釈迦ヶ岳にて(空撮)
【動画編】秋始まって最高の天気!最高の展望でまったりと。【ルート】
太尾登山口-古田の森-千丈平-釈迦ヶ岳-馬の背-杖捨て-
橡の鼻(折り返し)-(昼食)-釈迦ヶ岳-太尾登山口この連休は最高の天気が約束されている。
先週末に遠征したばかりであるが、こんどは泊まりで遠征したい!
という思いも虚しくヤボ用もあって山に行けるのは今日、13日土曜日だけ。
それに、どこの山に行くにしても気合いと強い意志がいる。
う~ん、どこにしよ~、思いつかない。。なんにしても日頃の下調べ不足だ。
とかブツブツ言うてるうちに金曜日の夜になってしまった。
どこかほどよい近場で久しぶりに空撮にでも行こう。
大台ケ原の大蛇嵓とか稲村ヶ岳展望台とか・・。
空撮候補の山って近場では数えるほどしか無いではないか。
そんなことも考えてなくて高い買い物をしたのか?と自問自答。
ドローンを買わなければあんなカメラやこんなレンズ買えたのに。。
やっちまった。。(> <)
あと何年生きれるねん?なんて考えたら、今日、明日かもしれない。
行こうかやめようか、買おうか買うまいか、なんて迷っている時間なんてない。
行動あるのみ。突撃あるのみ。ダメ元。
そんなこんなで前置き長かったけど、しばらくご無沙汰してる山候補として
大峰は釈迦ヶ岳に行くことにした。(^^ゞ
釈迦ヶ岳、
前回登ったのは2012年11月のこと。
つい最近登った気でいたら、もう一年以上も登ってなかった。
あかん、どんどん歳取っていく・・。
十津川村へのアプローチである国道168号線は近年水害まみれのせいもあってか
国道の大改修があちこちで行われていて、久しぶりに走ったら新たなトンネルなど
また一段と早く到達できるように様変わりしていた。
釈迦ヶ岳への最寄りの登山口である太尾登山口までのアプローチの林道は
相変わらず落石してきた鋭利な岩が散らばっている。
いつ落石の直撃を食らうかもしれないリスクをはらんでいる。
車があれば簡単に行けると思える釈迦ヶ岳はいろんな意味でハードルが高く、
釈迦ヶ岳の釈迦像を拝める機会に恵まれるというのは実にありがたいことなのだと思う。
どの山に登るにしてもそういう気持ちでありたい。
太尾登山口に到着すると、まさかの満車状態。こんなの初めてかも。
時間にしてまだ7時半くらいなのにさすがにハイシーズンだ。
適当な場所に駐車して出発準備をしていたら、
以前、某山でお会いしたことのある男性からお声をかけていただいた。
某山専門かと思っていたら、この夏に薬師岳に登って来られたとか。
薬師岳は憧れの山のひとつである。
男性とはその後、抜きつ抜かれつで釈迦ヶ岳までほぼご一緒する形となった。
その他に、チェーンソーを担いだ新宮山彦ぐるーぷの方々とも一緒になった。
稜線に出ても暑くもなく寒くもなく快適に歩を進められる。
膝ほどの高さにも達しない熊笹の中に付けられた線路のような登山道がまた美しい。
大きなアップダウンもなく横移動といった感じのトレール。
休憩する必要が無いほど余力たっぷりであったが、古田の森で最初の空撮を行う。
親子二人連れや犬連れの登山者などに抜かれながらものんびりと移動。
千丈平あたりから釈迦ヶ岳ピークに向けてようやくまともな登りとなる。
それにしても静かで開放感があって気持ちがいい。
何度も来慣れているところであったが何度来ても良いところだ。
どこか適当なところにテントを張って時間を気にせず読書とか良さそう。
テン場の近くの水場は潤沢に水が湧いていた。
ようやく釈迦ヶ岳山頂に着くと、ざっと見た感じで15名くらいがめいめいにくつろぎながら昼食中。
時間にして11時だったかな。
今日は本当に天気が良く、八経ヶ岳はもちろん、頂仙岳や金剛山系の展望もくっきりで最高。
山頂で空撮したいところであったがお騒がせの大顰蹙をかうこともありえる。
ここはスルーしてどこかで時間をつぶそう。
深仙の宿は何度も行ってるので、だったら孔雀岳のほうに足を伸ばしてみようと進出。
南側と北側では性格を大きく異にする。
山頂過ぎたらいきなり激下りで石は浮いているわ、トラロープ、クサリと何でもありな状態。
今回、孔雀方面が気になったのは、
過去に一度だけ縦走で歩いただけで、
しかもその時は雨で薄暗くて疲労困憊でなんだかよくわからい印象だったから。
垂直の棒が突き出ただけの難所トラバースはもっと怖い場所かと思いきやぜんぜんだった。
それにしてもどんどん下って行く。
さすがに釈迦ヶ岳山頂よりこっちに進出する人はほとんど居なかった。
前方から、弥山小屋から縦走してきて前鬼に下りるというグループや、女性単独の方ともすれ違う。
橡の鼻はさすがに圧巻であった。その下を歩くときは落石が起こらないかと不安にかられた。
この調子で孔雀岳ま行こうとすると荷物も重いしドローンも背負っているしで
適当なところで折り返すことにした。
地図上では橡の鼻となっているあたりに睨んだ像が置かれているのでなんとかそこまで行ってUターン。
孔雀岳あたりで新宮山彦ぐるーぷの方のチェーンソーの音が鳴っている。
引き返し途中のフラットで展望のある場所で昼食することにした。
ヘクサライトチェアに身を預けてくつろいでると快適すぎてついうとうと。。昼寝してしまった。
我に返ると13時半になろうとしていた。
休憩中、北側から来た男性2名と話す。
マムートのシャツがかっこいい年配男性から、
最近、七面山に行った時、ジムニーで湯ノ又までなんとか行けたが、あの長い林道が大崩落していて
フィックスロープでも無いとヤバイ状態だったとか。
もう一人の別の男性は、新宮山彦ぐるーぷさんといろいろ話した事などいろいろ教えてくださった。
その後も太尾登山口に帰る途中の要所要所で遭遇。
最後は駐車場でも話し込んだ。
今回の山行きでは多くの方との一期一会の出合いが想定外の収穫であった。
それにしても季節的に最も気持ちが良く、大満足な一日だった。
その他の写真は以下より。

