふれる大阪側随一の立派な沢ルートだった。
これなら丸滝谷ルートのほうがずいぶんと平和だなぁ。
また久しぶりに丸滝谷ルートも登ってみたく思った。
山頂11時前の気温はマイナス6℃。
凍結で登りにくかったりしたので所要時間は二時間半もかかった。
横飛びの滝の岩を登る以外はなんとかアイゼン無しで登れた。
山頂は圧雪状態なのでアイゼンは不要。
売店にて昼食。
食べ終わろうかというときに大勢人が入ってきてすごい状態になってきたので急遽撤収して退散。
国見城趾広場を抜けて人の少ないわさび谷ルートから下山しようと移動開始したところで
いつもコメントをくださってる「ダーさま」に声を掛けていただいた。
ワイルダーでチャレンジャーな女性という印象で、いったいどんな人だろうと
このところ必ず話題に欠かせなかった方だっただけに興奮気味。
せっかくの機会なので、無理をお願いして一緒にわさび谷ルートから下山していただいた。
ダーさま、ありがとうございました。
最後はカトラ谷ルートに合流。
そこから先の舗装路がまた困ったことに凍りまくっていて苦労した。
この冬はまだ一度もアイゼンを使ったことがないというダーさまは
今日もなんとかアイゼンを出すことなく無事下山完了されました。
まつまさ駐車場を出ようとした時、救急車やらパトカーやら、消防団員やらで大騒ぎが起きていた。
単なるけが人じゃないナニカがあったようだ。
その他の画像は以下より。
厚い氷の層に覆われた岩 (中に閉じ込められた葉っぱなどが透けて見えます)
夏に妙見谷から登った時に、横飛びの滝の所からよじ登った記憶がありますが、どうやって行ったんでしょうか...?近いうちにじっくりと確認しながら登ってみようと思います。