山と高原地図+GPS軌跡


太尾登山口

いきなりオドロオドロしい

メルヘンチック

大日岳が鋭い

秋色の空



大日岳のトンガリ

右のピークは釈迦ヶ岳 正面には七面山の壁が見える


この稜線を歩いてきた



水場のすぐそばにトリカブト

山頂への最終アプローチ

釈迦ヶ岳の釈迦像

釈迦ヶ岳を越えて北側に下る途中にて

最初の下げ止まりポイント(コル) さらに下っていく


難所のトラバースはこの棒を掴んで渡る

鎖場に花 なんの花かな~?

橡の鼻

橡の鼻の北側に回りこむ

両部分けの不動像 このポイントで折り返した


午睡を貪った昼の休憩場所 バックは釈迦ヶ岳

再び釈迦ヶ岳まで戻ってきた

大日岳方向

山頂上空から五百羅漢方向



八経ヶ岳や山上ヶ岳までハッキリクッキリ


夕暮れのゴール
釈迦の風景と太陽の感じ方はアルプスの稜線そのものですね。
特に太尾からの稜線歩きは奥×最も好きなルートです。
そして、本日、友と南アルプスの名峰
甲斐駒、仙丈を北沢峠を起点に歩いてきました。
甲斐駒の直登のスリルとしんどさ
仙丈の圧巻の日本アルプス展望
どちらも若いのも年寄りもちびっ子もわんさかでした。
そこで感じたのがやっぱ朝が勝負という事です。